FC2ブログ

ONE DESIRE “MIDNIGHT EMPIRE” アルバム・レビュー

onedesire02.jpg

フィンランドのハード・ポップ/AORプロジェクトの、前作デビュー・アルバム以来約3年ぶりのセカンド・アルバム。

もともとキャリアのあるミュージシャンの集まりであったこともあり、前作デビュー・アルバムの時点で高い完成度を誇る北欧AORの桃源郷が体現されていたが、その前作で高まった期待にバッチリ応える好盤だ。

とにかくどの曲も哀愁のメロディがよく練られており、マイ琴線にジャストフィット。哀愁といってもクサくなりすぎることなく、洗練されているあたりに『Frontiers Music』のプロダクトならではのプロフェッショナルな仕事を感じる。

前作収録の”Hurt”ほどのインパクトを持つ曲はないかもしれないが、楽曲の平均点は前作を上回るものがある。

また、前作にあった唐突に80年代エレポップ風だったりパワー・メタルだったりという浮いた曲もなく(強いて言えばLED ZEPPELIN風…というかありていに言えば”Stairway To Heaven”風の#5 “Through The Fire”がやや異彩を放っているが)、アルバムとしての統一感も増している。

いや~、本当に心地よい。アンドレ・リンマン(元STURM UND DRANG)のクセのない歌声と、洗練されたプロダクションのせいもあってロックとしてはエッジに欠け、スムーズ過ぎるという批判もあるかもしれないが、個人的にはこういう音、大好きです。蒸し暑くなるこれからの季節にピッタリですね(笑)。

母国フィンランドではチャートの8位に初登場と順調に成功を収めていますが、これは音楽が評価されているのか、元々フィンランドではかなり人気があったSTURM UND DRANGのアンドレがいるから(しかも彼は当地のオーディション番組でかなり上位に残るなど一般レベルの知名度もある)なのかはちょっと日本人にはわかりません。【87点】






スポンサーサイト