DEF LEPPARD / WHITESNAKE来日公演 @日本武道館

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5月くらいに発表されたときから「オッ、こりゃ豪華なカップリングだね」と興味を持っていたのだが、いかんせんチケット代が単純にダブルだし、両バンドとも好きだが格別の思い入れがあるというほどでもないので、チケットの購入には二の足を踏んでいた。

ましてや平日。これまで仕事で何度チケットを無駄にしたことか…と思うとなかなか購入に踏み切れないものもある。

しかし、先週末LOUD PARK 08でMOTLEY CRUEの好演を目の当たりにし、やっぱ80年代の大物は侮れないな、とあらためて思い知らされ、今日であれば仕事もなんとか切り上げられそうだったので、公演2日前にチケット購入。

そんなギリギリにチケット購入したので、当然席は微妙で2階席の4列目。しかもステージのほぼ真横。
A席でこんなクソ席だとすると、B席というのはいったいどんな場所なのか…。

席に到着後2分で会場暗転。今日も仕事でギリギリでした。
会場はほぼ満員だ。年齢層は当然高く、会場のノリとしてもヘッドバンギングもメロイック・サインもなく、手拍子中心の和やかな大人のノリ。

金曜ということで休みを取った人が結構多かったのか、あるいは女性が多かったからか、スーツ着用率は思ったほど高くなく2~3割といったところで、意外と目に付かなかった。メタルTシャツはそれ以下でしたが。

場内で「なんでレブ・ビーチがいるの?」とか「ヴィヴィアン・キャンベルっていつの間にDEF LEPPARDに入ってたの?」なんてすっとぼけた会話がチラホラ聞こえ、「HR/HM現役」ではない人も多く来場していた模様。

音が悪かったのは武道館の仕様+席の問題ということで。
以下、各バンドの感想です。

◆WHITESNAKE

新譜のオープニングナンバー「Best Years」でスタート。
新譜で(個人的に)最もつまらない曲なので、あまりテンション上がらず。会場も「そこそこ」の盛り上がり。

しかし2曲目の「Fool For Your Loving」で一気にボルテージが上がる。

ライヴにおけるデヴィッド・カヴァデールのVoに関してはあまりいい話を聞いたことがなかったので期待していなかったが、思ったよりは声が出ていた。

ただ大好きな名バラード「Is This Love」を聴いたときに、歌唱自体にはやはりだいぶ疑問符が…。
とはいえ、なかなかバンドのメンバーによるコーラスの完成度が高くて、カヴァデールの衰えを上手にフォローしていたと思う。

噂のマイクスタンドアクションを観れたのは感慨深かったが、還暦も近い「おじいさん」がマイクスタンドをティムポに見立てて腰振ってる姿は冷静に見るとやや痛々しいものがある(苦笑)。

ダグ・アルドリッチは相変わらず印象の薄いフレージングだったが、トーンはまずまず。ルックスも主役を食わない程度にカッコいいので、こういう中心人物の明確なバンドには向いているかもしれない。

レブ・ビーチも良かったけど、やっぱちょっと「引いて」プレイしている感じがしたな。

ユーライア・ダフィ(B)は普通に上手いものの、ギター隊にそれなりに華があるので埋もれがち。
クリス・フレイジャー(Dr)は重めのタメが効いたショットの持ち主だが、フィルインがつまらない気がする。

全体のセットリストは以下の通り。

01. Best Years
02. Fool For Your Loving
03. Can You Hear The Wind Blows
04. Love Ain't No Stranger
05. Lay Down Your Love
06. The Deeper The Love
07. Is This Love
08. Guitar Solo / Snake Dance
09. A Fool In Love
10. Ain't Gonna Cry No More
11. Ain't No Love In The Heart Of The City
12. Give Me All Your Love
13. Here I Go Again
14. Still Of The Night

ちょっと全体的に選曲が地味で、日本人向けという感じはしなかった。
「歌ってくれ!」とカヴァデールが客先に水を向けても、歌声は小さく、カバさんはちょっとガッカリしていたのではないか。

正直途中、08~11のあたりで中だるみして眠くなってしまった。
僕がこのバンドで一番好きな曲である「Children Of The Night」はやるはずがないとしても、もうちょっとキャッチーな曲を選べたのではないか…という気がします。

