「メロディック・スピード・メタル聖典2011」

先のエントリーで取り上げたW.ANGEL'S CONQUEST 「IV」の日本盤初回特典として付いてきた小冊子「メロディック・スピード・メタル聖典2011~崇めよ、このメロ この速さ!!!!!!~」。

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実はむしろこの特典が目当てでアルバムを買ったと言っても過言ではありません(笑)。

当初、発売日に営業ついでに立ち寄ったディスクユニオン御茶ノ水 HARD ROCK/HEAVY METAL館で「特典ありますか?」と訊いたら「ステッカーならありますが?」と言われ撤退。場所を新宿ヘヴィメタル館に移すと、ちゃんと付いてきた。

まあ、かつてCD屋でバイトしていた経験から言うと、マイナー・タイトルの特典というのは往々にしてないがしろにされがちなのでわからなくはないのですが…(ただしアイドル系とV系を除く。これらのジャンルはファンがうるさいので)。

で、この16ページオールカラー小冊子を読み、今回ワーナー・ミュージック・ジャパン内にMSM(メロディック・スピード・メタル)専門レーベル“a quarter century flame”を立ち上げたのが、HR/HMメディアによく触れていらっしゃる方であればご存知、「ジャーマン藤井」こと藤井之康氏であることが明らかになりました。

藤井之康氏といえば一般的にはコブクロや新垣結衣の担当ディレクターとして知られる人物で、察するにそれら邦楽アーティストの成功によって積み上げた功績を背景に、「自分のやりたいこと」を会社に通した、ということなのではないかと思われます。

個人的にはこういう趣味的な仕事は愛がある人ほど客観的になれないので失敗しがちだと思っており、このレーベル設立が藤井氏のキャリアにおける「汚点」にならないことを願うばかりです。

話が横道に逸れましたが、この小冊子の中身はこんな感じ。

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◆キャプテン和田とジャーマン藤井のメロスピ対談

◆メロディック・スピード・メタル系譜

◆キャプテン和田とジャーマン藤井のメロスピチューンTOP10

◆キャプテン和田とジャーマン藤井のメロスピ名盤25選

◆W.ANGEL'S CONQUEST 『IV』 インタビュー

メロスピ対談に関してはキャプテンがメロディック・スピード・メタルを「日本人が大好きな哀愁のメロディーと展開、そしてスピード、ヴォーカルのうまさ、この3拍子が揃っているものを言っているわけだけどね」と表現していることについて「ヴォーカルのうまさ?」と違和感を覚えてしまったことは内緒です(せめてハイトーン・ヴォーカル、くらいにしておけば違和感もなかったのに…)。

メロディック・スピード・メタル系譜については、1987年に発表されたHELLOWEENの「KEEPER OF THE SEVEN KEYS Part I」から2011年に至る主だった作品を中心にメロディック・スピード・メタルの歴史を簡単におさらいする内容。

正直私のようなこの歴史の大半をリアルタイムで体験してきたような向きにはかなり「薄い」内容で(テキストが少ない…)、やや期待外れではあったが、ここ数年の間にメタルを聴き始めたような若いファンにとってはこのジャンルの歴史を簡単に把握できる「教材」としてそれなりに役に立つかもしれません。

キャプテン和田のメロスピチューンTOP10は以下の通り。

01. The Wizard's Last Rhymes / RHAPSODY
02. Rondeau In A Minor~Quest Of Heroes Part I~Quest Of Heroes Part II~The Promise / HOLY KNIGHTS
03. Sworn In The Metal Wind / LOST HORIZON
04. Unopened / SONATA ARCTICA
05. Hands Of Time / STRATOVARIUS
06. How Many Tears / HELLOWEEN
07. In Control / HEAVENS GATE
08. Valhalla / BLIND GUARDIAN
09. Moonlight / VIPER
10. Epilogue / ROYAL HUNT

まあ、キャプテン和田がこれまでプッシュしてきたバンドの曲が多く、同氏の手掛けたライナーノーツや、ラジオや著書に日常触れている人とっては理解できる内容でしょう。

ANGRAを外してHOLY KNIGHTSってのは少々意外でしたが…。
あと、ROYAL HUNTはメロスピなのか?

