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REMEDY "SOMETHING THAT YOUR EYES WON’T SEE"が2月2日(金)国内盤発売

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2020年にスウェーデンの首都ストックホルムで結成されたメロディアス・ハード・ロック・バンド、REMEDYの、欧州では昨年2月にリリースされていたデビュー・アルバム"SOMETHING THAT YOUR EYES WON'T SEE"が2月2日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

ワードレコーズの商品紹介によると、バンドのコンセプトは「ジョー・リン・ターナー、Mr. Big、Def Leppard等、80年代、90年代のハードロック・アーティストたちから影響を受けたバンドをやろう」というものだったそうで、ジョー・リン・ターナーがやけにピンポイントだなと思いました(笑)。

よっぽどメロディアス・ハードの隠れ名盤として知られるジョーのファースト・ソロ・アルバム、"RESCUE YOU"が好きだったんですかね?(笑)。

とりあえずジョーは置いといて、MR.BIGやDEF LEPPARDを志向していると聞くとメジャーなアリーナ・ロックをイメージしてしまいますが、そこはやはり北欧スウェーデン産、そのメロディは哀愁が強く、北欧メロディアス・ハードの名に恥じないサウンド。

とはいえ北欧によくあるAOR系のメロハーとは違ってかなり明確にハード・ロックとしてのエッジがあり、そういう意味では確かにアリーナ・ロック・タイプ、H.E.A.TやECLIPSEあたりに通じる雰囲気もあります。

なお、そのECLIPSEのエリック・モーテンソン(Vo, G)が本作のプロデュースを務めているそうです。

クオリティ的には全く申し分なく、これはH.E.A.T、ART NATIONに続く逸材かも、という気がしつつ、ワードレコーズの商品紹介にある「ヨーロッパでのリリース時、CDのファースト・プレスは2週間でソールドアウトし、母国スウェーデンではアルバム・チャートのトップ10にランクイン」という謳い文句が、前者はともかく(プレス数が少なかっただけだと思うので)、後者はスウェーデンのチャートを掲載しているサイトでエビデンスとなる情報が見つけられず、ちょっと疑っています(笑)。

何せオリジナルのリリース元が『S-ROCK MUSIC』という聞いたこともないレーベルだし(チャンネル登録者数が600人もいないYouTubeのチャンネルにはこのREMEDY絡みの動画しかないので、実質自主レーベル?)、各MVの再生数を見ても、いかにスウェーデンの人口が少ないとはいえ、本当にTOP10入りしたならもうちょっと行くでしょう、という感じです。

まあ、別に「ナショナル・チャート」とは書いていないので、ストックホルムのメロハー専門店(そんなものがあるかどうか知りませんが/笑)の売上チャートだったとしても「スウェーデンのアルバム・チャート」であることは間違いないので、そこを問い詰めるのは野暮というものでしょう。HR/HMファンであれば音楽の素晴らしさとチャート成績の間に何の関係もないことはよくわかっています(笑)。

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SAXON ”HELL, FIRE AND DAMNATION"が1月31日(水)国内盤発売

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ヘヴィ・メタルというジャンルが生まれた時から40年以上に渡って活動を続ける古豪SAXONの、オリジナル・アルバムとしては通算24作目となる”HELL, FIRE AND DAMNATION"が1月31日(水)にルビコン・ミュージックから日本盤リリースされます。

前作"CARPE DIEM"(2021)発表後、カバー・アルバムの第2弾"MORE INSPIRATIONS"(2023)を挟むなど、ここに来て旺盛なリリースが続いています。

先日、1975年の結成以来のオリジナル・メンバーであったポール・クイン(G)がツアー活動からの引退を表明したため(アルバム制作には関与)、後任としてDIAMOND HEADのブライアン・タトラー(G)が参加していることが前作から最大の変化値と言えるでしょう。

