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JELUSICK "FOLLOW THE BLIND MAN"が11月24日(金)国内盤発売

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現在の彼を形容する最もメジャー感のある肩書としては「WHITESNAKEのキーボーディスト兼バック・ヴォーカリスト」となるのであろうクロアチア人ヴォーカリスト、ディノ・ジェルーシックの、自身の名前を冠するリーダー・バンド、JELUSICKのデビュー・アルバム、 "FOLLOW THE BLIND MAN"が11月24日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

元々自身のバンドとしてはANIMAL DRIVEというバンドをやっていましたが、契約上のトラブルがあったらしくANIMAL DRIVEは解散し、仕切り直しての再スタートという感じのようです。

『Frontiers Music』絡みのプロジェクトを中心に様々な所で歌ってきたので、マニアの間ではその実力は北半球No.1(南半球No.1はレナン・ゾンタ)と高く評価されていますが、せっかく売名になるかと加入した(?)WHITESNAKEも、デイヴィッド・カヴァデールの体調不良でロクにツアーに出ることもなく、なんならこのままフェードアウトしかねない状況なので、ディノとしても自分の力で成功を勝ち取ろうということなのではないかと思います。

公開されている多数のMVを視聴するに、WHITESNAKEのようなブルージーなハード・ロックのテイストもありつつ、モダンなアグレッションを備えていて、むしろALTER BRIDGEをよりメタル寄りにしたような感触。

このサイト/ブログがメインで扱うタイプのサウンドとは若干趣が異なりますが、そういったの好みを超えた説得力を感じます。

これまでジョージ・リンチやマイケル・ロメオ、ジョエル・ホークストラなどキャリアのあるギタリストなどとも共演してきていますが、このバンドのメンバーは無名のメンバーばかりで、しかもどこで見つけてきたのかみんな若くてイケメンというのは個人的には好感が持てますね。

もちろん「デイヴィッド・カヴァデール+ロニー・ジェイムズ・ディオ」などとも形容され、ワードレコーズは「令和の怪物」「HR/HM界の大谷翔平」(ベビーフェイスな所がちょっと似てますね/笑)と煽るだけあって、その歌唱はSクラス。一番良かった時のヨルン・ランデに匹敵するクオリティです。

ルックスもいいし、世が世なら、そして彼がアメリカ人なら、凄いことになっていた可能性は充分ある気がするのですが。











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FINAL STRIKE "FINDING PIECES"が11月22日(水)国内盤発売

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元TWILIGHT FORCE~NORTHTALEのヴォーカリスト、クリスチャン・エリクソン率いるメロディック・パワー・メタル・バンド、FINAL STRIKEのデビュー・アルバム、"FINDING PIECES"が11月22日(水)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

TWILIGHT FORCE時代にはRHAPSODY OF FIREタイプのファンタジックなシンフォニック・パワー・メタルを、NORTHTALEではSTRATOVARIUSタイプのクラシカルでキャッチーなメロディック・パワー・メタルを歌ってきたクリスチャン・エリクソンが今回実践しているのは、先行公開されているMVを視聴する感じでは、どちらかというとFREEDOM CALLなどを彷彿させる、陽性のメロディック・パワー・メタルといった趣。

YouTubeのコメント欄には「欧州パワー・メタル黄金時代への回帰」「パワー・メタルが俺の人生を支配していた2003年に再び戻ったかのようだ」といったコメントが並んでおり、20~25年前の「メロスピ」ブームを通過した方には既視感ならぬ既聴感のあるサウンドです(笑)。

クリスチャンを支えるメンバーを見てみると、ドラムはNORTHTALEのパトリック・ヨハンソンでキーボードもこれまたNORTHTALEのジミー・ピッツ。

マーキー・インコーポレイティドの紹介文にはこの2人に「元ノーステイル」と「元」を付けていますが、NORTHTALEやこの2人の公式サイトおよびSNSを見る限り脱退したという話はなく、そうなるとこの二人はNORTHTALEとFINAL STRIKEを掛け持ちしている状態ということなのでしょうか。

正直な所、先行公開されているFINAL STIRKEの楽曲はNORTHTALEの楽曲レパートリーの幅の中にあるもので、クリスチャンの脱退はひと昔前にバンド脱退の原因としてよく言われていた「音楽性の違い」によるものではないことは明らか。

