TRIVIUM / BLACK TIDE 来日公演@横浜ベイホール

行って来ました、TRIVIUM / BLACK TIDE 来日公演@横浜ベイホール。

家からは翌日の公演会場である新木場STUDIO COASTの方が近いのだが、翌日仕事なのであまり日曜日にくたびれたくないというサラリーマン根性と、どうせなら行ったことのない会場に行きたいという思いから本日の日程をチョイス。

しかし、横浜ベイホール…。駅から遠いとは聞いていたが、まさかここまでとは…。

出がけにちょっとモタついてしまったこともあり、到着したときには既にオープニング・アクトであるBLACK TIDEが始まってしまっていた。
個人的にはTRIVIUMよりむしろBLACK TIDEが目当てだったため、軽くShockwave。

しかも遠いのみならず、ステージが低くて後ろから見難いわ、フロアに太い柱が二本もそそり立っていて邪魔だわ、かなり最悪。

きっともう二度と来ませんね…。ここでしかライヴしないアーティストってそうそういないだろうし。
音も良くなかったし、ホールとは名ばかりの、ライヴハウスに毛が生えた程度の会場でした。

そんな愚痴はさておき、BLACK TIDEのステージ。
昨年LOUD PARK 08で観たときには、正直学園祭バンドだと思ってしまったが、育ち盛りゆえ、この半年強の期間でもかなり成長しているのではないかと期待して観た。

まあ、確かに暖かい目で見れば、バラバラだった演奏が幾分まとまってきており、成長していると言えなくはない。
とはいえ未だ「一体感がある」とはお世辞にも言えず、学園祭っぽい印象は大きく変わらなかったというのが正直なところ。

黒人顔のマッチョなDrが、非常にパワフルに「魅せる」プレイをしていたのだが、肝心のリズムが不安定(モタり気味)だったことがバンドのアンサンブル全体に悪影響を及ぼしている気がした。

METALLICAの「Hit The Lights」にIRON MAIDENの「Prowlar」と、カヴァーを2曲もプレイしたこともまた学園祭っぽさに拍車をかけた感は否めない。

LOUD PARKの際、ガブリエル君(Vo, G)が声変わりしてしまったのではないかという噂が囁かれていたが、私自身14歳になるころには声変わりなど完了していた記憶があるので「そんなバカな」と思っていた。

しかし最近のインタビューによるとどうやら声変わりは事実のようで、これまでの曲のアレンジを変えなくてはならなくなったことはもちろん、新曲の方向性にもそのことが影響しているという。

そう、今回高音パートはBのザックが担当してガブリエルをフォローしていたのだが、これがどうにもヘナチョコで…。
次のアルバムでこの声がかなりフィーチュアされるとしたら、ちょっと厳しいような…。

次のアルバムといえば、最近ガブリエル君はINCUBUSやらSAOSINにハマっているなどという話もあり、そういう意味でもちょっと不安…。

今日も新曲らしき曲がプレイされたのだが中間の間奏パートこそブラスト・ビートまで飛び出すメタリックさであった一方、歌メロはかなりノーテンキな明るさで、まさかポップ・パンクに毒されてしまったのか…? という不安も感じてしまったり。

とはいえ締めの曲に彼らの楽曲で最も欧州風味の強い「Warriors Of Time」を持って来ているということは、こういう曲を今後も大事にして行ってくれるはず、という希望も抱いているのですが。

とまあ、割とネガティブな感想を書き連ねてしまいましたが、フロア前方は結構盛り上がっていました。
TRIVIUMのファンにはちょっと音楽性がヌルいのではないかと危惧していたが、思ったよりは受け入れられてたように思います。
Voのガブリエル君とBのザックがグッド・ルッキンなこともあってか、私の近くにいた女性もノリノリでした。

グッド・ルッキンな若いHR/HMバンド、大切にしたいですね。


さて、BLACK TIDEが終わり、ステージ正面の後方に移動しながら会場を見渡してみる。

男女比は8:2といったところでしょうか。年齢層は20代前半くらいが中心と思われます。
大半がメタT着用で(すみません、私は非着用でした)、JUDAS PRIESTやMEGADETH、DRAGONFORCEなども見かけましたが、圧倒的にTRIVIUMのTシャツが多く、彼らがかなりロイヤリティの高いファンを獲得していることが見て取れました。

