TREAT / GHOST OF GRACELAND

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前作「COUP DE GRACE」は「最後の一撃」を意味するタイトルの通り、ラスト・アルバムとなることが想定されて制作された作品だった。

しかし、その出来栄えは最後にしてしまうにはあまりにももったいないと言わざるをえない完成度を誇り、同作に伴って行なわれたライブはいずれも大好評で(来日公演も素晴らしかった)多くの北欧メタルファンに惜しまれていたが、その想いに応えるかのようにこうして再結成後の第2弾となるアルバムが届けられた。

前作はアップテンポでいかにもHR/HMアルバムのオープニングに相応しい「The War Is Over」でスタートし、北欧メロディアス・ハードというイメージを完全に体現した作風だったが、本作ではいささか様相が異なる。

オープニングを飾るタイトル曲は重厚な感触さえある、落ち着いたミドルテンポのナンバーだし、続く#2「I Don’t Miss The Misery」は、彼らにしては異色のAC/DC風なリフがフィーチュアされた(彼らにしては)ヘヴィなロックナンバー。

これらの楽曲に象徴されるように、全体的にヘヴィな感触とロック然としたバンド・グルーヴが強調された作風であり、そういった要素は基本的に歌謡曲的であることを歓迎する北欧メロディアス・ハードのファン(私とか私とか私とか)にとっては必ずしも歓迎される要素ではない。

しかし、そういったヘヴィさが押し出されていてもなお、絶品なのだ。メロディが。

21世紀に入って以降、特に『Frontiers Records』のようなメロハーをある種工業的に生産するレーベルが出現して以降、世に出回るメロディアス・ハードのクオリティというのは飛躍的に底上げされた。90年代以前に比べて総合的な平均点が上がっていることは間違いない。

しかし最終的に心の琴線に触れるか否か、というのは、それは単純な楽曲のクオリティ、ましてや演奏の巧拙やサウンド・プロダクションの良し悪しとは関係ない、センスの世界である。

然るに、本作に収められた楽曲群のサビにおける「胸締めつけられ度」の高さはどうだろうか。割と平凡なハード・ロック・チューンかのように始まった楽曲でさえサビに辿り着くと泣かされるのである。この煽情力は半端ではない。

6年ぶりの新作となる本作について、バンドのリーダーであり、嵐が2007年にリリースしたオリコンNo.1ヒットシングル「We Can Make It!」の作曲者でもある(どうでもいい?)アンダース・ヴィクストロム(G)は「このアルバムを作るために25年かかったと思っている。TREATを始めた日からこのアルバムは俺達の中に存在していたんだ。当時からヴィジョンもアイディアもあったけど、それを具現化させるための正しいツールを見つけるのにこれだけ時間がかかってしまった。これを完成させるまでに6枚のアルバム、何百キロにおよぶツアー、13年間の活動休止、そして新たな人生観が必要だったんだ。以前は気づいていなかったけど、俺達はこれを目標にして歩み続けてきたんだよ」と語っている(ライナーノーツより)。

実際に「SCRATICH AND BITE」という、どちらかというとチャラめのアルバムでデビューした時期に本作のようなやや渋め(?)な作品を作りたいと思っていたとは考えにくく、上記の発言は「ずっと理想的なアルバムを作りたいと思っていて、今回それが実現できた」というくらいの意味だと思うが、本作に活動休止期間も含む、キャリアとは関係ない人生を含む経験が必要だったというのは、何となく理解できる。そういう味わいというか深みが本作には感じられるのだ。

本作の作風は前作のような日本の北欧メタル愛好家が思い描く「理想的メロディアス・ハード」そのものではないかもしれないが、一歩間違えるとAORになってしまいがちな北欧メロディアス・ハードにあって、年齢相応の落ち着きと、ハード・ロックらしいエッジを絶妙なバランスで共存させるという高度なソングライティングを実現した、年季を重ねた芳醇なワインの如き趣がある佳作である。

なお、北欧らしい哀愁に満ちたバラード(イントロのピアノだけで泣けます)の#11「Together Alone」はなぜかアンダース・ヴィクストロム(G)が歌っており、それも悪くはないのだが、やはりロバート・アーンルンドの甘くマイルドな「北欧ヴォイス」で聴きたかったというのが本音(日本盤ボーナス・トラックで「Different Version」を収録しているのだから、そちらだけでよかったのに…)、」【85点】

