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PRIMAL FEAR "CODE RED"が9月1日(金)国内盤発売

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PRIMAL FEARの、母国ドイツでナショナル・チャートの7位を記録した前作"METAL COMMANDO"(2020)に続く、通算14作目となるオリジナル・アルバム、"CODE RED"が9月1日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

もうこのバンドについては多くを語る必要がないですね。というか、毎回ヘヴィ・メタルとして出来が良すぎて何も言えないというか。

先行公開されているMVも、"Deep In The Night"がやや彼らにしては変化球気味ながら、正統派メタル・ファンの許容範囲にはちゃんと収まっている曲で、その辺のバラエティのつけ方含めて本当にぬかりがない。

まあ、あえて難癖をつけるなら、出来が良すぎて優等生っぽいというかスリルに欠けると感じられる瞬間もあるのですが、出来の良さに文句を言うというのも贅沢な話でしょう。

彼らの場合、収録曲の平均点に文句が出る可能性はほぼないので、あとは個人的にキラーと感じられる曲があるかどうか、がそのアルバムの印象を決める気がしますね。

もはやどうでもいいですが、一応ギタリストとしてクレジットされているマグナス・カールソンは、実質ほぼソングライターとしての関与のみなんですかね?







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ECLIPSE "MEGALOMANIUM"が9月1日(金)国内盤発売

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スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ECLIPSEの通算10作目となるスタジオ・アルバム、"MEGALOMANIUM"が9月1日(金)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

昨年9月にはパンデミックの影響で2度に渡って延期されていた前々作"PARADIGM"(2019)に伴う来日公演が、4年越しで前作"WIRED"(2021)ツアーの一環としてようやく実現した彼らですが、その"PARADIGM"収録の"Viva La Victoria"が欧州で好評を博した結果、前作"WIRED"は本国スウェーデンおよび欧州最大のマーケットであるドイツで共に20位台、チェコではTOP10入りするヒットを記録するなど、バンド結成から20年を経てついに成功を収めています。

中心人物であるエリック・モーテンソン(Vo, G)はかつては所属レーベルである『Frontiers Music』のプロジェクトに参加したり、プロデュースやソングライティングの裏方仕事なども手掛けていましたが、近年そういう活動をめっきり見なくなったのはバンドが好調だからなのでしょうね。

本作から先行公開されているMV曲も、どれもキャッチーでフックのある楽曲で、近年の彼らの作品が気に入っている人なら間違いなく楽しめそうです。

このバンドの音楽は、『Frontiers Music』所属のメロハー・バンドにしては珍しく(?)、ライブ映えしそうなエネルギッシュな雰囲気と、パワー・ポップに通じるわかりやすさがあって、より広いオーディエンスに受け入れられそうなポテンシャルを感じているので、さらなる成功をつかんでほしいですね。







EDU FALASCHI "ELDORADO"が8月30日(水)国内盤発売

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元ANGRAのヴォーカリスト、エドゥ・ファラスキのソロ名義でのオリジナル・セカンド・アルバム、"ELDORADO"が8月30日(水)にキングレコードから日本盤リリースされます。

先行MVは発売前の時点では1曲だけですが、前作"VERA CRUZ"(2021)のストーリーを継承するコンセプト・アルバムということで、前作同様の、エドゥ在籍時の、いや、もっとハッキリ言えば"TEMPLE OF SHADOWS"の頃のANGRAを再現した作風になっていそうです。

クラシカルなパワー・メタルをベースに、ラテン音楽のエッセンスとプログレッシヴでテクニカルな要素を注入したそのサウンドはもはや完全にあの頃のANGRAに期待されていたもので、なんだかんだ言ってあの時期が最強だよね、というファンにとってはかなり満足できるものではないかと思います。

つい先日、本家(?)ANGRAも新曲MV"Ride Into The Storm"を公開しており、そちらもファンの期待に概ね応える秀曲でしたが、やはりファビオ・リオーネがANGRAで歌っていることに未だ馴染めていない老害なリアタイ古参ファンになってしまった身にはエドゥが歌うこちらの方がしっくり来るというのが事実(いや、もちろんファビオ・リオーネの歌唱自体は大好きだし、きっとANGRAの新作も楽しむことは間違いないと思いますが)。

これはもう「自分に求められるもの、一番売れそうなものを提供しよう」という割り切りなんでしょうね。結構肉体的な負荷が大きそうな音楽性で、いつまでも出来るというものではなさそうなだけに、賢明な判断かもしれません。

しかしエドゥ・ファラスキのバックバンドの人たち、演奏上手いですね。ANGRAなんてDREAM THEATERを別格とすれば間違いなくメタル界隈でトップクラスの演奏力を持つバンドなのに、その音楽性を全く聴き劣りさせずに再現するメンバーが揃えられるとは、ブラジル恐るべしですね。



U.D.O. "TOUCHDOWN"が8月25日(金)国内盤発売

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ウド・ダークシュナイダー(元ACCEPT)率いるU.D.Oの、前作"GAME OVER"(2021)に続く通算18作目のオリジナル・アルバム"TOUCHDOWN"が8月25日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

本作は元ACCEPTの「同僚」だったピーター・バルテス(B)が加入し、長年在籍していた『AFM』から『ATOMIC FIRE』への移籍作ということで、心機一転を感じさせる作品。

とはいえ、U.D.O.が今更音楽性を変えるなんてことがあるはずもないのですが(笑)、先行公開されているMVがどちらも非常にメタリックでカッコよく、何となく気合いが入っているように感じます。

ギタリストのアンドレイ・スミルノフは元々ウクライナ在住だったのが、昨今の戦禍を避けてドイツに脱出してきたそうで、その辺も含めて今あらためて注目したいバンドかもしれません。







VANDENBERG "SIN"が8月25日(金)国内盤発売

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2020年に再結成(と言っても、オリジナル・メンバーはエイドリアン・ヴァンデンバーグだけだが)を遂げたVANDENBERGの、復活後第2弾となるアルバム"SIN"が8月25日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

前作"2020"ではロニー・ロメロがヴォーカルを務めていましたが、本作では元YNGWIE MALMSTEEN、現CANDLEMASSのマッツ・レヴィンが歌っています。

先行公開されているMVを視聴する限り、前作同様、往年のVANDENBERGとはそれほど似通っているわけではない、「今のエイドリアン・ヴァンデンバーグがプレイしたい(と思われる)、70年代スタイルのハード・ロック」が展開されているという印象で、悪くはないものの、個人的な嗜好やVANDENBERGというバンド名に期待している音像に対しては少々渋めなサウンドという印象。

とはいえ、もう60代後半の人間がやっていると考えたら充分にエネルギッシュではあり(ヴォーカリストの印象もあると思いますが)、古典的なHR/HMファンであれば充分楽しめるクオリティでしょう。

前作のジャケットはファースト・アルバムに近いデザインでしたが、本作はセカンド・アルバム"HEADING FOR A STORM"に通じるサメのデザインで、こうなると次作はワニなんでしょうかね。ワニの次は…あるのでしょうか。