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BURRN! 16年4月号メモ

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表紙はDREAM THEATERのジェイムズ・ラブリエ(Vo)。華のある人じゃない(失礼)なのに、黒い服を着せて、背景色まで黒なせいで地味極まりないものになっている。せめて背景色は明るいものにすべきだったのではないでしょうか。

DREAM THEATERのインタビューというのはいたって真面目で面白くはない。特にマイク・ポートノイという多弁なスポークスマンを欠いて以降はその傾向が明らかである。

特集は先日亡くなったジミー・ベイン(B: 元RAINBOW, DIO)の追悼記事と、「GUNS' N' ROSES再結成への長い道」なるコラム的な記事とあと、「ロック・バー特集」なる、全国のHR/HMをかけるロック・バーの紹介記事。

ジミー・ベインはベース・プレイヤーとしては悪意のある人なら「地味ー・ベイン」と誤変換してしまうほど凡庸なプレイヤーで、このクラスの人の死を特集扱いにしたのはRAINBOW信者である人が編集長を務めていればこそでしょう。

とりあえず少なくとも人柄は良かったようで(それゆえに搾取され、ずっと貧乏だったようですが…)、とりあえずDIOの「Rainbow In The Dark」のイントロ(のキーボード・フレーズ)を考えたのが彼であることはわかりました。

失礼ながらガンズに関するコラムは、さすがにジミー・ベインだけではページがもたないからこその「穴埋め」的な文章と映りました。

ニュースコーナー(「SPOTLIGHT KIDS」)のトップ記事がX JAPANについてのニュース(PATAの緊急入院に伴う新作発表や映画公開の延期)だったというのが意外といえば意外。最近誌面上で増田勇一氏が幅を利かせていることと関係しているのでしょうか(単に他に目立ったネタがなかったということもあるのでしょうが…)。

読者人気投票の結果は以下の通り。

ベスト・グループ:IRON MAIDEN
ベスト・ヴォーカリスト:ブルース・ディッキンソン(IRON MAIDEN)
ベスト・ギタリスト:高崎晃(LOUDNESS)
ベスト・ベーシスト:スティーブ・ハリス(IRON MAIDEN)
ベスト・ドラマー:トミー・リー(MOTLEY CRUE)
ベスト・キーボーディスト:イェンス・ヨハンソン(STRATOVARIUS/CAIN'S OFFERING)
ブライテスト・ホープ:BE THE WOLF
シャイニング・スター:レミー・キルミスター(MOTORHEAD)
ソングライター:SYU(GALNERYUS)
ライブ・パフォーマンス:MOTLEY CRUE
ベスト・アルバム:IRON MAIDEN「THE BOOK OF SOULS」
ベスト・チューン:SLAYER「Repentless」
アルバム・カヴァー:HELLOWEEN「MY GOD-GIVEN RIGHT」
DVD/Blu-ray:AEROSMITH「ROCKS IN DONINGTON 2014」

ベスト・アルバムに選出されたアルバムを見る限り、2016年にこの雑誌の読者が評価したアルバムはIRON MAIDEN、DEF LEPPARD、SLAYER、HELLOWEEN、WHITESNAKEのもので、もうそれだけでこの雑誌の人気投票に票を投じる世代が丸わかり。

とはいえ、この辺のバンドの最新作がバンドの最高傑作であると思って票を投じている人がいるとは思えず、その辺が日本のHR/HMマーケットにおける閉塞感につながっていると思います。

マジでWeb投票の仕組みを作らないとまずいんじゃないですかね。「雑誌は買いたくないけど、投票はしたい」という層は結構いると思うし、その結果は今後の雑誌作りのヒントになりうるものだと思うのですが。

ディスク・レビューについては、METAL CHURCHやSPIRITUAL BEGGERSをクロスレビューするよりは、なんとソニーからのリリースとなり、前作が全米チャートでも健闘したAMON AMARTHや、全米TOP10アーティストで、日本でも人気がなくはないと思われるKILLSWITCH ENGAGEのほうが適格だったのではないでしょうか。

BURRN! 15年4月号メモ

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表紙および巻頭インタビューはSCORPIONS。結成50年に及ぶバンドの還暦オーバーなメンバーによるものとは思えぬエナジェティックな表紙になってますね。彼らが表紙になったのって1991年の1月号以来? 