◆本作収録「Inferno」のOfficial Audio


◆本作収録「Endangered」のOfficial Audio


◆本作収録「Do Your Own Stunts」



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『タモリ倶楽部』「アフリカ大陸で発見!こんなところにデスメタル!?」 

 4月22日(金)深夜放送の『タモリ倶楽部』で放送された「アフリカ大陸で発見!こんなところにデスメタル!?」 、HDDに録画していたのを観ました。

昨年『デスメタルアフリカ: 暗黒大陸の暗黒音楽』という本が出版され、一部で話題になっていたのは認識していました。

なかなか興味深いと思いつつ、手を出せずにいるのですが、恐らくその本がネタ元だろうと思っていたら案の定でした。

アフリカ出身といえば、先日チュニジアのMYRATHという、欧米のバンドと比べても遜色ないどころか、下手すると今年のベストかもと思ってしまうほど素晴らしいアルバムを出したバンドによって関心が増していたこともあって、わざわざ録画して観てみました。

実際観てみると、ベスト10形式で紹介されているにもかかわらず、10位のバンドに多くの時間が割かれ、むしろ5位以上のバンドはサラッと流されてしまう不思議な構成で、しかもそもそも我々日本のメタル・ファンの感覚でデス・メタルと呼べるバンドは6位の「サーコトロフィア」と3位の「オーバースラスト」の2つしか出てきませんでしたが、結構楽しめました。

いや、恐らく一般的な視聴者は一種のゲテモノ趣味で楽しむのでしょうけど、私は普通に「結構いいバンドばかりじゃん」と思いました。

もちろん欧米や日本の一線級のバンドとは比べられるようなレベルではなさそうなのですが、インディーズのバンドと考えれば充分楽しめるレベルに達しているバンドが多かったです(もちろんある程度オンエアに耐えるバンドを選んでいるからでしょうが)。

以前私はこのブログ上で「HR/HMが今後飛躍的に発展する可能性というのは、現在の発展途上国エリア以外には見出せない」ということを書きましたが、「キャッチーなハード・ロックをプレイしているのにブラックメタルのメイクをして、デスメタルを名乗る」みたいな破天荒なバンドは、「メタルのお作法」が確立してしまった欧米よりからは出てこないと思います。

BABYMETALも「アイドル×メタル」という欧米人にはなかなか思いつかないサウンドで話題になっているわけですが、そういう「予想を裏切る新しいサウンド」みたいなのは、むしろメタルの歴史が浅いエリアの方が生まれやすい気がします。

まあ、私は辺境メタル・マニアではないし、別に今の様式化した欧米のメタルに不満があるというわけでもないので積極的にアフリカのバンドを発掘していこうというつもりはありませんが、先日のMYRATHのような例もありますし、アフリカのメタルに対してもオープンな気持ちで向き合っていきたいな、と思います。

◆ALLKINIAH 「Setrin'ny Fahotana」のMV

個人的な趣味的にはやはりメロディック・パワー・メタルをプレイしているこのバンドがツボでした。
マダガスカル出身でまだ20代前半の若いバンドのようですが、結構レベル高いです。
見た目はアマチュアっぽいですが、現地の感覚ではイケメン揃いらしく、女性ファン(グルーピー?)が多いとか。この手の音楽をやってモテるとは素晴らしいですね(笑)。

◆ARKA'N 「 As I can breathe (feat H.WEAPONS)」

トーゴのバンドで、番組中でマーティ・フリードマンに唯一褒められ、タモリに「アフリカっぽい」と評価されていました。
個人的にはアメリカの黒人音楽の要素が強いことを果たして「アフリカっぽい」と言うべきなのかということについては疑問があるのですが、実際アフリカではロックよりヒップホップなどの人気が強いと聞きますし、少なくとも我々先進国の人間が「アフリカ出身」と聞いて納得しやすいのはこういうサウンドでしょうね。

◆AMPERUS ALEGOR「Ny devolinao」

1位に選ばれたのはこのバンド。音だけ聞いたら欧米のブラック・メタルと区別つかないくらいのクオリティがあります(見た目もかなり本格的)。これもマダガスカルのバンドらしく、マダガスカルはなかなかレベルが高そうです。


