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LOUD PARK 2023 第3弾アーティストが発表に

LOUD PARK 2023の追加ラインナップはジャーマン・スラッシュの帝王KREATORとイギリスのメタルコア・バンド、BREED FROM WITHINでした。

告知ビジュアルのバンド名(ロゴ)位置からして、トリ前がKREATORですかね。

KREATORもここ3作は母国ドイツのチャートでTOP5にランクインしていますが、世界的に見るとNIGHTWISHの方が売れていて、日本でもKREATORよりNIGHTWISHの方が人気ありそうな気がするのですが、そこはキャリアの長さの差を尊重してのトリ前でしょうか。

そうなるとメロディック・メタル・ファンはKREATORの前に帰路についてしまうような気がしますが、どうなんでしょう。

まあ、近年のKREATORはかなりメロディックなので、そのことがちゃんと伝わっていればいいのですが。

とりあえず、私のフェイバリット・チューンである"PHANTOM ANTICHRIST"(2012)収録の" Victory Will Come"の音源を貼っておきますね。



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LOUD PARK 2023 追加ラインナップ発表

3月に開催されるLOUD PARK 2023の追加ラインナップが発表されました。

■3/25(土)インテックス大阪

PANTERA
NIGHTWISH
STRATOVARIUS


■3/26(日)幕張メッセ

PANTERA
NIGHTWISH
STRATOVARIUS
CARCASS
AMARANTHE
OUTRAGE
H.E.R.O.
JASON RICHARDSON & LUKE HOLLAND

ちょっと東京(千葉ですが)と大阪のバンド数格差が気になりますが(せめてCARCASSはどうにかならなかったのでしょうか)、STRATOVARIUSとNIGHTWISHが出るというだけでこのブログをご覧になっているようなメロディック・メタラー諸兄は足を運ばざるを得ないでしょう(?)。

私は出演ラインナップがどうであろうと行こうと腹を括っていましたが、もはやこの後の追加ラインナップが期待外れの極みであったとしても現時点のラインナップだけでチケット代分の満足はほぼ確定したようなものだと思っています(笑)。

ラインナップ的には私のような90年代にメタルを聴き始めたようなリスナーがターゲティングされている感じで、これまでのLOUD PARKはなんだかんだ言ってメタル黄金時代だった80年代のバンドがメインディッシュ的な扱いを受けていたことを考えると、この5年くらいでいろいろ状況が変わったと感じさせられます。

それが80年代のバンドが一部の大御所バンドを除くと、もはや集客力が望めないロートル化してしまっているというアーティスト側の問題もあるのでしょうし、集客が望めない原因となっている、ファンの高齢化によってオールスタンディングの長時間フェスへの来場が期待できない、というオーディエンス側の問題もあるのでしょう。

特に今回、1週間後にKNOTFEST JAPANがあるということで、2000年代以降のメタル・ファンはそっちに持って行かれることを前提とした「棲み分け」ラインナップになっているという気がします。

オールスタンディングのフェスに相性がいいのはより若い「KNOTFEST組」なのだろうと思いますが、絶対数としての人口ボリュームが多いのは「90年代メタル組」だろうと思いますので、その辺でなんとかバランスをとって共存を狙う感じでしょうか。

本当は90年代HR/HMの中心的なファン層だったMR.BIGとかEXTREMEとかその辺のアメリカのバンドもあるとよりビジネス的には手堅いのでしょうが、ヘッドライナーがPANTERAということを考えるとちょっと難しいかもしれません。中途半端なポジションのアメリカン・ハード・ロック系のバンドが呼ばれてもステージ前スカスカの飯タイムになってしまうことは想像に難くないですし(苦笑)。

メロディック系とエクストリーム系のバランスに対する配慮も見られますし、「あのバンドが見たい」「なんでこのバンドが出るの」といったことを言い出したらキリがありませんが、このブログを読んでいるような方であれば迷わず足を運ぶべきでしょう。

LOUD PARKにPANTERA決定、よりもBEAST IN BLACK来日決定

LOUD PARK 23にPANTERAがヘッドライナーに出演することが発表されました。

しかしそれはもうホリエモンさん風に言うなら「想定の範囲内です」(古い)。

むしろ、もはやヘッドライナーがPANTERAじゃなかったら暴動が起きるレベル。

そんなニュース性ゼロの既定路線な話より個人的に引っかかったのはワードレコーズのTwitterとFacebookだけでひっそりと告知された、BEAST IN BLACKの来日公演決定のニュース。