せめて「Don't Break My Heart Again」と「Bad Boys」があればだいぶ違ったと思うのだが…。
新譜からは「All For Love」をやるべきだった。

アンコールはなしで、ダブルヘッドライナーと謳いつつやっぱり前座な感じ。
デヴィッド・カヴァデールはキャリアでいったら先輩なんですけどねぇ…。


◆DEF LEPPARD

「Rocket」で本格的にショウがスタート。サビでの客席の合唱の大きさに、やはりWHITESNAKEよりファンが多いんだなぁということを感じさせられる。

続く2曲目は「Animal」、という「HYSTERIA」な流れにグッと来る。体験したくてもできなかったバブル80S'の空気を感じさせてくれる名曲だ。

3曲目は新作からの「C'mon C'mon」。新曲で明らかに盛り下がったWHITESNAKEと違い、曲のキャッチーさもあってかかなり盛り上がっている。

4曲目「Foolin'」では、最近の彼らにはない哀愁に胸キュン…と1曲1曲書いているとキリがないので、特に印象に残った曲についてだけ書いていきます。以下セットリスト。

01. Sparkle Lounge Intro
02. Rocket
03. Animal
04. C'mon C'mon
05. Foolin'
06. Make Love Like A Man
07. Go!
08. Love Bites
09. Mirror,Mirror
10. Bringin' On The Heartbreak
11. Switch 625
12. Hysteria
13. Armageddon It
14. Photograph
15. Pour Some Sugar On Me
16. Rock Of Ages

(アンコール)
17. Bad Actress
18. Let's Get Rocked

「Love Bites」については、ジョーのVoはフラット気味だったが、エンディングでのヴィヴィアン・キャンベルのギター・ソロがかなり素晴らしかった。フィル・コリンもなかなかいいギターを弾いていたが、特にトーンの面ではヴィヴィアンの方がいい音を出していた感じ。

WHITESNAKEとちがってあまり演奏があれこれ言われるバンドじゃないけど、ここのツイン・ギターは何気にかなりいい。まあ、ヴィヴィアンは元WHITESNAKEですが。

「Bringin' On The Heartbreak」では合唱で盛り上がり、「Photograph」では「これぞポップなハード・ロックのお手本だなぁ」と感激。

アンコールでプレイされた「Bad Actress」は、個人的には新譜の中でそれほど印象が強くなかったが、このライヴでゴキゲンなノリノリR&Rチューンであることを思い知らされた。

ジョー・エリオットは結構D.C.クーパーばりのこっ恥ずかしいポーズ(というか、D.C.クーパーがジョーの影響を受けているのかも)をキメまくっていたのだが、あくまで自然体に見えるのがキャリアの勝利か。観客とのコミュニケーションも手慣れたもので、これぞフロントマンの鑑。歌はそこそこでしたが(笑)。

リック・アレンの片腕ドラミングも、真横から観てたので「なるほど、脚をこう使っているんだ~」というのがよく見えて興味深かったし、リック・サヴェージ(B)も意外なほど存在感があるというか、ステージ上での立ち居振る舞いが単純にカッコよかった。

とにかくキャッチーでいい曲の連続、しかもパフォーマンスが素晴らしかったので大満足。
WHITESNAKEで感じた眠気がすっかり吹き飛ぶ充実したライヴでした。

武道館からの帰り道で耳に入ってくる声も「楽しかった」「良かった」と好意的な感想ばかり。
事前の期待は50%50%でしたが、終わってみると個人的にはLEPSの圧勝でした。
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ラウパー効果

このブログは通常、1日400~600アクセスくらいが普通なんですが、LOUD PARK 08の感想をUPしてから1500とか行く日もあって、やっぱこのイベントそれなりに関心を持たれているんだな、と感じました。