とはいえ、10年以上に渡って彼らのアルバムを手掛けるアンディ・スニープをプロデューサーに迎え(ビフ・バイフォードとの共同プロデュース)、SAXONらしい武骨でシンプルなヘヴィ・メタルを基盤に、90年代以降、欧州をマーケット的な主戦場とする中で身に付けた欧州パワー・メタル的なムードを纏ったそのサウンドは、もはや完全に確立された、良くも悪くも変化とは無縁の安定感を感じさせます。

ビフ・バイフォードは73歳にして殆ど衰えを感じさせず、老成することなく風格を増していくという驚異のメタル・シンガーですね。

本作はドイツ、オーストリア、スイスでそれぞれナショナル・チャートの4位にランクインするなど中欧エリアでの高い支持を改めて印象付けると共に、北欧スウェーデンでも"POWER & THE GLORY"(1983)以来、約40年ぶりとなるTOP10入りを記録しています。

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RISE TO FALL "THE FIFTH DIMENSION"が1月24日(水)国内盤発売

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スペイン北部、バスク地方の中心都市ビルバオ出身のメロディック・デス・メタル・バンド、RISE TO FALLの通算5作目のフル・アルバム"THE FIFTH DIMENSTION"が1月24日(水)にRED RIVETから日本盤リリースされます。

前作"INTO ZERO"(2018)発表後、SOILWORKの前座での来日を果たしていますが、本作ではその時の縁かSOILWORKのビヨルン”スピード”ストリッド(Vo)が#3にゲスト参加しています。

元々SOILWORKタイプというか、クリーン・ヴォーカルを絡めたメロディック・デス・メタルで、SOILWORKやDISARMONIA MUNDI、あるいはKILLSWITCH ENGAGEのようなエモいメタルコアが好きな人であれば気に入るタイプのバンドだと思います。

2000年代前半であれば「モダン」と形容されたスタイルかもしれませんが、今となってはむしろ保守的なメロデスという印象で、スペインというよりは北欧っぽい(とはいえスペインの音楽も哀愁があることで有名なので、親和性があるのかも)哀メロむき出しなそのスタイルには個人的になかなか心惹かれるものがあります。

プロデュースとエンジニアリングが同郷スペインのパワー・メタル・バンド、VHALDEMARのペドロ・J・モンヘ(G)という点も個人的にはちょっと「響く」ポイントです(笑)。

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Cassidy Parisという女性アーティスト

前エントリーの流れで最近の『Frontiers Music』の話を続けると、これまた最近リリースされたアーティストで、Cassidy Parisというオーストラリア人の女性アーティストがいます。

『Frontiers Music』の女性ソロ・アーティストというと、日本盤が出ている所でいうとISSAとか、Chez Kaneとか、メジャー所でいうとオリアンティなどがいますが、Cassidy Parisはまだ20歳そこそこということで、そういうアイドル性のある女性アーティストというのは『Frontiers Music』としては珍しい存在。

バイオグラフィー的な記事を読むと、11歳の時にポール・レイン(元DANGER DANGER, 現THE DEFFIANTS)と出会い、彼からアーティスト/ソングライターとしての指導を受けたとあるので、何故オーストラリア人の彼女と、カナダ人で、北米が活動拠点であるはずのポール・レインに縁があったのかはともかく、それが『Frontiers Music』との縁だったのかなと。

ただ、個人的にバイオグラフィーを見て目を引かれたのは、彼女がBLACK MAJESTIYのギタリストであるスティーヴ・ジャネフスキーの娘である、という点。

BLACK MAJESTYというと、DUNGEON、PEGAZUS、VANISHING POINTなどと並ぶオーストラリアのパワー・メタル・バンドの代表格。

「親の七光り」というにはB級過ぎる存在ながら、親が多少なりとも国際的に活動するミュージシャンだったというのは、彼女にとって才能を磨き、出会いを得るきっかけにはなったのではないかと思われます。

リジー・ヘイル(HALESTORM)、ジョーン・ジェット、パット・ベネター、アヴリル・ラヴィーンといった女性ロッカーに影響を受けたとのことで、その音楽にはそれらのアーティストに通じるものは感じられます。