詳細は後日ということで、現在は日程と会場だけが発表されています。

◆5/15(月) 渋谷クラブクアトロ

◆5/16(火) 新宿BLAZE

ただ、このニュース上記PANTERAの情報に完全に食われて埋もれてしまって完全にスルーされている観があります。

まあ、日本ではメタラーに限って言ってもBEAST IN BLACKはまだまだマイナーなので、そもそも話題性がなかったということなのかもしれませんが…。

そういう意味でも、BEAST IN BLACKにこそLOUD PARKに出演して、より広いメタル・ファンにアピールして欲しかったんですけどね。

しかも会場が東京だけって。このバンド、これまでSUOMI FEASTとかMETAL WEEKENDのようなフェスティバル形式イベントでしか来日していなかったので、東京以外でライブやっていないんですよね。

せっかくの単独公演なのに東京以外ではライブをやらないなんてもったいない、というか、地方のファンがお気の毒。まあ、東京公演以外で黒字になる見込みが立たないということなのかもしれませんが…。

そういう意味でも、さすがに1公演だけのために上京するのは厳しいと考える地方の方でも、LOUD PARKであれば泊りがけで行ってみるか、という気分になったかもしれないので、LOUD PARKに出てほしかったですねえ…。

いや、2019年は5月にSUOMI FEASTで、9月にMETAL WEEKENDで来日していたので、今回もまさかの年2回来日があるのでしょうか? あってほしい。

もちろん単独公演それ自体はたくさんの曲とパフォーマンスが堪能できて、ファンとしてはありがたいですからね。「日本ならではの特別なセットリスト」というのも楽しみです。


▼昨年公開されたものですが、クリスマスな時期的にピッタリなOFFICIAL LIVE映像


▼数日前のハンガリー公演における"One Night In Tokyo"のオーディエンス撮影映像


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LOUD PARKが2023年限定で復活開催

朝起きたらサッカーワールドカップで日本代表がスペイン代表に勝っていた日に、LOUD PARKの復活までアナウンスされるなんて、今日という日はなんて日なんでしょう。

日本で10年以上続いた唯一のメタル・フェス、LOUD PARK、それは私の30代の歴史とほぼ重なるものだっただけに、全通した者として個人的には非常に感慨深いものがあります。

とはいえ2023年限りの限定開催とされているので、よほどの大成功を収めない限り「これっきり」になる可能性もあるわけで、「一度ラウパに行ってみたかった」と思っていたような人にとっては貴重な機会となることでしょう。

私にとっては「毎年恒例」みたいなもので、なんだったら後期はちょっとルーティン感すらありましたが、行けなかった人にとってはもはや「伝説のフェス」かもしれませんからね(?)。

現時点でアナウンスされているのは下記の会場と日程だけで、出演バンドはヘッドライナーすら発表されていません。

■大阪 3月25日(土) インテックス大阪
■東京 3月26日(日) 幕張メッセ

…この日程と会場、要するにPUNKSPRINGの裏返しですよね。もはやPUNK DAYとMETAL DAYのある2日間のフェスにしてしまってもいいくらいでは(通し券を買うお客さんがメチャクチャ少なくなりそうですが/笑)。

PUNKSPRIINGとある意味同じ日程である件については置いておくとしても、よりオーディエンスの被りが多そうなKNOTFEST JAPANが翌週の4月1日と2日って、これ、両方行けるお金と体力と時間のある人って相当限られますよね…?

DOWNLOAD JAPANも23年春開催と言っていた気がするし、この潰し合いはちょっとエグいですね。せっかくリアルのライブができるようになったんだから共存共栄してほしいのに…。

まあ個人的にはラウパといえば秋の風物詩で、春に開催されること自体ちょっと違和感があるのですが…。

ヘッドライナーは先日ザック・ワイルド(G)とチャーリー・ベナンテ(Dr)を迎えて復活(?)したPANTERAではないかというのがSNS上でのもっぱらの噂ですが、その線は大いにあると思われます。というかこのブログでもむしろそれを願っていましたし。