IRON MAIDEN来日公演 at 両国国技館 2016.4.20

両国国技館、日本人として一度訪れてみたいとは思っていましたが、まさかメタルのライブで行くことになるとは思ってもみませんでした。

というわけで行ってきました、8年ぶりのIRON MAIDEN来日公演。
会場の雰囲気に合わせて「アイアン・メイデン」とか「クリエイティブマン」「ラウドパーク」などとカタカナで書かれた幟が立っているのが笑えました。

本来2011年に行なわれるはずだった来日公演も当然チケットは取っていましたが、ご存じの通り東日本大震災で中止になってしまいました。

そして今回も来日直前に熊本・大分の大地震ですからドキドキです。もはやEARTHSHAKERに改名したほうがいいんじゃないでしょうか(不謹慎)。

仕事の打ち合わせから、そのまま流れるように両国へ向かう。開場時間である17時半をちょっとすぎたタイミングで到着しましたが、既に長蛇の列。

もはやクリエイティブマン恒例の開場遅れもあって、30分弱ほどの時間をかけて会場内に入り、チケットを取っていた枡席へ。

枡席、テレビなどで見たことはあったものの、こうしてみると想像していたより狭く、ここに大の大人が4人入ったらかなり密着を強いられそうである。他人同士だと結構キツい。しかも照明落ちた後に来たら自分の席を探すのが大変そう。

ほどなくして急遽前座としてブッキングされた、スティーブ・ハリスの息子、ジョージが在籍するTHE RAVEN AGEが演奏をスタートする。前回は娘、今回は息子と、スティーブ、なかなかの親バカです。

印象としてはBULLET FOR MY VALENTINEからスクリームなどのメタルコア色を抜いたかのようなモダンな感触のメロディック・メタル。

つまらなくはないのですが、特に際立った何かを感じることもない。曲がちょっと無駄に長いように感じられるのは(ジョージの)父親のバンドの影響でしょうか(苦笑)。

ステージングも、広さを持てあましている観があって、正直現時点ではアマチュアに毛が生えた程度かな…。とりあえずハリスの息子にオーラなし(笑)。

THE RAVEN AGEの演奏中に、一緒に観ることになっていた大学時代のサークルの友人が合流。残り2人分は空いたまま、IRON MAIDENのライブ開始を告げるSE、UFOの「Doctor, Doctor」が流れ出し、会場が沸き立つ。

いやホント、沸き立つという言葉がピッタリで、日本人にありがちな、「何となくお義理で声出して拍手しとこうか」みたいな感じではなく、もう「うおおおおおお!!」って感じなのです。この規模のオーディエンスをここまで熱くさせられるバンドはそうないですよ。みんな本当に楽しみに待っていたんだな、とちょっと胸が熱くなりました。

「Doctor, Doctor」が終わってその姿を現したステージは、かなり凝ったセットになっており、最新作「THE BOOK OF SOULS」の世界観を表現している。

中南米の(?)密林からエド・フォース・ワンが飛び立つ映像で劇的に幕を開けたショウは、「THE BOOK OF SOULS」のオープニング・ナンバーである「If Eternity Should Fall」でスタート。

正直な話、私にとってここ数作の彼らのアルバムというのは、半ば義務感というかお布施に近い感覚で買っているもので、愛聴しているとは言い難いというのが事実です。

なので、新作の曲が多いということについては、ロック・バンドのライブとしては健康的ながら、正直あまり嬉しいとは思っていませんでした。

ただ、こうして聴くと、「If Eternity Should Fall」はドラマティックでカッコいいし、続く「Speed Of Light」はアップテンポなドライブ感があって単純に気持ちいい。

やや渋めのクラシック、「Children Of The Damned」を挟んでプレイされた「Tears Of A Clown」も、後でプレイされた「Death Or Glory」と共に、正直スタジオ盤ではかなり退屈な部類の曲だと思っていましたが、こうしてライブで聴くと、意外とシンプルに盛りあがれる。なんとなくアメリカ人はこういう曲が好きなんじゃないかという気がします。

最新作の中では個人的に一番気に入っていた「The Red And The Black」ではヲーヲーという合唱が巻き起こり、かつて観た「Heaven Can Wait」を彷彿させました。こういう合唱の一体感が気持ちいいんですよ。この曲はインスト・パートをコンパクトにまとめれば相当な名曲になると思うのですが…。

いずれにせよ、期待していなかった新作からの選曲も、意外なほど楽しめたというのが正直な所。

元々音楽用のコンサートホールではないということで危惧していたサウンドも、思ったより悪くない。ただ、会場の構造上、席の場所によって聞こえ方は結構違いそうというか、二階席とかどうだったんでしょうかね。

