HELLOWEENの「STRAIGHT OUT OF HELL」が本国ドイツでバンド史上最高位を記録

ここ日本でもかなりの好評を博している印象のHELLOWEENのニュー・アルバム、「STRAIGHT OUT OF HELL」が本国ドイツのナショナル・チャートで4位を記録したそうです。

これは、かつて彼らがかの名作「KEEPER OF THE SEVEN KEYS PT.2(「守護神伝 第二章」)」で記録した5位を超える、バンド史上最高のチャート・ポジションです。

もちろん、「KEEPER OF THE SEVEN KEYS PT.2」は彼らがまさに世界へ羽ばたこうとする一番上昇気流に乗っていた(結果的には乗り切れなかったのですが…/苦笑)時期のアルバムだけに、16週に渡ってチャート・インするロングセラーになり、結果として西ドイツだけで25万枚を売るヒット作になったので、トータルの売り上げでこの数字を超えることはないでしょう。

とはいえ、デビューから30年近い年月を経て、しかも本国では一時期のヒットの反動でやや「80年代に売れた過去のバンド」感すらあったという状況からの最高位というのはやはり快挙と呼んでいいでしょう。

前作のチャート・アクションが25位ですから、本国でも評判が高かったことは間違いないと思われます。

そしてやはり前作が16位だった「メタル大国」フィンランドでも4位を記録しているとのことで、この好調ぶりは少なくとも汎欧州的なものなのではないかと思われ、今後の他の国でのチャート・アクションもウォッチしていきたいと思っています。

日本では98年の「BETTER THAN RAW」以来15年ぶりのオリコンTOP10入りが期待されながら、残念ながら11位にとどまってしまいましたが…。

とはいえ前作は18位ですから、この洋楽不振のご時世にあって健闘したと言えるでしょう。

まあ別に売れているから良い音楽というわけではありませんし、良い音楽だからチャートを上る、というわけでもないというのが現実なのですが、本作に関してはやはり「良いから売れた」と思いたくなる何かがありますね。

カイ派かヴァイキー派か、という問いに対してはカイ派であると即答してしまう私のような人間でも、バンドとしてのHELLOWEENは特別な存在であると信じてきただけに、今回のようなニュースは素直に嬉しいですね。

※1/31追記
本作はアメリカのビルボード・チャートでもバンド史上初となるTOP100入り、97位を記録。これまでの最高位は「KEEPER OF THE SEVEN KEYS PT.1(「守護神伝 第一章」)」の104位。

◆ニュースソース
http://www.blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=185481

◆本作のオープニング・トラック「Nabatea」のPV [YouTube]







スポンサーサイト

BLACK VEIL BRIDES / WRETCHED AND DIVINE : THE STORY OF THE WILD ONE

blackveilbrides03.jpg

前作発表後、iTunesでの配信オンリーのEP「REBELS」(BILLY IDOLの「Rebel Yell」やKISSの「Unholy」のカヴァーを収録)を発表、さらに大ヒット映画『アベンジャーズ』のサントラに新曲「Unbroken」を提供した。

そしてアメリカのメタル雑誌『REVOLVER』主宰のGolden Gods Awardで最優秀新人賞、イギリスの『KERRANG!』誌でもベスト・ニュー・カマー賞を受賞するなど、着実に頭角を現しつつあるBVBのサード・アルバム。

本作はコンセプト・アルバムで、ライナーノーツによると「統一化された教会政府が科学と創造力を取り上げることで社会を滅ぼしつつあり、この独裁的な政権が若者たちを薬づけにし無気力にしている――。そこで“暴れ者たち(The Wild Ones)という名の難民たちが、子供たちにありのままの自分たちになり、反乱を起こすよう煽動する、というストーリー」だという。

もちろん単に歌詞にテーマがあるというだけではない。デビュー・アルバムではエモやメタルコアなどモダンなロックの要素が強く、前作ではよりストレートなハード・ロックにスタイルを変えていたが、本作ではストリングスやクワイアをふんだんに取り入れ、よりドラマティックな音楽世界を築き上げている。

