fc2ブログ

ALTERIUM "OF WAR AND FLAMES"が4月24日(水)国内盤発売

alterium01.jpg

2022年に結成されたイタリアのメロディック・パワー・メタル・バンド、ALTERIUMのデビュー・アルバム"OF WAR AND FLAMES"が4月24日(水)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

メンバーは22年に解散したイタリアのシンフォニック・パワー・メタル・バンド、KALIDIAのニコレッタ・ロゼリーニ(Vo)とダリオ・ゴッジ(Dr)を擁しており、その他元KALEDONのメンバーなど、イタリアのアンダーグラウンドなメロディック・メタル・シーンで活躍してきた顔ぶれで構成されています。

これまで公開されてきたMVのクオリティの高さでマニアの間では既に話題になっていたバンドですが、確かにこれはなかなか、いや、かなりいい。この適度にキャッチーなメロディのフックの強さは、2020年代になってから出てきたメロディック・パワー・メタル・バンドの中ではピカイチかもしれません。

女性Voをフィーチュアしたイタリアのメロディック・パワー・メタル・バンドなんて、ここ数年の傾向だと完全に地元の『Scarlet Records』と契約する流れですが、このバンドはドイツの『AFM』と契約しており、その筋での注目度の高さを感じます。

SABATONの人気曲"Bismarck"のカバーなども収録していますが(話題作り?)、MVが公開されているオリジナル曲が速い曲からキャッチーな曲、フォーキッシュな曲からバラードまでどれも高品質で、これは今年のダークホースかもしれません。推せますね。

>>Amazonの商品ページ











スポンサーサイト



フィル・モグがUFOの終了を宣言

1970年にアルバム・デビューし、マイケル・シェンカー(G)が在籍していた70年代中期に人気と評価を高めたイギリスのベテラン・ハード・ロック・バンド、UFOの中心人物であるフィル・モグ(Vo)が『Ultimate Classic Rock』のインタビューにおいて、UFOに今後の予定があるかと訊かれ、「いや、ない。結論に達したと思う。新型コロナウイルスの直前、2019年に最後のイギリスツアーを行った。それで終わったようなもので、その時が来たんだ」と答え、バンドが既に終了したことを認めました。

本当は2022年に欧州全土を回るフェアウェル・ツアーが予定されていたようですが、2022年の8月にフィル・モグが心臓発作を起こし、医師にプレイすることを止められたことによって中止になってしまい、2022年7月16日にドイツで開かれた『Lieder am See 2022』フェスティバルへの出演が、UFO最後のライヴ・パフォーマンスになってしまいました。

UFOは全英チャートの最高位はマイケル・シェンカーの(初回)脱退直前の名演を捉えたライブ・アルバムの名作"STRANGERS IN THE NIGHT"(1979)の7位、全米チャートの最高位は"LIGHTS OUT"(1977)の23位と、商業的には「そこそこ」で、ゴールド・ディスクは一枚も獲っていないという意味では「ビッグなバンド」とは言い難く、レジェンド扱いされることもあまりないバンドです。

ただ、彼らの代表曲のひとつ"Doctor Doctor"をライブの定番SEとして使用しているIRON MAIDENをはじめ、JUDAS PRIEST、DEF LEPPARD、EUROPEといったクラシックなHR/HMバンドから、SLAYERやTESTAMENTのようなヘヴィなバンド、意外な所ではOFFSPRINGやALICE IN CHAINSのような90年代のバンドまで、幅広いアーティストが彼らからの影響を口にしており、そういう意味でHR/HM史における重要バンドであることは間違いありません。

実際の所、2019年にはポール・レイモンド(Key / G)が、そして2020年にはポール・チャップマン(G)とピート・ウェイ(B)というバンドのクラシック期を支えたメンバーが相次いで他界しており、そういう意味でもバンドの終わりが近そうな雰囲気は漂っていたわけですが、まさか正式なフェアウェル・ツアーさえ行なうことなく終焉を迎えるとは、何回も「フェアウェル・ツアー」をやっているバンドもいる中、ちょっと寂しい話ではあります。

とはいえ、実際の所華々しいフェアウェル・ツアーと共にキャリアを終えられるのは幸運なひと握りのレジェンド・バンドだけで、こういう「状況的な結果としてもう続けられないという判断になる」ケースというのが現実なのかもしれません。

※ニュースソース:フィル・モグ、UFOの終焉を認める(BARKS)



PRAYING MANTIS "DEFIANCE"が4月19日(金)国内盤発売

prayingmantis13.jpg

先日「最後の日本ツアー」を発表したイギリスのメロディアスHR/HMバンド、PRAYING MANTISの通算12作目となるオリジナル・フル・アルバム、"DEFIANCE"が4月19日(金)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

来日公演が最後というのが「バンドの終わり」を意味するのか、「ツアー活動の終わり」を意味するのか、単に欧州以外の遠いエリアでライブを行なうのはやめにする、ということなのかわかりませんが、いずれにせよバンドの活動が終わりに向かっているのは確かなのでしょう。

