fc2ブログ

JUDAS PRIEST "INVINCIBLE SHIELD"が3月6日(水)国内盤発売

judaspriest19.jpg

鋼鉄神JUDAS PRIESTの、前作"FIREPOWER"(2018)以来約6年ぶりとなるオリジナル・アルバム、"INVINCIBLE SHIELD"が3月6日(水)にソニーミュージックから日本盤リリースされます。

前作"FIREPOWER"はきっとキャリア晩年の代表作として語られることになるだろう力作で、当時"NOSTRADAMUS"(2008)と”REDEEMER OF SOULS”(2014)が個人的にはやや退屈だったので、もうJUDAS PRIESTを「現役バンド」とは半ば見做していなかった私でさえ、意外なほど楽しめました。

しかしそこからさらに時は流れ、メタル・ゴッドと称されたロブ・ハルフォード(Vo)ももはや70歳越えの後期高齢者目前。2022年に悲願の『ロックの殿堂』入りを果たしているし、今度こそ名球会入りの引退選手か…と思っていたのですが、先行公開されているMVを視聴すると、なかなかどうして、これが悪くない。

これはやはり、前作に引き続きプロデューサー/エンジニアを担当し、ツアーではパーキンソン病でステージに立てなくなってしまったグレン・ティプトンに代わってギタリストも務めているアンディ・スニープの手腕が大きいのではないかという気がします(リッチー・フォークナーという若いギタリストが入ったことも影響していると思いたいですが、どうも彼からソングライティングのセンスはあまり感じないんですよね…/苦笑)。

いずれにせよ、2020年代になってなおメタル・ゴッド健在はめでたい限り。ただ、このサンタさんみたいな髭はいかがなものかと思っております(苦笑)。

>>Amazonの商品ページ(ボーナス・トラック入りデラックス・エディション)

>>Amazonの商品ページ(通常盤)










スポンサーサイト



FIREWIND "STAND UNITED"が3月6日(水)国内盤発売

firewind10.jpg

OZZY OSBOURNEのギタリストだったこともあるギター・ヒーロー、ガス・G率いるギリシャの正統派メタル・バンド、FIREWINDの、セルフタイトルの前作から約4年ぶりとなる通算10作目のオリジナル・アルバム"STAND UNITED"が3月6日(水)にキングレコードから日本盤リリースされます。

先行公開されているMVを視聴すると、私が「正統的なHR/HM」と言われて思い浮かべる典型的なイメージにかなり近いサウンドが展開されていて、文句なくカッコいい。メロディアスながら、ギタリストの主張の強さが類型的なパワー・メタルにはしない、今時こういうバンド英米はおろかドイツや北欧にもそうそういないのではないでしょうか。

一方で際立った個性がないせいか、今ひとつ人気が伸び悩んでいる観があるのがちょっと歯痒いですが、多様化が進み過ぎたメタル・シーンに範を示すかのようなこういうバンド、貴重だと思います。

ヴォーカルは前作に引き続き元SEVENTH AVENUEのドイツ人シンガー、ハービー・ランガンスで、相変わらず熱いパフォーマンスを披露していますが、力押し一辺倒ではないこのバンドの場合、もうちょっと器用でグッド・ルッキンなフロントマンを入れた方が…というのは大きなお世話でしょうか(苦笑)。

>>Amazonの商品ページ









SLAYERが再結成

つい先日、ケリー・キングがSLAYERのような音楽を続けるためにソロ・プロジェクトKERRY KINGをスタートさせた、というニュースが発表された矢先、SLAYERの再結成が発表されました。

とはいえ再結成と言っても、新作を作るとかツアーをやるとか、そういう本格的な活動再開ではなく、あくまでフェスの出演など、単発のライブをいくつか行なう、というだけの話のようですが。

SLAYERが解散を決めた主な理由はトム・アラヤがこれ以上の活動を望まなかったことのようですが、トム・アラヤの奥さんがしつこくまたプレイすることを勧め続けて、根負けしたトム・アラヤがそれに応じたようです。

メンバー(すなわちケリー・キング)に直接ではなく、SLAYERのマネージャーに対してライブをやる意志がある旨を申し入れたということで、ケリー・キングには伝わっていなかったということなのでしょうか。

むしろ、SLAYER再結成がある、と知ったらケリー・キングが新しい音楽を作ることをやめそうなので、マネージャーとしてはあえて黙っていたのかもしれません(笑)。

とりあえず9月に米国で行われる2つのフェスティバルに出演することだけが決まっているようですが、個人的に思うこととしては、JUDAS PRIESTと再結成SLAYERとARCH ENEMYさえいれば、あとのバンドは極論数合わせでもLOUD PARK(Downloadになっちゃうんですかね?)がやれるな…ということでした(笑)。

▼ニュースソース
スレイヤー再結成 9月開催の2つのフェスティバルに出演決定(amass)

スレイヤー再結成、トム・アラヤの妻が演奏をやめた夫に対して「1年以上しつこく言って悩ませた」結果、同意したことから動き始める(amass)

ヴィタリ・クープリ(ARTENSION, RING OF FIRE)が死去

日本ではARTENSIONやRING OF FIREでの活躍でネオクラシカル系メロディック・メタル/プログレッシヴ・メタルのファンの間ではよく知られるキーボーディスト、ヴィタリ・クープリが49歳の若さで亡くなったとのことです。