となると私がこの雑誌を買い始めて以来初めてなわけで、彼らほどの実績とステイタスがあるバンドがこれほど表紙になる機会に恵まれなかったのはタイミングの問題か、それともフロントマンがフォトジェニックではないからか。

インタビューは今度こそ最終作?な「RETURN TO FOREVER」のリリースにまつわるありがちな大御所インタビューで、クラウス・マイネ(Vo)の「日本で行なわれる『LOUD PARK』というフェスティバルにも出演することになるんじゃないかな」という発言がハイライト。この発言の掲載可否ってちゃんとクリエイティブマンに許可取ってるんでしょうか?

いつまでも続く「創刊30周年記念スペシャル企画」、今回のお題は日本で行なわれたフェスについてで、どうやら編集部の皆さんはあまりフェス、特にLOUD PARKのような大量のバンドが出るフェスは「くたびれるから好きじゃない」というのが本音であろうことが透けて見える雰囲気。

ただ、1984年から現在までに日本で行なわれたHR/HMフェスとその出演バンドがまとめられていることについては、なかなか資料性の高い企画でいいと思います。こういう情報は雑誌みたいな使い捨ての情報にせず、Webに上げてもらっていつでも参照・更新できるほうがいいような気がしますが。

『BURRN!』が持ってる情報って整理してWebにアーカイブしたら相当アクセス集められるものになるような気がするんですけどね。そんな気はさらさらなさそうですね。

細かいインタビューにはいちいち触れませんが、NIGHTWISHはカラーで扱ってほしかった。ちゃんとクロスレビュー扱いなのにこの処遇は、きっと編集部に彼らのファンがいないから、なのでしょうね。

読者投票結果は今年も昨年に続いて後半の地味な台割で発表されている。各部門20位までしか発表されていないあたり、投票数がいかに少なくなっているかも窺い知れ、もはや「大発表!」みたいなものではなくなってしまった結果なのでしょう。

ベスト・グループ:MR.BIG
ベスト・ヴォーカリスト:エリック・マーティン(MR.BIG)
ベスト・ギタリスト:マイケル・アモット(ARCH ENEMY)
ベスト・ベーシスト:ビリー・シーン(MR.BIG)
ベスト・ドラマー:パット・トーピー(MR.BIG)
ベスト・キーボーディスト:ジョーダン・ルーデス(DREAM THEATER)
ブライテスト・ホープ:NOZOMU WAKAI'S DESTINIA
シャイニング・スター:アリッサ・ホワイト・グルーズ(ARCH ENEMY)
ソングライター:マイケル・アモット(ARCH ENEMY)
ライブ・パフォーマンス:MR.BIG
ベスト・アルバム:ARCH ENEMY 「WAR ETERNAL」
ベスト・チューン:ARCH ENEMY 「War Eternal」
アルバム・カヴァー:JUDAS PREIST「REDEEMER OF SOULS」
DVD/Blu-ray:WHITESNAKE「LIVE IN '84」

上記の結果はもう完全にMR.BIGとARCH ENEMYという「BIG IN JAPAN」祭りであり、1位以外の結果を見てももはやこの雑誌のコアな読者というのは「BIG IN JAPAN」なバンドの支持者と、JUDAS PRIESTやWHITESNAKEなど80年代以前の、いわゆる「クラシック・ロック」のファンと、「嬢メタル」をはじめとする日本のバンドのファンなのだな、というのが浮き彫りになった結果でした。

BURRN!15年1月号の感想

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表紙はPhotoshop処理をもってしても顔の皺がごまかしきれないデイヴィッド・カヴァデール(WHITESNAKE)。

『BURRN!』誌の創刊年に発売に行なわれた「SUPER ROCK ‘84」のライブDVDが復刻発売され、名盤「SLIDE IT IN」発売30周年ということでの表紙&巻頭インタビューだそうですが、他にネタはなかったのでしょうか…。現代のHR/HMシーンにとっては割とどうでもいい話題ですよね…?

