ECLIPSE / ARE YOU READY TO ROCK

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スウェーデン出身メロディアス・ハード・ロック・バンドの前作から4年半ぶりとなるサード・アルバム。

ジャケットといいタイトルといい壊滅的なダサさなのでスルーしていたのだが、最近のお気に入り盤であったSTURM UND DRANGの「ROCK 'N ROLL CHILDREN」のソングライティングにこのバンドのエリック・モーテンソン(Vo,G)が関わっているということで興味を持ち、チェックしてみると各所のレビューでかなり好評なので購入決定。

内容については、正直スカされた面もあります。
あんまり北欧っぽくないのですよ。ジョニー・ジョエリ(HARDLINE~AXEL RUDDI PELL)に似た張りのあるVoも、フラッシーなテクニックを惜しげもなく炸裂させるギターも、躍動感のあるリズム隊も、とても元気で力強くて、私が勝手にイメージする北欧ならではの繊細さをあまり感じさせないというか。

それどころか所々アメリカのバンドといってもいいようなノリとドライヴ感まであったりして。

とはいえそこはやはり北欧、メロディ自体の充実はかなりのもので、どの曲にもキャッチーなメロディが満載、そしてアレンジでの小技も利いていて、楽曲の平均点は相当高い。

時々「あれ? このフレーズはどっかで聴いたような…」という場面も散見されるものの、この時代錯誤なほどのオーソドックスさは、80年代メタルを実体験した人たちおよび90年代にゼロ・コーポレーションからリリースされていたB級メロディアス・ハードを愛聴していた人たちにとってはかなりグッと来るはず。

個人的には、一番北欧然とした哀愁を帯びた#3「To Mend A Broken Heart」に胸がキュンとしました。

Voが力強くて、Gが頑張っているメロディアス・ハードということでEDEN'S CURSEに通じるものがあり、こういう良いバンドが増えてくれば近年壊滅状態だったメロディアス・ハードの復権もあるかもしれませんね。【84点】


◆ECLIPSEのMySpace
http://www.myspace.com/eclipsemania
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BURRN!09年2月号の感想

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BURRN!2月号を読みました。
新年早々小忙しくて発売日には買えず、週末になってようやくGETです。

表紙、明らかに変わってきましたね。
やっぱ中年のオヤジよりはこういう表紙の方が若い人にはアピールするでしょ。

前半こそHANOI ROCKS、KISS、ビリー・シーン、ポール・ギルバートとロートルが続くものの、後半ではIN THIS MOMENT、AMON AMARTH、HIBRIA、BLESSED BY A BROKEN HEART、GINDER ROADと、若いバンドがカラー見開きで取り上げられていて、この辺にも変化を感じる。

そしてその変化は、特集の「2009年の展望」における編集長のコメントにも表れている。
SONATA ARCTICAやDRAGONFORCEもようやく「中堅」として認めていただけたようで(笑)。

ただ、藤木記者の言うとおり、今後集客の読みにくいバンドはLOUD PARKで「処理」されるようになっていきそうですね。

逆にLOUD PARKで意外な盛り上がりを見せて単独公演が決まる、ようなケースが増えていけばいいのですが、LOUD PARKだけになると「地方で強い」「関西で強い」タイプのアーティストは苦しいかも。

藤木記者といえば、「今月のおすすめ」で、毎年恒例の読者人気投票に関して「何年か前から全体の投票数が明らかに減ってきて」と書いてますが、それはやっぱこうしてブログとかで自分だけのランキングとかを発表できるようになったからでしょうねえ。

なお、各レコード会社の今年の予定を見ると、やはり昨年のガンズ、メタリカ級の話題作はないものの、AEROSMITH、SLAYER、MEGADETH、ANTHRAX、DREAM THEATER、EUROPE、QUEENSRYCHE、FAIR WARNING、SONATA ARCTICA、AS I LAY DYING、WIG WAM、IMPELLITERRI、AMORPHISなど、そこそこ駒は揃っている感じか。

あとは若いバンドでいいのがいくつか出てくれば悪くない年になりそうですが。

個人的にはENUFF Z'NUFFの復活作のギタリストがジェイク・E・リーと聞き、それはちょっと聴いてみたいかも、という気になりました。

秋に出るというHELLOWEENの25周年を祝うスペシャルなアルバム、というのもちょっと気になりますね。なんだかんだ言って私のメタル原点なので。

なお、個人的に興味深かったインタビュー記事は3つ。

ロビー・ヴァレンタインのインタビューを読むと、この人は自分の一番得意なことで成功できなかったために迷走してしまっているなぁ、とちょっと不憫になってしまった。しかしなんで写真でベースを弾いてるんでしょう?