前半のハイライトとなるべき「The Trooper」では、ブルース・ディッキンソンが恐らく衣装を着替えた際にマイクを忘れてセットに登ってしまったため、1番がまるまる観客のカラオケになってしまうという事態が発生。ある意味ショウの前半における最も印象的な瞬間になってしまいました。

今回のブルース・ディッキンソンの長袖の黒パーカーにアースカラーのカーゴパンツという普段着のような出で立ちは、個人的な趣味からするとロック・バンドのフロントマンらしさに欠けるのですが、「The Trooper」における恒例の軍服をはじめ、時折衣装替えがありました。

中でも印象的だったのはプロレスのような覆面マスク姿ですね。おそらく「THE BOOK OF SOULS」というコンセプトの舞台がマヤ文明=メキシコということで、当地で盛んなルチャ・リブレ(プロレス)のマスクを被ったということなのではないかと思われます。

まあ、私の世代だとキン肉マンマリポーサにしか見えなかったのですが(ボソッ)。

新作のタイトル曲「The Book Of Souls」では恒例のエディが登場。ブルースがエディから心臓(?)を奪い取り客先に投げ込む(心臓を奪われた後も普通に動いていましたが)。ヤニックがここでも自由にエディの股をくぐりまくっていました。

そして、個人的には「IRON MAIDENとはこういう曲をプレイするバンド」ということを説明するのに一番相応しい曲だと思っている「Hallowed By Thy Name」、そしてその「Hallowed By Thy Name」で提示された「メイデン流エピック」の完成型であり、最高傑作であると思う「Fear Of The Dark」の2連発で、ショウの盛り上がりは最高潮を迎えました。

同じタイプの楽曲を立て続けに演奏するのはセットリストの組み立てとしていかがなものかという気もするのですが、このクラスの名曲となれば問答無用でしょう。特に前回の来日公演の時同様、「Fear Of The Dark」におけるオーディエンスの合唱の力強さは鳥肌モノでした。

この時間帯になるとブルース・ディッキンソンの高音はややキツそうになっていましたが、57歳という年齢、舌がんの手術から回復してまだ1年ほどしか経っていないことを考えると超人的でしたし、特に序盤に関しては絶好調といっても過言ではなかったと思います。

ステージ・アクションも相変わらずカッコいい。文句なしにメタル界No.1のフロントマンです。さすがに8年前と比べると運動量は落ちていた気がしますが、これも年齢を考えると超人的。今回ジャンプが控えめだったのは、単にステージが狭かったからかもしれません。

本編ラストは定番の「Iron Maiden」。セットの後ろから『進撃の巨人』における超大型巨人のように巨大なエディの頭(バルーン?)が登場し盛り上がる。かつてこういう音楽以外の見世物をライブのステージに使うことを「子供だまし」と批判する人もいたようだが、彼らのようにドラマティックな音楽をプレイしているバンドであれば、こうした演出にもちゃんと必然性があると言えるだろう。

アンコール1曲目は、これまたバルーンと思われる、PVに出てくるようなモンスターの巨大な頭部がステージに登場し、彼らの代表曲のひとつである「The Number Of The Beast」がプレイされる。

その後、ブルース・ディッキンソンが「ここにいるみんなは国籍も何もかも超えて音楽でつながった兄弟だぜ」的な「いい話」をして、「Blood Brothers」がプレイされる。歌詞テーマ的にはライブ的にいい曲なのかもしれませんが、正直ちょっと地味なので他に聴きたい曲があったというのは事実です(笑)。

ラストは個人的にも大好きな名曲「Wasted Years」。終演後も「メイデン」コールが盛り上がりましたが、そこは大御所バンド、残念ながらというか当然というか、追加のアンコールなどはありませんでした。

しかしさすがの貫録を見せつける満足度の高いライブでした。というかもう、やはり格が違うんですわ、パフォーマンスの。カッコいいパフォーマンスをするメタル・バンドというのは数あれど、やはりメイデンは別格なのです。もうROLLING STONESとかAC/DCと同じ領域というか、メタルという異形の音楽をプレイしていてなお、こういうロックの普遍的なカッコよさを感じさせるライブ・パフォーマンスを見せてくれるのは彼らだけかもしれません。