冒頭の対談で上記のキャプテンの選曲に対し「1曲くらいですよ、納得できた曲」と異を唱えたジャーマン藤井氏のTOP10は以下の通り。

01. March Of Time / HELLOWEEN
02. You And I / CHROMING ROSE
03. I've Seen You In My Dream / CONQUEST
04. Soldiers Of The Wasteland / DRAGONFORCE
05. Tribute To The Past / GAMMA RAY
06. Liberty / HEAVENLY
07. Far Away / POWER QUEST
08. Victoria's Secret / SONATA ARCTICA
09. Eye Of The Storm / STORMWITCH
10. Reach Out For The Light / TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA

同氏のB級趣味が際立つ選曲で、本当にこの感性の持ち主がレーベルを運営して大丈夫なのか? と危惧してしまう10曲になっております(笑)。

ていうか2人揃って「Eagle Fly Free」も「Carry On」も「Emerald Sword」も「Black Diamond」もアーライもなしかよ!
STORMWITCHなんてB級通り越してC級の極みじゃねえか、とシャウトしたくなったのも内緒です(笑)。

お二人の選ぶアルバム25選に関しては、実際に入手した人だけのお楽しみということで。
書き出すのがめんどくさいというのもありますが(笑)。

ちなみに二人でカブっているのはBLIND GUARDIANの「TALES FROM THE TWILIGHT WORLD」だけなので、49枚ものアルバムが紹介されている、とだけ伝えておきましょうか。

…とまあ、いろいろとアレな内容ではあり、誤植も多くて苦笑してしまうのですが、レーベルの壁を超えてこのジャンルをプッシュしていきたいという熱い思いに溢れた一冊であることは間違いないと思いますので、ぜひ皆さんW:ANGEL'S CONQUESTの「IV」を買って入手してください。

店員に特典が付くかどうかちゃんと確認することを忘れずに!(笑)

なお、私の選ぶメロスピ名盤25選を追記に記載しておきますので、ご興味のある方はどうぞ。

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W.ANGEL'S CONQUEST / IV

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先日このブログでも取り上げた、ワーナー・ミュージック・ジャパン内に設立されたMSM(メロディック・スピード・メタル)専門レーベル“a quarter century flame”第一弾リリース作品となるウクライナ出身の5人組MSMバンド(イマイチなじめない…)の日本デビュー作。

1997年にウクライナの都市ハリコフで結成され、当初はメジャー感覚のハード・ロックをプレイしていたものの、幾度かのメンバー・チェンジを経てメロディック・スピード・メタルへの方向性をシフトチェンジ。

2001年に発表されたファースト・アルバム「ENDLESS POWER」をロシアの「IROND REC」からリリース、当時日本ではちょっとした「メロスピ・ブーム」が起きていたこともあり、一部マニアの間で話題になった。

2005年に2nd「FROZEN SKY」を「MUSICAL HALL DESTRIBUTION」から、2009年には3rd「EMPIRE」を「METALISM」からリリース。現地ウクライナやロシア、ポーランドなどのイベントなどを中心にライヴも行ない、RAGEやSABATON、SIRENIAといったバンドの前座も務めた経験があるようだ。

アルバムごとのリリース間隔が長めで、アルバムごとにリリース元が変わっていることも、これまでの彼らの活動が平坦なものではなかったことを物語っていると思うが、さすがに曲がりなりにも10年以上のキャリアを重ねてきただけあり、通算4作目となる本作で聴かれる演奏力やサウンド・プロダクションなどはウクライナという「辺境」出身のバンドにしては安心して聴くことができるものになっている。

ただ、「ウクライナ出身」という希少性というか物珍しさのファクターを外して客観的に評価すると、とりあえず日本盤が出てもおかしくないクオリティはどうにか確保しているものの、正直傑出した所はなく、輝かしきMSM専門レーベル船出の一作としては少々物足りない仕上がり。

全体的な印象としては「薄味のSONATA ARCTICA」といった感じの流麗なヴォーカル・メロディを核としたメロディック・パワー・メタルで、まあ日本人好みと言ってもいいサウンドではある。

ただ、所々印象に残るメロディや、期待させるイントロが出てきて「オッ」と思わせるものの、全体として煮え切らない観は否めない。

正直速い曲については今回なぜだか初期ほどの煽情力がなく、本作ではむしろ北欧メタルに通じる哀愁のメロディ・センスを生かしたバラードやミドルテンポの楽曲の方が出来が良い。

そしてマイルドな声質を持つVoは初期よりだいぶ上手くなったものの高音域が弱く、Drもあまりパワー・メタルに適性のあるセンスの持ち主ではなさそうなので、あまりスピード・メタルのスタイルに固執しない方がいいかもしれない。

とはいえ、そうなるとMSM専門レーベルとしては困るのかもしれないけど(笑)。
てか、こうして「メロディック・スピード・メタル専門」と謳っているわけですが、所属バンドがよくある「音楽性の変化」を望んだ場合どうするのでしょう? 

