かつての「クサメタル」「漢メタル」ブームに思いを馳せて

私が大学生だった2000年前後の頃、日本で「クサメタル」および「漢メタル」のブームというのがあったんですよ(もう少し詳しく言うと1998年くらいから始まって、2001年にピークを迎えて、2003年くらいには沈静化していた)。

このブログをお読みになるような方であればご存じ、あるいはご存じなくとも想像がつくかと思いますが念のために説明しておくと「クサメタル」というのは文字通り「クサいメロディと展開を持ったメタル」のことで、「漢メタル」というのは「漢(ヲトコ)らしい勇壮な雰囲気のメタル」のことです。

広義で言うとメロデスやシンフォニック・ブラック、フォーク/ヴァイキング・メタルなども包含する用語でしたが、象徴的なイメージを担っていたのはメロディック・パワー・メタル・バンドで、メジャー所でいうとRHAPSODY OF FIREやSONATA ARCTICA、中堅どころとしてブームの層を厚くしたのがスペインのDARK MOORやフランスのHEAVENLY、そしてこのムーブメントの裏の顔として当時(バンドの実力に対して)高い知名度を誇っていたのが、イタリアのSKYLARKでした。

当時は日本におけるインターネットの普及期と重なっていて、インターネットの個人サイトを通じて草の根的に広まっていったムーブメントで、それまで良くも悪しくも『BURRN!』誌を中心としたメディア主導だった日本のHR/HMマーケットに一石を投じた動きでした。

このブームを牽引したのは今はもう閉鎖してしまった「MOONMADNESS」というサイトの管理人だったJIN氏、そしてその取り巻き的な人達が運営していた「XaMetal.net」というサイト(こちらは一応まだ存在している)で、当時日本一のメタル・レビュー・サイトだった「Castle Of Pagan」(現在はiMetalというサイト名でコンテンツを継承)でもその手のサウンドのバンドを好意的に取り上げていたことで、インターネットに日常的に触れる若年層を中心に広まっていきました。

当時全盛期だった「2ちゃんねる」のHR・HM板における「メロディック・スピード・メタル」スレッドにおいても「雷グループ」と呼ばれる愛好家たちを中心に熱心な情報交換が行われ、それら愛好家たちに導かれてイタリアのHIGHLORDのメンバーが2chに「降臨」したこともありました。

当時まだYouTubeなどはなかった代わりに、違法なアップロードによってインターネットを通じた「試聴」ができるような状況で、それがその手のバンドの人気拡大に大きく寄与しました。

私もこのムーブメントには大きく刺激を受け、ディスクユニオンや今は東京からは撤退してしまった西新宿のDISK HEAVENで、今だったら手を出さないようなマニアックな輸入盤を買いあさったものです(DISK HEAVEN、撤退したと思っていたら先月再び西新宿に復活していた!)。

なんでこんな懐古趣味的な文章を書いているかというと、今年になってやたらと当時名前を目にしていたようなマニアックなバンドの新作リリースの情報が飛び込んでくることが多く、ノスタルジーを刺激されたからです。

このMETALGATEというサイトも、このムーブメントに刺激されて生まれたサイトなのですが(ムーブメントが盛り上がっているうちにオープンすることはできませんでしたが…)正直私はあまりB級なバンドにはハマれず、その結果こういう「メロスピサイト」としては薄味なサイトに仕上がった次第です(笑)。

そんなムーブメントに対する一種のトリビュートとして、今年リリースされて「懐かしい!」と思ったバンドの新作を、MVを紹介するという形で取り上げたいと思います。

CRYONIC TEMPLE
スウェーデンのパワー・メタル・バンド。前作は2008年のようなので、実に約9年ぶりの新作リリースです。



これはかなりカッコいい。当時だったら確実に日本盤が出ていたクオリティですね。


WHITE SKULL
イタリアのパワー・メタル・バンド。1988年結成というベテランながら、日本で(ちょっとだけ)知られるようになったのは2000年前後。一時期看板だった魔女声(?)の女性ヴォーカルが脱退していたようですが(産休&育休?)、現在では復帰しています。



基本線は全然変わってません。サウンド・プロダクションが良くなった分B級感は薄れていますね。


CUSTARD
ドイツのパワー・メタル・バンド。デッサンの狂った「FOR MY KING」(内容はB級というかC級ながら結構カッコいい)のジャケットである意味強烈なインパクトを残したバンドです。

custard_formyking.jpg
とても近年のAVANTASIAのアルバムをはじめ、数多くの素晴らしいアートワークを手掛けたThomas Ewerhard氏によるものとも思えません…。



メンバーの容姿・体型含め、愛すべきMVと言えるでしょう。日本のPhantom Excaliverに通じるものを感じる…と言ったら怒られますね。


VHALDEMAR
スペインのパワー・メタル・バンド。アルバムではなくEPのリリースですが、メタルが盛んとは言い難いスペインでこのクラスのバンドが活動継続していたことが驚きです。