唯一気になったのは、終始ヤニック・ガーズがあまりにも自由すぎる動きをしていることで「この人、重要な演奏パートを任せてもらってないんだな…」というのが丸わかりなことでしょうか(苦笑)。時々ソロを弾かせてもらっていましたが、ステージにおける役割は「ギタリスト」というより「ダンサー」という感じでしたね…。

あとはやはり枡席という特殊な席で、靴を脱いでライブを観るという体験がオツでした。またこういう席で観たいかと言われると、正直「もういいです」というのが本音ですが…。

本当は大学時代のサークル仲間4人で観に行くつもりで枡席4席を取ったのですが、社会人の悲しさで2人仕事で脱落。泣く泣くヤフオクで2枚売り払った(原価割れ…)のですが、結局私の枡には私ともう一人の友人以外誰も現れませんでした。転売ヤーさんが転売に失敗したんですかね。「ソールドアウトのはずなのに席が空いてる!」という現象のひとつの理由を見てしまった気がしました。

そして私は終演後会社に戻り、深夜3時過ぎまで働いたという悲しいアフターストーリーがあるのですが、それはここで語るべきことではないでしょう。

次回は8年も間隔を空けずに来てほしい、そして願わくば平日ではなく土日に来てほしい、それが社会人メタラーとしての切なる願いです。

LOUD PARK 16 第1弾ラインナップの発表

LOUD PARK 16の第一弾ラインナップが発表されましたね。

・SCORPIONS
・AMORPHIS
・ARMORED SAINT
・BLIND GUARDIAN
・CAIN'S OFFERING
・CANDLEMASS
・CHILDREN OF BODOM
・DANGER DANGER
・DARK FUNERAL
・THE DEAD DAISIES
・ENSLAVED
・KILLSWITCH ENGAGE
・KUNI
・LORDS OF BLACK
・METAL CHURCH
・QUEENSRŸCHE
・SHINEDOWN
・SIXX:A.M.
・SONS OF TEXAS
・SYMPHONY X
・ULI JON ROTH
・ZARDONIC

まずは、トリのSCORPIONSが嬉しい。一度は引退宣言もあって諦めかけていましたが、こうして観ることができるということにまずは乾杯。

私の「一度は観てみたいHR/HM大御所バンドリスト」が着々とコンプリートに向かっております。これも一重にLOUD PARKのおかげです(いや、BLACK SABBATHはOZZFESTで観ましたが)。

しかもULI JON ROTH仙人も出るとなると、これは共演しないはずがない!? 夢が広がりんぐですね。

あとはARMOURED SAINTにCANDLEMASSあたりが渋くも熱いですね。これはなかなかレアだと思いますよ。

そして毎年一組くらいは呼ばれていたブラック・メタル勢がDARK FUNERALにENSLAVEDとは、これはまたどちらもかなりの上級悪魔を召喚しましたね。これはブラック・メタル・ファンにとってもたまらないイベントになりそうです。

CAIN’S OFFERINGはまさかの高速再来日。ティモ・コティペルトとイェンス・ヨハンソンは今年だけで3回目の来日ということになりますね。先日のライブもとてもよかったし、もっと多くの人に観てもらいたいライブではありました。

先日このブログ上でレビューしたLORDS OF BLACKも来るんですね。新生RAINBOWのヴォーカリストであるロニー・ロメロがいて、同じく新生RAINBOWのキーボーディストであるイェンス・ヨハンソンも日本にいる…これまた夢が広がりんぐですね!(笑)

CHILDREN OF BODOMは去年も来ませんでしたっけ? てか、今年はまだ「アモット枠」が埋まっていませんが、今後はアモットからアレキシに切り替えですか?

などと言って普通に第2弾で先月新譜をリリースしたSPIRITUAL BEGGERSが発表されそうですが、昨年のDRAGONFORCEのように、単独公演が終わったタイミングでしれっとBLACK EARTHが追加になったりした日にはBLACK EARTH単独公演に行く予定の身としては暴れるしかありません。

SHINEDOWNはアメリカのモダンなバンドの中では結構好きな方だし、話題のメタルEDMアーティスト、ZARDONICも個人的には楽しみです。

しかし一番驚いたのは、恐らく歴代ワースト・アクトの有力候補であろうKUNIさんの再登場。これはクリエイティブマンに何か大きな力が働いたとしか思えませんね。まあ、この充実したメンツにおいては貴重なメシタイムになるかもしれません…と言いつつ、きっと皆同じことを考えてこの時間帯に屋台が大混雑しそうな気がします(苦笑)。