契約に当たって「音楽性を変えないこと」とか、「アルバムの平均BPMは160以上」とか、そういう「縛り」を入れていたら面白いですが、アーティストとしては窮屈でしょうね(笑)。

なお、蛇足ながら、本作リリースに先立ってバンド名を「CONQUEST」から、中心人物であるW・エンゼル(Vo, G)の名前を冠した「W.ANGEL'S CONQUEST」に変更している。

本作のレコーディング中にギタリストとベーシストが交代したことが影響しているのではないかと思われますが、他のメンバーとしては「一人だけ目立ちやがって」という気持ちになりそうだし、マーケティング面でも特に知名度があるわけでもない人物の名前をフィーチュアするメリットというのはほとんどない(むしろバンド名が長くなって覚えにくくなるという意味ではマイナスかも)と思われ、本人以外誰も得をしない改名であるような気がします。

なお、来年には彼らのベスト・アルバムがリリース予定とのこと。【77点】

◆ワーナー・ミュージックによる無内容なティザー映像


◆バンド自身によるクロスフェード・サンプル



100万ヒット達成

本日2011年12月30日、METALGATE本サイトのトップページのアクセスカウンターの数字が100万を突破しました。

04年10月にサイトをWeb上にアップし、05年1月に検索エンジンへの登録や相互リンクなどを通じて本格的に公開してから約7年、あらためて振り返ってみるとつい先日のようで結構長い道のりだったなあ、と感じます。

このサイトがスタートした時期に存在していたサイトの多くも閉鎖/更新停止、もしくはブログへの移行をされていて、寂しい限りです。

10万ヒットを達成するのに約3年の年月を要したのに対し、その後は雪ダルマ式にアクセスが増え、ここ数年は安定的に毎日数百人の方が訪れてくださっています。

なお、ブログの方が先に100万アクセスを達成していますが、これはどのページ、どのエントリーにアクセスしてもカウントされるブログに対し、サイトの方はトップページにアクセスされない場合はカウンターが回らないので、特定のバンド名で検索し、レビューのページだけ見て他のサイトに離脱してしまうような閲覧者はカウントされないためで、アクセス解析を見ると実際にはブログと同等以上の方がサイトに訪れていただいています。

基本的には自分の書きたいことを書くことを第一の目的に作ったサイトなので、たとえ誰も見てくれなくても細々と続けていたと思いますが(そういう地道な作業が苦にならない性格です)、ここまでコンスタントに更新を続けることができたのはやはり見てくれる方々がいたからこそだと思っています。

これまで7年間、メッセージフォームやブログのコメント欄などを通じて当サイトを褒めていただいたり、いい音楽に出会うきっかけになったという嬉しいお言葉もかなりの数いただきました。

リアルの仕事などは往々にして色々な人たちの協力や、会社の看板のもとに成立しているものなので、たとえ自分の関わった仕事が成功し、評価されたとしても、一概に「自分の手柄」と言うのは憚られるものです(もっとも、私の業界に関してはちょっとしか関わっていないのに「アレ、オレがやったんだよ」と吹聴して回る「アレオレ詐欺」が横行しがちなのですが…/苦笑)。

それに対し、このサイトに関しては文字通り自分一人でやっているものなので、そういうポジティヴな評価を「自分のやったことに対する評価」として素直に受け止められることが張り合いになったというのは事実です。

その分、批判についても全て自分のやったことに向けられるものなので、多くの人に見られるようになるにつれうかつなことは書けないな、という思いも強くなっていますが。

ただまあ、音楽についての文章なんてどうしても「合う、合わない」の話になりがちで、批判というのも基本的には「オマエの書くことは気に食わない」という類のものなので、あまり気にしてもしょうがないかな、とも思っていますが。

