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#(ハッシュタグ)「今日見かけたメタT」1年間の結果報告

ここ1年以上このブログをコンスタントにご覧になっている方、そして私のTwitterをフォローしている方は、私が街でメタルTシャツを着ている人を見かける都度(必ずしもリアルタイムではありませんが)、#(ハッシュタグ)「今日見かけたメタT」と共に、見かけたTシャツのバンド名をツイートする、という一人遊びをしていることをご存知かもしれません。

まあ、これは本当に自己満足というか、特に何か目的があって始めたわけではなく、ただやりたいからやってみただけの「戯れ」と言っていい行為です。

とはいえ、一応このブログでわざわざ宣言して始めた以上、このブログで何らかのフィードバックをするのが責任あるオトナの行ないというものなのではないかと思いました(?)。

しかも、私以外の人も何人かこのハッシュタグを使ってくれていたりするので、これを「ただの一人遊び」というのはある意味失礼かもしれません。

そこで、昨年2018年の7月18日にこの企画(?)を開始し、ちょうど1年経ったので、どのバンドのTシャツを多く見かけたのか、集計してランキングを作ってみることにしました。

本日2019年7月18日時点においてTwitterのハッシュタグ検索で追える限りの集計ですが、このハッシュタグによって申告されたバンド(フェスTなど、バンドではないものも一部含む)の総数は133でした。

うち、私自身によるものが約半分の64で、残り69が他の方によるものでした。

寒い時期には当然街中では見かけないので(ライブ会場では見かけますが、ライブ会場で見かけたものをいちいちツイートしていたらキリがないので、それはしていません)、実質12ヶ月未満の期間で64回も見かけることができたのは、私が人の多い都心に住んでいて、都心で営業をしているサラリーマンだからでしょう。

前置きが長くなりましたが、以下がランキングになります。ベスト10にするほどのサンプル数ではないので、ベスト5で。

1位:METALLICA 14回

2位:GUNS N' ROSES, IRON MAIDEN 11回(同数)

4位:SLAYER 8回

5位:KISS, SLIPKNOT 6回(同数)

次点:HELLOWEEN 4回

まあ、案の定というかMETALLCAが1位でした。世界一有名で世界一売れているメタル・バンドですから、ある意味当然ですね。

ただですね、METALLICA、GUNS N' ROSES、KISSといったあたりは、ユニクロやG.U.という大量流通しているファストファッションチェーンでコラボTが販売されていたので、それが数を押し上げたのではないかと思われるわけですよ。

ランクインこそしませんでしたが、DEF LEPPARDが3回と、意外に(?)多かったのもそういう理由ではないかと。同じくコラボTが出ていたAEROSMITHはあまり目撃されていませんでしたが。

そういう意味では、純粋にメタルTシャツを買って着たいバンドとして支持が高かったのはIRON MAIDENとSLAYERだったと言っていいのではないかと考えます。

どちらも決してファッショナブルどころか日常の風景になじむことすら難しいメタルTシャツ以外の何物でもないデザインながら、これだけ目撃する機会が多かったというのは、「俺はメタラーだ」とわかりやすくアイデンティティを示したい人にとって最適なバンドだったのだと言えるでしょう。

AC/DCなんかはKISSと並んで普通にオシャレアイテムになり得るバンドなのでもっと目撃するかと思っていましたが、集計したら3回でそれほどでもなく、逆の意味で意外でした。

個人的に「こりゃーレアだね!」とインパクトを受けたのはやっぱりある意味この企画を始めるきっかけになったと言っても過言ではないVOW WOWと、FIGHTですね。どちらもかなりの年代物でした。

最後に私以外にこのハッシュタグを頻繁に(5回以上を「頻繁」と定義しています/笑)使ってくださっている方のアカウントを御礼の意味を込めて紹介してこの誰得なエントリーを締めたいと思います。

ゴンベさん(@furyroad_v8)

ラトルヘッドさん(@sgame_kaidanji)

ナッシュさん(@nush_HRHM)

Halldinさん(@GeierKultur)

ナミ子さん(@gyouninzaka)

凛ちゃんさん(@bakatenmaru0905)

(彼氏彼女の事情)有馬総一朗(なりたい)さん (@arimasou16)


こんな全く何も得をしない企画に乗っていただきありがとうございます。もし、本ブログでのこういう紹介がご迷惑になるようでしたら、お手数ですがコメント欄かTwitterのDMなどでご申告ください。

ちなみにこの企画はこの記事で終わるわけではなく、私が飽きるまで続きます(笑)。
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インドのメタルが結構すごい