てか、どう考えても「LOUD PARK 14」こそがこの号のメイン・トピックであるはずですが、この雑誌の「PURPLEファミリー」こそが最優先事項、という体質からの脱却は初代編集長の呪縛から離れてなお難しいということなのか、「30周年」にこだわりたいということなのか…。

特定のアーティストではなくフェスティバルをメイン・トピックにするというのはこれまでの『BURRN!』誌のフォーマットにない、ということもあるのでしょうが、これだけ読者を引っ張るパワーのあるアーティストが減ってくるとそういうやり方も視野に入れていかないといけないんじゃないでしょうか。

デビカバの懐古インタビューの後は、来日公演のチケット販促タイアップと思われるJUDAS PRIESTとKISSの海外でのライブ・レポート。

そしてAT THE GATESのインタビューとACCEPTの来日公演レポートを挟んで、ようやくLOUD PARKのレポート。実施日と入稿日の兼ね合いが悪く、もうすっかり当日の記憶が遠い思い出になってからの掲載となってしまうのは毎年のこと。月刊誌という媒体の限界ですね。

ボリューム的にも22のバンドを10ページで「処理」するというのはちょっと無理がある…というのは毎年のことなのですが、なんとなく例年よりは多少マシな気がします。なんとなく、ですが(笑)。

仮面女子が黙殺されるのは予想通りとはいえ、個人的にはthe GatzettEもきっと無視されるのだろうと思っていたらちゃんと載っていたのが意外でした(笑)。

いつまで続くのか、の30周年企画は、やはりマニアックで一見さんお断りという趣なのですが、普段あまりフォーカスされない映像作品が取り上げられているのはちょっといいかな。

しかし、「鋼鉄名盤徹底ガイド“裏街道編”がまだ1990~1992年までしか掲載されていないということは、残り12年分を2で割った6回分、つまりあと半年この「30周年企画」が続くということなのでしょうか?

その後はLOUD PARK出演バンドと、新作を出したバンドのインタビューがアットランダムに(という風に見えるが、何らかの編集意向に基いて並べられているのかもしれません)掲載されている。

興味深いのは、ARCH ENEMYのインタビューではちゃんと登場して普通に受け答えしているニック・コードル(G)が、その後に掲載されているマイケル・アモットのコラム「DARK RECOLLECTIONS」で「性格や好みの不一致」によって解雇されたことが告げられていることですね(苦笑)。

ニック・コードル、LOUD PARKで観る限りではそれほど問題があるようには見えませんでしたが、まあ後任がジェフ・ルーミスということであればそれはそれで楽しみです。

あとはRIOTの新ヴォーカル、トッド・マイケル・ホールが45歳であるというネタとかですかね(笑)。パッと見30代かな、というくらいの爽やかさだったのですが。年齢的にはマイク・ディメオの代わりにトニー・ムーアの後任として90年代のRIOTに加入していたとしてもおかしくなかったわけですね。

LOUD PARKに出演しただけのバンドはともかくとして、HAREM SCAREMやANVILがモノクロに甘んじる中、CRIMSON SHADOWSなどという(失礼ながら)B級バンドがカラーで掲載されたのは快挙(?)ですね。

インタビューを担当している前田氏は実際にこのバンドの新作を気に入っている風だったので「抜擢」されたのか、あるいはレーベルがお金を出したのか。発売時にはちょっと見送ってしまいましたが、ちょっと聴きたくなりました。

「今月のおすすめ」で藤木氏が蔑称ではない、と熱弁を振るっている「嬢メタル」バンドのLAST MAY JAGUARとCROSS VEINがそれぞれカラーで掲載されているわけですが、メジャーからアルバムがリリースされるこの2組を見ると、メジャーで出せるかどうかの鍵はやはり女の子のルックスなのではないかと思ってしまいました(笑)。

LAST MAY JAGUARのヴォーカルの子は元々芸能界の周辺にいた子のようで、バンド自体ビクターが作り上げたもののようなのですが(要はLIV MOONですね)、彼女は大学時代にメタルのサークル(そんなものがあるんですか?)に入っていたとのことですし、CROSS VEINのヴォーカルの子といい、こんな可愛い子が曲りなりにも(?)メタルを聴き、プレイしているということ自体、メタル暗黒の90年代に青春を過ごした身としては生まれてくる時代を間違えたかもしれないと思ってしまいますね(笑)。

