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ELEGANT WEAPONS "HORNS FOR A HALO"が5月26日(金)国内盤発売

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リッチー・フォークナー(G)にスコット・トラヴィス(Dr)というJUDAS PRIESTのメンバーに、PANTERAで知られるレックス・ブラウン(B)そしてRAINBOW、M.S.G.、VANDENBERGなどで活躍の場を得たチリ人ヴォーカリストのロニー・ロメロ(Vo)によるニュー・バンド、ELEGANT WEAPONSのデビュー・アルバム、"HORNS FOR A HALO"が5月26日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

本作のインフォメーションによると、リッチー・フォークナーは「ずっと彼(スコット・トラヴィス)とジューダス・プリースト以外のアルバムを作りたいと思っていた」そうで、音楽性についても「ジミ・ヘンドリクス、ジューダス・プリースト、ブラック・サバス、オジー・オズボーン、そしてブラック・レーベル・ソサイアティのミックス。オールドスクールだがモダン。ギター・ソロがたくさんあって、骨を震わせるくらい曲はヘヴィだけどメロディは豊富」と語っているそうなので、このバンド(プロジェクト?)の発起人はリッチー・フォークナーなのでしょう。

まあ、リッチーもスコットもJUDAS PRIESTの中では「新参の若手」なので、発言権などもそれほど大きくないと思われ、そういう意味ではこういう「ガス抜き」の場が欲しかったということなのでしょうか。

JUDAS PRIESTにPANTERAという、メタルというジャンルを代表するメジャー・バンドの(中心的ではないとはいえ)メンバーに比べるとロニー・ロメロはいささかキャリア的には格落ち感がありますが(失礼)、彼も曲がりなりにもRAINBOW、M.S.G.、VANDENBERGといったメジャー・バンドでの仕事経験があったからこそ声がかかったのでしょうね。きっとLORDS OF BLACKとTHE FERRYMENとDESTINIAとSUNSTORMだけが知られたキャリアだったとしたらさすがにこの抜擢はなかったことでしょう。

先行公開されているMVを視聴する限り、90年代の洗礼を受けた正統派メタル、という感じでしょうか。ロニー・ロメロは欧州系のメロディックな曲よりも、こういう「甘さ控えめ」なメタルの方がハマっている気がします。

"Do Or Die"みたいな80年代色が強い曲はなかなか心惹かれますが、"Blind Leading The Blind"みたいな明らかに90年代を通過した感触の曲は個人的にはちょっとストライクゾーンから外れます。アルバム全体でどちらの色が強いのかが気になりますね。

リッチー・フォークナーはJUDAS PRIEST加入以前にはそれほど華々しいキャリアを持っている人ではないだけに、彼がギタリストとしてだけではなく、作曲家としてどれくらいのポテンシャルを持っているのかを示す作品になるのではないでしょうか。







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