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THE DARK ELEMENT “SONG OF THE NIGHT SINGS” アルバム・レビュー

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元SONATA ARCTICAのヤニ・リマタイネン(G)と、元NIGHTWISHのアネット・オルゾン(Vo)によるプロジェクトのセカンド・アルバム。

前作からドラマーがヤニ・フルラから、STRATOVARIUSのロルヴ・ピルヴに交代している。

基本的な音楽性は前作と変わらず、アネット・オルゾン在籍時のNIGHTWISHのスタイルを基本に、SONATA ARCTICAが持っていた歌メロのキャッチーさを加味した、21世紀以降のフィンランドのメタルらしいスタイルが追求されている。アネット在籍時のNIGHTWISHが好きだった人なら確実に溜飲が下がることだろう。

メタルといっても、極めてソング・オリエンテッドな音作りがされていてヘヴィさは控えめで、曲によってはポップ・ミュージックを中心にオンエアするラジオ番組に流れても違和感がないほどモダンに洗練されているのがこのプロジェクトの特徴。

前作よりさらに洗練された印象を受けるのはヤニ・リマタイネン本人によるKeyのアレンジ力の向上によるものだろう。時にダンス・ミュージック的でさえあるそのKeyワークはメタル・ファン以外にもアピールする魅力がある。

優れたメロディ・メイカーであるヤニ・リマタイネンと魅力的な歌声を持つアネットのコラボレーションゆえに、作品が高品質になるのは当たり前といえば当たり前なのだが、ヤニ・リマタイネンもアネット・オルゾンもそれぞれSONATA ARCTICAやNIGHTWISHを脱退して以降はあまりその才能を発揮する機会に恵まれていたとはいえないことを思うと、こうしてその才能を発揮するプロジェクトが実現していることは、ファンにとってはもちろん、本人たちにとっても良いことだと思う。

晩秋から冬にかけての、今の時期にピッタリな、北欧ならではの哀愁に満ちた秀曲揃いの素敵な一枚。【87点】


ヤニ君が来ているデニムのベストにX JAPANのワッペンが貼ってありますね。



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