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VISION DIVINEにイヴァン・ジャンニーニ(DERDIAN)が加入

先日ファビオ・リオーネ(Vo)の脱退が報じられたイタリアのプログレッシヴ・パワー・メタル・バンド、VISION DIVINEに、DERDIANのヴォーカリストとしても知られるイヴァン・ジャンニーニの加入が発表されました。

ファビオ・リオーネ、ミケーレ・ルッピの後任なんて、ALCATRAZZでイングヴェイ・マルムスティーン、スティーヴ・ヴァイの後任になったダニー・ジョンソン並みのチャレンジじゃねーか…と思いましたが、加入発表と同時に公開されたMVを観てみると、なかなかどうして、これが意外と悪くない…というか相当良い。

先日のEvoken Festで観た時も、パワーとパッションはあると感じましたが、まさかここまで表現力があったとは。

ファビオ・リオーネやミケーレ・ルッピとはタイプの異なる熱唱型のシンガーなので、過去の曲を歌うとどうかわかりませんが、これはこれで新しい魅力になっているように思えます。このバンドは本当にシンガーに恵まれていますね。

これならBLACK SABBATHでオジー・オズボーン、ロニー・ジェイムズ・ディオの後任になったトニー・マーティンくらいの評価は得られるのではないでしょうか(結局前任2人には及ばないわけですが…/苦笑)。

てか、今VISION DIVINEのドラマーってマイク・テラーナだったんですね。もう還暦近いはずなのに相変わらずエネルギッシュな叩きっぷりがお見事。

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Download Japan 2019 第2弾ラインナップが発表

クラシックなHR/HMスタイルのバンドばかりが並び、「これ、まんまラウパじゃね?」と、OZZFESTの二の舞を警戒していたメタラー諸兄を拍子抜けさせた第1弾発表から約2か月、ようやく発表された第2弾ラインナップ。

・SUM 41
・AMARANTHE
・LIKE A STORM
・MAN WITH A MISSION

…まあ、むしろこういうラインナップが第1弾で発表されることを予想していたので、別に驚きはないですね。

メタルなヘッドライナーがOZZY OSBOURNEで、非メタルなヘッドライナーはSUM41ということでしょうか。やや微妙な気もしますが、LOUD PARKやPUNKSPRINGで過去もっと微妙なヘッドライナーで開催された例はいくらでもあると思いますし、個人的にはヘッドライナーよりも、フェスでしか観られない(来日できない)ような面子の厚みこそがフェスの価値を決めると思っているので無問題。

『BURRN!』に載るようなバンドはAMARANTHEだけですが、このバンドはメタル・ファン以外にもアピールする音楽性だし、逆にSUM41なんかは、パンク系のバンドの中ではメタル色が強い方なのでアリなんじゃないですかね。

マンウィズについては、個人的には「ナシ寄りのアリ」という感じですが、ピュア・メタラー諸兄にとっては「アリ寄りのナシ」、もしくは「ナシ寄りのナシ」かもしれません。

ただ、これまでのLOUD PARKのラインナップ発表のタイミングで、ネット上に飛び交う声を見ていて毎回思うのは、「自分が観たいバンドの出演を望むのは別にいいですが、自分が興味がないバンドの出演に文句を言うのはダメですよ」ということです。それはファシズムですからね。

もちろん個人のレベルで興味がないバンドを聴かないのは勝手ですが、フェスというのは色々な人が集まる場なのです。そして基本的に「誰も観たくないバンド」だったら興行主は呼びません。ビジネスにならないので。そこで自分が観たくないからといってケチをつけるのはお門違いというものです。

とまあ、ちょっと説教臭くなりましたが、逆にマンウィズのファンにとって、このフェスってどうなんですかね? それこそマンウィズ以外ほとんど興味がないバンドばかりということになってしまっているのではないでしょうか。

第1弾発表の時には、マジで単にLOUD PARKみたいなメタル・フェスを日本で2日開催するのは興行的に厳しいから、『Download』に看板を掛け替えることで1日開催のフェスにしてしまおう、というのがクリエイティブマンの「狙い」なんじゃないかと思ってしまいましたが、それは杞憂だったようです。

個人的にはこういう、メタル・ファン以外の人がメタルに触れる機会になるようなフェスというのは、メタラーだけが密室的に集まるようなフェスよりもヘルシーだと思っているので、今回発表されたラインナップは、トータルで見て「アリ寄りのアリ」だったりします。

興味ないバンドが適度にいた方が飯タイムも取りやすいですしね(小声)。

現状、私にとって最大の問題は、ライブを観たことがないバンドがLIKE A STORMというポスト・グランジのバンドしかない、という一点に尽きます(苦笑)。もっと新しい出会いをカモン。

