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LIV MOON "YOU LIVE IN ME"が3月8日(金)発売

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元タカラジェンヌのAKANE LIV(Vo)をフィーチュアしたシンフォニック・メタル・ユニット、LIV MOONの、久方ぶりのアルバムとなった"OUR STORIES"(2022)に続く4曲入りEP、"YOU LIVE IN ME"が3月8日(金)にWalküre Recordsからリリースされます。

このブログでは通常、収録曲の少ないEPはあまり紹介していないのですが、今回、私にとって2010年代にリリースされた楽曲の中で最も大切な曲のひとつである名曲"アマラントスの翼"のリメイク・バージョンが収められているということで、取り上げてみました(笑)。

元々このバンドの創設者というかバンマスだった西脇辰弥(Key)は本作には関わっていないようで(前作はいくつかの曲の作曲のみ)、本作はAKANE LIVの他MASAKI (B: DAIDA LAIDA、CANTA、地獄カルテット、元ANIMETAL他)、KENTARO (G: DAIDA LAIDA、元GARGOYLE)、前田遊野 (Dr: 仮BAND他)、星野沙織 (Vln:soLi他)という、"OUR STORIES"のメイン参加メンバーによって制作されています。

ぶっちゃけ、西脇辰弥氏の書くピュア・メタル魂に欠けるちょっとモダンな曲と演奏が私がこのプロジェクトにハマりきれない要因だったので、個人的にその点はむしろウェルカム。

トレーラー映像を視聴してもどの曲もなかなかよさげで、"アマラントスの翼"のリメイク以外の曲もしっかり楽しめそうです。

ドヴォルザークの『新世界より』第四楽章のカバーは、RHAPSODY (OF FIRE)もかつて取り組んでいましたね。星野沙織のヴァイオリンがAKANE LIVの歌唱に劣らず目立っている現在の体制だからこそのカバーと言えそうです。

このプロジェクトがメンバーのスキルと音楽のクオリティに見合った評価や商業的成功が得られているとはとても思えず、もはや彼(女)らがどうやってこのプロジェクトに対するモチベーションを保てているのか私のような俗人には理解できませんが(笑)、ありがたく聴かせていただきたいと思います。

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OK MUSICのLIV MOON インタビュー
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ROBBY VALENTINE "EMBRACE THE UNKNOWN"が3月6日(水)国内盤発売

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90年代に「ネザーランドの貴公子」と呼ばれ、ここ日本で高い人気を博したマルチ・プレイヤー、VALENTINEことロビー・ヴァレンタインの、海外では昨年10月に発売されていた最新作"EMBRACE THE UNKNOWN"が3月6日(水)にキングレコードから日本盤リリースされます。

ここ数年はQUEENやTHE BEATLESのカバー・アルバムや、ソロ名義でのピアノ弾き語り色の強いアルバム("SEPARATE WORLDS")など、企画アルバム的な作品が多かったVALENTINEですが、本作は"THE ALLIANCE"(2018)以来となる全曲オリジナルの新曲で構成されたバンド・サウンドのアルバムになっています。

先述の通り90年代には当時絶滅危惧種だったメロディアスなHR/HMのクリエイターとしてかなり人気があった彼ですが、作風のマンネリ感や、HR/HM色の後退、作品インターバルなどが相まって2000年代にはすっかり来日公演なども行われない存在になっていきました。

とはいえ、作曲家、メロディ・メーカーとしての才能は変わらず優れており、QUEENが今なおこれだけ人気があるのに、そのQUEENからの影響が強く感じられる音楽をプレイしているVALENTINEがここまで過小評価されているのは、色々と運が悪い人だったなという気がします。

あるいは歌唱にもう少し説得力があれば、また違ったのでしょうか。

なんでも感染症の影響で片目は失明し、もう一方の眼もわずかな視力しか残されていないという何とも気の毒な状況だそうで、いつまでこうした音楽を作り続けられるかわからないという話を聞くと、かつて彼の作品を愛聴した者として、身につまされる思いになりますね…。

日本盤のみ本作の全編ピアノ・ヴァージョンを収録したアルバムを追加した“2枚組スペシャル・エディション”での発売となり、ボーナストラックも収録しているということで、既に輸入盤を購入している人もファンであれば要チェックでしょう。

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JUDAS PRIEST "INVINCIBLE SHIELD"が3月6日(水)国内盤発売

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鋼鉄神JUDAS PRIESTの、前作"FIREPOWER"(2018)以来約6年ぶりとなるオリジナル・アルバム、"INVINCIBLE SHIELD"が3月6日(水)にソニーミュージックから日本盤リリースされます。

前作"FIREPOWER"はきっとキャリア晩年の代表作として語られることになるだろう力作で、当時"NOSTRADAMUS"(2008)と”REDEEMER OF SOULS”(2014)が個人的にはやや退屈だったので、もうJUDAS PRIESTを「現役バンド」とは半ば見做していなかった私でさえ、意外なほど楽しめました。