レビュー作品に関しては、今月のマスト・バイはANGRA一択ですね。他に興味のあるアルバムがないわけではないですが、ANGRAとそれ以外の温度差はデカいというのが正直な所です。

もう色々な媒体で2014年のベスト・アルバムなどが選出されていますが、メロディック・メタル・ファンにとってはANGRAを聴かずに選出なんてできませんよね。

なお、『BURRN!』誌の感想を書くのもこれが最後です。割とリアクションのある記事でしたが、それはそれだけ皆『BURRN!』に関心があったということでしょう。

足かけ8年に渡って欠かさず感想を書いてくれる読者なんてそうはいないでしょうから、編集部から表彰とかされてもいいんじゃないですかね。されませんね、これまで書いてきたことを考えると(笑)。愛はあったつもりですけどね。

BURRN!14年12月号の感想

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表紙は8ヵ月ぶりのニッキー・シックス。1年に2回ニッキー・シックスが表紙になる月刊誌は世界で『BURRN!』だけでしょうね(苦笑)。

巻頭はニッキー率いるSIXX:AMのインタビューで、その後ジョー・ペリーのインタビューからMR.BIGのインタビューと続いてSLIPKNOTのインタビュー。

…私は別にSLIPKNOTのファンではありませんが、普通に考えてこのタイミングならSLIPKNOTが表紙で然るべきじゃないですかね? KNOTFESTも近いことですし。

まあ、KNOTFESTについてはこの雑誌はほぼ黙殺している観があり、それはつまりあのフェスが『BURRN!』に広告を出さないから、ということなのでしょうが、それでチケットが売れている(しかもメタル色が強い2日目のチケットがソールド・アウトしている)わけですから、この雑誌にとっては面白からぬイベントなのでしょう。

過去には彼らを表紙にしたこともあるんですけどね。まあ、今の『BURRN!』の媒体力ではSLIPKNOT側から表紙用の写真を提供してもらえなかった、なんてこともありえるわけですが(実際インタビューもかなり限られた時間しか許可されなかったそうですし…)。

いよいよどうでもいい境地に突入してきた「創刊30周年記念スペシャル企画」、今月号が2014年12月号だから、ようやく最後かと思っていたら、「続きはまた来月」だと…? まさか31周年号になるまで続ける気なのか…?

カラーのインタビューは、中間にAMARANTHEやGALNERYUS、陰陽座など、私好みのメロディック系をまとめ、後半にEXODUSやANTHRAX、MACHINE HEADといったエクストリーム系をまとめている。

個人的に読み応えがあったのは陰陽座のものですが、これはファンでなくては読めないタイプのインタビューかもしれません(苦笑)。

モノクロのインタビューで興味深かったのはクウェートのDIVINE DISORDERのものですね。桜庭統や澤野弘之、鷺巣詩郎といった作曲家や、Janne Da Arc、MUCC、マキシマム・ザ・ホルモン、ONE OK ROCKといったバンドに影響を受け、モンハンをやっている、というインタビューには、もはや地球がボーダーレスになっていることをあらためて感じさせられました。

このバンド、日本ではまだアルバムが発売されていませんが、そういうバンドでもこうしてインタビューが掲載される可能性がある、ということを示してくれました。地獄の沙汰も金次第、ということでしょうか(笑)。このインタビューがきっかけでどこかのレーベルが契約してくれるといいですね。

レビューに関しては、今月はあまり強く心惹かれるものはないですね。BLOODBOUNDは初期に回帰しているなら聴いてみようか、とかダニエル・ハイメン(元LOST HORIZON)が加入したというHARMONYあたりはチェックしてみようかな、というくらいです。

AT THE GATESやHAREM SCAREMも聴けば楽しめるだろうと思いますし、広瀬編集長が90点をつけているNOZOMU WAKAI’S DESTINIAもちょっと気になりますが。

◆発行元であるシンコーミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011412

BURRN!14年11月号の感想

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表紙はオジー・オズボーン。

創刊号もオジー(と、ジェイク・E・リー)が表紙だったんだから、先月の30周年記念号の表紙もオジーにした方が良かったんじゃないの、と思いつつも、巻頭のインタビューを読むと、たしかにオジーで表紙&巻頭は厳しかったのかもしれないと思いました(苦笑)。

