BABYMETALの「METAL RESISTANCE」が全米TOP40に

BABYMETALの新作「METAL RESISTANCE」が全米チャートの39位にランクインしたそうです。

「TOP40」というのがいわゆる「ヒットの基準」とされ、そうなると「Sukiyaki(上を向いて歩こう)」の謎の全米No.1ヒットを受けた坂本九の「Sukiyaki and Other Japanese Hits」(1963年/14位)以来53年ぶりの快挙だけに、この順位には意味があると言えるでしょう。ロック/ポップスの領域ではLOUDNESSの「LIGHTNING STRIKES」(1986)が記録した64位以来の好成績です(まあ、音楽マーケットの状況が全然違うので過去と比べるのはあまり意味がありませんが…)。

さらにイギリスでは15位と、文字通り日本人アーティスト史上最高の好成績を収めています。
オーストラリアに至っては7位と、TOP10入りを果たしているそうですから驚きですね。

参考まで、ここ1年ほどの間に全米チャートで初週TOP50以内に入ったHR/HM系のアルバムを列挙します(30分くらいでサッと調べたので抜けや漏れがあるのはご容赦ください)。

・BREAKING BENJAMIN "DARK BEFORE DAWN" 1位(約141,000枚)

・DISTURBED "IMMORTALIZED" 1位(約98,000枚)

・FIVE FINGER DEATH PUNCH "GOT YOUR SIX" 2位(約119,000枚)

・BRING ME THE HORIZON "THAT'S THE SPIRITS" 2位(約62,000枚)

・LAMB OF GOD “VII: Sturm Und Drang” 3位(約47,000枚)

・MEGADETH "DYSTOPIA" 3位(約49,000枚)

・IRON MAIDEN "THE BOOK OF SOULS" 4位(約75,000枚)

・HALESTORM “INTO THE WILD LIFE” 5位(約56,000枚)

・SLAYER “REPENTLESS” 5位(約50,000枚)

・KILLSWITCH ENGAGE “INCARNATE” 6位(約35,000枚)

・TRANS-SIBERIAN ORCHESTRA “LETTERS FROM LABYRINTH” 7位(約45,000枚)

・GHOST "MELIORA" 8位(約29,000枚)

・ANTHRAX “FOR ALL KINGS” 9位(約34,000枚)

・ASKING ALEXANDRIA “THE BLACK” 9位(約30,000枚)

・DEF LEPPARD “DEF LEPPARD” 10位(約30,000枚)

・DREAM THEATER “THE ASTONISHING” 11位(約30,000枚)

・SEVENDUST “KILL THE FLAW” 18位(約18,000枚)

・AMON AMARTH “JOMSVIKING” 19位(約21,000枚)

・TRIVIUM "SILENCE IN THE SNOW" 19位(約18,000枚)

・QUEENSRYCHE “CONDITION HUMAN” 27位(約14,000枚)

・THE WINALY DOGS “HOT STREAK” 30位(約13,000枚)

・NIGHTWISH “ENDLESS FORMS MOST BEAUTIFUL” 34位(約18,000枚)

・BABYMETAL “METAL RESISTANCE” 39位(約12,000枚)

・STRYPER “FALLEN” 43位(約10,000枚)

こうして見たときに、「錚々たるメンツに並んだ」と捉えるか、「海外が熱狂しているという割には地味なポジション」と捉えるかは、その人の彼女らに対するスタンスによって見解が分かれるところかもしれません。

いずれにせよ、日本人アーティストとしては異例の成績であることは間違いありませんし、彼女らの魅力は単純に音楽的な部分にとどまらないというか、むしろ音だけでは伝わってこない部分によるところが大なので、アルバムセールスだけで人気を推し量ることは難しいといえるでしょう。