まあ、クリスチャン在籍時のNORTHTALEのライブを観た印象では、クリスチャンも、NORTHTALEの中心人物と思われるビル・ハドソン(G)も「俺を見ろ!」オーラがビシバシ出ている「目立ちたがりな二人」という感じだったので、両雄並び立たなかったということなのでしょうか。

そんな並び立たず決裂した2人なのにパトリック・ヨハンソンとジミー・ピッツはどっちの味方なのかと思ってしまいますが、セッション・ミュージシャン的な感覚なんですかねえ。名義上はメンバーとはいえ。

どちらかが爆発的に売れたらそっちに専念しそうですが、近年のパワー・メタル・シーンの低調ぶりを見るとそんな事態は起こりそうになく、どちらでもプレイして収入源を増やすという方が現実的な生き方なんですかね。

しかしどうでもいい話ですが、ブラジル人がヴォーカルでアメリカ人がギタリストのNORTHTALEより、ジミー・ピッツ(アメリカ人)以外全員スウェーデン人と思われるこのFINAL STRIKEの方が"NORTHTALE"というバンド名に相応しい気がしますね(笑)。





DGM "LIFE"が11月17日(金)国内盤発売

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イタリアのプログレッシブ・メタル・バンド、DGMの通算11作目となるフル・アルバム、"LIFE"が11月17日(金)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

イタリアではあまりメタルの人気がないそうで、自国のバンドはなおさらだそうですが、にもかかわらず不思議なほど良質なバンドが数多く出てきています。

そんなイタリアのメタル・バンドの中でも個人的には実力No.1だと思っているのがこのバンドなわけですが、先行公開されているMVを視聴しても、これぞプログ・メタルという印象の"To The Core"、もはや並のAORバンドが裸足で逃げ出すほどにポップでメロディアスな"Unravel The Sorrow"、共に素晴らしい出来で、流石としか言えない仕上がりです。

『BURRN!』誌のレビューでも「この手のバンドの入口としては、それこそDREAM THEATERよりも適切かもしれない」と評されていましたが、プログ・メタル界隈で一番キャッチーなバンドであることはほぼ間違いないでしょう(プログ・メタルを聴きたいと思っている人がキャッチーさを求めているのかどうかわかりませんが)。

MVをご覧になればおわかりの通り、メンバーはみんなオッサンなわけですが、これぞイタリアのオヤジという感じで、全然くたびれたダサいおじさんではなく、『LEON』のスナップに登場していても違和感ないくらい(?)にちゃんと色気のあるカッコいいオヤジ、という感じなのもいいですね。

ジャケットのアートワークも、メタルを聴かない人が見ても普通に小じゃれているあたりもイタリアンな感じがします(?)。

メンバーが掛け持ちで在籍する兄弟バンド的なNOVERIAの新作も良かったですし、DGMの界隈は本当にレベル高いと思います。せめてクラブチッタやO-EASTクラスが埋められるくらいに人気が出てほしい。出るべきだ。





TEMPLE BALLS "AVALANCHE"が11月10日(金)国内盤発売

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フィンランドのスリージーな80年代型メタル・バンド、TEMPLE BALLSの通算4作目となるフル・アルバム、"AVALANCHE"が11月10日(金)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

いわゆるCRAZY LIXX、CRASHDIET、RECKLESS LOVEの流れにあるバンドなわけですが、その3バンドの後、あまり後に続く存在が出てこない(その3バンドにしてからが大して成功しているわけではないですが…)状況下にあっては、この手の北欧スリーズ・ロックの中ではピカイチのポテンシャルがあると思っています。

この手の80年代アリーナ・メタルがそこまで好きというわけでもない私でも、MVで先行公開されている"Trap"なんかを聴くとシンプルにカッコいいと思えるので、この手の音楽が好きな人であれば結構ハマるのではないでしょうか。

目指せCRAZY LIXX、CRASHDIET、RECKLESS LOVEなんて小さいことを言わず、先日MOTLEY CRUEとDEF LEPPARDを観た身としては、それら往年のレジェンドたちの後を継ぐバンドに出てきてほしいのですが、まあこの手の音楽は80年代で役割を終えてしまったということなんですかねえ、やっぱり。

