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TYGERS OF PAN TANG “RITUAL” (2019) アルバム・レビュー

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2019年はNWOBHM40周年ということもあってか、ANGEL WITCHやDIAMOND HEADもニュー・アルバムをリリースし、プチNWOBHMリバイバルな年だったが、私がそういうNWOBHM出身バンドの新作で最も気に入ったものがこれ(他の2つも良かったです)。

後追い世代である私にとってTYGERS OF PAN TANGというバンドは「昔ジョン・サイクス(G)が在籍していた、変わった名前のバンド」以上でも以下でもなく、当時のアルバムを聴いても、NWOBHMならではのメタル・サウンドで、それなりにカッコいいとは思いつつ、それほど特筆すべき特徴を感じなかった。

そんな私が本作を聴くきっかけになったのはたまたまYouTubeで自動再生された本作収録の”White Lines”のMVで、その曲が意外とカッコよかったことで興味を持ち、アルバムを聴いてみることにした。

そしたらこれが大正解で、意外なほどロートル感や時代遅れ感のない、「NWOBHMの歴史の重み」云々を抜きにしても楽しめるメロディックなヘヴィ・メタル・サウンドが展開されており、アルバム全編に渡って楽しめた。

たしかにIRON MAIDENやDEF LEPPARDなどのメジャーになったバンドほどのオーラや個性は薄いものの、2004年から加入しているイタリア人シンガー、ジャコポ・メイレの歌う哀愁がかったメロディを中心に据えた、シンプルだがヘヴィ・メタルの基本に忠実なサウンドには、単なるノスタルジーを超えた普遍的魅力がある。

Amazon Musicでちょっと聴いてみた感じ前作もかなり良さげな感じで、やっぱり世の中にリリースされているいいアルバムを全てアンテナに引っ掛けるのは難しいとあらためて感じた今日この頃。【83点】






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