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MICHAEL SCHENKER GROUP "UNIVERSAL" が5月27日(金)国内盤発売

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マイケル・シェンカー(G)率いるMICHAEL SCHENKER GROUPの、前作"IMMORTAL"(2021)からわずか1年のインターバルで発表されるMICHAEL SCHENKER GROUP名義では通算12作目となるオリジナル・スタジオ・アルバム"UNIVERSAL" が5月27日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

マイケル・シェンカーはこれまで割とコンスタントにアルバムをリリースしていた人ではありますが、還暦を過ぎた今もなお、いやむしろ90年代などより精力的に創作を行なっている気がします。

MICHAEL SCHENKER GROUPという名義はバンド・スタイルの活動形態なのだと思っていたのに前作からは曲によってヴォーカルを変えるAVANTASIA的な方法論を展開しており、そのスタイルはこの新作にも継承されている。

参加曲の多さから何となくロニー・ロメロ(Vo)、バリー・スパークス(B)、スティーヴ・マン(Key)、ボブ・ショプフ(Dr)が「基本メンバー」なのかなという気はしつつ、マイケル・シェンカー以外のメンバーを「ゲスト」と呼んでいいなら、15人に及ぶゲストを参加させて制作されたアルバムになっている。

ゲイリー・バーデン(Vo)やサイモン・フィリップス(Dr)など、往年のファンが喜びそうな名前もありつつ、個人的に興味を引くのは前作にも参加していたラルフ・シーパース(Vo: PRIMAL FEAR)の他、マイケル・キスク(Vo: HELLOWEEN)や、ちょっと地味ながらバレンド・クルボワ(B: BLIND GUARDIAN)といった、私の世代では「ジャーマン・メタル」人脈と解釈してしまう顔触れが参加していること。

元々ドイツ人とはいえ、マイケル・シェンカーのように仮にも英米でそれなりの成功を収めた実績のある人がこういう、失礼な言い方をすればHR/HM界隈における「マイナー・リーグ」の人と仕事をするのはレアケースという感じがします。

まあ、マイケルが曲を書いてギターを弾けば誰が歌おうが構わない、という人も多いのかもしれませんが、個人的にはこうやって曲によってシンガーが入れ替わり立ち代わりする作品にM.S.G感はあまり感じないというのが正直なところ。

先行でリリック・ビデオが公開されている#4 "A King Has Gone"はロニー・ジェイムズ・ディオに捧げた曲だそうで、ボブ・デイズリー(B)、ボビー・ロンディネリ(Dr)、トニー・カレイ(Key)といった、在籍した時期は違えど皆「元RAINBOW」の肩書を持つ人たちをバックに揃え、なぜかマイケル・キスクに歌わせているという、私の音楽嗜好的には豪華な曲で、ロニーに捧げたと聞けばそれっぽくも聴こえる曲なので、そういう意味では目玉曲なのでしょうか。

ロニー・ジェイムズ・ディオが今も存命であれば、というか90年代くらいのうちにマイケル・シェンカーのコラボも観てみたかったものですね。





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SHAMAN "RESCUE"が5月18日(水)国内盤発売

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かつてANGRAを脱退した故アンドレ・マトス(Vo)が結成したブラジルのメロディック・パワー・メタル・バンド・SHAMANの、前作"ORIGINS"(2010)以来約12年ぶりとなる復活作、"RESCUE"が5月18日(水)にキングレコードから日本盤リリースされます。

てか、あのXの「紅」のカバーを収録していた"ORIGINS"からもう干支がひとつ回ったと聞いて、個人的には戦慄を禁じ得ません。光陰矢の如し。

バンドの歴史を知らない人であれば、アンドレ・マトスが立ち上げたバンドがなんでまたアンドレ死後も活動すんねん、と思うでしょうが、このバンドはアンドレ存命時もアンドレ抜きで活動していたりするので、その辺は驚くに値しません。