とはいえ『Frontiers Music』からのリリースになっているという時点でいささかアウト・オブ・デイトというかトレンドからは距離がある方向性ですが、アヴリル・ラヴィーンの1/10、いや1%でも売れたら大したものなのではないかと思います。

ちなみにお父さんのスティーヴ・ジャネフスキーは、彼女のバック・バンドのギタリストをやっているそうです。彼女が有名になって、お父さんのバンドにも注目が集まるといいですね。

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▼ちなみにお父さんのバンド、BLACK MAJESTYのMV。帽子のギタリストがスティーヴですが、やっぱり目元など面影がありますね(笑)。

『Frontiers Music』の新しい流れ?

『Frontiers Music』というと、メロディアス・ハードやAORの総本山的なイメージで、キャリアのあるミュージシャンに口当たりのいいメロディを持った曲をクリーンなプロダクションで作らせているレーベル、というイメージかと思います(何しろレーベル名がJOURNEYのアルバムですから)。

私はそういう『Fronitiers Music』が生産してくるような音楽が割と好きなので、このブログでもかなりの数の『Fronitiers Music』からリリースされた作品を紹介していますし(直前のエントリーで紹介したのもそういう作品でした)、定期的に『Fronitiers Music』のYouTubeチャンネルもチェックしているのですが、ここ1、2ヶ月ほど、「おや?『Frontiers Music』っぽくないぞ?」というバンドのMVが頻繁にアップされていました。

『Frontiers Music』っぽくないということで、即ちこのブログでもあまり頻繁には取り上げることがないタイプのバンドたちでもあったりするのですが、いずれも嫌いではない、というかむしろちょっと好きなタイプのバンド/楽曲で、こういう変則的なエントリーの形で紹介したくなりました。

COBRAKILL "Same Ol' Nasty Rock N' Roll"

2020年に結成されたというドイツのバンド。サウンドもMVも80年代前半のヘヴィ・メタルそのまんまで、思わず笑ってしまいました。これはリアルタイム組の方が観たら好きにならざるを得ないのではないでしょうか(笑)。このサビなら今晩ライブに行くことになっても合唱できそうです(笑)。

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SMOKING SNAKES "Sole Survivors"

2022年のデモでマニアの注目を集めたというスウェーデンのバンドのデビュー・アルバムからの曲。W.A.S.P.、RATT、DOKKENあたりに影響を受けているとのことですが、女の子が主人公で、その裏で演奏しているバンド、というMVからして当時たくさんあったスタイルで、これまたリアルタイム組の方はニンマリでしょう。

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LIPZ "Bye Bye Beautiful"

2011年に結成され、2018年にデビュー・アルバムをリリースしたスウェーデンのグラム・メタル・バンドが『Frontiers Music』と契約してリリースするセカンド・アルバムからの先行MV曲。NIGHTWISHのカバーではありません。

メイクや衣装はKISSか聖飢魔Ⅱかという感じですが、この曲を聴く限り北欧のバンドらしいメロディ重視な姿勢が感じられ、そういう意味では『Frontiers Music』らしいバンドかもしれません(?)。3月に日本盤が出るようです。

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『Frontiers Music』も必ずしもメロディアス・ハード/AOR系の作品ばかりリリースしているわけでもなく、パワー・メタルやプログレ系から渋めのブルーズ・ロックのようなものまでリリースしてきた実績はあるし、CRAZY LIXXのような80年代スリーズ・メタル系のバンドも所属しているので、必ずしも新しくはないのですが、ここまでこの手のバンドが短期間にリリースされてくるのは初めてのような気がします。

まあ、たまたまタイミングが重なっただけなのかもしれませんが、いずれにせよ、こういうイマドキの若者に全然受けなそうなバンドとばかり契約して、サウンド・プロダクションやMVなどちゃんとしたクオリティで送り出してくれる『Frontiers Music』は、その工業生産的な姿勢に賛否はありますが、ポリシーのある貴重なレーベルなのではないかと思います。