DANGER DANGER / DANGER DANGER (1989)

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THE DEFIANTSからの流れでポール・レインのソロも紹介したので、ついでに私が愛するDANGER DANGERのデビュー作も紹介しておきます。LOUD PARKにも来ることですし。

1982年にCHIEP TRICKのコンサートで知り合ったというブルーノ・ラヴェル(B)とスティーヴ・ウェスト(Dr)を中心に、1987年にニューヨークで結成されたバンドのデビュー作。

ヴォーカリストのテッド・ポーリーは、『BURRN!』誌の藤木氏のフェイバリットとして知られる(?)プログレ・ハード・バンド、PROPHETのドラマーだったという経歴の持ち主。

音楽的にはBON JOVIとNIGHT RANGERの中間を行くかのような、当時最も売れ線なハード・ポップ路線ど真ん中。バンド名に反して、全く危険さのない超健康的なサウンドだ。

当時インタビューで「楽曲作りは数学みたいなものだ。計算して作るんだよ」という発言をして読者の反感を買ったらしいが、個人的には計算して曲を作れることがプロの条件だと思うので、そこに全く異論はない。

ただまあ、そういうことを思っていたとしても口に出しちゃうのはあんまりロック・バンドのイメージ戦略というものを計算できてないな、って気もするのですが(苦笑)。

とはいえ実際、本作の楽曲はとても完成度が高く、ポップ&キャッチーにできている。そのクオリティは極上と言っていいが、ちょっとあざとすぎたのか、単純にこの手のサウンドが飽きられ始めていたのか、全米最高位は88位と、それほどの成功は収められなかった(一応ゴールド・ディスクは獲得している)。

個人的にはWARRANTやWINGER、WHITE LIONといったバンドと同格かそれ以上の商業的成功を収めてもおかしくないポテンシャルがあったと思うんですけどね…。

本作でギタリストとしてクレジットされているアンディ・ティモンズは、その後ソロで(ギター・フリークの間ではあるが)成功を収め、ギター・ヒーローとして評価されているが、本作では#3と#7のGソロのみに参加していて、他の楽曲ではトニー“ブルーノ”レイというギタリストがプレイしている。

アンディが全曲プレイしたセカンド「SCREW IT!」(1991)は本作よりハードなエッジを増した佳作だが、個人的にはよりキラキラ感の強い本作のほうが好きかな。

たぶん、LOUD PARKでは本作の楽曲を中心にプレイされるのではないかと思うので、皆さんこれを聴いて予習しておきましょう(笑)。【87点】

◆本作収録「Bang Bang」のMV


◆本作収録「Naughty Naughty」のMV


◆本作収録「Rock America」の日本限定MV

この曲が一番好きなのですが、途中までしかありません…。誰かこのMVフルでアップしてくれませんかねえ…。



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コメント

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後期LAメタルの名盤、Pride by WhiteLion 抜けてました。
デビューは初期LAメタルなんですよね?(LP持ってます)。
と言っても、ヴォーカルはラーズと同じデンマーク出身でしたっけ?

ベスト盤がRhinoリマスターなのですが、名曲の一部が(へなちょこ)ライブ音源なんですよね~~~(2ndのリマスター再発超絶希望中)

DangerDangerにぜんっぜん触れなくて申し訳ありません(苦笑)。
5~6年前に「ScrewIt」をAmazonの評価にツラれて購入しましたが、3回聴かなかったような。。。
根が「British」「Europian」「HRよりHM」なんですね、私の場合。

adoreさんは、ほんっっっっっっっとにストライクゾーン広いですよね~~~^^。
うらやましいです。

>Metal88さん

WHITE LIONはそもそもNYが活動拠点ですね(笑)。
おっしゃる通りVoのマイク・トランプはデンマーク人ですが…って私よりHR/HM歴の長い方に言うのも釈迦に説法ですが(恥)。

別に触れてない音楽があることについて申し訳なく思う必要なんてないんじゃないでしょうか。義務教育ではないので(笑)。

DANGER DANGER、「SCREW IT!」よりここで紹介したファーストの方がイイですよ。とはいえ根が「British」「Europian」「HRよりHM」という方にオススメするような音ではないのですが。

私は聴いてきた音楽の幅は広いほうだと思いますが、一定以上の熱量で好きな音楽の幅はそんなに広くないですよ(笑)。

安全地帯でしょ

デンジャーデンジャーは久しぶりに聞きました、個人的な好みはもう少しギターが前に出てきてほしいところですが、ライヴではどうなんでしょうかね?狙いは十分に伝わる良い曲ですよね。

昔から重ってましたけど、バンド名とサウンドが全然マッチしてませんよね笑、デンジャラス感など一切無く、これ以上ない安全安心感なのに。シャレだったのか、これも計算のうちなんdethかね?