まあ、僕の感想は長いので、アクセスしたはいいけどとても読んでられない、って速攻閉じた人も多そうですが(苦笑)。

そんな方のために、「公式テンプレート」(?)に沿って簡潔な(?)感想を述べてみます。ま、ボーナストラック感覚でどうぞ(笑)。

【参加日】
18日(土)、19日(日)両日

【お目当てのバンド】
メンツがどうだろうと「参加することに意義がある」というオリンピック精神で臨んでおります。
ま、強いて言えばBLACK TIDEかな。

【ベストACTと一言】
DRAGONFORCE:
ライヴ内容と個人的嗜好のバランスで考えれば、彼らかな。

【良かったACTと一言】
APOCALYPTICA:
一番異彩を放ってて興味深かった。

OBITUARY:
個人的な趣味はともかく非常にメタルらしい、充実したパフォーマンスだったかと。

SLIPKNOT:
ステージセットなども含めて、ショウとしてのパフォーマンスのクオリティは別格だった。ファンも盛り上がってたし。

MACHINE HEAD:
トラブルや、客との絆も含めてライヴの醍醐味です。

【微妙、悪かったACTと一言】
SECRET & WHISPER
ヴォーカルのピッチがひどかった。

DUFF McKAGAN'S LOADED
曲がつまらない。

【フェス飯の感想】
もちろんおいしくない。が、このジャンクな味こそがこういうイベントの味、と捉えることにしている。
しかしなんで毎年エスニックフードばっかりなんだろう?

【痛い客】
ブログでレポする気満々で、評論家気取りの上から目線でステージを見てる奴(自虐)。

【ベストお姉さん】
客もバイトもかわいい娘がいっぱいでした。全員と付き合いたいです。

【エピソード】
人生初のサークルピット体験。人生最後にしようと決意。

【開催中に使った金額】
グッズは一切買ってないので、飲食代だけで1万くらい…かな。友達にオゴった分含めて。

【来年見たいバンド】
NIGHTWISH、EDGUY、PRIMAL FEAR、SYMPHONY X、LORDI

【改善してほしい点 + クリマンにひと言】
会場内の観客動線の管理。
まあ去年よりマシになってた部分は確実にあるので、来年はもっと改善してほしい。同じ会場で同じイベントなら試行錯誤は2回もやれば充分でしょ。

ま、何よりまず来年もやってね、というのが一番ですが。

LOUD PARK 08 二日目感想

生還しました、LOUD PARK 08。
といっても今日は過去最高の2万人を超える動員だったという昨日に比べるとかなり人が少なくてある意味ラクだったのですが。

しかも年齢層も昨日より平均で10歳以上高いのではないか。
いや、子連れが結構いたからその子供たちが平均年齢は押し下げているかもしれないが…(苦笑)。

昨日目立ったイケてる男の子、かわいい女の子は本日は極少で、やはりあのコたちはSLIPKNOTが連れて来たということなのか…と微妙な気持ちに。

以下、各バンドの感想

BLACK STONE CHERRY

サザンロック風味のHR/HMバンドとして、各所で高い評価を受けている若手。
昨日のAIRBOURNEといい、こういった余計な装飾のない骨太なバンドって貶しにくいってのはあるけど、たしかに若さに似合わぬ堂に入ったパフォーマンスだった。

ただ、骨太なのは結構だがVoはちょっと痩せたほうがいい。


ALL ENDS

アルバムはそこそこ売れたみたいだけど、客は少なめ。

ビヨーン・イエロッテ(IN FLAMES)の妹は、写真で見るよりかわいかった(髪型変えた)が、パフォーマンスが田舎臭いし、歌も微妙…。

もう一人の赤毛の娘はそこそこ歌えていたが、2人ともオーラがなく、歌メロがポップな分、カラオケっぽさが否めない。
正直Voが2人いる意味を感じなかった。別に悪かなかったけど、CDで聴いてるほうがいいかも…。


BLACK TIDE

個人的には今回一番観たかったバンド。
ただ、ある程度覚悟はしてたが、やはり若いだけあって演奏やパフォーマンスはまだまだ。

実際何曲か多分リズムを見失ってた感じで、全体的にバタバタ。Voも声変わり説が流れるほど(14歳ってまだ声変わりしてない時期だっけ?)声が出てなかった。

楽曲的にはやはり80年代HR/HMのエッセンスに満ちていてグッと来るパートも多かったのですが。

先日『Kerrang!』のボーナスCDに提供していたIRON MAIDENの「Prowler」のカヴァーも披露してました。


DUFF McKAGAN'S LOADED

本日のラインナップの中で一番どうでもいいバンドだったので、このときクロークに荷物を預け、MACHINE HEADに備えてBIG ROCK STAGEの前方で待機。