実際、B!誌のインタビューでも「ここ最近の3作に関しては、ずっとこれが自分達の最後のアルバムになると言ってきた」と発言しており、結果論として最後になることはあっても、実際に最後になるかどうかはその時のコンディション違い、ということなのでしょう。

先行公開されているMVを視聴すると、ウクライナ情勢を受けシリアスなスロー・ナンバーのタイトル曲、そしてふた昔前くらいのディスコを思わせるダンサブルで、彼らとしては異色の"Standing Tall"と、メロディこそウエットな叙情性を湛えた彼ららしいものではあるものの、HR/HM然とした曲がなく、その点はやや不安。

(発売日直前に公開された "Let's See"は比較的ハードな曲ですが、過去の曲に比べるとややこじんまりと無難にまとまっている印象で、少々物足りない)

とはいえ40年以上に渡って継承されてきた「マンティス節」というべき叙情メロディには他のバンドには代えがたい魅力があり、6月の「最後の来日公演」に足を運ぶような人を失望させることはないでしょう。

>>Amazonの商品ページ





NOCTURNA "OF SORCERY AND DARKNESS"が4月17日(水)国内盤発売

nocturna02.jpg

イタリアの女性ツインVoによるシンフォニック・パワー・メタル・プロジェクト、NOCTURNAのセカンド・アルバム、"OF SORCERY AND DARKNESS"が4月17日(水)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

グレース・ダークリングとレーン・スティルナイトという2人の女性シンガー以外のヘドン(G)、アンタレス(B)、デイモス(Ds)というメンバーは仮面を被っており、正体を明かしていませんが、このプロジェクトはBE THE WOLFやFROZEN CROWNで知られるマルチ・ミュージシャン、フェデリコ・モンデッリが作詞作曲演奏を一手に手掛けていることが明らかにされています。

前作"DAUGHTERS OF THE NIGHT"(2022)は欧州ではかなり反響があったようで、同作からのMV、"New Evil"はこのテキストを書いている2024年4月時点で590万回を超える再生回数を獲得(TrueView広告も回した結果と思われますが)、本作のリリース元である『Scarlet Records』のMVで2番目に再生回数の多い動画になっています。

というか『Scarlet Records』の公式動画、100万回以上再生されているものの大半がFROZEN CROWNと、このNOCTURNAで、フェデリコ・モンデッリの創作能力への依存度が高すぎですね(笑)。

先行公開されているMVを視聴すると、前作に続きゴシック風味も漂うシンフォニック・パワー・メタルで、「イタリア風味のNIGHTWISH」という作風は前作を踏襲しています。

ギターのサウンドなどは割とヘヴィながら、歌メロ自体はキャッチーで聴きやすく、ゴシックな味付けも日本人が拒絶反応を起こさない程度の匙加減にコントロールされており、なかなか魅力的なサウンドになっています。

>>Amazonの商品ページ



C.J.スネア(元FIREHOUSE)が死去

90年代初頭に人気を博したアメリカのハード・ロック・バンド、FIREHOUSEのヴォーカリストとして知られるC.J.スネアが4月5日に亡くなったそうです。

まだ64歳ということで、現代の平均寿命を考えると若すぎますが、2020年9月にステージ4の大腸ガンと診断されていたそうで、2021年に受けた手術で一旦は持ち直し、2021年には27回、2022年は39回と、決して少なくない数のライブもやっていましたが、2023年10月に二度目の手術をした後一気に衰弱し、今回の訃報となったようです。

FIREHOUSEはC.J.スネアの体調が悪化した後はネイト・ペックなるシンガーを迎えてツアー活動を続けており、C.J.スネアが亡くなった4月5日もテキサスでライブをやっていたとか。

今回の訃報を受けてあらためてYouTubeでFIREHOUSEの曲を検索してみると、全米5位まで上昇した彼ら最大のヒット曲である"Love Of A Lifetime"は9,000万回以上、それに続く全米8位のヒットとなった"When I Look Into Your Eyes"が3,800万回以上、そして何とグランジ/オルタナティブの台頭によってHR/HMの人気が凋落していた1995年にリリースされ、全米66位という成績に終わったアルバム"3"収録の"I Live My Life for You"が7,500万回以上、"Here For You"が2,400万回以上も再生されていることに驚きました。

これはリアルタイムで同レベルの成功を収めていたWARRENTやWINGERのヒット曲を大きく上回る数字であり、何なら彼らより大きな成功を収めていたPOISONよりも上と言える再生回数です(2024年4月時点)。

FIREHOUSEは純粋な新曲によるアルバムは2003年の"PRIME TIME"以降20年以上リリースしていませんが、これだけ過去のヒット曲(バラードばかりですが)に求心力があるのであれば、ライブでこれらの曲を聴きたいというニーズは(アリーナ規模ではないにせよ)コンスタントにあったことでしょう。

それらの曲がYouTube上で公開された2010年以降もずっと聴き継がれるタイムレスなクラシックになったのは、曲の良さもさることながら、その曲の良さを完璧に引き出すことができたC.J.スネアが歌ったからこそだと思います。実際、80年代以降数多く出てきたアメリカの人気ハード・ロック・バンドの中で、歌唱力という点では抜きん出ていましたね。

本当に早すぎる死でした。ご冥福をお祈りします。