近年アルバムを出した大御所ということで他に考えると、OZZY OSBOURNEが来るならOZZFESTになるんでしょうし、今年アメリカで大成功していたMOTLEY CRUEとDEF LEPPARDのジョイントも、LOUD PARKにするメリットは薄いでしょう。それでいてフェスを成功に導くことが期待できそうな求心力があるバンドというと相当限られますよね。

MEGADETHやARCH ENEMYといった、「ラウパらしい」バンドが直前に単独公演で来日してしまうので、果たして魅力的なタマがどれだけ揃うのかが気になる所ですが、今の段階では復活したこと自体を喜ぶべきでしょうか。

KNOTFEST JAPANが2000年代以降のモダン・メタル・バンドを、LOUD PARKが90年代以前のクラシック・メタル・バンドを集めれば「住み分け」ができそうですね。後者のオーディエンスの加齢臭が凄そうですが(苦笑)。

DOWNLOAD JAPANは、同じクリエイティブマンが噛んでいるわけですし、開催時期変更をご検討ください…。

今年アルバムを出した所で言うとMACHINE HEADとかSKID ROWとかTHUNDER、BLIND GUARDIAN、KREATOR、QUEENSRYCHE、そしてSTRATOVARIUSあたりは準トリ候補としてありそうですね。

個人的に観たいバンド? とても呼ばれそうもないマニアックなバンドまで含めたら色々ありますが、あえて2つ挙げるならBEAST IN BLACKとDYNAZTYですかね。続報を楽しみにしています。

LOUD PARK公式サイト

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PANTERAが2023年に再結成ツアー開催へ

PANTERAが存命メンバーであるフィル・アンセルモ(Vo)とレックス・ブラウン(B)を中心に再結成し、2023年に北米とヨーロッパのいくつかのフェスティバルでヘッドライナーを務め、さらに単独ライブも行なうという発表がありました。

当初フィルとレックス以外のメンバーが明かされなかったため、誰が亡くなったダイムバッグ・ダレル(G)とヴィニー・ポール(Dr)の代わりになるんだ、という憶測を呼び、さらに再結成自体冒涜じゃないのか、という声も上がったためか、すぐにギターはザック・ワイルド(OZZY OSBOURNE, BLACK LABEL SOCIETY)、ドラムはチャーリー・ベナンテ(ANTHRAX)という続報が出ました。

ギタリストはきっとザック・ワイルドだろう、というのは過去にもそういった再結成の噂があっただけに多くの人が予想していましたが、ドラムのチャーリー・ベナンテは「なるほど言われてみれば適任」という感じで「そう来たか」という感じでした。

まあこの二人なら力量的にもスタイル的にもきっと務まるだろうという絶妙のキャスティングであり、ダイムバッグ・ダレルとヴィニー・ポールのアボット兄弟の遺族にもちゃんと「公認」を得ているそうで、その抜かりのなさには舌を巻くしかありません。

元々PANTERAの再結成を阻んでいたのはヴィニー・ポールがフィル・アンセルモのことを許さなかったことが原因と言われているので、ヴィニー・ポールが2018年に病死したことでこの話が動き出したということなのでしょう。

私はPANTERAの大ファンだったことはありませんが、やはり90年代組として最も影響力のあるリアルタイムのメタル・バンドとしてリスペクトしていましたし、彼らのフォロワーや彼らのようなサウンドに鞍替えする80年代のバンド群にはうんざりしていましたが、彼らのアルバムはカッコいいと思っていました。

2023年夏の欧米のフェスに出るということは、同じ夏開催である『DOWNLOAD FESTIVAL JAPAN』にはスケジュール的に出られないかと思われるので、これは秋開催の『LOUD PARK』復活のチャンスなのではないでしょうか…って、単独で来日すれば済む話というか、熱心なファンの方にとってはその方がありがたいですかね(笑)。

でも、PANTERA解散前最後のライブは『LOUD PARK』の前身的な存在である『Beast Feast』だそうなので、ある意味『LOUD PARK』に出る必然性はあるんですよね。

はい、『LOUD PARK』に復活してもらいたいだけです。失礼しました(笑)。

◆ニュースソース:パンテラの再結成ツアー、ザック・ワイルドとアンスラックスのチャーリー・ベナンテが参加

▼『OZZFEST 2000』でPANTERAのステージにザック・ワイルドが登場(終盤)した時の映像


▼BLACK LABEL SOCIETYがフィル・アンセルモとレックスをゲストに"I'm Broken"をプレイした時の映像