島紀史(CONCERTO MOON)のインタビューは、内容はともかく何よりインタビュアーが編集長ではない、ってのにちょっと痛々しいものを感じた。

そしてHINDERについては、個人的には趣味ではないバンドなのでインタビュー本文は全く読んでいませんが、とりあえずページをめくる手が一瞬止まったことは素直に告白しておきます。
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!     
 ⊂彡

08年ベストを選んでみました

この手のサイト恒例の企画ということで、いわゆる年間ベストというヤツを選んでみました(こちら)。

おいおい十数年メタル聴いてきてこのセレクトはないんじゃないの、というくらい「わかりやすい」アルバムばかりが並んでいますが、30歳を超えてみて、あらためて自分がわかりやすい音楽が好きだと再認識しています。

昨年はメタリカ、ガンズ、AC/DC、ホワイトスネイク、デフ・レパード、モトリー・クルー、エクストリーム、ドッケン等々、往年の大御所が続々とアルバムを発表しましたが、その辺はどれも「悪くない、いやむしろ結構良いけど、やっぱ全盛期には遠く及ばないなぁ」という感想を抱いてしまったので、1枚も選出してません。

あと、期待に応えてくれなかったのはCOB、IN FLAMES、GALNERYUS、そしてイングヴェイかな。
ジューダスも個人的にはハマれなかったが、実は2枚組コンセプト・アルバムと聞いた時点で全く期待していなかったので、失望感はありませんでした。

今年期待するのは…リリースが見えている所ではSONATA ARCTICAとPRIMAL FEAR、そしてマイナー所ではBLOODBOUND。そういや今月ロブ・ロックが復帰したIMPELLITTERIの新作もようやく出るみたいですね。

あと、トニー・ムーアを戻したというRIOTもいいかげんアルバムを出して欲しいですね。
新生STRATOVARIUS(トルキ抜き)と、REVOLUTION RENAISSANCEもやっぱ気になります。

ANGRAとRHAPSODY OF FIREもビジネス上の問題をクリアして、アルバムを出してほしいですが、制作期間を考えると年内は厳しいかな…。

いずれにせよ、今年も良いアルバム、良い楽曲とめぐり合えますように。

2009年 新年ご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
今年もMETALGATEと当ブログをよろしくお願いいたします。

昨年は世界的にメタルが盛り上がってきた感じの年でした。
メタリカとガンズが同じ年にアルバムを出したというだけでも、HR/HM黄金時代を体験した人達にとっては感慨深いでしょう。

しかも、BFMVの全米4位を筆頭に、新世代のバンドもちゃんと育ってきているのですから非常にめでたい。

多分にSLINKNOT効果だったとはいえ、LOUD PARKの初日は大盛況でしたしね。

07年に約3年かけて10万ヒットに辿り着いた当サイトが、昨年12月時点で30万ヒットを超えるとか、08年3月時点で5万アクセスだったこのブログが、12月には20万アクセスに達していたというのも、メタルの盛り上がりと無関係ではないでしょう(多分)。

日ごろご愛顧いただいている皆様に厚く御礼申し上げると共に、最近メタルに興味を持ち、当サイト/ブログを訪れるようになった方には、何かしらその興味・関心に応えることができているといいなあ、と思っております。


昨年はこのサイトの中の人的には割とバタバタした1年でした。
更新が滞ることもありましたが、それでも全体的にはマイペースで運営できたかなと思っています。

今年は今年でこのサイトのバックボーン的な部分でちょっとバタバタしそうなのですが、まあそれは見る側にとっては関係ないことですので、白鳥のようにマイペースを装ってやっていきたいと思っています。

ただ、あらかじめ布石を打っておくと、ひょっとするとブログ中心に更新せざるを得ない時期が出てきたりするかもしれません。


いずれにせよ、昨年先述のメタリカにガンズ、さらにAC/DCにジューダス・プリースト、デフ・レパードにホワイトスネイク、イングヴェイにエクストリーム、イン・フレイムスにチルドレン・オブ・ボドム、BFMVにトリヴィアムと、かなり「決め球」をまとめて放ってしまった感のあるHR/HMシーン。

こうした大物が今年も立て続けにアルバムを出すとは思えない中、どんなバンド、どんなアルバムがシーンを盛り上げてくれるのか、あるいは「去年がピークだったね」と早くもまた下降フェイズに突入してしまうのか、興味深いところです。

とりあえず、この金融危機で不況まっさかりな社会情勢がまたかつてのグランジのような辛気臭い音楽が台頭してくる温床にならないよう願うばかりです。

それでは今年も皆さんにとって良いメタルと出会える年になりますように。