熱い。元々暑苦しいバンドでしたが、さすがは情熱の国のバンドというべきか…。


KALEDON
クサメタル・ブームの末期である2003年に、Voの新興宗教の信徒めいたちょっと異様な佇まいが話題となった「The New Kingdom」のMVで話題になったイタリアのパワー・メタル・バンド。



ヴォーカルが変わって随分男臭くなりましたね。これもまた普通にカッコいいです。


これらのバンドの多くは別に解散していたわけではなく、恐らくは昼間の仕事との兼ね合い上、作品のリリース・サイクルが長くなっているために4、5年に一回くらいしか新作が出ないというだけで、こうしてリリースが重なったからといってもそれは単なる偶然であり、クサメタル/漢メタルが再興してきている、というわけではないと思われます。

皆さんいい歳でしょうに、おそらくこれで飯が食えるわけではないであろう音楽活動を続けているバンドのメタル愛は凄いなあ、と感服せざるを得ませんね。

このブログでは日本盤が出ないようなマイナーなアーティストはほとんど取り上げていないので、たまにはこういうエントリーもありかな、と思って書いてみました。

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私の好きなHR/HM名曲

このエントリーが、当ブログにおける1000本目のエントリーになります。

URLの通し番号を見ると既に1000を超しているのですが、実際には書き損じみたいなエントリーは公開されることなく消しているので、公開されているものとしてはこれが1,000本目です。

半ばTwitterみたいな使い方をしている人であれば1,000本なんて余裕なのでしょうが、毎日終電近くまで働いて、そして1本あたりそこそこ文字量のある文章を書いていることを考えると結構がんばったんじゃないかと自分で思ってます(笑)。

そういう記念すべき(?)エントリーなので、いつもは書かないようなエントリーにしようと思います。

ということで、「私をHR/HMにハマらせた曲」を淡々と列挙するだけのエントリーです。

いや、普段音楽のことを書いていないブログであれば「自分の好きな曲を紹介します!」みたいな素朴なエントリーが成立するのですが、曲がりなりにも毎回音楽のことを書いているブログだとかえってそういう芸がないエントリーというのは書きにくいのです(笑)。

では、思いついた順、いわゆる順不同で。

HELLOWEEN - I'm Alive

「人生を変えた曲」という意味ではまずコレ。この曲がなければここまでメタルにのめり込むことも、こんなサイトをやることも、ギターを買うこともなかったことでしょう。

MOTLEY CRUE - Kickstart My Heart

少年時代の私の考える「ロックのカッコよさ」を体現している曲ですねー。

BON JOVI - Livin' On A Prayer

一聴時のインパクトは「Runaway」や「Born To Be My Baby」の方が強かったが、やはりこの曲の名曲度は圧倒的。今ではもちろんぶっちぎりで好きです。

MR.BIG - Daddy, Brother, Lover, Little Boy 

40代前半~30代後半のHR/HMファンはみんな通っているんじゃないでしょうか。こういう曲をもっとやってほしかったなぁ…。

SKID ROW - Youth Gone Wild

この辺も問答無用系のカッコよさですね。こういう「青春のアツさ」みたいな臭いのする曲がなくなったのが「若者のHR/HM離れ」を招いているのではないかと(笑)。

EUROPE - The Final Countdown

劇的で勇壮、という私がHR/HMに求めるものを、最もポップかつわかりやすく表現した曲じゃないですかね。

NIGHT RANGER- Don't Tell Me You Love Me

天下のジャニーズ様がパクったわけですから、楽曲としての完成度は折り紙つきです。

FIREHOUSE - Overnight sensation

今でもメロハー系のバンドにはこういう曲をアルバムに1曲は入れてほしいと思っています。

RAINBOW - Kill The King

70年代にこんなカッコいい曲があったなんて!と衝撃を受けました。

Guns N' Roses - You Could Be Mine

やっぱりカッコいい。わかりやすさではこのバンドの楽曲でも随一でしょう。

メジャー系のド有名曲ばかりじゃないかって? 最初はみんなそういうものではないでしょうか。こういう普遍的な魅力を持つ曲にどれだけ多く出会えたかで、その人がどこまでそのジャンルにのめり込めるかが決まる気がします。これらの曲によって、私は恐らく一生HR/HMを愛することになりました。

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期待のエンターテイン・メタル(ネタメタル?)バンドたち

昨年はLOUD PARKでSABATONが大受けし、ドイツの人気バンドだったPOWERWOLFの日本盤リリースが実現するなど、新世代の(といってもどちらのバンドももはや結構なキャリアですが)バンドに注目が集まった年でした。

両バンドをはじめとする新世代のバンドの特徴というのは、メタルという音楽スタイルを利用して、オーディエンスを楽しませようという姿勢が明確なところですね。

もちろん過去のバンドにそういった姿勢がなかったわけではありませんが、どちらかというとオーディエンスを楽しませようという意識よりは「自分たちの世界観を表現すること」「自分たちがやりたいことをやること」が重視されていて、「お客様目線」というのは二の次だったように思えます。