ハーレムスキャーレムもカナダでしたか、勉強不足で恥ずかしいですが、いろいろ教えください。

お邪魔します。

カナダ産メロハーならば、下記をおすすめします。
ちなみに当時はメロハーなる言葉はありませんでした。
Triumph
MagicPower
   タイプの異なる佳曲多数
SportOfKings
   レコード会社に強制された?ポップな作風ですが、名曲あり
Surveirance ※綴りに自信なし
   SweeetRockのおねいさんもお薦めのアルバムです。

WhiteWolf
  3作ありますが、どれもよい曲ばかりです。
   2ndはややアダルトかつブリティッシュ風味満載なので、甘いメロハー好きにはいまいちかもしれません。Magnumのカバーが入っていて、これは気に入ると思いますが。確かBurrn!でせーそくさんが90点つけていたと記憶しています。

>学生気分38さん

安全地帯ウケますね(笑)。
このくらいがメタル初心者のいたいけな女の子にはちょうどいいくらいの危険さだったんじゃないですかね、当時は。

>Metal88さん

私へのおすすめではないのかもしれませんが一応返信しておきますと、TRIUMPHは結構好きですね。

一般的には「Magic Power」収録の「ALLIED FORCES」が代表作だと思いますが、個人的にはSweeetRockのおねいさん同様「SURVEILLANCE」がお気に入りですね。

WHITE WOLFは、質は高いと思いますがちょっと苦手です。

最近の人にとってはやっぱりNICKELBACKなのではないでしょうか。カナダのバンドといえば。

そうそう、AlliedForces アルバムでした。
もう記憶がごっちゃごちゃのぼけぼけです~。
おかげで、このアルバムをitunesに落とさず売却しそうになっていることに気づきました。
(現在査定中。約1200枚)
ありがとうございます^^

カナダと言えば、Exciter を忘れてました。
(当時はPowerMetal, SpeedMetal という分類でしたね)
私は3rdから入ったのですが、4thの際にギタリストが変わり、「えらく聞きやすく(メロディックに)なったな~」と思ったモノです。

Triumph も WW もちゃんと抑えてるんですね~
さすがだな~(本気で感心してます)

ちなみに SURVEILLANCE は 海外LP、日本版CD、海外版リマスターCD、日本版リマスター紙ジャケCD を揃えちゃうほどスキです。

"Rock America"いいですね!

このビデオ・クリップの映像は、たしか1990年か1991年頃に来日した時のライヴがテレビで放映されたものじゃないでしょうか。深夜にやってたSony Music TVだったか・・・。録画して何回も観ましたが、今はビデオ・デッキなんて使っていないので、テープがどこへ行ったか分かりません(・・;

>Metal88さん

EXCITERもそうですね。そうなるとまずはANVILを思い出さなくてはならないわけですが。過去に↓のような文章を書いた身としては…(苦笑)。
http://www.metalgate.jp/C_anvil.htm

しかしこのサイトでちゃんとレビューしているカナダのアーティストはANNIHILATORだけかもしれません…。

しかし海外LP、日本版CD、海外版リマスターCD、日本版リマスター紙ジャケCD を揃えちゃうほどとは相当ですね。そんなアルバムがいっぱいあったら収納場所がいくらあっても足りませんね(笑)。

>JAVANさん

来日公演の映像を編集して作られた日本オリジナルPVのようですね。
「Rock America」、タイトルに反してとっても日本人好みの、J-POPめいた名曲ですね(笑)。

突然お邪魔します、2009年のRevolveを聴いてファンになった者です。
2014年の渋谷クアトロも観に行きました、僕は青森県民なんですが、青森から観に来た奴は多分僕だけでしょう(笑)
2000年代にHR/HMにハマり始めたわりと新しいファンなので事情がよくわからないんですが、この手のポップなバンドはダサい扱い受けてますが、グリーンデイとかメロコア?系も物凄いポップで大衆受けするバンドだと思うんですが、何でハードロック系だけ叩かれてるんですかね?
何か腑に落ちないなーと…長々とすいません‼︎

>名無しのメタラーさん

はやぶさができてだいぶ近くなりましたが、DANGER DANGERを観るためだけに青森からいらっしゃった方は一人だけでしょうね(笑)。

まあ単純に言うとHR/HMは80年代のスタイルだから時代遅れでダサい、メロコアは新しいスタイルだからイケてる、という話です。

もう少し90年代の風潮を説明すると「カッコつけることはダサい」という感じでした。
HR/HMは着飾って、テクをひけらかしてカッコつけてて逆にカッコ悪い、パンク/メロコアはTシャツ短パンでカッコつけてないからカッコいい、みたいな感じですかね。

HR/HMファンにはつらい時代でした(笑)。
より若い世代の方にはそういう偏見がないんだと確認できてちょっと感動しました(笑)。

なるほど、でも個人的にはロッカーは特別な存在でギラギラしてて、カッコつけててほしいな〜。
そういえば去年も渋谷クアトロに行ってハーレムスキャーレムを観たんですが、自分よりさらに若い制服来た女子高生がいました(笑)
10代の中ではパンクもハードロックも同じロックの仲間なのかもしれませんね。

>名無しのメタラーさん

HAREM SCAREMを観に青森からいらっしゃったとは、筋金入りのメロハー・マニアですね(笑)。

最近はきっかけさえあればネットでどの時代の音楽にでも触れられますから、明らかに世代違いの年代でもファンになる可能性というのは開かれているかもしれませんね。

ロックのトレンドみたいなものも明確ではなくなったので、そういう意味ではパンクもメタルも等価値になってきているように思います。

メタルが一番ダサい音楽、とされた90年代に青春時代を過ごした身としてはいい時代になりましたね(笑)。