個人的には、チャートの順位や売上枚数がどこまでいくか、というよりは現象として、存在としてどこまで大きくなるか、ということに注目していきたいと思います。

◆ニュースソース
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/36914/2

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コメント

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予想以上の順位です。

ジャンル別のチャートではなく総合チャートのこの順位は凄いですよね。しかも、英語ではなく日本語で唄っているHR/HM系のアルバムは(adoreさんの調べたアルバムには)他にないみたいですし。
余談ですが、日本人は全米チャートでの実績が少ないのでコンプレックスみたいなものがあるような気もします。
とにかく、明るい話題が少ない日本の音楽業界にとっては良いニュースになので、今後も話題を提供してほしいですね。

単なる工作じゃ作れない好成績ですね。
海外人気はマスメディアの嘘ではなかったと安心しました(ファンでありながら半信半疑でした)

最初は寿命が早いであろう事を予測してつけた期限付きで活動継続という制約が足枷になってしまいましたね。
まあただどんなに人気だろうとアイドルという部分は切っても切れないので、いつか来るであろう解散or卒業にとっておける便利ワードでもありますが。

とにかく2ndアルバムが想像以上に素晴らしかったのでまだまだ続けて欲しいです!

上手いことやれば日本の音楽もTOP40にランクインできるということを喜ぶべきか
彼女たちみたいな特異な存在でなければアメリカでは相手にされないということを悲しむべきか
同じ日本人としては嬉しいですがメタラーとしては少し複雑ってのがこのニュースの感想です。
Road Of Resistanceなんかはあまりアメリカ受けする感じがしないですが
彼女たちが歌うならちゃんと評価するってことなんでしょうね。
まあ一時期ドラフォもアメリカで人気はあったみたいですが

話変わりますがTHE WINALY DOGSは結構人気あるんですね。
最近のMr.Bigのアルバムより売れているんじゃないですか?

4年くらい前にBABYMETALの存在を知った時は、「最初の内は話題性でお客さん呼べるけどすぐに飽きられちゃうんじゃ…」なんて危惧していましたが、まさかこんなことになるとは思いませんでした。
この調子でいけばWackenやDownload、Rock am Ringとかにも出られるんじゃないかとちょっと期待しています。

BABYMETALなんてメタルじゃない!と思う硬派メタラーの方の気持ちも理解できるのですが、個人的にはこれからも応援していきたいです。

新アルバムも今聴いてますが予想以上に楽しめました。YUIMETALさんとMOAMETALさんのあざといまでに可愛らしいコーラスに最初若干抵抗があったのですが、聴き込む内にむしろ快感に(笑)

セイヤッ、セッ、セッ、セッ、セイヤッ

何か妙な中毒性があるんですコレ

イギリス15位って、VOW WOWよりも売れたんだ・・・。それが一番驚きです。
でもM-ON!でライブをみたら曲により好き嫌いがはっきり出ますが、かっこいいと思ってしまいました。ライブはバンドなのが良いですね。
そしてさきほどブログを見て上田剛士が曲作りにかかわったいたと知りました。MAD好きだったんでびっくりです。豪華ですね。


DISTURBEDファンです(笑)

去年のビルボード成績では BREAKING BENJAMIN、FIVE FINGER DEATH PUNCH、DISTURBED が特に目立ってましたね。累計はそれぞれ30万枚、25万枚、20万枚くらいだったように記憶してます。

DISTURBEDは年末に公開された「Sound Of Silence」のカバーが一般層に好評でジワジワ売れ続け、最近テレビ番組で歌ったのが評判になり、またチャート上位に戻ってきたりしてます。

べビメタに限らず、メタラー村の外に向けてアピールする機会をもつのは大事ですよね。とくにDISTURBEDは初期のころから戦略上手なイメージがあり、正統派メタル路線にシフトするタイミングとか、カバー曲の使い方なんかもよく考えられているなぁと思います。