待機している間延々と聴かされたわけだが、最高に退屈だった。
元メンバーがいるってだけでこんな地元のパブで演奏してるようなレベルのバンドが来日公演やれちゃうんだから、やっぱGUNS N' ROSESって凄かったんだな、と思いました。

当然一番盛り上がった曲はGUNS N' ROSESの「It's So Easy」でした。


MACHINE HEAD

実は一度サークル・ピットというものを体験してみたくて、荷物をこの時間だけクロークに預け、万全の態勢でアリーナ前方へ。

バンドが登場するとすぐに有志によってピットが仕切られ、1曲目が疾走を開始するとすぐにサークルピット発生!
そしてそこに飛び込んでみた!

結論:30 代 に は 無 理

いや~、中学時代の部活の走り込みの後の感覚を久々にバーチャルしましたね。
「体中ケガだらけになる」とか「脱水症状になる」といった噂は聞いていて、「そんな大げさな」と思っていましたが、大げさじゃありませんでした。

身体の小さい日本人、それも女の子も参加しているようなサークル・ピットでこのザマですから、恐らく欧米のフェスなどで巻き込まれたら確実に死の国の彼方へ逝ってしまうことでしょう。
2曲ともたずに撤収しました。ヘタレと呼んでいただいて結構。命が大事です。

ええと、ライヴ自体はこれぞエクストリーム・ミュージック!という感じのカッコよさで、会場のムードが引き締まるくらい良かったと思います。
途中、ロブのギターのトラブル(ギターテクを突き飛ばしてた)も、結果としてはライヴにおけるいいスパイスになったような観も。

ファンのアツさも今日一で、ライヴが終わってもしばらくサークル・ピットが継続し、アリーナから出ても「MACHINE FUCKIN' HEAD」コールを続けている集団がいるほどでした。

音は会場全体が震動していた去年に比べれば小さかった感じですが、それでも強烈な爆音でモトリーファンのおばさま方が閉口していたようです。


BULLET FOR MY VALENTINE

本日数少ない「イマドキの若者」向けバンド。こちらもよく盛り上がっていて、サークル・ピットが3つも出来ていました。

もちろん私はスタンドで鑑賞してました。ワイルドターキーをかじりつつビールを飲みながら。
つか、ワイルドターキーって思いのほか小骨が多いんですね(どうでもいい)。

最初出音がグシャグシャで何をやっているのかわからんですよ状態だったが、徐々にマシにはなった。
全体的なパフォーマンスはまずまず。MACHINE HEADのような迫力はないが、こっちのほうが初心者にはとっつきやすいでしょう。
まあ、Voの声量や表現力については正直物足りないが、グッドルッキンなので許しましょう。

いずれにせよ、昨日のSLIPKNOTやらA7Xやらに比べるとアピアランスもパフォーマンスも非常にメタル然としていて、その辺は好ましい(個人的に、垂直にピョンピョン跳ねるようなバンドはカッコいいと思えないのです。ラジオ体操みたいで)。


BUCKCHERRY

個人的には本日二番目にどうでもいいバンドだったのですが、会場内の多くの人にとってもそうだったようで、トリ前なのにアリーナ前方はかなり余裕がありました。

BFMVと順番入れ替えた方がよかったんじゃないですかね。
BUCKCHERRY観たいけど、次のMOTLEY CRUEの場所取りしてた人って割と多かったのでは。

えー、こちらもケバブを頬張りつつビールを飲みながら観ていたわけですが、意外とよかったですよ。
パフォーマンスもタイトだったし、CDとか聴き込んだことないけど、ちゃんとそれぞれの曲の区別がつけられるだけのフックを備えてた。

でも、やっぱり途中で寝てしまいました(疲れ&飲みすぎ)。


MOTLEY CRUE

実は高校時代MOTLEY CRUEが大好きでした。毎朝彼らのCDをタイマーでかけて目覚めるほどに。
そんなわけで、ロートルとはいえ結構楽しみにしておりました。

最初アリーナに降りて、「Kickstart My Heart」、「Wild Side」、「Shout At The Devil」の強力な名曲3連発に興奮。
しかしよく考えるとアリーナ後方よりスタンドのほうが彼らのパフォーマンスがよく見えると思い、スタンドに帰還。