しかし今回の「将軍」と大書されたTシャツ、一般人から見れば「メタT」というよりも「ネタT」に他ならず、正直帰り道でこれ着てる人たちを見て勇者だな、と思ってしまいました(すみません)。


そんなことを思っているうちに、なぜか今回のツアーでオープニングの定番となっているFOREIGNERの「Juke Box Hero」が流れ始める。ふむ、セットチェンジは迅速でよろしい。

この曲をメイデンのライヴにおけるUFOの「Doctor, Doctor」的な存在にするつもりなのかな。
しかしまたなんでこの曲なんでしょう?

そして結局その後FFの曲がかかるなら意味ないじゃん、と思うのだが、まあいい。

TRIVIUMのショウが、最新作のオープニングである「Kirisute Gomen」でスタート。
もちろん「Kirisute Gomen」の箇所では大合唱が起こる。

何気に私はこのバンドをARCH ENEMYの前座として来た初来日公演のときから観ているのだが、当時に比べるともちろん、その後LOUD PARK 07で観たときと比べても格段に粗さがなくなり、演奏がまとまってきている。

BLACK TIDEの後だからなおさらそう感じたというのもあるが、これでもう少しツイン・リードがキレイにハモってくれればほぼ完璧。ドラムはやっぱちょっとヘタっぴなんだけど(苦笑)。

序盤は新しめの曲を中心に演奏し、中盤以降初期の曲を中心にプレイ。

特に今回妙に1stアルバムからの曲が多かったが、キイチ(Vo, G)は「(曲を)知ってるヤツは一緒に歌ってくれ、知らないならとにかく騒げ!」といった感じの、1stは聴いていない人が多いであろうことを踏まえたMCをしていて好感が持てた(笑)。

このMCに限らず、ちょこちょこ母親から教わった?カタコト日本語を交えてのMCの端々に彼の「人の好さ」が伝わってきて、この辺がそこらのコワモテなメタルコア・バンド群との差別化につながっていると思う。

一方でコリィ(G)は「いかにもコア」って感じのイカツさで、一歩間違うとファニーに見えかねないこのバンドの雰囲気を引き締めるかのようなコワモテぶりを発揮していたが。

残念ながら一番好きな曲である「A Gunshot To The Head Of Trepidation」のときは、キイチが「跳べ、跳べ」と煽ったため、私のすぐ前に立っていたお嬢さんのポニーテールがジャンプで激しく揺れ、身長が同じくらい(170前後? 女性にしてはかなり高かった)なこともあって、激しく暴れまわるポニーテールが私の顔を打とうとするのをよけるのに気を取られてあまり曲に集中できませんでした(苦笑)。

まあ、顔を覗いたらかなりキレイなお嬢さんだったのですぐに許しましたが(笑)。

途中、テレビに取り上げられたこともある12歳の天才ドラマーKENTくんが登場してトラヴィス(Dr)の代わりにドラムキットに座り、IRON MAIDENのカヴァー「IRON MAIDEN」をプレイ。

やはり子供なのでスネアのアタックが弱く、リズムがあやふやに聴こえる瞬間があってヒヤヒヤしたが、無事に完奏。
名古屋公演から登場していたらしいが、いいショウのスパイスでした。

正直、TRIVIUMにはそんなに期待していなかったし、疲れているときに爆音を聞くと眠くなる傾向があるので、ひょっとすると途中で眠くなっちゃったりするかもな…なんて思っていたが、なんのなんの、キッチリ最後まで楽しませてくれました。

音楽性が一番コアな分、よく比較されるBFMVやA7Xに比べるとちょっと人気・セールスの面では水をあけられちゃったかな、という気がしなくもありませんが、この分なら順調にやっていけそうです。
わざわざ時間をかけて観に行っただけの価値があるライヴでした。
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