>なっつさん

非英語圏のバンドはAMON AMARTHとNIGHTWISHくらいですね。
その2バンドも基本的には英語で歌っていますし。

音楽というのは国民性というか民族的な好みに左右されるので、他の国で評価されないからといって価値が下がるわけではないですが、やはり音楽ビジネスの本場で認められたい、という思いを持っている人は多いでしょうね。

>エメッソンさん

確かに自分たちの目で直接見てないだけに、一部の盛り上がりを過大に報じているだけなんじゃないか? という見方をする人も多かったですね。
これである程度客観的な実績になったと思います。

まだ目新しさはあると思うので、最低あと1枚、あるいは彼女らが成人するまでは続けてもらいたい気がします。

>ノバックさん

「普通にいい音楽」はアメリカには溢れているのだろうと思いますので、「普通ではない音楽」でなくてはわざわざ異国の音楽を聴く意味はないんでしょうね。

THE WINALY DOGSはアメリカでは明らかにMR.BIGより売れていますね。
MR.BIGの活動ペースがさらに落ちそうです(苦笑)。

>翔さん

飽きられるどころか(いや、個人的なレベルで飽きてる人はいるんでしょうが)、注目は増すばかり、という状況ですね。

ソニスフィアやレディングをはじめ、すでにいくつもの海外の大型フェスにも出演していますから(Downloadもゲスト的に出演していたはず)、WACKENやROCK AM RINGも夢じゃなさそうですね。

>たーさん

アメリカにおけるLOUDNESSの成績同様、枚数はどうかわかりませんが、順位的にはVOWWOWを上回りましたね。

上田さんも豪華ですが、これだけの結果を出すと、今後はさらに豪華な作曲陣やゲストも呼べそうですね。

>Mark.Nさん

FIVE FINGER DEATH PUNCHやDISTURBEDが売れているということは認知していましたが、個人的にはノーマークだったBREAKING BENJAMINがいつの間にかここまでビッグになっていたことにちょっと驚きました。

80~90年代であれば枚数的にも10倍くらい売れていたことでしょう。

DISTURBEDの最新作は初動一発で終わることが多いHR/HM系にしては珍しくロングセラーしていますね。
一般層に届くシングル・ヒットが出るとこういう売れ方になるんですよね。

そういう意味では、BABYMETALもそういう存在になりうるポテンシャルはありますが、現状はメタラーとドルヲタという瞬発力に優れた(笑)層が支持層という感じでしょうか。これが一般層にも広がるといいですね。

茶の間にメタルを

当初はAKBの遠い親戚にメタル好きでもいるのかと重っていましたが、何が売れるか分からないものですよね。ひょっとして鹿鳴館でのライブを見られたのですか?
ベビメタプロデューサーのインタビュー記事によると、当初は一年程度の企画ものだったようですが、今後はバーンの表紙も目指して頑張ってほしいdethね。

>学生気分38さん

鹿鳴館より前のライブですね。単独ライブではなかったのでプレイしたのは3曲だけでしたが。

期間限定の企画ものが、予想以上に受けてしまったためにやめるにやめられなくなってしまったという感じですね。

「BURRN!」としては表紙にするのはプライドが許さなそうですし、BABYMETALにとってもちょっとした話題になる以上のメリットがないので、なかなかあの雑誌の表紙は難しいかもしれませんね(苦笑)。それくらいのことをやる度量とチャレンジ精神を見せてもらいたいと思うのですが。

発売前の新譜が出るって言う情報だけでも驚き、我が妹(四月から中学生になりました)と共に狂喜乱舞していたものですが今回の件もまた2人で狂喜乱舞していました。

彼女達がどこまで行くのか、それをただただお兄ちゃん()になったつもりで見守っていきたいです。

>shuさん

かつてギターに興味を示していた妹さんですか。
兄妹で音楽の趣味を共有できるとは素敵ですね。

彼女らの場合、兄目線や親目線で見守っているファンも多そうですね(私はせいぜい「親戚の女の子」くらいで/笑)。