北欧のバンドで、このジャケットだと、ちょっと違う音像を期待してしまう人がいそうなのが罪作りですね(?)。







DEF LEPPARD & MOTLEY CRUE 来日公演 at Kアリーナ横浜 2023.11.3

KAMELOTのライブ終了から1時間強、まだその余韻も冷めやらぬまま、私はふと気づくと1カ月ほど前に開業したばかりのKアリーナ横浜にいました。

ちょっと盛りました。私は横浜にあまり土地勘がなくプチ迷子になっていたので、「ふと気づくと」なんてスムーズな移動ではありませんでした。

横浜駅から東口のポルタ地下街、そして横浜センタービル、はまみらいウォークを渡ってさらに日産グローバル本社のギャラリーを通り抜け、アンパンマンこどもミュージアムの先にKアリーナはあるのですが、そんな他事業者の施設の中を通って来いとはHPに書けないのか、まったく行き方がわからず、Google Mapがなかったら私はきっと横浜東口で野垂れ死んでいたことでしょう。

音楽専用の施設で2万人収容は世界でも最大級だそうで、個人的には会場自体を体験できることも本日の目的ではありました。KアリーナのKはデベロッパーであるKENコーポレーションの頭文字のようですね。もはやKENアリーナでもよかったのでは。

会場の隣にはヒルトン横浜が建っており、もし私が地方在住だったらここに泊まるというのも選択肢だったかもしれません。

物販は12時開始にもかかわらず朝8時には人が並び始めていたようで、90分~120分待ちだったとか。

90分並んで後日通販されるかもしれないものを1万円分(以上)買う人もいれば、その間に1万円で90分の別のコンサートを観る私のような人もいる。普通に横浜観光した人もいるでしょう。人生いろいろですね。

私が買ったのはSS席という、字面だけ見ると相当良さそうな席ですが、その実態は「2階席」で、距離を別にすれば決して見づらくはないのですが、なんとなくSSという響きにはそぐわない席(苦笑)。

まあ、実はチケット買ったのは前日なので、文句を言えた義理ではないのですが、これなら素直にアリーナ席→S席→A席→B席という名前にしてくれた方が感情的には納得が行く気がしました。「A」とか大学の成績なら大喜びですが、今回の座席表の割り振り見るとマジでクソ席って感じですし。

ちなみにクラブチッタでドリンクチケットと引き換えたハイネケンは入口で没収されました(苦笑)。


DEF LEPPARD

ということでプチ迷子になった私が自分の席にたどり着いた頃には、もはやステージ脇のスクリーンで開演までのものと思われるカウントダウンが始まっていました。

え、カウントダウンしてるけど、そんなジャストオンタイムに始まるロック・コンサートなんてあるの? と思っていたら本当にジャスト17時にショウが始まりました。GUNS N' ROSESも見習ってほしい。

オープニング曲は最新アルバム"DIAMOND STAR HALOS "からの"Take What You Want"。往年のヒット曲ではなく最新作からの曲でショウをスタートするのは「現役バンド」としての矜持だと思いますが、個人的には"Stageflight"あたりでエキサイティングに始めて欲しかった所(もう10年くらいプレイしてないようですが…)。

しかし、2曲目に"ADRENALIZE"(1992)からの"Let's Get Rocked"、3曲目に"HYSTERIA"(1987)からの"Animal"、4曲目に"PYROMANIA"からの"Foolin'"と、彼らの大ヒット作をさかのぼるようなセットリストでオーディエンスの心を鷲掴み。

ジョー・エリオットのヴォーカルはちょっと苦しそうというか、15年前に観た時は普通に歌っていた高音をファルセットというか裏声でなんとかこなしている、という感じ。

しかし、64歳という年齢を考えればやむなしか。ドン・ドッケンのようにオクターブ下で歌ったりしないあたり、プロ根性を感じます。もらっている金額が違う、と言われればそれまでですが。

そして日本では今はなき『タモリ俱楽部』のおかげで大人気曲になっている"Armagedon It"から、最新作の"Kick"、そして全米シングル・チャート的には彼ら最大のヒット曲(1位)である名バラード、"Love Bites"から、90年代、原点回帰を感じさせた"Promises"と、認知度の高い曲とそうでもない曲を交互に繰り出すセットリストはちゃんとバランスが考えられている印象。