案の定、スタンドから観ると、いかにヴィンスやニッキーのアクションがカッコいいかがよくわかる。
これってやっぱセンスなのかなー。それとも自分の映像を何度もチェックして研究したのかなー。いずれにせよ、これぞプロだね。

実は新曲になるたびに睡魔に襲われていたのですが(飲みすぎ。一人で観ているとかえって酒量が増えますね…)「Live Wire」や「Red Hot」、「Looks That Kill」といった往年の名曲のイントロが流れるたびに身体が反応して目が覚めました。

アンコールは「Home Sweet Home」。ただでさえ泣けるのに、彼らの過去の映像とか流しちゃったりして。
リアルタイム組ではない僕でさえ涙腺に来たんだから、リアルタイム組と思しきソバージュヘアーのオバサマたちはマジ泣きだったことでしょう。

まぁホント、えげつないほどの「グレイテスト・ヒッツ・ライヴ」で、正直「落ち目の歌手のディナーショー」みたいな性格のライヴであったりもするわけだが、やっぱ時代を象徴する存在にまで上りつめたバンドのそれには力がある。素晴らしいエンターテインメント・ショーでしたよ。

ヴィンス・ニールのヴォーカルも、相変わらずフェイクまみれ&客任せの嵐でしたが声自体は割と出ていたし。ていうか、あの歌唱は声をセーブしてるんだな、きっと。



さて、「SLIPKNOTのようなバンドを呼べば客が入る」ことが判明してしまった今年のLOUD PARKですが、そのことが来年にどのような影響をもたらすかちょっと心配です。

個人的にはあくまでメタル・フェスとして正統派のバンドをもっと増やして欲しいのですが…。

LOUD PARK 08 初日感想

いよいよ始まったLOUDPARK08。
今年は、初日は大学時代のサークル仲間と、2日目は1人で観戦です。

演奏が始まる11時ちょうどに到着。
クロークと物販は激烈に混んでいたようだが、どちらも個人的には関係ないので無問題。

早速アリーナに降りてみると、かなりの人数。昨年の同時間の比じゃない。

これは早めに席を確保した方がいいかもなーと思ってスタンドへ移動。
結果として大正解で、昨年よりかなり人が多く、5人(サークル仲間+そのうちの1人の彼女)の席を確保するのは後の時間だとかなり大変だったはず。

以下、各バンドの印象をサラッと。

HEAD PHONES PRESIDENT

BURRN!の前田記者お気に入りの日本のバンド。

お気に入りの原動力であるVoの女性は元アイドルだけあってたしかになかなかかわいい。
ロングスカートを駆使してのパフォーマンスもなかなか素敵。

ただ、KORNを思わせるトラウマ系ヘヴィ・ロックなので、音楽的にはあまりピンと来ませんでした。

メンバーの人に普通の人っぽいルックスの人がいるので、その辺がちょっとアマチュアっぽく見えて残念。


SECRET & WHISPER

カナダ出身のエモ/スクリーモ系のバンド。
イベント主旨的には場違いな気もするが、僕は別にこの手の音楽は嫌いではない。

このバンドも曲自体はそんなに悪くないような気もするが、オカマのようなくねくねした動きをするメインVoが終始音程を外しっぱなしで痛々しかった(そーゆー曲なの?)。

それでも適度に盛り上がる日本の観客の優しいことよ。


AIRBOURNE

ドタキャンの噂がまことしやかに流れていましたが、デマでした。
ただ、遅れてきた友人を迎えに出てたので、最初の方は観てません。

噂どおりAC/DC型のハイエナジーなタテノリR&Rで、個人的にはあんまCDで聴きたいタイプの音ではないが、ライヴはかなりカッコよかった。
ただ、本格的にブレイクするにはもうちょっとSomething Specialが必要かも。


APOCALYPTICA

噂のチェロ・メタル集団。好奇心レベルではこれが一番興味深かった。
猛烈な扇風機ヘドバンをカマしながらチェロを弾く姿はなかなかシュールで視覚的にも楽しい。

メタラー然としたメンバーの中、ひとりオーケストラから迷い込んだかのような紳士がいらっしゃるのもなんか可笑しい。

やはり「Fight Fire With Fire」と「Nothing Else Matters」、そして「Seek And Destroy」の3曲をプレイしたMETALLICAカヴァーが盛り上がる。