こう言うとSABATONやPOWERWOLFが「ウケるために自分たちのやりたいことではないことをやっている」と誤解されそうですが、そうではなく、彼らの音楽やライブからは「自分たちの世界観が、ひいてはメタルという音楽をどうすれば面白く見せられるか?、楽しんでもらえるか?」という意識が伝わってくるということです。要は「見せ方」や「サービス精神」に対する意識の差ですね。

私は広告の仕事をしており、同じものでも見せ方ひとつで伝わり方やイメージが全然変わることを日々感じさせられています。そういう意味で、最近の人気バンドは「よく考えているな」という感じがしてとても感心しています。

そう、これだけバンドの数が増えた世の中にあっては、単に「良い音楽をプレイすることにベストを尽くします!」というだけではよほどの才能があるバンドでない限り突き抜けられないのです。どうしたら自分たちのサウンドが魅力的に見せられるか、オーディエンスに受け入れられるか、ということについて、一種のマーケティング的な戦略が求められています。

SABATONは幸いなことにLOUD PARKというプレゼンの場を与えられたことでその魅力を日本のオーディエンスに伝えることができましたが、それでもまだ充分でははく、それ以外のバンドについてはなおのことなので、個人的にネクストブレイクを期待したいバンドをここでいくつかピックアップしたいと思います。

SABATON
このサイト/ブログをご覧になっている方であればその存在はご存じであろう、スウェーデンの大人気バトル・パワー・メタル・バンド。1999年に結成され、2005年にデビュー。歌詞テーマに戦争を用い、ミリタリーっぽいコスチュームに身を包んでのライブ・パフォーマンスは熱狂的な支持を集めている。


やはり彼らはライブが素晴らしいのでまずこの映像を。


メタルと「戦い」の相性の良さを生かした事例ですね。


POWERWOLF
2003年に結成され、2005年にデビューしたドイツのパワー・メタル・バンド。狼男伝説や吸血鬼伝説といった欧州のゴシック・ホラー的な世界観が特徴。ドイツではSCORPIONS以来のナショナル・チャートNo.1を獲得したHR/HMバンドとなった。


メタルとオカルト/ホラーとの相性の良さを生かした事例ですね。


GLORYHAMMER
イギリスのALESTORMのメンバーによるサイド・プロジェクトだが、もはやサイド・プロジェクトを超えた人気を博しつつあるシンフォニック・メタル・サウンド。


メタルとファンタジー/SFとの相性の良さを生かした事例ですね。


UNLEASH THE ARCHERS
5オクターブの声域を持つという女性Voを擁するカナダのメロディック・パワー・メタル・バンド。音楽的な完成度はドイツや北欧のバンドに比べるとやや荒削りだが、こういう音楽をやっても古臭さを感じさせないセンスは光るものがある。


どう見ても「マッドマックス」パロディなわけですが(笑)、ネタになることを恐れないこういうセンスは大切にしてもらいたいです。


BATTLE BEAST
こちらもLOUD PARKでそのパフォーマンスが高く評価されたフィンランドの正統派へヴィ・メタル・バンド。日本のコミック「ベルセルク」なども取り上げる歌詞テーマの設定、「ヘヴィ・メタルっぽさ」を過剰に振りまくパフォーマンスなど、単なる懐古趣味に陥らない「面白さ」がある。


このバンドの場合はマジなのかネタなのかちょっと微妙だし、メイン・ソングライターが脱退した今後どうなるのかも怪しいのですが、この流れに通じるものがある優れたセンスを持つバンドだと思います。


ORDEN OGAN
このバンドは元々は単なるBLIND GURARDIANフォロワーという感じでしたが、最近POWERWOLFに影響されたか、コスプレ色(?)を強めて自分たちのドラマティックなファンタジー・ワールドをより強く訴求する術を身に付け、欧州では人気上昇中。


ちょっと日本人好みではないかもしれませんが、日本では過小評価されているバンドだと思います(ここに挙げたバンドはどれもそうですが)。


ALESTORM
先に紹介したGLORYHAMMERのクリストファー・ボウズ(Key)のメイン・バンド(こちらではVo)である「パイレーツ・メタル」バンド。読んで字のごとく海賊をテーマにした、ヴァイキング・メタルとは似て非なる楽曲をプレイしている。


曲名が「Drink!(飲め!)」これからのメタラーの飲み会アンセムはこの曲に決定でしょう。てかこのMV最高です(笑)。


いかがだったでしょうか? 好みの問題はあれ、どれも観て楽しいバンド/映像ばかりだったと思います。
同じ音楽をやっているなら、こういうよりエンターテインメント性の高いバンドに注目が集まるのは当然のことでしょう(もちろんこういうのが嫌いな人もいるでしょうが、世の中一般の傾向としてはより「楽しいもの」が求められていると思います)。

