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LIONHEART "THE GRACE OF A DRAGONFLY"が2月23日(金)国内盤発売

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元IRON MAIDENのデニス・ストラットン(G)が在籍しているバンドとして紹介されることが多いイギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、LIONHEARTの2016年の通算4作目となるフル・アルバム"THE GRACE OF A DRAGONFLY"が2月23日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

1980年の結成当時には元TYGERS OF PANG TANGのジェス・コックス(Vo)をフィーチュアしたいわゆるNWOBHMの流れにあるヘヴィ・メタル・バンドで、1982年に"HEAVY METAL HEROES VOL II"というオムニバスに提供した"Lionheart"というバンド名を冠した曲は、荒々しく疾走するヘヴィ・メタル然とした曲でした。

しかし、折からのヘヴィ・メタル・ブームに乗ってメジャーの『CBS』と契約したことで(当時の感覚で)「売れるための音」にシフトし、REO SPEEDWAGONやSTARSHIPを手掛けたケヴィン・ビーミッシュをプロデューサーに迎えて制作したファースト・アルバム"HOT TONIGHT"(1984)は、当時「産業ロック」などと呼ばれたサウンドに接近した、Keyを大フィーチュアしたメロディアスなハード・ロック・アルバムで、NWOBHMファンには受け容れられず、かといって思惑通りにメジャーなポップ・ロックとして売れるには少々野暮ったいサウンドだったこともあり、欧米では全く売れず、1986年に自然消滅に近い形で解散してしまっていました。

先述した通りこのバンドには元IRON MAIDENで、その後PRAYING MANTISに加入するデニス・ストラットンが在籍しており、それ以外にも、その後M.S.G.に加入するスティーブ・マン(G, Key)が在籍しており、そういう「ブリティッシュHR/HM人脈」が好きな日本のHR/HMファンの間では"HOT TONIGHT"は「隠れた名盤」として評価されており、未発表音源集"UNEARTHED -RAIDERS OF THE LOST ARCHIVES-"(1999)は日本だけでリリースされていました。

そんな「日本のマニアにのみ評価されていたバンド」がなぜ2016年に今さら再結成したのかやや不思議(経済的合理性という意味で)でしたが、その後ほぼ3年おきくらいの感覚でアルバムのリリースを重ねています。

時にSURVIVORなどが引き合いに出されることもあるのですが、そんなに洗練された音楽ではなく(失礼)、湿った歌メロのセンスはやはり英国のバンドといった感じで、その見事なコーラス・ワークによるハーモニーによって想起されるのはやはりPRAYING MANTISなのではないでしょうか。

PRAYING MANTISのような「ツイン・リードのギターによる妙味」こそないものの、その哀愁を帯びたメロディのセンスと、サビで発揮されるコーラス・ハーモニーは個人的には結構ツボで、現Voのリー・スモール(元PHENOMENA, SHY等)の安定した歌唱力もあって、少々レトロ感はありつつも、心惹かれるものがあるサウンドです。

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