そして、まあ、このサイト/ブログの悲願であることのSYMPHONY Xの名前が刻まれているわけなのですが…。なにぶん前回「レコーディングのため」という、「それ、その日にやらないとダメなん?」と訊きたくなってしまうような理由でキャンセルになった苦い思い出があるだけに、どうも手放しで喜ぶことができません(苦笑)。

前回ものすごくコメント欄で祝福していただいただけに虚しさもひとしお。実際に当日そのステージを観るまでは油断しないでおきたいと思います。

全体的にはかなり観たいバンドの多い充実したラインナップだと思うのですが、昨年に比べるとちょっと通受けで、若者へのアピールは弱めな顔ぶれかもしれません。まあその辺は今後の追加に期待していきましょう。

あ、昨日ひそかに書きましたが、今年私が観たいのはMYRATH、DYNAZTY、H.E.A.T、THOUSAND EYESです。よろしくお願いします(誰に言っているんだ)。

◆LOUD PARK 16公式サイト
http://www.loudpark.com/16/

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AC/DCのツアーにアクセル・ローズが参加

以前から噂になっていましたが、AC/DCの最新作「ROCK OR BUST」ツアーのゲスト・シンガーをGUNS 'N ROSESのアクセル・ローズが務めることが正式に発表されました。

先月、AC/DCのシンガーであるブライアン・ジョンソンは医師から「ただちにツアーをやめないと完全な聴力損失の危険性がある」と診断され、ツアーの延期が発表されていました。

バンドのオフィシャル・サイトでは「ゲスト・ヴォーカリストを迎えて続行することになるだろう」という、という話が出ており、そのゲスト・ヴォーカリストの候補として噂にのぼっていたのがアクセル・ローズでした。

アクセルはここ最近、スラッシュ(G)とダフ・マッケイガン(B)を復帰させたGUNS 'N ROSESとして北米ツアーを発表し、ラスベガスでライブを行なうなど話題を振りまいていましたが、AC/DCのツアーに参加するということになると、その復活(と言っていいのか?)GUNS 'N ROSESのアルバム制作やワールド・ツアーといった本格的な活動再開はしばらくお預けでしょうか。

まあ、AC/DCという世界屈指のモンスター・バンドとしては中途半端なゲスト・シンガーを迎えるわけにはいかないし、アクセル・ローズというのは現実的に可能な中でベストなチョイスと言えるかもしれません。

何しろ私は世代的にAC/DCより先にGUNS 'N ROSESを聴いていたのですが、AC/DCを聴いて、「アクセルの個性的な歌い方はこの人の真似をしているんだな」と思いましたし(事実かどうかはわかりません)、実際私が学生時代CDショップでバイトしていた際に、当時リリースされたAC/DCの「STIFF UPPER LIP」を店頭でオンエアしていたら「これ、もしかしてガンズの新作ですか?」とカウンターに訊きに来たお客さんがいたくらいなので、たぶん、サウンド的にも違和感は少ないと思います。

先日アクセルは足を骨折し、先日のライブでは同じく骨折実績のあるFOO FIGHTERSのデイヴ・グロールから特注の車椅子を借りてショウをこなしていました。しかし、さすがに自分が主人公と言い切れないAC/DCのツアーにそんなトリッキーなもので登場するわけにもいかないと思うのですが、ツアー再開のタイミングはどうするのでしょうか。

ブライアン・ジョンソンが「お払い箱になった気分だ」と落ち込んでいる、というのはちょっとお気の毒ですが…。

というわけで非常に話題性の高いツアーになるわけですが、個人的には認知症で脱退したマルコム・ヤング、そして犯罪容疑で解雇されたフィル・ラッドがいるラインナップでの前回の来日公演を観ておいてよかった、と思っております。

あ、例えタイミングが合ったとしてもLOUD PARKなんかに呼ばないでくださいね! これ目当ての人だけでチケットが完売してしまうので。
STONE TEMPLE PILOTSにチェスター・ベニントンが参加したときとはワケが違うんですよ!(笑)

※ニュースソース
http://www.barks.jp/news/?id=1000126283

◆AC/DC「Rock Or Bust」のMV


◆再結成(?)GUNS 'N ROSESのライブ映像


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