ALIEN WEAPONRY "Kai Tangata"のMV

かつてメタルのMV、特に演奏モノではなくストーリー作品と言えば学芸会に毛が生えたような迷作の宝庫でしたが、近年は映像制作技術の発展によってなかなかクオリティの高いものが増えています。

私個人としてはわかるようなわからないようなイメージ映像や、中途半端なお芝居を見せられるくらいであれば、白ホリのシンプルな演奏風景で充分、というタイプなのですが、クオリティの高い映像を見ればやはりそれなりに感銘を受けます。

最近ではやはりMYRATHの「Believer」のMVを観たときに、「今はチュニジアのマイナー・バンドがここまでクオリティの高いMVを作れるようになったのか…」と衝撃を受けましたが、今日YouTubeの「あなたへのおすすめ」でこのMVを観たときに、その時に匹敵する感銘を受けました。

まあ、とりあえず観てみてください。少々暴力的な描写があるのでそういうのが苦手な人はご注意を。



私は広告会社で数多くのCMや店頭VP、Web動画などの制作に関わってきたので普通の人より映像制作については詳しいつもりですが、屋外ロケで、ちゃんと演技やアクションができるキャストを揃えて、これだけ動きのある映像を撮るのは結構お金かかりますよ。カメラも結構いい機材使ってる感じですし。このバンドもMYRATH同様クラウドファンディングで映像制作費を集めていたようですが。

どうやらこのバンドはニュージーランドのバンドらしく、結成は2010年と8年前にさかのぼるものの、当時メンバーは10歳と8歳(!)だったそうで、今でもティーンエイジャーのようです。

自分たちで「スラッシュ・メタル」と名乗っていますが、ご覧の通り、自分たちの国の原住民(マオリ族)の伝統音楽の要素を取り入れており、そういうトライバルな要素を持っているという意味では"ROOTS"の頃のSEPULTURAに近いかもしれません。

ティーンエイジャーによるスラッシュ・メタル・バンドというと、DEATH ANGELのデビュー時を思い出させる所もありますね。

このブログの読者であれば私がその手の音楽を主食としていないのはご存知かと思いますが、このバンドの場合、所々に印象的なフックとなるメロディがあり、結構気に入りました。

母国ニュージーランドでは様々なコンテストで賞を獲っているそうで、それも頷けるクオリティです。ヨーロッパの大手インディー、『Napalm Records』が契約したのもそのポテンシャルを評価してのものでしょう。

デビュー・アルバムは6月1日に『Napalm Records』から発売されるようですが、日本盤は出ないのでしょうか。

可愛らしい男の子たちによるハイクオリティかつ個性的なスラッシュ・メタル・サウンド、これはLOUD PARKなどに出ればかなり評判になりそうな気がするのですが、やっぱり今年はないんですかねえ。

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