最新作に参加していたSLIPKNOTのコリーが同じ会場にいるのでゲスト登場が期待されたが、さすがにヘッドライナーがこんな時間に登場するわけにいかなかったのか登場せず、SONATA ARCTICAのトニー・カッコが同郷のよしみ(?)で1曲出演。

基本的に歌がないので盛り上がり甲斐は薄く、単独公演を観に行きたいとまでは思わないが、楽しかった。


OBITUARY

この時点で既にアリーナはかなりギュウ詰めで、さっきAPOCALYPTICAがプレイしたULTIMATE STAGEでは柵が壊れてプチ将棋倒しが起きたりしていたらしい。私のいたスタンドからは見えなかったが…。

そんな中OBITUARY。個人的には興味のない音楽だが、バンドの醸し出す雰囲気、パフォーマンスはデス・メタル最古参組らしい凄みを感じさせるものだった。ファンの期待には完璧に応えたのでは。

ラルフ・サントーラ(G)の弾きまくりも流石でしたね。


MESHUGGAH

結構楽しみにしてたのだが、空腹に耐え切れず食べ物を買いに出る。
どの飲食ブースも激並びで、メンドいので近くにあったロッテリアに並ぶ。ケバブだのタイラーメンだのに比べると混んでいる席への持込みもしやすいし。

しかし私の番になった時点で残っているハンバーガーはチーズバーガーのみ。それも私が買った後は残り2個。まだ15時くらいなのに…。完全に来客数を読み違えましたね。

てなわけで終わり3曲くらいしか観れませんでした。しかも食べることに気をとられていたので複雑極まりない彼らの音楽はサッパリ理解できず。演奏は上手いなあ、と思いましたが。


DRAGONFORCE

LOUD PARK 06で観た際にはサウンドの悪さもあってグダグダのパフォーマンスだったという印象しかなく、ドラえもんギターしかハッキリ憶えていなかったが、さすが全米・全英ともに18位まで上昇する人気バンドになっただけあって今回はかなりマトモなライヴだった。

相変わらずハイテンションに飛び回りながらピロピロ無駄にフラッシーなギターもバッチリ決まり、普通にカッコいいと思えてしまった。嬉しいような逆に残念なような(笑)。


SONATA ARCTICA

トニー・カッコは声がよく出ていて歌はかなりよかったのだが、ここ2作中心のセットリストがどうにも…。

とはいえ、今日メロディで私の心の琴線に触れてきたのはこのバンドだけだったことは認めざるを得ない。

まあ、以前メイデンフェスで観た時のアマチュア臭いライヴに比べると、だいぶパフォーマンス全体が良くなったと思う。実際意外なほど盛り上がってたし。

余談だが、ドラムは相変わらず女の子みたいに見えた。
そして新ギタリストはなかなか上手いけど存在感薄い。


CARCASS

結構楽しみにしていたバンドのひとつだが、もはやアリーナがありえないほど混雑してきたので今日はずっとスタンドで見ることに決める。

我々がいる側とは反対側のステージだが、大型モニターもあることだしいいか…と思っていたらところがどっこい。

何故かCARCASSの時だけ「イメージ映像」が流れ始め、ステージの様子が映されない。そのためメンバーの表情等は一切わからず。

しかもその「イメージ映像」がまた…。内臓解体やら性病に罹った性器やらブラクラ映像のオンパレード。彼ら流のブラックジョークなのだろうが…。

あ、ライヴ自体はすごい音圧で禍々しいオーラが凄かったです。
感想が割とあっさりなのは、「HEARTWORK」アルバム以外には思い入れがないからです。


AVENGED SEVENFOLD

CARCASS長いな、と思っていたら案の定押しており、ちょっとトイレに行っている間に始まってしまいました。

とにかく凄い盛り上がりでビックリ。特にやっぱ女の子、それもメタTを着てないオシャレな女の子たちや若くてイケてる男の子たちが盛り上がっており、やっぱちょっとBURRN!読者とは違う属性の人たちに支持されてる感じ。