くそ真面目に「いい音楽をプレイしていれば認められる」という時代ではなく、ヘヴィ・メタルという音楽をプレイしていること自体には新規性がなくなってしまった今、成功を収めるのはこういう「色物」と呼ばれることを恐れない、自ら進んで「ネタ」を提供するサービス精神溢れるバンドなのではないでしょうか。

こういうバンドが増えてきたのは、インターネットを通じてビジュアル、映像をアピールできる場ができた(そしてテクノロジーの進歩によって映像制作にかかるコストもグッと下がった)こと、そして面白いものはSNSなどを通じてシェアされる世の中になったからこそ、でしょう。そういう意味でも現代的なバンドたちなのだと思います。

上記のバンド群は主に欧州人の趣味に合わせたコンセプトを展開しているため、日本でどのくらい受けるかは未知数ですが、どのバンドも純粋に音楽も優れているので、ぜひ興味を持ったバンドの音楽はチェックしてみてください。

フィンランドのノリノリ系ゴシック・メタルを振り返る

来週行なわれるVAMPSのライブにフィンランドのHIMがゲストとして参加するそうですね。

HIMのライブは一度観てみたいと思っていたし、ラルク世代な私としてはむろんVAMPSに対してもネガティブな感情は一切ないので、観られるものなら観たいのですが、なにぶん平日で、最近ちょっと忙しいのでなかなか難しそうです。

せっかくフィンランド屈指の大物であるHIMが来日するということで、それをきっかけにHIMを含む、というかHIMが創ったと言ってもいい00年代に一世を風靡したフィンランドの「ノリノリ系ゴシック」ブームについて回顧したいと思います。

「ノリノリ系ゴシック」というのは日本のマニアの間での呼び方で、フィンランド本国では単に「ゴシック・メタル」と呼んでいたようですし、日本でもレコード会社やメタル専門媒体でそういうマニアの間での俗称を使うケースはほとんどなかったと記憶しています。

ただ、フィンランドにおけるゴシック・メタルは、特に日本人がイメージするところのそれにくらべると格段にキャッチーで、しかもヴォーカルにカリスマ的な魅力を持つ(そしてクセの強い歌い方をする)人が多く、個人的には日本のヴィジュアル系に通じるものを強く感じていました。そういう意味で、VAMPSのファンとの相性は悪くないのではないかと思います。

そんな「ノリノリ系ゴシック」のバンドを紹介していきます。だいぶ縦にスクロールが長いエントリーですが、それは主にYouTubeのせいなので、動画を観なければそんなに時間かからずに読めます(笑)。

HIM

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ヴィレ・ヴァロー(Vo)を中心に1991年に「HIS INFERNAL MAJESTY」として結成され、1997年にデビューした、言うまでもなくこの手のジャンルのパイオニアであり代表格。自らの音楽を「LOVE METAL」と形容し、本国フィンランドはもちろん、ドイツをはじめとする欧州各国で絶大な人気を誇る。2005年にアルバム「DARK LIGHT」で全米デビュー。50万枚以上を売り上げてゴールド・ディスクに輝くというフィンランドのアーティスト史上最高の成功を収め、押しも押されもせぬ世界的な人気バンドの仲間入りをする。





SENTENCED

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彼ら自身が「ノリノリ系ゴシック」にカテゴライズされることはあまりないが、ノリノリ系ゴシックにカテゴライズされるバンドの音楽スタイルをいち早く世に提示した、いわば「先駆者」というべきバンド。元々はデス・メタル・バンドで、メロディック・デス・メタルの先駆けのひとつでもあった(日本では未だにそのイメージの方が強い)。2005年、永眠。





TO/DIE/FOR

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1993年から活動していたハード・ロック・バンドMARY-ANNを母体に、1999年に誕生したバンド。この手のバンドで最も早く日本盤リリースが実現したバンドのひとつでもある。ニュー・ロマンティックをはじめとするニューウェーブからの影響色濃いキャッチーなサウンド、それに対してメタリックな感触も他の同系バンドより強かったことが日本で注目されたポイントだった。数多くのメンバーチェンジや活動休止を挟みつつ、現在も活動中で、今年アルバムもリリースした。





THE 69 EYES

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1991年結成。元々はMOTLEY CRUEや母国の英雄HANOI ROCKSに影響を受けたスリージーなハード・ロックン・ロールをプレイするバンドだったが、THE CULTやTHE MISSONの影響の下、ダークでゴシックな音楽性に移行していき、1999年にHIMのヴィレ・ヴァローがコーラスで参加したシングル「Wasting The Dawn」が本国でヒットして注目され、2000年のアルバム「BLESSED BE」で本格的にブレイク。次作「PARIS KILLS」(2004年)でドイツでも成功を収め、欧州における人気を確立した。