一応このバンドのデビュー作は母国ブラジルでは結構なヒット作になったそうなので、そのブランド名はビジネス的に捨てがたいものがあるのでしょう。

メンバーは立ち上げ時からこのバンドにいる唯一のメンバー、リカルド・コンフェッソーリ(Dr)の他、元ANGRAのルイス・マリウッティ(B)、そのルイスの弟であるヒューゴ・マリウッティ(G)と、アンドレ以外のオリジナル・メンバーが揃った「再結成感」のある顔触れ。

アンドレの代役という大役を担うのはブラジルのANGRAフォロワー、AGE OF ARTHEMISのアリリオ・ネットで、実力的には申し分ない。

先行公開されているMVを視聴するに、メロディック・パワー・メタルにプログレッシブな要素やブラジルの民俗音楽の要素を取り入れたSHAMANらしいというか、つまりANGRAの流れにあるサウンドを展開しており、そういう意味では期待通りというか予想通りの音。

もちろんANGRAの音楽というのは真似しようとして簡単に真似できるものではないので、ANGRAっぽいサウンドということはバンドのレベルの高さを証明するものと言えるでしょう。





矢島舞依 "METAMORPHOSE"が5月18日(水)発売

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日本の女性メタル・シンガー(と呼んでしまっていいのかわかりませんが)、矢島舞依のベスト・アルバム"METAMORPHOSE"が5月18日(水)に発売されます。

正直、「なんとなく知ってる」程度の存在なのでこのブログで取り上げるのもおこがましいのですが、このベスト・アルバムを「メロスピ・ベスト」とか「シンフォニックメロスピアルバム」という言葉でプロモーションしていたため、反応してしまいました。

「メロスピ」。もはやここ10年くらいの間にメタルを聴き始めた人の中にはこの言葉を知らない人さえいるかもしれません。

欧米で使われていた「パワー・メタル」という呼称が日本でも定着したため、HELLOWEENやSTRATOVARIUSの影響下にある音楽をわざわざ「メロディック・スピード・メタル」と呼ぶことがなくなり、なんなら今「メロスピ」などと口にしようものなら時代遅れというか、死語をうっかり口にしてしまったかのような気恥ずかしさがあります(?)。

しかし、このブログの母体となっている私のサイトはかつて某掲示板などではメロスピサイトと呼ばれることも少なくありませんでしたし、恐らく初期の読者の多くは当時「メロスピ」と呼ばれていたバンドのファンが大勢を占めていたのではないかと思います。

そして実際私自身そういうバンドが大好きだった(いや過去形じゃないな)わけで、この2022年にあえて高らかにそれを謳う姿勢に対しては敬意を表さないわけに行きません(?)。

この機会に聴いてみると、本作に収録されている楽曲はなるほど、VERSAILLESに陰陽座の黒猫さんを入れたかのようなサウンドで、クサくて速いことは間違いない。

ディスコグラフィーを確認してみると、アートワークから楽曲タイトルまで中二病の限りを尽くしていて(?)、もし私がティーンエイジャーだったらドハマりしていたかもしれません。

Wikipediaによると元々は声優志望だったそうで、そう聞くと「なるほどなあ…」と思う所もあります。

今や声優とアイドル、アーティスト、歌手といった肩書の境界がボーダーレスになりつつありますが、この音楽の世界観というのはなかなかどこに軸足を置けば受け容れられるものなのか、マーケティング的には結構難しい気がします。本作をもって活動休止してしまうというのもその辺の難しさが一因だったりするのではないでしょうか。

とりあえずメイン露出媒体が「激ロック」っぽかったのはなんだか違うんじゃないかという気がするのですが、まあいろいろな縁やらしがらみやらがあるのでしょう。

でもまあ、実際の所、彼女の「音楽」が一番アピールするのは、かつて「アニソンメタル」呼ばわりされることも少なくなかった「メロスピ」ファンであることは確かなのかもしれません。









SYMPHONITY "MARCO POLO -THE METAL SOUNDTRCK"が5月18日(水)国内盤発売

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チェコのシンフォニック・パワー・メタル・バンド、SYMPHONITYの、前作"KING OF PELSIA"(2016)以来、約6年ぶりとなる通算3作目のフル・アルバム "MARCO POLO -THE METAL SOUNDTRCK"が5月18日(水)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