日本ほどARTENSIONやRING OF FIREが知られていない欧米では、興行的に大成功を収めているTrans-Siberian Orchestraのキーボード奏者が亡くなった、という形で報じられているようです(実際、彼の収入面でのメインはTrans-Siberian Orchestraだったと思われます)。

ていうか、私が大学生になった年にはもうARTENSIONはデビューしていたので、結構年上なのかと思っていましたが、私と3歳しか違わなかったんですね…。死因は明かされていませんが、いずれにせよ早すぎますね。

90年代というのは本当にキーボーディスト不遇の時代で、ワールドワイドでマトモに評価されたのはDREAM THEATERのキーボード奏者くらいのものだったのではないかという印象でした。

そんな中、メロディックなメタルが世界で唯一人気を博していた日本では、ROYAL HUNTのアンドレ・アンダーセンと、ARTENSIONのヴィタリ・クープリは数少ない実力派キーボーディストとして、その手の音楽を好むファンに評価されていたと記憶しています。

アンドレ・アンダーセンはロシア人、ヴィタリ・クープリはウクライナ人というのが今となってはなんだか微妙な感じですが、当時もはやそういう「ロック辺境出身者」しかHR/HMキーボーディストを志す人がいなかったのかもしれません(?)。

ヴィタリ・クープリは旧ソ連の全連邦ショパン・コンクール(All-Union Chopin Competition)で最年少1位を、キエフ音楽院コンクール(Kyiv Conservatoire Competition)で金賞を受賞するなど、クラシックの道でもかなりの評価を受けていた実力者で、近年のメタル・バンドのキーボーディストも皆それなりの腕前であることが多いですが、このレベルの演奏者はもうHR/HMのフィールドでは出てこないかもしれません。

実はヴィタリ・クープリはウクライナ解放運動家という一面があって、プーチンに暗殺された、ということでないことを願いたいですね。半分冗談ですが、プーチンならやりかねないというのが恐ろしい所です。

▼ニュースソース
アーテンション/リング・オブ・ファイア等で活躍 キーボーディストのヴィタリ・クープリ死去(amass)



LIONHEART "THE GRACE OF A DRAGONFLY"が2月23日(金)国内盤発売

lionheart04.jpg

元IRON MAIDENのデニス・ストラットン(G)が在籍しているバンドとして紹介されることが多いイギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、LIONHEARTの2016年の通算4作目となるフル・アルバム"THE GRACE OF A DRAGONFLY"が2月23日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

1980年の結成当時には元TYGERS OF PANG TANGのジェス・コックス(Vo)をフィーチュアしたいわゆるNWOBHMの流れにあるヘヴィ・メタル・バンドで、1982年に"HEAVY METAL HEROES VOL II"というオムニバスに提供した"Lionheart"というバンド名を冠した曲は、荒々しく疾走するヘヴィ・メタル然とした曲でした。

しかし、折からのヘヴィ・メタル・ブームに乗ってメジャーの『CBS』と契約したことで(当時の感覚で)「売れるための音」にシフトし、REO SPEEDWAGONやSTARSHIPを手掛けたケヴィン・ビーミッシュをプロデューサーに迎えて制作したファースト・アルバム"HOT TONIGHT"(1984)は、当時「産業ロック」などと呼ばれたサウンドに接近した、Keyを大フィーチュアしたメロディアスなハード・ロック・アルバムで、NWOBHMファンには受け容れられず、かといって思惑通りにメジャーなポップ・ロックとして売れるには少々野暮ったいサウンドだったこともあり、欧米では全く売れず、1986年に自然消滅に近い形で解散してしまっていました。

先述した通りこのバンドには元IRON MAIDENで、その後PRAYING MANTISに加入するデニス・ストラットンが在籍しており、それ以外にも、その後M.S.G.に加入するスティーブ・マン(G, Key)が在籍しており、そういう「ブリティッシュHR/HM人脈」が好きな日本のHR/HMファンの間では"HOT TONIGHT"は「隠れた名盤」として評価されており、未発表音源集"UNEARTHED -RAIDERS OF THE LOST ARCHIVES-"(1999)は日本だけでリリースされていました。

そんな「日本のマニアにのみ評価されていたバンド」がなぜ2016年に今さら再結成したのかやや不思議(経済的合理性という意味で)でしたが、その後ほぼ3年おきくらいの感覚でアルバムのリリースを重ねています。

時にSURVIVORなどが引き合いに出されることもあるのですが、そんなに洗練された音楽ではなく(失礼)、湿った歌メロのセンスはやはり英国のバンドといった感じで、その見事なコーラス・ワークによるハーモニーによって想起されるのはやはりPRAYING MANTISなのではないでしょうか。

PRAYING MANTISのような「ツイン・リードのギターによる妙味」こそないものの、その哀愁を帯びたメロディのセンスと、サビで発揮されるコーラス・ハーモニーは個人的には結構ツボで、現Voのリー・スモール(元PHENOMENA, SHY等)の安定した歌唱力もあって、少々レトロ感はありつつも、心惹かれるものがあるサウンドです。

>>Amazonの商品ページ