ENTWINE

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1995年から活動しているバンドだが、人気を得るようになったのは現在のヴォーカリストであるミカ・タウリライネンが加入した2000年以降。ダークでゴシックな中にもキャッチーな曲作りのセンスが光り、本国ではシングル・ヒットも多かったが、次第にHR/HM色が薄くなり、エモ/スクリーモ寄りの音楽性に移行していった。





NEGATIVE

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ここに紹介したバンドの中で唯一(?)『BURRN!』誌にプッシュされ、日本での知名度がそこそこあるバンド。Voのヨンネ・アーロンが日本人好みの美形(欧米人にとってはやや女性的過ぎてオトコとしての色気が足りないようだが)だったことに加え、ゴシック色がそれほど強くなく、グラマラスなハード・ロックとして聴けるのがポイントか。本国でも人気が高かったが、2010年の「NEON」を最後に実質的に活動休止状態に。





POISONBLACK

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SENTENCEDのヴォーカリストであり、ギターも相当な腕前であるヴィレ・レイヒアラが2000年に自らがギターを弾くためのサイド・プロジェクトとして結成。2003年のデビュー・アルバムではCHARONのJ.P.レパルオトがVoを務めていたが、セカンド・アルバムからはヴィレ・レイヒアラがヴォーカルも兼任するようになる。後期SENTENCEDを少し大衆的にしたようなサウンドを展開、そのやさぐれた男臭いサウンドはこの手のバンドの中では異色ながら、なかなか魅力的である。





CHARON

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1992年に結成され、当初はデス・メタル寄りのスタイルだったという。SENTENCEDのツアーの前座を通じて知名度を上げたという縁も強く、基本的には後期SENTENCEDのフォロワーといっていいだろう。他のノリノリ系ゴシック・バンドに比べて硬派な印象が強い。本国でもアルバムやシングルがチャートの上位に入るなどそこそこ成功していたが、2005年の「SONG FOR THE SINNERS」を最後にアルバムのリリースが絶え、2011年に解散が報じられた。VoのJ.P.レパルオトはPOISONBLACKのファースト・アルバムでヴォーカリストに抜擢された。





LOVEX

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フィンランド国内におけるノリノリ系ゴシックの大流行を受けて2004年に大手メジャー『EMIフィンランド』が契約、2006年にデビューするや1枚目のシングル「Bleeding」がいきなり2位、2枚目のシングル「Guardian Angel」で早くも1位を獲得するという大ヒットを記録。もはやゴシックの持つアンダーグラウンドなムードはほぼ皆無のメジャー感溢れるサウンドで、正直僕はこのバンドが出てきたときもはやノリノリ系ゴシックは終わったと思いました。現在は「脱ヴィジュアル系」して、ポップ・ロック・バンドとして活動中。日本の雅-MIYAVI-とのコラボレーション実績もあり。




HIMが欧州で本格的にブレイクした2000年ごろから始まったこのブームは、2003年~2005年ごろをピークに徐々に沈静化していき、2010年になるころにはほぼ終息していました。

正直日本では(レコード会社的な問題があったとはいえ)HIMのアルバムが日本盤リリースされたのさえ2005年に彼らが全米デビューを果たしてから、という有様で、いくつかのバンドがポニーキャニオンやキングといった、ワールドワイドのメジャー契約を持たないアーティストのCDをリリースしているレコード会社から日本盤リリースにとどまったため、一部のメタル・ファン以外の注目を集めることはありませんでした。

個人的にはV系のバンドを好むリスナーにとって一番親和性のある洋楽ロックだったと思っているのですが、私の周囲にいたV系バンドのファン(バンギャ)を見る限り、彼女らは基本的に海外のバンドにあまり興味を示さないし、示したとしてもMARYLIN MANSONやSLIPKNOTといったアメリカのメジャー・バンド止まりでした。

そして個人的な所感としてはそれらにしても「洋楽も聴く自分アピール」のために聴いている感じで、「日本のロックと全然違ってすごい」くらいの感想は持っていても、自分が追っかけている日本のV系バンドと同じような意味で「好き」という感じではなさそうでした(彼女たちにとってはやはりライブを通じて実際に「触れ合える」ということが重要だったというのも大きそうです)。

私はV系の「適度にハードで哀愁がある」という、文字で形容すると北欧メロディアス・ハードとそんなに変わらない音楽そのものが好きだったので、この手のノリノリ系ゴシック・バンドも好きでよく聴いていました。私と同じような嗜好を持っている人であれば気に入る人もいるのではないでしょうか。

実際フィンランドでは日本のV系バンドも結構人気があって、かのティモ・トルキの娘などもヴィドールやらGACKTやら、日本のV系アーティストに入れ込んで父親を困惑させていたようですし、たぶんファン層は被っていたんじゃないかと思います。

まあ、V系としてこれらフィンランドのノリノリ系ゴシック・バンドを見ると、だいたいのバンドにおいてイケメン(?)なのはヴォーカリストだけで、他のメンバーはただのメタル野郎、というケースが多かったのも、バンギャの皆さん的には評価できないポイントだったかもしれません(笑)。