もともとバンド自体の世界観にシアトリカルな要素があるだけに、こういうサウンドもなかなかハマっている。

個人的にはコンセプト・アルバムなんて30過ぎて充分な人生経験とキャリアを積んでから作っても遅くないと思うし、前作のようなイキのいいロック・アルバムをガツンと叩きつけてほしかったという思いもある。

しかし、現在の彼らを支えていると思われる若いファンにとっては普通のロック・アルバムを出されるよりも、このような特別感のある作品によってバンドのアーティスティックなポテンシャルを示してくれる方が嬉しいことなのなのかもしれない。

そして実際の仕上がりはファンの期待に充分応えるもので、歌メロのフックも充分だし、リード・ギターのフレーズがなかなかよく練られていて、コンセプト・アルバムにありがちなまだるっこしいパートがほとんどない。

二部構成19曲に及ぶ大作ではあるが、それはインタールードやSE的な小曲が曲数にカウントされているためで、通常のヴォーカル・ナンバーは12曲。個々の楽曲は4分以下のコンパクトなもの多いため、ダレることもなく聴きとおせる。

個人的にはリーダー・トラックである#18「In The End」と#13「Days Are Numbered」が特にお気に入りだが、楽曲のクオリティは総じて高く、若さに似合わない安定感に思わず外部ソングライターの存在を疑うほど(笑)。

こういう作り込まれた作品によってバンドの新たな可能性を提示した彼らが、今後どのような飛躍を遂げるのか、興味深く注目していきたいと思っています。

◆本作のリーダー・トラック「In The End」のPV [YouTube]


◆EP「REBEL」収録「Rebel Yell」のMV [YouTube]


スティーヴ・スティーヴンス(G)の出世作でもあるオリジナルが好きだったのでつい貼ってしまいました。この映像を貼ったことに深い意味はありませんが、ライヴもカッコよさそうですね。祈・来日! 単独だと私のような三十代は浮いてしまいそうなのでむしろフェス希望で(笑)。

なお、CDにはDVD付のデラックス・エディションと通常盤があります。




ジェフ・テイト版QUEENSRYCHEのメンバーが変更に

現在世の中にはジェフ・テイトが率いるものと、それ以外のメンバーによるものの、2つのQUEENSRYCHEが存在している状況ですが、ジェフ・テイト版のQUEENSRYCHE(らしきもの)のメンバー・チェンジが発表されました。

元々発表されていたラインナップは以下の通り。

Vo:ジェフ・テイト
G:ケリー・グレイ(元QUEENSRYCHE)
G:グレン・ドローヴァー(元MEGADETH, KING DIAMOND)
B:ルディ・サーゾ(元QUIET RIOT, OZZY OSBOURNE, WHITESNAKE, ANIMETAL USA)
Dr:ボビー・ブロッツァー(RATT)
Key:ランディ・ジーン

上記のメンツのうち、グレン・ドローヴァーはライヴを1回やっただけで早々に「これは自分のやりたいことじゃない」と離脱。後任にはケリー・ケリー(SLASH'S SNAKEPIT, ALICE COOPER, RATT)の名前が噂されていましたが、結果としてルディ・サーゾの弟、ロバート・サーゾ(元QUIET RIOT, HURRICANE)が加入しました。

そして発表されたラインナップは以下の通り。

Vo:ジェフ・テイト
G:ケリー・グレイ(元QUEENSRYCHE)
G:ロバート・サーゾ(元QUIET RIOT, HURRICANE)
B:ルディ・サーゾ(元QUIET RIOT, OZZY OSBOURNE, WHITESNAKE, ANIMETAL USA他)
Dr:サイモン・ライト(元TYTAN, AC/DC, DIO他)
Key:ランディ・ジーン

キーボーディストのランディ・ジーン氏は昨年12月に心臓発作を起こしたとのことでしたが、大丈夫だったのでしょうか。

ちなみにこのランディ・ジーン氏は、ジェフ・テイトがQUEENSRYCHE加入前にやっていたMYTHというバンドのメンバーで(つまりケリー・グレイと同じですね)、その後30年来QUEENSRYCHEのツアー・キーボーディストを務めてきた人物。

そして副業(?)としては、グランジ・ブームの時期に登場したシアトルのCANDLEBOXというグランジ・バンドの、400万枚売れたデビュー・アルバムでキーボードをプレイしていたこともあるそうです。

