FINAL STRIKE "FINDING PIECES"が11月22日(水)国内盤発売

元TWILIGHT FORCE~NORTHTALEのヴォーカリスト、クリスチャン・エリクソン率いるメロディック・パワー・メタル・バンド、FINAL STRIKEのデビュー・アルバム、"FINDING PIECES"が11月22日(水)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。
TWILIGHT FORCE時代にはRHAPSODY OF FIREタイプのファンタジックなシンフォニック・パワー・メタルを、NORTHTALEではSTRATOVARIUSタイプのクラシカルでキャッチーなメロディック・パワー・メタルを歌ってきたクリスチャン・エリクソンが今回実践しているのは、先行公開されているMVを視聴する感じでは、どちらかというとFREEDOM CALLなどを彷彿させる、陽性のメロディック・パワー・メタルといった趣。
YouTubeのコメント欄には「欧州パワー・メタル黄金時代への回帰」「パワー・メタルが俺の人生を支配していた2003年に再び戻ったかのようだ」といったコメントが並んでおり、20~25年前の「メロスピ」ブームを通過した方には既視感ならぬ既聴感のあるサウンドです(笑)。
クリスチャンを支えるメンバーを見てみると、ドラムはNORTHTALEのパトリック・ヨハンソンでキーボードもこれまたNORTHTALEのジミー・ピッツ。
マーキー・インコーポレイティドの紹介文にはこの2人に「元ノーステイル」と「元」を付けていますが、NORTHTALEやこの2人の公式サイトおよびSNSを見る限り脱退したという話はなく、そうなるとこの二人はNORTHTALEとFINAL STRIKEを掛け持ちしている状態ということなのでしょうか。
正直な所、先行公開されているFINAL STIRKEの楽曲はNORTHTALEの楽曲レパートリーの幅の中にあるもので、クリスチャンの脱退はひと昔前にバンド脱退の原因としてよく言われていた「音楽性の違い」によるものではないことは明らか。
まあ、クリスチャン在籍時のNORTHTALEのライブを観た印象では、クリスチャンも、NORTHTALEの中心人物と思われるビル・ハドソン(G)も「俺を見ろ!」オーラがビシバシ出ている「目立ちたがりな二人」という感じだったので、両雄並び立たなかったということなのでしょうか。
そんな並び立たず決裂した2人なのにパトリック・ヨハンソンとジミー・ピッツはどっちの味方なのかと思ってしまいますが、セッション・ミュージシャン的な感覚なんですかねえ。名義上はメンバーとはいえ。
どちらかが爆発的に売れたらそっちに専念しそうですが、近年のパワー・メタル・シーンの低調ぶりを見るとそんな事態は起こりそうになく、どちらでもプレイして収入源を増やすという方が現実的な生き方なんですかね。
しかしどうでもいい話ですが、ブラジル人がヴォーカルでアメリカ人がギタリストのNORTHTALEより、ジミー・ピッツ(アメリカ人)以外全員スウェーデン人と思われるこのFINAL STRIKEの方が"NORTHTALE"というバンド名に相応しい気がしますね(笑)。
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