M.S.G.来日公演 @ C.C.レモンホール

マイケル・シェンカー・グループ来日公演、1月17日(日) 渋谷C.C.Lemonホールでの追加公演を観てきました。

この会場も久しぶり、まだ渋谷公会堂と呼ばれていた03年、HALFORDの来日公演(前座はCHILDREN OF BODOM)以来だ。

今回の来日メンバーは、ゲイリー・バーデン(Vo)にサイモン・フィリップス(Dr)という名作ファーストのメンバーに、ブリティッシュ・ハード・ロック界を代表するベーシストのひとりであるニール・マーレイも加わった強力ラインナップ。これは観たい。

そしてもちろん「神」と呼ばれるギタリストを一度は観ておきたいという思いも大きかったのだが、近年のライヴについてはあまりいい話を聞かないので、正直チケットを取るかどうかはかなり悩んだ。

ライヴ途中で帰ってしまったとか、ライヴをドタキャンした、なんて話も聞き及んでいるし、そんなことになったらシャレにならないので(ネタにはなるけど:苦笑)。

しかし今回初日である13日(月)の評判がすこぶる良かったため、チケット購入を決断。
本当は当日券狙いで14日に行きたかったのですが、営業回りついでに中野に足を延ばしてみたらソールド・アウトでションボリ。

さてチケットを入手したはいいものの、この日ちょっと野暮用があって、開演時間17時にちょっと遅れてしまった。

しかし、16時半開場でそんなすんなり30分後に始まるはずもないだろう、と高を括っていたらどうやら完全にオンタイムで始まったらしく、扉を開けたら2曲目である「Cry For The Nations」が始まっていた。不覚。

追加公演にもかかわらず、2階席最後列まで満員(ちなみに私は最後列から2列目…)。

2階席センター前半は関係者席かと思ってしまうほどみんな座っていたが、両脇や後半はむしろちゃんと立って盛り上がっていた。
まあ率先して2階席を買うような人は初めから座って観る気満々なのでしょう。

サウンドは、客層の大半を占める30代以上の人間にも優しいやや小さめなものだったが、バランスは悪くない。

セットリストはこんな感じ

01.Feels Like A Good Thing(←伝聞)
02.Cry For The Nations
03.Let Sleeping Dogs Lie
04.Armed And Ready
05.Victim Of Illusion
06.Ready To Rock
07.I Want You
08.A Night To Remember
09.Into The Arena
10.Lost Horizons
11.Rock My Nights Away
12.On And On
13.Attack Of The Mad Axeman

--1st アンコール--
14.Dance Lady Gypsy
15.Rock Bottom

--2nd アンコール--
16.Ride On My Way
17.Doctor, Doctor

どうやら今回の来日公演中セットリストは全く変わらなかったようですね。

初期の曲オンパレードな、ぶっちゃけ懐メロツアーですが、この客入りならそれで正解なんでしょう。
90年代からHR/HMを聴き始めたような私のようなリスナーにはMcCAURY SCHENKER GROUP時代の曲にも聴きたい曲があったりするのですが。

サイモン・フィリップスはさすが、私が生まれる前から一流セッション・ドラマーとして活躍していただけある貫禄のプレイ。
途中の楽曲で挿入されたドラム・ソロなんてかなりアグレッシヴで、ほとんど衰えは感じられなかった。

一方ニール・マーレイはかなりおとなしく、たまに他のメンバーの動きに合わせてフォーメーション・プレイ的にネックを振ってみたりするものの、ちょっと照れ臭そうで、すぐにやめてしまう。正直この人からはちょっと「老い」を感じたな。プレイも「お仕事」っぽかったし。

ゲイリー・バーデンは…まあ、恐れていたほど悪くはなかった、と言っておきます。
ちょっと客にサビを任せすぎな観はあったけど(苦笑)。

ただ、ファッションとかステージ・アクションとか、失礼ながら正直笑っちゃうほどカッコ悪くて、マイケルがゲイリーを気に入っている理由って「引き立て役として最高だから」なんじゃないか? などと意地の悪いことを考えてしまった。

G&Keyのウェイン・フィンドレイは、ギターにキーボードに、まさに八面六臂の活躍で、今回のツアーにおけるパフォーマンスの充実の影の功労者、って感じがしましたね。

そしてマイケル・シェンカー! 一時太ってしまった、なんて話も聞いていたが、ダイエットしたのか、少なくとも2階席からの遠目ではほとんど全盛期と変わらぬルックス。内股で中腰、という普通ならカッコよくならないポーズでさえカッコいい、と思わせるカリスマ性は健在でした。

ギターのサウンドも、フレージングも、むろん全盛期のライヴ音源で聴けるような鬼気迫るテンションはないとはいえ、流石の素晴らしさで「神」の異名は伊達ではない、と思えました。とにかく、センターまで出て来ずとも、ギター・ソロになるとつい注目してしまう。

「Rock Bottom」のソロなんて「おいおい、これどうやって収拾つけんの?」と思ってしまうほど奔放に冴え渡るアドリブに、途中ふと「あれ? 変だな、胸が苦しいな」と思ったら思わず呼吸するのを忘れていたという嘘のような本当の話。

正直世代的にはそれほど思い入れのあるバンドではないので、過大な期待はしていなかったのですが、終わってみるとかなり満足度の高いライヴでした。

とにかくマイケルが調子良さそうで終始ご機嫌も麗しく、こういうマイケルを観れたのはラッキーだったんじゃないかと思います。

19時ごろにはすんなり終わったものの、20時から仕事の打ち合わせで、翌日2時半過ぎまでその打ち合わせが続いたのはアンラッキーでしたが…。
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