もう完全に「おじいちゃんの思い出話」だもんなぁ…。いやまあ、ある意味現役バリバリのロック・スターがおじいちゃんになるまで続いている、というのは凄いことかもしれませんけどね…。

続くは髭を生やしてイメージチェンジした(?)MEGADETHのデイヴ・ムステインのグダグダなインタビューと、SUMMER SONIC東京公演における簡単なライブ・レポート。

新作を出したIN FLAMESのビヨーン・イエロッテ(G)とアンダース・フリーデン(Vo)のインタビュー。アンダース・フリーデンがIN FLAMESのことを「メロディック・メタル・バンド」と自己規定しているのはちょっと意外でした。

そして今となっては最高に虚しい気持ちになるのがMANOWARのインタビュー。LOUD PARKへの意気込みを語ってくれていますが…。

インタビュー中で語られている「スペインの『D.A.S. Audio』という、我々の基準を満たし、我々の音量に相応しいスピーカーを作っている音響システムの会社」による機材というのが船便の遅れでキャンセルしなくてはならなかった理由なんですかね?

「『LOUD PARK 14』での我々のパフォーマンスは、偉大なる三船敏郎、黒澤明、ビートたけし、そして素晴らしい天才で我が友人であるYoshikiに捧げるよ」と言っていますが、Yoshikiとはいつ友人になったんですかね? まあ、欧米人はバーで一回乾杯しただけでも「友達」と言いそうなので、あまりその辺を深く追求しても意味がないのかもしれませんが。

リッチー・サンボラとオリアンティのライブ・レポートとインタビューは、どちらもファンにとっては微妙な気持ちになりそうな内容でした。ファンというほどの思い入れのない身としては、「この2人って、やっぱデキてるのかな?」という下衆の勘繰りをしながら読んでしまいましたが。

前付のカラーでDANGER DANGERの来日公演レポートが来ていたのはちょっと驚きましたね。そこまで注目度があると思っていなかっただけに。

アンディ・ティモンズ(G)を含むオリジナル・ラインナップでの来日ということで、私も都合がつけば観に行きたかったのですが、行くとしたらUNISONIC&EDGUYの公演と立て続けに行かなくてはならず、さすがに2日連続で平日の公演に足を運ぶのは無理でした(苦笑)。とりあえず写真を見るだけでもテッド・ポーリー(Vo)の笑顔がとても素敵ですね。

創刊30周年記念号が終わってもまだ続く(苦笑)「創刊30周年記念スペシャル企画」は「編集部員が語るBURRN!の30年」という、編集部内の雑談(?)を文字起こししたもの。

まあ、良くも悪しくもこれだけ編集部員のパーソナリティが読者に周知されている雑誌って他にはそんなにないと思うので成立する企画ですね。まあ、この雑誌自体に思い入れのある人であればそれなりにぶっちゃけてるし、楽しめるんじゃないでしょうか。全く興味ない、って読者もいるでしょうけどね。

今月もまた過去のLOUDNESSの扱いについて言い訳めいた話をしているのにはちょっと苦笑してしまいましたが…。

「創刊30周年記念スペシャル企画」第2弾は「鋼鉄名盤ウラ街道を行く」と題されたマイナー作品紹介。

まあ、「マイナーなものを聴いてみたい」という欲求はかつての自分にもあったので理解できますし、実際稀に「大当たり」があったりもするので一概には言えませんが、私が初心者の方に言いたいのは「マイナー所に手を出すのは、まずはメジャー所をひと通り聴いてから」ということですね。

レビューの文字面的に魅力的に思えたとしても、マイナーなものの多くはやはりクオリティがメジャーものに及んでいないケースが大半なので…。メジャーなものをいっぱい聴いて耳が肥えた上でないと楽しめない、みたいな作品もありますしね。

先月号の「この30年、この30枚」に続く「この30年、この30曲」については、「なんでこのバンドがこの曲なんだよ!」みたいな話はもちろんいくらでも出てくるのでしょうが、何しろ仕事としてHR/HMを何万曲と聴いている人たちのセレクトですから、箸にも棒にもかからないようなつまらない曲は選ばれていないと思うので、興味あるバンドについてはYouTubeとかでここに挙げられている曲名を検索してみるのもいいんじゃないでしょうか。