音楽とは関係ない所でインパクトを受けたのはレーザーによる光の演出。会場が新しいからなのか、単にいい機材を使っているからなのか不明ですが(コロナ禍直前にさいたまスーパーアリーナで観たU2も凄かったので、後者ですかね)、ライブは音楽が一番重要と言いつつ、こういう演出で体験価値が増すのは事実で、彼らの場合"HYSTERIA"アルバムの世界観には特にマッチすると思いました。

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セットリストを考えるのはリック・サヴェージ(B)であることが多いというインタビューを読みましたが、そのリックは上下白のスーツで遠目には他のメンバーの誰よりも目立っていました。いや、以前観た時にもステージでの佇まいが一番カッコよくて存在感を発揮していましたが。

ただ途中、最新作からの"This Guitar"をアコースティック・セットでやられてしまうと、あまり大きな声では言えませんが、テキストに声量はないので書いてしまうと「KAMELOT疲れ」が出て眠くなってしまいました。

折悪しく、その後しばらく個人的に思い入れの薄い曲ばかりが続いたため、その時間帯はステージに対する集中力を欠いていたことは認めざるを得ません。

しかし、個人的フェイバリット・チューンである"Hysteria"のアルペジオが聞こえてくると俄然意識がハッキリする。そしてその後は"Pour Some Sugar On Me"、 "Rock Of Ages"、 "Photograph"という鉄板の流れで一気に巻き返しました。

これだけ名曲が連打されるということは、きっとアンコールはないんだろうな、という予想通り、きっちり90分、18:30に終了し、場内アナウンスでステージ転換による30分間の休憩が告げられました。

なにせ観るのが15年ぶりだったので、すっかり白髪になってしまったジョー・エリオットを筆頭に「老い」を感じてしまったのは事実ですが、メンバー全員還暦越えであることを考えれば、この楽曲再現力は見事なもので、ファンであれば暖かく受け容れられるクオリティのステージだったと思います。

音楽専用アリーナを謳うだけあって、サウンドも申し分ない素晴らしさでしたね。


MOTLEY CRUE

キッチリ30分後の19時に場内が再び暗転し、スクリーンにニュース風の映像が流れてショウがスタート。30分休憩というと結構ありそうな気がしますが、恐らくトイレも売店も混雑していることを考えると「どちらか」しか難しかったのではないでしょうか。

ちなみに私はKAMELOT、DEF LEPPARDとフルセット(3/4セット?)のライブを立て続けに観て疲れていたので、この事態を想定して用意していたアミノバイタルを飲んでおとなしく休んでいました。

オープニングは"Wild Side"。コンサートの幕開けにはピッタリの、ダイナミックなロック・チューンで場内のボルテージはいきなりMAXへ(MVのようにドラムは回転しませんでしたが)。

続くのは誰もがシャウトしてしまう"Shout At The Devil"ですから、盛り上がらないはずはありません。ドラムの両脇にスペースを与えられたダンサーのお姉さんも素晴らしいスタイル、キレのいいダンスで、ステージを華やかに彩っています。

DEF LEPPARDが最新作からの曲を律儀に3曲ちりばめていたのとは対照的に、MOTLEY CRUEは完全にグレイテスト・ヒッツ・ショウに徹しており(新しい曲はNetflix映画の主題歌だった"The Dirt"のみ)、それでも不思議とロートル感がないのはやはりバンドのキャラゆえなのでしょうか。

脱退?したミック・マーズに代わってギタリストを務めているジョン5(元DAVID LEE ROTH, MARILYN MANSON, ROB ZOMBIE)のミック・マーズとは異なる意味での違和感に近い存在感も、バンドの印象をリフレッシュすることに貢献していたかもしれません。

とりあえず、前に演奏したDEF LEPPARDのステージで一番目立っていたのが白いスーツを着ていたリック・サヴェージだと書きましたが、このMOTLEY CRUEのステージでも白い衣装を着ていたジョン5が(少なくとも2階席からの遠目では)一番目立っていました。「大きいアリーナのステージで着るべきは白い服」。一生使うことはないであろう知識を得ましたね(笑)。