そして、HR/HMファンにとってはいささか軟弱というかオカマっぽいイメージのため、メタル・ファンの間での人気も今一つ盛り上がらなかったという、V系にもメタルにもなりきれないどっちつかずな存在で終わってしまったのが残念なところです。

今でこそフィンランドといえば世界でも屈指のメタル大国として知られていますが、2000年代初頭は「メロスピ」と呼ばれたメロディック・スピード・メタルと、この「ノリノリ系ゴシック」のバンドが次々登場したおかげで「すごい! フィンランドからは次々と僕好みのバンドが出てくる! どうなってんだこの国は!」と興奮したものです。

メロディック・パワー・メタルと違って、基本的にはフィンランドローカルのムーブメントで終わってしまったジャンルなので、インターナショナルな「HR/HMの歴史」に載ることもなく、再評価されることも当分なさそうなので、こうしてちょっとまとめめいた文章を書いてみました。

LOUD PARKの手引き(持ち物・服装ほか)

以前LOUD PARK09の開催時に「LOUD PARKの準備(持ち物・服装)」というエントリーを書き、この記事は例年LOUD PARKの時期になるとアクセスを集めていました。

ただ、その記事は幕張メッセでの開催を想定して書かれていたので、さいたまスーパーアリーナで固定しつつある昨今、ちょっと内容的に時宜にそぐわなくなっているので、この機会に更新版を書いてみました。

内容的には前回と重複している部分も多いのですが、新たに加えた内容も多いので、LOUD PARK、初めてだけどどんな準備をすればいいのかな…などと思っている方はご一読いただけると幸いです。

【持ち物について】

◆チケット
想像してみてください。会場に着いたときにチケットを家に忘れてきたことに気付いたときの絶望感を。

◆財布
普段は高いブランド物を使っている方でも、この日は大観衆の中で揉みくちゃにされることも想定して、あえて安物の財布に換えておく方がいいかもしれません。

クレジットカードとかも無くすと面倒なので、最小限だけ持って行きましょう。グッズを買いまくったり、終演後に派手に飲みに行く人でなければ、現金もそれほどたくさんは必要ないでしょう。1万円札ではなく、千円札と500円玉・100円玉をたくさん持って行く方が使い勝手が良いです。

◆携帯電話
はぐれた仲間との連絡や、物販に並んでいるときの時間つぶしなど、携帯はやはり必須でしょう。
言われるまでもないと思いますが…。

◆耳栓
事あるごとに言っていますが、この1日中爆音にさらされるイベントにおいて耳栓は必須です。
耳は消耗品です。聴細胞へのダメージは回復することなく蓄積されます。例え耳鳴りはおさまっても、聴細胞は回復しません。
いつまでも音楽を楽しみたかったら、特に音のデカい(あるいは音のバランスが悪い)バンドのときだけでも装着しましょう。

◆ハンカチ&ポケットティッシュ
文明人のたしなみとして持って行きましょう。あれば役に立つこともあります。耳栓を紛失したとき、ティッシュがあれば最悪耳栓の代わりになります。
フードコートの食事は手が汚れやすいものばかりなので、ウエットティッシュなどもあれば役に立つと思います。

◆携帯電話の充電器
音楽を聴くことに集中していれば電池ももつと思いますが、物販に並びながらゲームをやったり、SNSに頻繁に書き込んだりする人は持って行ったほうがいいでしょう。お泊り組の人は特に。

◆常備薬
体調や体質に応じて頭痛薬や下痢止めなどがあると安心です。モッシュやサークルピットで怪我したときのためにバンドエイド的なものも持って行ったほうがいいかもしれません。

◆折り畳み傘
アウトドア系のフェスと違って雨具は必須ではありませんが、家から駅まで、駅から会場まで、屋根のない所もあるので雨が降ると厄介です。雨の予報があれば折り畳み傘を持って行くことをお奨めします。ちなみに、長い傘は会場内に持ち込みできません。

◆タオル
さいたまスーパーアリーナの空調はちゃんとしている方ですが、アリーナ前方で揉みくちゃになるとやはり暑いです。ましてモッシュやサークルピットに参加すると汗だくです。ずっと後ろや席で観ている、という人でなければ持って行ったほうがいいでしょう。グッズで買うという手もありますが。


【服装について】

◆トップス
以前も書いた通り、メタルTシャツがデフォルトです。この会場においては、世の中一般の「オシャレ」の概念が通用しません。ファッション誌から抜け出してきたようなコーディネートは全く場違いです。というか白とか黄色とか、明るい色の服を着ているだけで悪目立ちします。

メタルTシャツなんて持ってない、という人は、とりあえず黒系の服を着ておけば無難です。現地でTシャツを購入するのもアリですが、早い時間帯だと物販が混んでいてご希望のTシャツがすぐには買えないかもしれません。