しかしそこからさらに時は流れ、メタル・ゴッドと称されたロブ・ハルフォード(Vo)ももはや70歳越えの後期高齢者目前。2022年に悲願の『ロックの殿堂』入りを果たしているし、今度こそ名球会入りの引退選手か…と思っていたのですが、先行公開されているMVを視聴すると、なかなかどうして、これが悪くない。

これはやはり、前作に引き続きプロデューサー/エンジニアを担当し、ツアーではパーキンソン病でステージに立てなくなってしまったグレン・ティプトンに代わってギタリストも務めているアンディ・スニープの手腕が大きいのではないかという気がします(リッチー・フォークナーという若いギタリストが入ったことも影響していると思いたいですが、どうも彼からソングライティングのセンスはあまり感じないんですよね…/苦笑)。

いずれにせよ、2020年代になってなおメタル・ゴッド健在はめでたい限り。ただ、このサンタさんみたいな髭はいかがなものかと思っております(苦笑)。

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FIREWIND "STAND UNITED"が3月6日(水)国内盤発売

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OZZY OSBOURNEのギタリストだったこともあるギター・ヒーロー、ガス・G率いるギリシャの正統派メタル・バンド、FIREWINDの、セルフタイトルの前作から約4年ぶりとなる通算10作目のオリジナル・アルバム"STAND UNITED"が3月6日(水)にキングレコードから日本盤リリースされます。

先行公開されているMVを視聴すると、私が「正統的なHR/HM」と言われて思い浮かべる典型的なイメージにかなり近いサウンドが展開されていて、文句なくカッコいい。メロディアスながら、ギタリストの主張の強さが類型的なパワー・メタルにはしない、今時こういうバンド英米はおろかドイツや北欧にもそうそういないのではないでしょうか。

一方で際立った個性がないせいか、今ひとつ人気が伸び悩んでいる観があるのがちょっと歯痒いですが、多様化が進み過ぎたメタル・シーンに範を示すかのようなこういうバンド、貴重だと思います。

ヴォーカルは前作に引き続き元SEVENTH AVENUEのドイツ人シンガー、ハービー・ランガンスで、相変わらず熱いパフォーマンスを披露していますが、力押し一辺倒ではないこのバンドの場合、もうちょっと器用でグッド・ルッキンなフロントマンを入れた方が…というのは大きなお世話でしょうか(苦笑)。

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LIONHEART "THE GRACE OF A DRAGONFLY"が2月23日(金)国内盤発売

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元IRON MAIDENのデニス・ストラットン(G)が在籍しているバンドとして紹介されることが多いイギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、LIONHEARTの2016年の通算4作目となるフル・アルバム"THE GRACE OF A DRAGONFLY"が2月23日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

1980年の結成当時には元TYGERS OF PANG TANGのジェス・コックス(Vo)をフィーチュアしたいわゆるNWOBHMの流れにあるヘヴィ・メタル・バンドで、1982年に"HEAVY METAL HEROES VOL II"というオムニバスに提供した"Lionheart"というバンド名を冠した曲は、荒々しく疾走するヘヴィ・メタル然とした曲でした。

しかし、折からのヘヴィ・メタル・ブームに乗ってメジャーの『CBS』と契約したことで(当時の感覚で)「売れるための音」にシフトし、REO SPEEDWAGONやSTARSHIPを手掛けたケヴィン・ビーミッシュをプロデューサーに迎えて制作したファースト・アルバム"HOT TONIGHT"(1984)は、当時「産業ロック」などと呼ばれたサウンドに接近した、Keyを大フィーチュアしたメロディアスなハード・ロック・アルバムで、NWOBHMファンには受け容れられず、かといって思惑通りにメジャーなポップ・ロックとして売れるには少々野暮ったいサウンドだったこともあり、欧米では全く売れず、1986年に自然消滅に近い形で解散してしまっていました。

先述した通りこのバンドには元IRON MAIDENで、その後PRAYING MANTISに加入するデニス・ストラットンが在籍しており、それ以外にも、その後M.S.G.に加入するスティーブ・マン(G, Key)が在籍しており、そういう「ブリティッシュHR/HM人脈」が好きな日本のHR/HMファンの間では"HOT TONIGHT"は「隠れた名盤」として評価されており、未発表音源集"UNEARTHED -RAIDERS OF THE LOST ARCHIVES-"(1999)は日本だけでリリースされていました。

そんな「日本のマニアにのみ評価されていたバンド」がなぜ2016年に今さら再結成したのかやや不思議(経済的合理性という意味で)でしたが、その後ほぼ3年おきくらいの感覚でアルバムのリリースを重ねています。

時にSURVIVORなどが引き合いに出されることもあるのですが、そんなに洗練された音楽ではなく(失礼)、湿った歌メロのセンスはやはり英国のバンドといった感じで、その見事なコーラス・ワークによるハーモニーによって想起されるのはやはりPRAYING MANTISなのではないでしょうか。

PRAYING MANTISのような「ツイン・リードのギターによる妙味」こそないものの、その哀愁を帯びたメロディのセンスと、サビで発揮されるコーラス・ハーモニーは個人的には結構ツボで、現Voのリー・スモール(元PHENOMENA, SHY等)の安定した歌唱力もあって、少々レトロ感はありつつも、心惹かれるものがあるサウンドです。

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