Download Japan 2019公式サイト

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映画『ボヘミアン・ラプソディ』感想

今更ですが、大ヒット中の映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。2日連続で。

2日とも東京ミッドタウン日比谷にあるTOHOシネマズ日比谷で、昨日の土曜日に最新・最高の音響設備であるドルビー・アトモスで1回目を、そして本日の日曜日に「応援上映」で2回目を観てきた次第です。

とはいえ実は私はQUEENの大ファン、というほど熱心なファンでもないのですが、アルバムはあらかた聴いたことがあるし、当時の上司がファンだったので、新宿コマ劇場で上演されたミュージカル、『ウィ・ウィル・ロック・ユー』も2005年と2006年の両方観ています。

この映画のタイトルである「Bohemian Rhapsody」や、そのミュージカルのタイトルである「We Will Rock You」なんて、あまりに個性的過ぎて、もはや好きとか嫌いとかいう領域を超えて耳に、記憶に、心に残ってしまうとんでもない曲です。

THE BEATLESなどと共に、史上最も伝説的なロック・バンドのひとつだけに、恐らくこれを超えるロック・ムービーというのは今後なかなか出てこないだろう、ドルビー・アトモス上映や応援上映が行なわれる音楽ムービーが(私の興味の持てるジャンルで)どれだけ出てくるだろうか、と考えると、2日連続鑑賞というイレギュラーな行動に出たのもやむを得ないことでしょう(?)。

ストーリーについては、伝記ものなのでネタバレもクソもないというか、このブログを読むくらい音楽を愛している人なら、当然QUEENのヒストリー的なものはなんとなくは知っていると思いますし、そもそも公開から1ヶ月経っている大ヒット映画なので皆さんご覧になっているでしょう。

フレディのバックグラウンドが軽く描かれた後、QUEENのメンバーおよびメアリーとの出会い、QUEENの成功とから、フレディの孤独感による迷走と、バンドメンバーとの衝突、そして和解からのLIVE AIDという流れは、多少の脚色(LIVE AIDの前の活動停止状態は完全に史実とは異なるが)や時系列の変更はあれ、基本的に実話ベースなので、「プロが考えた作り話」である一般的な映画ほどにドラマティックなわけではない。

とはいえやはりロック好き、特にバンド経験者にとっては共感できるシーンも多くて興味深いし、何と言っても役者が演じているとは思えないライブ・シーンの迫力は見事なもので、ラストのLIVE AIDのシーンは否が応でも感動させられてしまう。

極論すれば、それまでのエピソードは全て最後のLIVE AIDのシーンで感動するための材料だったのではないか、という気さえするんですよね。観客は徐々に温められて、最後のステージで沸騰する、という仕組みです。

そしてドルビー・アトモスは期待通りの素晴らしい音響で、かつて『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』を観た時以来の極上音響でした。

翌日の「応援上映」はドルビー・アトモスではなかったわけですが、まあ新しい劇場だけに充分いい音ではありました。違いがわからないというほど耳が肥えていないわけではありませんが。

「応援上映」を観るのは初めてなので、どんなものかとやや身構えて最後列で観ましたが、開演時(あの20世紀FOXのジングルがQUEENっぽいギター・サウンドで鳴らされる)に拍手が起こり、あとはライブ・シーンでサイリウムがチラホラ振られたり、手拍子が起こったりという程度(あとは演奏シーンが終わると拍手が起こる)で、てっきり大合唱が起こるのかと思っていたのでちょっと拍子抜け。

まあ、隣の人の微妙な歌声(かどうかわかりませんが)を聴かされるのもアレなので、ある意味安心しましたが…。

これは日比谷という民度の高いエリアの劇場だったからおとなしかったのか、それとも公開から1ヶ月経って、本当に熱心なファンはもう気が済むまで観終わっていて来場していないからなのかは不明です。大合唱だった、という劇場もあるんでしょうか。

私は割と空気を読む方なので、ほどほどに手拍子するにとどめておきました(笑)。

「QUEENの映画」というよりは「フレディ・マーキュリーの映画」ではありますが、70年代・80年代は現役のバンドとして人気があり(当時を知る人によればやや色物っぽい存在感だったようですが)、90年代はフレディ・マーキュリーの死によって伝説になり、2000年代はドラマの主題歌で大ヒット、そして2010年代はこの映画が大ヒットと、この50年間で最も継続的に日本人の関心を集めた海外のロック・バンドはQUEENだったと言えるかもしれません。

そもそもQUEENってこのサイト/ブログで扱うようなHR/HMアーティストなのか、という疑問を持つ方がいそうなくらいにビッグで伝説的な存在になっているわけですが、まあハード・ロックだった時期がある、あるいはハード・ロック的な楽曲がある、ということは言えると思いますし、少なくともハード・ロックの要素があったことは間違いないと思うので、このサイト/ブログで扱うべきアーティスト、映画であると考えています。

ということで、万が一HR/HMではないので興味がない、などと思っている方は上映しているうちに映画館で観て、その音楽の持つエネルギーを感じていただきたいと思います。