前作ではオラフ・ヘイヤー(LUCA TURILLI, DIONYSUS他)とハービー・ランガンス(元SEVENTH AVENUE, 現FIREWIND他)というドイツ人ヴォーカリスト2人が歌っていましたが、本作ではウクライナのメロディック・パワー・メタル・バンド、SUNRISEのコンスタンティン・ノウメンコとスロバキアのプログレッシヴ・メタル・バンド、CASTAWAYのマヨ・ペトロラニンの2人が歌っています。

…チェコにはメタルを歌える人がいないのでしょうか?(笑) まあスロバキアは元は一つの国でしたが…。

アルバムのタイトルを見ればわかる通り、13世紀ヴェネツィアの商人マルコ・ポーロの、中東・中央アジアを経てモンゴル帝国に至る旅行記である『東方見聞録』をテーマにしたコンセプト・アルバムで、各楽曲も『東方見聞録』での旅の行程にちなんだタイトルが付けられている。

前作もテーマはペルシャでしたし、オリエント方面の歴史に興味がある人達なのでしょうか。いずれにせよこういう壮大なテーマはメタルとの相性がいいですね。

本作収録曲のMVは2019年から公開されており、本作が長い期間を経て制作されていたことが窺えます。もしかするとコロナ禍の影響で制作が遅れたのかもしれず、なんなら当時とメンバーも微妙に変わってしまっているのですが、それでもこうして音楽で飯を食えてはいないであろう活動規模のバンドが一大コンセプト・アルバムを作り上げた情熱は素晴らしいと思います。

アルバムの全曲紹介プレビュー映像を視聴するとパワー・メタル然とした曲もちゃんと収録されているものの、現ラインナップでMVとして公開した2曲はどちらもバラードなのは、チェコではバラードが受けるとかそういうことなのでしょうか。

日本盤ボーナス・トラックは『東方見聞録』の中で「黄金の国」として紹介されている日本ことジパングをテーマにしたその名も"Zipangu"で、こういう本編にも関連があり、かつ日本のファンを意識したものになっているボーナス・トラックは理想的なボーナス・トラックの在り方だと思いますね。



▼この時のシンガーの片割れはコンスタンティン・ノウメンコではなくイタリアのパワー・メタル・バンドPERSEUSのアントニオ・アバーテ。






VISIONS OF ATLANTIS "PIRATES"が5月13日(金)国内盤発売

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中欧オーストリアのシンフォニック・メタル・バンド、VISIONS OF ATLANTISの、前作"WANDERES"(2019)以来約3年ぶりのアルバムとなる"PIRATES"が5月13日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

シンフォニック・メタルのスタイルで、女性ヴォーカルを看板にしつつ、男声ヴォーカルもフィーチュアするという典型的なNIGHTWISHフォロワーですが、楽曲のキャッチーさに関してはフォロワー群の中では頭一つ抜けつつある印象。

2014年に加入し、同じオーストリアのSERENITYにも在籍したことがあるフランス人女性ヴォーカリスト、クレモンティーヌ・ドロネーも、割と個性的な顔なのに印象としては美人という、綾瀬はるかのような魅力があって(綾瀬はるかに似ているというわけではありません。念のため)、そういう点でもバンドとしての求心力になっている気がします。

先行公開されているMV3曲も楽曲の出来もさることながら、映像のクオリティも高くて、ドイツでかろうじてTOP40入り、くらいの成功規模の割にはかなりちゃんとしてるなー、と思ったら、このバンドの唯一のオリジナル・メンバーであるドラマーのトーマス・ケーザー氏は本作をリリースしている『Napalm Records』の現CEOとのことで、なるほどそういうことですか(笑)。

2015年からCEOになったようですが、今42歳だそうなので35歳でCEOになったわけですか。設立当初はブラック・メタル専門レーベルだった『Napalm Records』も今やかつての名門『SPV』を買収し、欧州ではユニバーサル・ミュージック、北米ではワーナー・ミュージック・グループのディストリビューションを受ける大手レーベルに成長させたわけですから、やり手ですね。

ぶっちゃけ、近年のちょっとハイブロウなNIGHTWISHより良いかも。社長バンドならではの(?)クオリティの高さだと思います。