ヘヴィではあってもどこか温かみで有機的な味わいのあるサウンドだったミックのギターに比べ、ジョン5のギターは硬質で無機的に響く印象でしたが、それもまたMOTLEY CRUEの楽曲をモダンにアップデートしていたと言えるでしょう。

ギター・ソロ・タイムでは恐るべきハイ・テクニックを惜しげもなく見せつけ、ミックとは全くタイプが違うギタリストであることを証明していましたが、少なくとも声高に「ジョンは合わない、ミックを戻せ」という人はSNS上では多数派ではない印象です。

翌日11月4日のギター・ソロ・タイムでは三味線を弾いてみせるなんて余興もあったようですが、この日はシンプルに速弾き三昧でした。

セットリストの中間部に挟んでいた、彼ら初のTOP40シングルであるBROWNSVILLE STATIONのカバー、"Smokin' In The Boys Room" に始まるカバー曲メドレーも、THE BEATLESの"Helter Skelter"、 SEX PISTOLSの"Anarchy In The U.K."という、レコーディング実績のある曲から、RAMONESの"Blitzkrieg Bop"、 そして何とヒップホップ・グループであるBEASTIE BOYSの"Fight For Your Right"と、実はいずれも80年代までの懐メロながら、ヤンチャな印象を与える選曲なのがセンスいいですね。

トミー・リー(Dr)は「ヤバイ!」を連呼して、2週間前から日本に来て日本を堪能しているという「日本愛」を叫び、ニッキー・シックス(B)はオーディエンスの女性を一人「カモン」とステージに上げてハグして一緒に写真を撮るなど、音楽パフォーマンス以外の部分でもショウの中に「印象に残る瞬間」を作っていて、それもまた上手いな、と思いました。

ヴィンス・ニールの歌は相変わらずテキトーでしたが、声は結構出ていて(後半ややバテてましたが)、実はMOTLEY CRUEを観るのもほぼ15年ぶりなのですが、(元から歌えてなかった分)衰えが感じられなかったのはポジティブな驚きでした。

クライマックス、"Same Ol' Situation (S.O.S.)"から"Girls, Girls, Girls"という強力なパーティー・ロック・チューンを連発した後の"Primal Scream"は蛇足な気がしましたが、最後に世界一盛り上がれるロック・チューンと言っても過言ではないかもしれない超名曲"Kickstart My Heart"をやられてしまうと全てオーイエーです。

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蛇足と言えば、"Girls, Girls, Girls"ではNasty Habitsのお姉さんたちはどんなにエロい恰好をしてくれるのかと期待と何かを膨らませていたら、まさかのこの日一番露出度の少ない衣装に肩透かしを喰らった気分になったのは私だけでしょうか(笑)。

それはともかく、やっぱり楽しかったですね。前述の通りKAMELOT、DEF LEPPARDからの3戦目で、(ほぼ立ってるだけとはいえ)結構疲れていたのですが、疲労や眠気は全く感じませんでした。やっぱり人間、楽しい時には脳内麻薬的なものが出るんですね。

公称「駅から11分」の道のりを混雑で30分近くかけて歩いた帰り道の道すがら、近くにいた人たちが「いや~、モトリーのが断然良かったな。デフレパはなんかお行儀がいいっつうか」と話していましたが、私もほぼ同感です。「断然」までは付きませんが(DEF LEPPARDファンの方すみません)。

「事後の感想」に限らず、場内の歓声の大きさなどから察するに、少なくともこの日に関しては「DEF LEPPARDよりMOTLEY CRUEの方が好きな人」が多数派だったような気がしました。

アメリカでのアルバム・セールスやチャート成績で言えばDEF LEPPARDの方が上ですが、こと日本ではよりキャラが立っていたMOTLEY CRUEの方が人気がある気がします(これまでの来日公演の会場規模もモトリーの方が大きかったと思います)。

翌日11月4日は出演順が逆だったようですが、MOTLEY CRUE→DEF LEPPARDでの場内テンションダウンがなかったか、微妙に気になる所です(まあ、DEF LEPPARDも良いことは間違いないので、普通に盛り上がったことは間違いないと思いますが)。

できればこのカップリング、1990年くらいに観たかったですね。私はまだメタルのメの字も知らない子供でしたが(笑)。

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