モノクロのインタビューでは、やはりRIOTのインタビューに触れねばなるまい。海外ではRIOT V(RIOT MARK FIVE)と名乗って活動している彼らのアルバムが、ここ日本ではRIOTと名乗っていることについては、やはりレコード会社の差し金だったようだ。

マーキーの社長が「ファンはキミ達のことをRIOTとして認識しているし(そうですかね?)、RIOTはRIOTなんだから(意味不明)、そこに別のものを付けるとファンがいなくなってしまうかもしれない」と脅したのだという。

かつてアリ・コイヴネンが加入したAMORALのアルバムを「アリ・コイヴネン with アモラル」名義で発売した時点で薄々感じていましたが、マーキーの社長も大概ですね。

まあ、確かにRIOT名義の方が、近況をよく知らないファンにとっては「お、RIOTの新譜出たのか」と手に取られる可能性が上がるとは思いますが、マーク・リアリの死から、現在の彼らの成り立ちを知るコアなファンにとっては逆に銭ゲバ的な臭いがして反感を買うのではないかという気がします。

私はマーキーから出ているCDを相当な枚数買っている「優良顧客」ですが、そういうやり口は好きになれない(というかハッキリ言って気に食わない)し、今回の話とは無関係ながら、いい機会なので(?)言ってしまうとこのレコード会社のオビのデザインのセンスの悪さは酷いと思ってます。

毎月恒例のカレンダー・ポスター(?)はMARY’S BLOOD。まあ容貌の衰えたオッサン・ミュージシャンを載せるくらいなら若い女の子にした方が読者も嬉しかろう、という気遣いなのかもしれませんが、さすがにちょっとセンター見開きでフィーチュアするにはまだマイナー過ぎませんか。

まあ、編集部員の「今月のおすすめ」を見ると、もはや前田氏と藤木氏は完全に「嬢メタル」の虜であることは明らかで、これが「編集方針」ということなのでしょう。

しかし今月の「早わかり」コーナーはマーティ・フリードマンって…そろそろこのコーナー限界なんじゃないですか…?

あと、凄くミクロなツッコミを入れさせてもらうと、「CHARTS」ページで1位になっているDRAGONFORCEのアルバムタイトルが間違ってます。「MAXIMUM OVERDRIVE」って…。日本語表記も間違っているということは、完全に勘違いしていたんでしょうね。

UNISONICとEDGUYの来日公演レポートは、私が観に行かなかった日のものなので興味深かったですね。2バンド合わせてとはいえ、カラー11ページでの扱いというのも手厚い。

インタビューにおけるトビアス・サメットは、自身が成功したロック・スターになってなお「ファン心理」を失っていない所が好感度大ですね。

そしてマイケル・キスクの「Eagle Fly Free」を歌いたい、という発言には驚きました。これは次回期待していいのでしょうか。

奥野氏がツイッターで面白いと言っていたダグ・アルドリッチのインタビューは、面白いと言うか何と言うか…。「ミュージシャンの厳しい現実」がここまで赤裸々に語られているインタビューは珍しいのではないでしょうか。とりあえずデイヴィッド・カヴァデールの好感度はだだ下がりですね(苦笑)。

レビューに関しては、今月のマストバイはGALNERYUSに陰陽座にWORK OF ARTと、既に「発売中」となっている(そして当然購入済みの)ものばかり。

マグナス・カールソンからティモ・トルキにソングライターがチェンジしたALLEN-LANDEはどうしようかなあ…。藤木氏のレビューではこのソングライターの交替はポジティブに受け止められているけれども。

SONATA ARCTICAの「ECLIPTICA」の再録盤もどうしようか悩むタイトル。聴けば楽しめるだろうけど、オリジナルの衝撃を超えることがないのはわかっているだけに…。しかもこれもマーキーによる企画と聞くと、銭ゲバの臭いが…。

ややマイナーな所ではCRIMSON SHADOWSとVICTORIUSが気になるし、森川之雄が復帰したANTHEMも気になってますね。