3月の下旬にスタートし、このブログでも触れた『BURRN! ONLINE』

個人的には『BURRN!』誌のWeb版に求めるものとはちょっと(いや、かなり)違う方針で運営されていて、あまり頻繁にチェックはしていないのですが、小笠原和生氏によるアジア圏のメタル情報は興味深いと思っています。

2018年の11月、すなわち『BURRN! ONLINE』がまだ『METALLIZATION.JP』というサイト名でやっていた頃から、今年の4月まで6回に渡って連載されていた「仰天!インドのメタルシーンの今」という記事は、インドという国のポテンシャルを感じさせられました。

現時点で興味のある人は少ないのではないかと思いますが、個人的に「これはなかなか」と思ったバンドの映像をいくつか取り上げたいと思います。

KRYPTOS
『Wacken Open Air』にも出演経験があり、ドイツの『AFM』からアルバムもリリースされているNWOBHMっぽいオールドスクールなヘヴィ・メタル・バンド。Voがかなりのダミ声なので好き嫌いは分かれそうだが、映像冒頭の小芝居も面白い。



DEMONIC RESURRECTION
これも『Wacken Open Air』や『Bloodstock Open Air』など、欧州の大型フェスに出演経験があり、イギリスの『Candlelight』と契約したシンフォニック・デス・メタル・バンド。この映像の曲ではデス声は控えめだが、メロディのセンスはなかなか。



SKYHARBOR
何の縁か、マーティ・フリードマンがゲスト参加したこともあるというプログレッシヴ・メタル・バンド。サウンドのスケールが大きくて惹きつけられました。Voも魅力的。



BLOODYWOOD
ボリウッド音楽や海外のヒット曲など非メタルな音楽をパロディ的にメタル・カヴァーするプロジェクトのようだが、オリジナルでインドの伝統音楽の要素を取り入れたヘヴィ・ロックをプレイしていて、これがどうしてどうしてカッコいい。



UNDYING INC
こういうエクストリーム・メタル系も欧米のバンドに負けない迫力がある。



◆GRISH & THE CHRONICLES
古き良きロケンローな感じ。ヴォーカルがいい。



AROGYA
最近は都内のコンビニなどでネパール人の店員をよく見るようになってきましたが、そのネパールを中心に活動しているバンド。ちょっと日本のV系バンドっぽい歌謡センスがあって聴きやすい。



LAST RITUALS
一方、これはもうインドならではという感じですね。インドの伝統宗教の経典である『ヴェーダ』をテーマにしたお経メタルというか。これはこれでなんだか凄い。



インドは英語が公用語のひとつだし、民族ルーツ的にもゲルマン系の欧米人に近かったりするので、正直な所、中国や東南アジアはもちろん、日本のメタル・バンドより欧米っぽい本格感というか、力強さを感じるバンドが多いなと思いました。

情報の偏りによるものか民族性によるものかは不明ですが、エクストリーム系とプログレッシヴ系が強い印象です。

より詳しく知りたい方は『BURRN! ONLINE』の元記事をご覧ください。

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WHITESNAKE “FLESH & BLOOD” アルバム・レビュー

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ある程度以上コンスタントに活動を続けていて、なおかつ「ハード・ロック」と呼ぶにふさわしい音楽性でそれなりの大物感をキープしている存在というのはひょっとするともはやこのWHITESNAKEしかいないのではないか。

いや、何をもって「ハード・ロック」とするかという話になると色々とややこしいことになるのであまり深入りを避けたいが、WHITESNAKEが40年におよぶキャリアを経てなおこれだけハード・ロック然とした作品を創り出していることに対してまずは敬意を表したい。

先行公開された#3 “Shut Up & Kiss Me”を聴いて、これは元WINGERと元NIGHT RANGERのギタリストで両脇を固め、今回は徹底的にゴージャスな80年代アリーナ・ハード・ロック路線で行くのかと思いきや、アルバム全体で聴いてみると必ずしもそういうわけでもなく、大筋ではWHITESNAKEらしいと思える、ブルージーな要素を持った王道路線のハード・ロックが展開されている。

WHITESNAKEらしさ、というものをどの時期の姿に見出すかによって本作がWHITESNAKEらしいかどうかという点については意見が分かれるかもしれず、そういう意味ではダグ・アルドリッチという気真面目なギタリストと作った前2作の方がイメージに忠実な作品だったかもしれない。

ただ、加齢によって艶と伸びを失ったデイヴイッド・カヴァデールの現在のヴォーカル・スタイルを踏まえると、本作の楽曲はデイヴィッドの衰えをうまくカバーしつつ、それでいてキャッチーさとバラエティに富んだ、実に巧みなソングライティングが行なわれていると感じられる。

