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SONIC HAVEN "VAGABOND"が5月7日(金)国内盤発売

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元SEVENTH AVENUE、SINBREEDで、現在はFIREWINDのフロントマンを務めるハービー・ランガンス(Vo)率いるパワー・メタル・バンド、SONIC HAVENのデビュー・アルバム"VAGABOND"が5月7日(金)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

メンバーは、ドラムがアンドレ・ヒルガース(BONFIRE、RAGE、SILENT FORCE)、ギターはカーステン・ステファノヴィッツ(RADIANT)、ベースはドミニク・ストッツェン(BEYOND THE BRIDGE)とのことで、ドラムのアンドレ以外はよく知らない人たちですが、リリース元が『Frontiers Music』ということで、集まった(集められた?)ミュージシャンの腕前について心配は不要でしょう。

プロデュースはハービー・ランガンス自身が行なっていますが、ミキシングはサシャ・ピートが、オーケストレーションはミロが手掛けているということで、パワー・メタルとしてのクオリティについても心配ご無用という感じ。

個人的にハービー・ランガンスの暑苦しい歌声はメロディックな曲よりゴリ押しの熱血パワー・メタルな曲に向いているので、MVを視聴すると、もっと器用なシンガーが歌った方がより楽曲の魅力が生きそうな気がしてしまいますが、楽曲の大半はハービー自身で書いているようなので大きなお世話でしょう(笑)。

90年代の「ジャーマン・メタル」ブームにも乗り損ね、2000年頃のパワー・メタル・ブームにも乗れなかったSEVENTH AVENUEで果たせなかった、「自分の書いたパワー・メタルで成功する」という夢がこのバンドで叶うといいですね。B級(C級?)でしたが、SEVENTH AVENUE、割と好きでしたよ。





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MOTORJESUS "HELLBREAKER"アルバム・レビュー

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ゴールデンウィークなのでもう1作、国内盤リリースのないタイトルをレビューしてみます。ドイツのMOTORJESUSというバンドの、フル・アルバムとしては通算6作目になる "HELLBREAKER"。

国内盤リリースがないとはいえ、結成は1997年にさかのぼるというベテランで、本作は本国ドイツのナショナル・チャートで20位にランクインしているので、マニアックなマイナー・バンドというわけではありません。

このバンドはマッスルカー(1960年代後半-1970年代の高馬力なアメリカ車のこと)をこよなく愛しているらしく、デビュー以来ずっとクルマのこと(だけではないが)を歌い続けており、そういう意味では海賊をテーマにするRUNNING WILDや、戦争をテーマにするSABATONに通じるものがあります。

日本の輸入盤を扱うショップではバンド名の印象もあってか「MOTORHEAD系」と形容されていることが多いようで、実際彼らに通じる男臭い爆走R&Rな雰囲気を醸し出すことも多いが、MOTORHEADに比べるとだいぶヘヴィ・メタリックで、メロディックなリード・ギターのフレーズが時折挟まれたり、サビ周りではほのかに哀愁を感じさせるあたり、「ドイツのバンドだなぁ」という感じがします。

ドイツのバンドということを踏まえて考えるとIRON SAVIORとTHUNDERHEAD(懐かしい)を足して2で割ったような印象もありつつ、音作りにはちょっと生っぽさもあって、ドイツのバンドの割に(というのも失礼ですが)「ダサくない」のもポイント。

こういう勢いがあってガッツィーな音を聴きながらガラ空きな田舎の高速道路をドライブしたいですね(オービスに引っかかるやつです)。

力押し一辺倒のようで意外と小技が効いてフック満載なのはベテランのなせる技でしょうか。これ、イギリスかアメリカのバンドだったら日本盤出たんじゃないですかね。コロナ巣ごもりでストレス溜まってるような方にオススメです(笑)。【86点】





STRANGER VISION "POETICA" アルバム・レビュー

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このブログでは基本的に国内盤がリリースされる程度にメジャーなタイトルばかりを扱っていますが、たまには輸入盤でしか出ないタイトルを紹介してみたいと思います。ゴールデンウィークなので(?)。

まずはイタリアの新人バンド、STRANGER VISIONのデビュー・アルバム"POETICA"。

これはジャケ買いならぬジャケ聴きでしたね。これは当たりの臭いがする、とYouTubeで検索しました。

サウンドはちょっとプログ風味のあるメロディック・メタル。プロデューサーがシモーネ・ベルトッツィ(ANCIENT BARDS) 、そしてミキシング&マスタリングはシモーネ・ムラローニ(DGM)というだけあって、新人バンドとしてはかなりの完成度です。

ゲストにはザック・スティーヴンス(元SAVATAGE) 、アレサンドロ・コンティ(TRICK OR TREAT/LUCA TURILLI‘S RHAPSODY/TWILIGHT FORCE)、ファビオ・デッシ(ARTEMIS/ HOLLOW HAZE)、アレッシア・スコレッティ(TEMPERANCE) ギド・ベネデッティ(TRICK OR TREAT)等が参加しています。

"Pride & Joy Music"なんていうマイナー・レーベル所属で、このサウンド・プロダクションやゲスト集めができて、このクオリティのジャケットが用意できてMVもマトモなんだから、凄い時代になりましたね。テクノロジーの発達でクリエイティブに必要な時間とコストが下がったことが大きいのでしょうね。

全体としての印象はSAVATAGEのイタリアン・メタル的解釈という感じで、エモーショナルかつドラマティックなサウンドはなかなか魅力的。

とはいえ、日本人のメロディック・メタル・ファンが好む2バスベタ踏みのスピード・チューンなどはプレイしていないので、SAVATAGEの人気が今一つ伸びなかった日本のメタル・マーケットではちょっと厳しいのかな。日本盤が出てもおかしくないクオリティだとは思うのですが。【82点】