いずれにせよ、これまでサイトに訪れてくださった方、中でも当サイトを気に入ってコンスタントにご覧いただいている方にあらためて深く感謝の意を表したいと思います。

そして、これからもMETALGATEをよろしくお願いいたします、という月並みな、しかしそれ以外に言いようがない言葉で一旦この100万ヒット記念エントリーを締めくくりたいと思います。

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DRAGON GUARDIAN / 聖魔剣ヴァルキュリアス

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勇者アーサー率いる同人メタル・プロジェクトの通算5作目となるフル・アルバム(企画盤やリメイク・アルバムを除く)。

メジャー流通となった前2作でVoを務めていたFuki嬢は、自身の所属バンドであるLIGHT BRINGERがメジャー・デビューした関係か本作には参加せず、本作のVoは勇者アーサーの別プロジェクトである桜牙に参加経験のある青葉りんご、野宮あゆみ、みーや、実谷ななといった女性シンガー(声優?)が楽曲ごとに分けあって担当している。

本作ではこれまで打ち込みだったDrが錬金術師シャローテイルなる人物による生演奏になっている。既に前作時点でかなり良質なサンプルを元にクオリティの高い打ち込みサウンドを実現しており、もともと生ドラムならではのグルーヴをそれほど必要としない音楽性でもあるので、生ドラムの必要性をそれほど強く感じていなかったが、やはり生ならではのパワフルな突進力が時にDRAGONFORCEを思わせる強烈な疾走感を生んでいる。

音楽性はこれまで通りメロディック・スピード・メタルをベースに、アニメソングやゲーム音楽由来のクサいメロディをふんだんに盛り込んだ典型的な「クサメタル」サウンド。

時にブラスト・ビートなどヘヴィな要素を持ち込んだり、ヴァイキング/フォーク・メタル風の楽曲にもトライして幅を出す工夫はしているものの、クサいメロディの印象が強いため、聴き終えた際の印象はやや金太郎飴的なものになってしまうのはいたしかたない所か。

#3や#6など前作に比べやや「陽」のメロディが増えたような印象があり、さらに前作では排されていた声優のセリフによる小芝居が復活していることや、Voの資質もあって、全体の印象としては前作よりも「同人メタル」な方向に揺り戻された印象。

楽曲の完成度・密度はこれまで同様非常に高く、ライトノベルめいた歌詞世界や、ナレーションやキャラクターのセリフに象徴される同人テイストに抵抗のないメロスピ・ファンであれば文句なく楽しめることだろう。

ただ、個人的な感想は、やはりFuki嬢のヴォーカルはメジャーに行く人間ならではの華があったんだなあ、というもので、本作で歌うVoの面々も歌唱力は充分ながら、音楽全体の印象をややB級なものにしてしまっていると思われるのが残念。

#6「天界への切符」にVERSAILLESのTERU(G)がゲスト参加し、ギター・ソロを弾いており、同人メタルとヴィジュアル系メタルのコラボレーションが実現しているのはちょっとしたトピックか。

ちなみに本作の初回版に付属しているDVDは去る2月26日に鴬谷の東京キネマ倶楽部という、メタルのライヴとしてはやや変わった会場で行なわれたLIGHT BRINGER、MinstreliXとの対バンイベント「暗黒舞踏会 2011」におけるライヴ・パフォーマンスを収録。

内容はブツ切り気味の編集が難だし、パフォーマンス自体もプロフェッショナルとは言い難いが、ライヴが少ないプロジェクトなので、ファンにとっては貴重な映像。歌っているのはFuki嬢なので、LIGHT BRINGERがブレイクしたら別な意味で貴重になるかも?(笑)。【85点】

◆本作のクロスフェード・サンプル [YouTube]


◆本作収録「機械仕掛けの神 -Short Ver.-」PV



NHK-FM「今日は一日“ハードロック・ヘビーメタル”三昧 IV」を聴けませんでした…。

今年も年末オンエアとなったNHK-FM名物「今日は一日 ○○三昧」のハードロック・ヘビーメタル版の第4回目を最初から聴けませんでした…。

23日から3連休ということもあり、関西方面に旅行に行っていたため、帰宅してラジオをつけると既に79曲目、HOLY MARTYRの「Zatoichi」が流れていました。