◆ボトムス
デニム、いわゆるジーンズがメタラーの基本と思われがちですが、生地が固く動きにくいジーンズは必ずしもフェス向きではありません。メタTとのマッチングや動きやすさ、(汗の)乾きやすさなど、総合的な見地からカーゴパンツ(特に綿100%ではなくポリエステルなどを使用したもの)をオススメします。

短パンなど、ショート丈のパンツはイケてますが、モッシュやサークルピットで蹴られたり転んだりした際に怪我をしやすいので、そういうことをしようと考えている方にはあまりオススメしません。

◆シューズ
さすがにこういう場所にビジネス用の革靴で来る人はいないと思いますが、履きなれたスニーカーやブーツが一番でしょう。

フジロックのようにアウトドア向けのトレッキングシューズなどは不要ですが、さいたまスーパーアリーナのコンクリートの床は硬くて足が疲れやすいので、コンバースのようなローテクスニーカーよりはランニングシューズや(メタルっぽく履きこなすのは難しいですが)ニューバランスのような靴底のクッションが効いているもののほうが翌日のダメージが少ないと思います。

◆アウター
10月にもなるとさすがに朝晩はTシャツ一枚では肌寒いので、上に一枚羽織ることになると思います。
会場内はともかく、一般人が多く乗る電車の中でメタルTシャツ一枚でいることに対する恥じらいがある方もいるでしょう。

最もメタラーらしいアウターといえば革ジャンですが(?)、正直フェスの会場では邪魔になるだけなので、パーカーとかジャージとかシャツとか、丸めてバッグにつっ込めるものがいいと思います。

とはいえアリーナの前方に行くつもりなら(指定席でなければ)いずれにせよクロークに預けることになるので、クローク使用が前提であれば革ジャンでも何でもいいと思いますが。

◆その他
目が悪いのにモッシュやサークルピット、ウォール・オブ・デス、クラウドサーフといった「大暴れ」をするつもりの方は、眼鏡は避けてコンタクト、それも使い捨てのものにしておいた方が無難です。予備や目薬、使い捨てタイプでない人はコンタクトケアグッズも忘れずに。


【物販について】

私はあまりグッズに興味がないので大きなことは言えませんが、このフェスで毎年一番大変そうなのが午前中の物販です。
確実に欲しい物をゲットしたい人は開場前から並ぶ必要があるでしょう。2時間並ぶのは覚悟してください。

スムーズな買い物のためには、事前に欲しい物をインターネットで確認しておき、メモを作っておくことです。
そして当日は売り子のバイトにそれを渡すのが一番早いです。

毎年混雑する要因は、自分の番になってから「何を買おうかなー」と悩み出すお客さんと、メタルのことなど全く知らないただのバイトであるがゆえにバンド名を言われてもさっぱりわからず(聞き取れず)、どの商品を渡していいのか右往左往する売り子のお姉ちゃんの困ったコラボによるものなので、事前に何を買うか決めておき、素人にもわかりやすくオーダーできるように準備することが公共の福祉に貢献します。

ただ、グッズ売り場に並ぶ前にこれだけは考えてください。その品物は本当に2時間並んで買う価値がありますか? 後日インターネット通販で買えたりしませんか? ライブを観ることとグッズを買うこと、どっちがあなたの思い出に残り、人生を豊かにしますか?

私はグッズを買うことを否定しているわけではありません。マーチャンダイジングはこのCDが売れない時代においてはアーティストにとって重要な収入源です。グッズを多く買う人がバンドを支えていると言っても過言ではありません。ただ、それがこのスペシャルなフェスの「今」でなくてはならないのか、ということはよく考えてください。


【食事について】

基本的にはフェスに出店するフードコートの屋台が基本になります。
だいたい毎年変わり映えしないケバブだのタコスだのタイラーメンだのの屋台が並んでおり、恐らく今年もそうでしょう。
例年一番人気は相対的に美味しいケバブの屋台です。私も毎年ケバブデラックスを食べています。

フードコートは複数の場所に分散されているので、入口にあるものだけみて「これだけ?」と思わず、奥の方もひと通りチェックしたほうが後悔の少ないチョイスができると思います。ケバブの屋台をはじめ、時間帯によっては結構並びますが10分以上待たされるほど並ぶことは稀だと思います(とはいえ並んでの10分というのは実際の時間以上に長く感じますが)。

その他、さいたまスーパーアリーナ内にはロッテリアとケンタッキーがあり、その他サンドイッチやお菓子などを売っている売店もあります。

いずれもジャンクフードなので、まともな食事をとりたかったら、いったん会場外に出て、駅とアリーナの間にあるけやき広場にある飲食店に行くしかありません。

ただ、会場外に出る前にこれだけは考えてください。「あなたはここに何をしに来たのですか? ごはんを食べるためなのですか?」と。

まあ、普通の人にとっては「何を食べるか」よりも「いつ食べるか」が問題となることでしょう。
「知らないバンドのときに食えばいいや」と考えているかもしれませんが、その「知らないバンド」が実は素晴らしいバンドかもしれない、ということは常に念頭に置いておいてください。