DRAGONFORCEやSONATA ARCTICAに無反応だったストリートっぽい若者たちも、彼らのメロスピっぽい曲で盛り上がっており、やっぱ「どんな音楽をやっているか」より「誰がやっているか」なんだなぁ…とあらためて感じたり。

一方Voの人が「SONATA ARCTICAは俺のフェイバリット・バンドだ」というようなことをMCで言ってましたけどね。

このバンドの音楽は嫌いじゃないし、なかなかいいセンスしてると思うんだけど、このバンドで盛り上がることに抵抗があるのはトシのせいですかね。ちょっと軽いというか。


DOWN

パフォーマンスの質とは無関係に、音楽性は本日最高に退屈でした。
せめてPANTERAの曲をやってくれれば…。
フィル・アンセルモの声の存在感は流石でしたが。

最後にMACHINE HEADやOBITUARYのメンバーがステージに登場してセッション的なサプライズがあったようですが、寝てしまっていたので私は観てません。


SLIPKNOT

アリーナは超満員、彼らの出るULTIMATE STAGE側のスタンドもほぼ総立ち。
私もそちら側に座っていたため、立つことに。まあ、いいかげん座りすぎでケツが痛くなっていたのでちょうどいい。

正直予想を遥かに超える人気にちょっとビックリ。
昨年のMARILYN MANSONのように、観ないで帰る人もほとんど見当たらない。
今まで周りのスタンドにいた連中(若者多し)はかなりおとなしかったのに、豹変したかのような盛り上がり。

んー、たしかに今日は大盛況だけど、正直「AVENGED SEVENFOLDが前座についたSLIPKNOTの来日公演」として観に来た連中が相当数いるのではないだろうか?
この2バンドがいなければ昨年並、もしくは昨年以下の動員だったのかも…なんて思ったり。

ステージは、これまでの簡素なステージとは打って変わって、セットといい、ライティングといい、パイロまで登場して「格差社会」なんて言葉が脳裏によぎるほどの豪華仕様。

それでメンバーはあのルックスだし、もちろんメジャーバンドだけにパフォーマンスもバッチリ。
演奏も上手いし、楽曲も思いのほかキャッチーに響く(DOWNの後だけに尚更…)。こりゃ盛り上がりますよ。

メンバーも凶悪なルックスに似合わず「アルバムを1位にしてくれてありがとう」だの「10年間やってこれたのはお前達が応援してくれたからだ」などと殊勝なことを口にし、日本語も駆使してフレンドリーな(?)感じ。

私個人はちょっとこのバンドに本気で入れ込むにはトラディショナルなメタルにハマりすぎてしまったのですが…。

しかしまあ、このSLIPKNOTファンたちがこうしたイベントを通じてもっと広い意味での「メタル好き」になってくれるのであれば、メタルの将来は明るいですね。



終演後、集まっていた友人たちの帰る方向がバラバラなので、会場近くのロイヤルホストで食事。

初対面である卒業以来で会ったサークル仲間の彼女も、彼氏のCARCASS好きを受け入れてくれる素敵な女性(本人はユーロ・プログレ好きらしい)で、楽しいひと時でした。

明日は孤独な戦いになりますが、ソロ活動であることを逆手にとって気ままに楽しみたいと思います。

TRIVIUM / SHOGUN のチャートアクション

TRIVIUMの新作「将軍」の各国のランキングが出揃ってきました。

オーストラリア:4位
日本:17位
イギリス:17位
フィンランド:17位
カナダ:19位
アメリカ:23位
ドイツ:27位
アイルランド:30位
オーストリア:30位
ノルウェー:34位
スイス:42位
オランダ:49位
イタリア:55位
スウェーデン:65位
ベルギー:72位
フランス:75位

豪州での健闘が突出していることを除けば、よく言って「スマッシュ・ヒット」(死語?)といった程度の成功で、天下統一には程遠い初動です。

まあ、長い時間をかけてジワジワと、という売れ方をするのかもしれませんが、アメリカでも日本でもDRAGONFORCE以下の順位しか残せなかったというのは正直意外でした。

全米TOP5入りを果たしたBULLET FOR MY VALENTINEとはちょっと差がついてしまったかな?
まあ、BFMVのほうがあからさまにキャッチーだけど、ひょっとしたらフロントマンの顔の問題かなぁ?(苦笑)


◆ニュースソース
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=106743