かつてなら王道とされたこのスタイルが、現在のHR/HMシーンにおいてはむしろ絶滅危惧種的な存在となってしまっているわけだが、少なくともWHITESNAKEはまだ「枯れていない」ことを力強く証明する作品となっている。

本作より正式にメンバーとしてクレジットされているミケーレ・ルッピ(Key : SECRET SPHERE)の卓越したシンガーとしてのコーラス面での貢献がほとんど見えないのは、ファンとしては残念。



SWEET OBLIVION feat. Geoff Tate "SWEET OBLIVION" アルバム・レビュー

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イタリアの『Frontiers Music』が送り出す新プロジェクト。

もはや同レーベルのエース・プロデューサーと呼ぶべきシモーネ・ムラローニ(G : DGM)と、そのバンド・メイトであるエマニュエーレ・カサーリ(Key : DGM)、パオロ・カリディ(Dr: HOLLOW HAZE, ex-KILLING TOUCH, ARTHEMIS)というイタリアを代表するプログレッシヴ・メタル系ミュージシャンがバックを固め、ヴォーカルには元QUEENSRYCHEのジェフ・テイトを迎えている。

『Frontiers Music』お得意の、実力はあるがバンドに恵まれていないヴォーカリストを連れてきて、お抱えソングライターによる楽曲を歌わせるという企画商品である。

かつては専らメロディアス・ハード/AORスタイルの楽曲を歌わせて歌唱力を堪能させるという売り方に徹していたが、最近はスタイル面でも(クラシック・ロックという枠の中ではあるが)多様化しており、そのヴォーカリストに期待されるスタイルの楽曲を歌わせることにしているようだ。

つまり、本作でジェフ・テイトが歌っているのは全盛期、"OPERATION : MINDCRIME"から"EMPIRE"にかけての時期におけるQUEENSRYCHEスタイルの楽曲である。

シモーネ・ムラローニが在籍しているDGMは必ずしもQUEENSRYCHEスタイルのバンドではないが、プログレッシヴ・メタルをプレイする人間としてQUEENSRYCHEに影響を受けていないはずもなく、ジェフ・テイトを迎えてこういうアルバムを作れるというのはなかなか感慨深い体験だったのではないだろうか(今日び、直接顔を合わせて仕事をしているとも思えないが)。

"OPERATION : MINDCRIME"や"EMPIRE"というメタル史に残る傑作のような凄みや、それらの作品に収められていたキラー・チューンに匹敵するほどのインパクトがある楽曲こそないものの、あれはもはや本人たちでさえ二度と再現できない奇跡であり、ここで展開されているサウンドのクオリティはあの時期のQUEENSRYCHEに思い入れを持つ人であれば充分に納得のいくものである。

特に本家QUEENSRYCHEが当時のファンを裏切るような作品を連発していただけに、「これだよ、これ」と思う往年のファンは多いことだろう。個人的にはメタリックな要素の強い#6"A Recess From My Fate"がお気に入り。

ジェフ・テイトはもはやハイトーン・スクリームはしない(できない?)が、彼独特の魅力のある歌声自体は健在で、ジェフの歌唱の魅力を最大化する音域でしっかりメロディックに仕上げてくるあたり、やはりシモーネ・ムラローニの才能は傑出している。

今年3月にリリースされた本家QUEENSRYCHEの新作も悪くはなかったし、より現代的なサウンドにチャレンジしているのは、全盛期の再現に徹しているこのプロジェクトよりもむしろ本家の方だと思うが、メロディ重視派の見地からはこちらの作品を高く評価せざるを得ない。

QUEENSRYCHE云々を抜きにしても、プログ風味(プログレッシヴな要素はあくまで雰囲気程度でしかない)の端正なメロディック・メタル作として楽しめる佳作であり、次作もジェフが歌わなかったとしてもチェックしてみたいと思える仕上がりだ。【84点】



TRICK OR TREAT "RE-ANIMATED" (2018) アルバム・レビュー

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最近はサブスクリプションでアルバム全体を吟味してからCDを買うかどうか決めることができるようになったし、そもそも他人に薦めたい、あるいは物申したいと思うようなアルバムしかレビューしないようになったので、買って聴いてもレビューしないアルバムが多く、本作もリリース当初はレビューをスルーしたアルバムでした。

しかし、前回のエントリーでSKELETOONのアルバムをレビューして、本作についてちょっと語りたくなったので、リリースから半年以上経っていますが今更取り上げてみます。