細かい話ですが、『ウェインズ・ワールド』のウェイン役だったマイク・マイヤーズが「Bohemian Rhapsody」に難癖をつける役で出演しているのは、きっと偶然ではないのでしょうね(笑)。

なお、この『ボヘミアン・ラプソディ』についてのエントリーの前のエントリーがイタリアの「ラプソディ」についての内容になっているのは偶然です(笑)。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト



こちらはオリジナルのLIVE AIDにおけるQUEENのステージですが、これを観るといかに映画が「完コピ」であるかということがよくわかります。




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TURILLI / LIONE RHAPSODYが始動

さて、以下はとある同一のバンドをルーツとする2つのバンドのメンバーの顔触れです。

Vo : ファビオ・リオーネ
G : ルカ・トゥリッリ
G : ドミニク・ルアキン
B : パトリス・ガース
Dr : アレックス・ホルツヴァース

Vo : ジャコモ・ヴォーリ
Key : アレックス・スタロポリ
G : ロビー・デ・マシェリ
B : アレッサンドロ・サーラ
Dr : マニュー・ロッター

10年前にタイムスリップして、当時のRHAPSODY OF FIREのファンに「RHAPSODY OF FIREは分裂して、こういうメンツになってるよ」と伝えたら、きっと「へえ、アレックス・スタロポリが脱退したんだ?」と思うことと思います。

RHAPSODY OF FIREを名乗っているのが後者だと聞いたら、きっと耳を疑うことでしょう。

前年の「RHAPSODY デビュー20周年フェアウェル・ツアー」で共演したファビオ・リオーネとルカ・トゥリッリのパートナーシップが、"TURILLI / LIONE RHAPSODY"の名の下、新たなるプロジェクトとしてアルバムを制作することにしたそうです。

しかしアレですね。ファビオ・リオーネ、RHAPSODY OF FIREを脱退したのはてっきりANGRAの活動を軸にするためかと思いきや、まさか再びルカ・トゥリッリと合流するためだったとは…。

ユダかブルータスか呂布か松永久秀かファビオか、という裏切りっぷり(?)。明智光秀もビックリですよ。

なぜ一度は見限った(?)ルカ・トゥリッリと再び合流することにしたのか、各メディアにはぜひインタビューで突っ込んでほしいところです。いや、もちろんインタビューの回答は「表向きの答え」にしかならないのだとは思いますが。

ファビオ・リオーネといえば、辺境国の無名バンドを含む数々のプロジェクトにゲスト参加をし、ユーロビートを歌っていたことさえあるメタル業界屈指の「仕事を選ばない男」。

そういう意味では単純にRHAPSODY OF FIREよりも良いギャラ、あるいはより多いバンド収益の取り分比率を提示された、というわかりやすい理由だったりする気がしますが。

RHAPSODY OF FIREの再録ベストも、少なくともファビオ時代の輝きを超えているとは言えなかっただけに、普通に考えたらもはやRHAPSODY OF FIREを「まがい物」認定して、このTURILLI / LIONE RHAPSODYに期待するところですが、つい先日公開されたRHAPSODY OF FIREの新曲「The Legend Goes On」が結構良かったんですよね。

基本的に私は「誰がやるか」より「何をやるか」を重視するタイプなので、とりあえずはフラットにRHAPSODY OF FIREとTURILLI / LIONE RHAPSODYの新作をそれぞれ楽しみに待ちたいと思います。

しかし、10年前にタイムスリップした場合、今のRHAPSODY OF FIREの面子もにわかには信じられないことになっていますが、まさかANGRAからキコ・ルーレイロ(G)が抜けてファビオ・リオーネが加入しているなんて、むしろそっちの方が驚きかもしれませんね(笑)。

※ニュースソース



AZRAEL "MOONCHILD"が12月21日発売

私の知る限り、日本で初めてピュアなHELLOWEEN直系のメロディック・パワー・メタルのスタイルでフル・アルバムをリリースしたバンドであるAZRAELの、通算5作目となるニュー・アルバム"MOONCHILD"が12月21日(金)にBlack-Listed Recordsからリリースされます。

YouTubeにアップされたトレーラーを聴く限り、本作も一点の曇りもないメロディック・パワー・メタル・サウンドが体現されているようで、デビュー当時から新作が出ると即買いしてきた身としては(ライブは1回しか観たことがありませんが…)、なんだか嬉しくなってしまいます。

この手の音楽は日本では結構人気があったと思うのですが、それをそのまま体現したバンドって実はそんなにないんですよね。こういう曲を歌えるヴォーカルというのがまずそんなにいない、というのもありますが(苦笑)。

メロディック・パワー・メタルが好きでこのサイト/ブログにたどり着いたような方にはぜひ聴いてもらいたい、そういう人が聴かずに誰が聴く? というサウンドです。応援しています。