ケリー・グレイもそうでしたが、シアトルのミュージシャンはやっぱり皆グランジに手を染めていたんですね…。
だからこそシアトル発のグランジ・バンドがああも雨後のタケノコのように登場してきたのでしょう。

そしてそのテクニックを知る者全てが心配していたボビー・ブロッツァー(Dr)はいつの間にかリストラされ、サイモン・ライトという無難な人物が後任に収まっています。一応、RATTの仕事があるから、ということのようですが、だったら最初から参加するなよ、と(笑)。

個人的にはサイモン・ライトもスコット・ロッケンフィールドに比べると面白みのないドラマーだと思ってますが(小声)。

このジェフ・テイト版QUENNSRYCHEは「CLEOPATRA RECORDS」なるインディーズ・レーベルと契約し、今年の遅い時期にリリースする予定のアルバムのため、近々スタジオに入るそうです。

現在、正式メンバーとしてはご遠慮願ったボビー・ブロッツァー(Dr)の他、元JUDAS PRIESTのK.K.ダウニング(G)、KINGS' Xのタイ・テイバー(G)などのゲスト参加が予定されているようです。

個人的にこのラインナップをQUEENSRYCHEとは認めがたいのですが、アウトプットとしての音楽は恐いもの見たさ的な興味があります(笑)。

◆ニュースソース
http://www.blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=185329

OZZFEST JAPAN 2013 第4弾アーティスト発表

前回の発表で、HR/HMファンにとってはいささか微妙なイベントの様相を呈してきたOZZFEST JAPAN 2013の第4弾アーティストが発表されました。

今回追加になったのは以下の4アーティスト。

◆5月11日:THE TREATMENT、難波章浩(元Hi-STANDARD)

◆5月12日:STEEL PANTHER、MUCC

ふむ、5月12日にLOUD PARK出演経験バンドを固めてきたということは、やはり5月12日にどちらかというとオールド・ファッションなHR/HMファンを集客するつもりなんですかね。

STEEL PANTHERはLOUD PARK 09の際に頭の方しか観ることができず、もっと観たかったという思いがあるので悪くはありませんが。

いよいよ今週末一般チケット発売なわけですが…基本的には少なくとも2日目には足を運ぶつもりですが、とりあえずちょっと様子見しようかな、という微妙な温度感です。個人的には。

◆OZZFEST JAPAN 2013公式サイト
http://ozzfestjapan.com/

LORDの新作「DIGITAL LIES」がちょっと楽しみ

当サイトが(つまり私個人が)前身バンドであるDUNGEON時代から地味に応援しているオーストラリアのメロディック・メタル・バンド、LORDの新作「DIGITAL LIES」が本国オーストラリアでは2月22日に、そしてニュージーランドと日本でもその後リリースになるそうです。

日本でのリリース元は最近何気にツボを押さえた作品のリリースが増えてきているRUBICON MUSICから。

ルビコンは流通が弱いからディスクユニオンみたいな専門店かAmazonみたいなネットショップじゃないと入手しづらいのが難ですが…。

YouTubeで新作のサンプルが公開されています。

◆LORD "DIGITAL LIES"のサンプル音源 [YouTUbe]


このサンプルを聴く限り、なかなかにイイ感じ。メロディック・メタル・ファンのツボをくすぐるメロディが随所に登場し、期待が高まります。

てか、このクラスのバンドまでクオリティの高いアルバムを出してくるとしたら、今年はマジでメロディック・メタル・ファンにとっての「当たり年」になるかも。

あと、このニュー・アルバムに収録されているインスト曲「Because We Can」のPV(?)がなかなか面白かったので貼っておきます。

◆LORD「Because We Can」のPV [YouTube]


冒頭の英語の掛け合いがわからなくても、内容はしばらく観てればなんとなく理解できると思います(笑)。
チープな映像ですが、バカバカしくて笑えます。そして登場する女性が何気に美人さん。

いずれにせよ、この人たちがバンドで食えているとは思えないだけに、金にならなくてもこうやってずっと活動を続けているようなメタル愛に溢れたバンドは応援していきたいな、と思います。

◆ニュースソース
http://www.blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=185230