本作はイタリアの「ハッピー・メタル」バンド、TRICK OR TREATによる、アニメのテーマ・ソング・カヴァー集という企画盤。

収録曲は以下の通り。

01. Voltron (Intro)
ボルトロン(イントロ)

02. Batman (feat. ロベルト・ティランティ - LABYRINTH )
バットマン(イタリア版 テーマ曲)

03. Cinque Samurai (feat. マルコ・バジーレ – DGM)
鎧伝サムライトルーパー (イタリア版 テーマ曲)

04. What's My Destiny Dragonball (feat. ジョルジオ・ヴァンニ)
ドラゴンボール (イタリア版 テーマ曲)

05. Jeeg Robot D'Acciaio (feat. ジャコモ・ヴォーリ from RHAPSODY OF FIRE)
鋼鉄ジーグのうた (イタリア版 テーマ曲)

06. Jem (feat. サラ・スクワラドーニ - ANCIENT BARDS )
ジェム (イタリア版 テーマ曲)

07. Pokémon (feat. マルコ・パストリーノ - TEMPERANCE)
ポケモン (イタリア版 テーマ曲)

08. David Gnomo amico mio (feat. ダムナゴラス- ELVENKING)
森の妖精ノーム (イタリア版 テーマ曲)

09. Prince Valiant (feat. Potowotominimak- NANOWAR OF STEEL)
プリンス・ヴァリアント(イタリア版 テーマ曲)

10. Il Mistero Della Pietra Azzurra (feat. キアラ・トリカリーコ - TEODASIA)
ふしぎの海のナディア (イタリア版 テーマ曲)

11. Daitarn 3 (feat. ミケーレ・ルッピ - SECRET SPHERE)
無敵鋼人ダイターン3 (イタリア版 テーマ曲)

12. Beyblade Metal Masters (feat. Danny Metal ※YouTuber)
メタルファイト ベイブレード (イタリア版 テーマ曲)

13. .Devilman (feat. スティーヴァ・デスレス - DEATHLESS LEGACY)
デビルマン (イタリア版 テーマ曲)

14. Robin Hood (feat. トミー・フーラー - SKELETOON)
ロビンフッドの大冒険 (イタリア版 テーマ曲)

15. Ken Il Guerriero (feat. ファビオ・デッシ - ARTHEMIS)
北斗の拳 (イタリア版 テーマ曲)

16. Diabolik
ディアボリック (イタリア制作アニメのテーマ曲)

17. King Arthur And The Knights Of Justice
キング・アーサー・アンド・ザ・ナイツ・オブ・ジャスティス

18. Let It Go (feat. エイドリアン・コーワン - SEVEN SPIRES, LIGHT & SHADE)
レット・イット・ゴー 『アナと雪の女王』テーマ曲

19. Pegasus Fantasy (feat. 百合 from Rakshasa )
ペガサス幻想 『聖闘士星矢』テーマ曲

20. Get Wild
ゲット・ワイルド 『シティ・ハンター』テーマ曲  *日本盤ボーナス・トラック

『ドラゴンボール』の人気は文字通りワールドワイドだし、『聖闘士星矢』や『北斗の拳』がイタリアで人気があるという話は、かつて同じく「ペガサス幻想」をカヴァーしたHIGHLORDや、「愛をとりもどせ」をカヴァーしたDGMのメンバーが語っていたので驚くには値しないが、『鎧伝サムライトルーパー』や『ふしぎの海のナディア』みたいな私の世代にドンズバの作品まで取り上げるとは…と感激して本作を購入したわけです。

問題は、大抵の曲がイタリアオリジナルのテーマ曲で、私にはなじみがなかったこと(苦笑)。
思わず「ブルーウォーター」じゃないんかーい、と一人で突っ込んでしまいました。

『ポケモン』や『ベイブレード』は世代じゃないし、欧米のアニメ作品も含まれているので、さっぱり知らない曲も多い。
どれも「いかにもアニメソング」なわかりやすい曲ではあり、つまらなくはないのだが…。

ポイントはイタリアン・メタル・ファン限定で(笑)豪華と感じられるゲスト・シンガー陣で、オリジナルのヴォーカリストが実力者であるにもかかわらずゲスト・シンガーだらけ、という状態に、先述した通りSKELETOONの新作と同じ臭いを感じたわけです。

イタリアのメタル・シーンというのは日本同様、かなりマニアックでアンダーグラウンドな、それだけに閉じたコミュニティが出来上がっているようなので、割とみんな顔見知りだったりするみたいです(このバンドのヴォーカリストであるアレッサンドロ・コンティと、ARTHEMISのVoであるファビオ・デッシに至っては「お隣さん」らしい)。

だから、こうしたゲスト参加は、ある種互助会的というか、お互いの持っているファン層を共有することで、セールスの最大化を狙うようなニュアンスのものなのかもしれません。

そしてミケーレ・ルッピの歌声は、アニソンを歌うには「キレイすぎる」という印象を受けました(笑)。



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