昼間からビールを飲んで、酔っ払いながらライブを観ることはフェスの醍醐味ですが、記憶が残らないほどベロベロにならないよう注意しましょう(笑)。酔っ払ってのサークルピットは転びやすいし気持ち悪くなるしで結構危ないです。もちろん未成年は飲酒禁止ということになってますので、まあそういうことで(笑)。


【トイレについて】

フェスによってはトイレが少なくて大行列になったり、野外フェスだと清潔感のない仮設トイレの使用を強いられることもありますが、さいたまスーパーアリーナに関してはトイレは充分な数があり、オーディエンスが男性に偏っているにもかかわらず、それほど長蛇の列になっているケースはあまり見かけません(とはいえ時間帯によっては多少並びます)。恐らく女子トイレは終始ガラガラだと思われます(笑)。

ただ、ハンドドライヤー的なものは設置されていないので、ハンカチかタオルを持って行きましょう。メタルTシャツ、ましてや自分の長髪で拭いたりしたらダメですよ!(笑)


【宿泊について】

私は都心に住んでいるので、さいたまスーパーアリーナのイベントのためにホテルをとることはありません。

ただ、地方の方にお伝えしたいのは、さいたま新都心や大宮や赤羽といった比較的近い都市に目を奪われず、東京駅や上野駅、池袋駅や新宿駅など(渋谷がギリギリですかね。品川はさすがにちょっと遠いです)、普通に都心のホテルを取ったほうが選択肢も多いし、夜も楽しくなりますよ(笑)ということです(あ、東京駅周辺はそんなに楽しくないかもしれません。夜に関しては)。


【ライブ鑑賞について】

2つのステージが横に並んでいて(かつて一度だけ前後だったこともありますが)、それに合わせてアリーナ前半は左右に分かれています。
基本的には前半は積極的に盛り上がる人たち、後半はおとなしく観たい人、あるいは半分様子見のような感じの人たちが集まります。

人気バンドだと前方エリアには(稀に後方も)入場規制がかかるので、絶対前の方で観たい、という場合は、そのバンドの前のバンドが出演している時点で「場所取り」をすることになります。最前列などはさらにその前、同じステージの前のバンドが演奏している時点で場所取りが行なわれており、たまに最前列があまり盛り上がっていない(次のバンド目当てのお客さんばかり)、という怪奇現象が発生することもあります。

人気バンドの前方の人口密度はかなり強烈で、腕を上げることさえままならないほどギュウ詰めになっていることもあります。運よく最前列を取れたとしても、後ろから激しく押されて肋骨が折れるのではないかという思いをすることになります。普通のスタンディングのライブ会場とは人数が違うので、その分過酷な環境になっています。前方に行く場合はその点を覚悟して進んでください(そこまでの人気バンドでなければ拍子抜けするほど簡単にかなり前の方に行くことができたりしますが)。

モッシュは半ば自然発生するので、参加するのか逃げるのかは自己判断で。ただ、前方はギュウギュウで身動きが取れず、逃げられないこともあるので前の方に行く場合は押されたり突き飛ばされたりする可能性があるということは充分覚悟しておいてください。

サークルピットは、謎の仕切り屋さんが現れて作ってくれます。以前はエクストリーム系のバンドだけで発生していましたが、最近はメロスピ系のバンドでもしばしば発生します。

こちらも飛び込むか逃げるかは自己判断ですが、外から見ているより結構速くて疲れるので、いい運動になります(苦笑)。
色んな速さの人がいるのでぶつかって(ぶつかられて)転ぶ人も多いです。転んでいる人がいたら助け起こしてあげましょう。
もちろんご自身が転ばないよう気を付けて。

ちなみにさいたまスーパーアリーナの音響は幕張メッセよりはマシという程度で、音楽イベント専用施設ほどは良くないです。
当然ながらPAさんが音を調整しているので、前方よりもPAブースの近くの方が音のバランスが良いことが多いです。


【おわりに】

一番言いたいことは「知らないバンド=つまらない」ではないということ。そして「あまり好きじゃない」と思っているバンドでさえ、ライブで観るとカッコよかったりすることがあるので、つまらない先入観や偏見で「切る」ことなく、体力の許す限り目いっぱい音楽を楽しみましょう、ということですね。

他の大型フェスだと、音楽そのものというよりは「フェスの雰囲気」みたいなものを楽しむような所もありますが、このLOUD PARKはかなり純粋に音楽を楽しむことに集中できるフェスだと思います(悪く言えばそれ以外に特に楽しめる要素が少ない、ということですが…)。

直前にそんなこと言われても、ということも書いてしまいましたが(笑)。年に一度のメタルのお祭り、思い切り楽しみましょう。