随分コアな曲かけてるな、と思って公式サイトのページを開くと、たしかになんか今回は「Power Rock Today」かと思うほどマニアックな曲が結構かかっている。

AEROSMITHやらMR.BIGがかかっている序盤は割と刺激が足りなそうな感じだけど、RIOTの「Riot」とかリアルタイムで聴いてたら盛り上がりそうだし、まだ結構早い時間からMORBID ANGELやらWATAINみたいな邪悪な音楽がかかっている(笑)。

クリスマスらしく、それを意識した曲が結構かかっているが、KING DIAMONDの「No Presents For Christmas」とか、スラッシュ・メタル系のミュージシャンがプレイする「Silent Night」とか明らかにネタ曲でしょ(笑)。

THIN LIZZY & SEX PISTOLSの「A Merry Jingle」なんかは「こんなコラボあったんだ」って感じだし(ポップでフツーに聴ける曲ですね)、220VOLTの「Heavy Christmas」なんて相当にマニアックな選曲ですね(笑)。

ゲイリー・ムーアとかジェイニー・レイン(元WARRENT)とかフィル・ケネモア(Y&T)とかスコット・コロンバス(MANOWAR)とか今年亡くなった人を意識したと思われる選曲があるのは前回通り。

ゲイリーについては彼に大きな影響を受けたと思われるジョン・ノーラムやジョン・サイクス(BLUE MURDER)といったギタリストの曲までオンエアする力の入れっぷり。まあ大御所ですからね。

前回に続きBIG4がひと通りかかっている(SLAYERの「Angel Of Death」とかラジオから流れてきたら興奮するだろうなあ)上に、私が聴いた時間帯でもTESTAMENTにLAAZ ROCKIT、OVERKILLなんかが流れているからスラッシャー諸兄もご満悦でしょう。

今回もメロスピ成分少なめなのは通例通りながら、せめてNOCTURNAL RITESとHIBRIAがかかっていたってのが伊藤政則氏的な許容範囲の限界ということなんでしょうか。

まあ、今回ジャパメタ成分はそれ以上に少なめ、というか皆無ですが(苦笑)。

個人的にはDOKKENの「In My Dreams」、EUROPEの「Carrie」、WINGERの「Rainbow In The Rose」という80年代ポップ・メタル・タイムは生で聴きたかったなー。どれも大好きな曲です。

なお、今回今まで司会を務めていた「赤羽のロニー」こと松本和也アナウンサーは体調不良による休養中のため出演せず、代わりに高市佳明氏というアナウンサーが伊藤政則氏と共に司会を務めていた。

この人は声が爽やか過ぎてメタルっぽくない、というのは言いがかりとしても、松本アナほどにHR/HMに対する思い入れが伝わって来なかったのがちょっと残念かな。世代的にはメタル・ブームを通過している年齢(1972年生まれ)だから一応聴いていた時期はあるんだろうと思いますが。

ゲストとして途中から(ちょうど私が聴き始めたあたりからのようですね)登場したのは、もはやNHK関連のロック系の番組といえばこの人、という感じの“スターレス”高嶋政宏氏。

他に誰かいないのか、と思ってしまうが、伊藤氏が納得できる嗜好の持ち主はこの人くらいしかいないんだろうなあ。
最近のメタルコアとかメロスピ、あるいはLAメタルなんかが好きな著名人(そんな人がいるのかどうかわかりませんが)がゲストで来た所で話が噛み合うとも思えませんし。

ただ、高嶋氏はORPHANED LANDみたいな新しいバンドをオンエアしたり、番組でかかったOVERKILLを聴いて「これはカッコいいですね。CD買おうかな」などと言ってみたり、「自分の世代の音」に固執しない柔軟な姿勢は好印象です。

ちなみに今回「らじる★らじる」なるネットラジオのサービスでNHK-FMが聴けるようになっていたのを初めて知りました。たしかに私も最近クルマではなく自宅でラジオを聴くときは全てRadikoだし、時代の流れですね。

とりあえず、来年は公私ともに忙しくなりがちな年末ではなく、もう少し余裕のある時期にオンエアしてもらいたいですね(笑)。

◆番組ページ
http://www.nhk.or.jp/zanmai/past/20111225hrhm/index.html

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