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AMARANTHE "MANIFEST"アルバム・レビュー

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スウェーデンのモダン・メロディック・メタル・バンド、AMARANTHEの、ニルス・モーリン(Vo : DYNAZTY)加入後2作目となる、通算6枚目のフル・アルバム。

2011年のデビュー当時、「メタルコア×EDM」という新しいスタイルでセンセーショナルにデビューした彼らだが、2014年のサード、"MASSIVE ADDICTIVE"以降、米英のメインストリームを意識した路線にシフトチェンジ、メジャー感はあるものの、デビュー当時のサウンドを気に入っていた向きにはややピンと来ない作品が続いていた。

しかし本作はここ数作の中で最もメタルコア調のエッジが回復しており、原点回帰と言ってもいいような作風となっている。

"MASSIVE ADDICTIVE"はアメリカでも「ややウケ」したものの、その後は当地での人気も伸び悩んでおり、アメリカ攻略を諦めた結果としてこうなったのか、インタビューで語るようにSABATONとのツアーでインスパイアされてもっとメタルなアルバムにしようとした結果なのかは外野の人間にはわからないが、個人的には好ましい変化である。

全体的にメタルらしいテンションを取り戻しつつ、APOCALYPTICAのペルトゥ・キヴィラークソのチェロと、オルフ・モロク(G)のもうひとつのバンドであるDRAGONLANDのエリアス・オルムリッドのキーボードをフィーチュアしたバラードの#8 "Crystalline"や、ラップをフィーチュアしたヘヴィな#10 "BOOM!"などがアルバムを一本調子にさせない役割を果たしている。

先行公開されていたMVではアンジェラ・ゴソウ(元ARCH ENEMY)が参加していたが、アルバム・バージョンでは現行メンバーが歌っている#12 "Do Or Die"ではジェフ・ルーミスがギター・ソロをプレイしており、ギター・ソロが淡泊なこのバンドには珍しく、ギター・ソロに見せ場を作っている(笑)。

全体として前作よりだいぶ良いと思いつつ、デビュー当時のインパクトは回復できていないというのが正直な所で、デビューからもうすぐ10年、なかなか難しい局面に来ているのかもしれない。【83点】









アルバムとバージョン違いですが。


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