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FROZEN CROWN / THE FALLEN KING

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先日のLIONE-CONTIに続き、半年前にリリースされたアルバムをレビューします。

ぶっちゃけ、今年の1月から3月の前半くらいまで、あんまり熱心にメタル聴いてなかったんですよね。他のことにハマってたこともありまして。

私は飽きっぽい方ではありませんが(このサイトが2004年から続いていることでそれは証明されているかと思います)、そんな私でもさすがにモチベーションの波はあるわけで。

その後RIOTやHELLOWEENの来日公演、そしてTHOUSAND EYESのアルバムの素晴らしさで一気に再びメタル魂に火が点いて今日に至っているわけですが、火が小さくなっていた時期にリリースされ、なんとなくレビューせずにいたアルバムの中から、「これはレビューしておきたい!」と思ったものを今取り上げている、という次第です。

以上、お読みの方にとってはどうでもいい話でした。以下本題。

2015年にデビューし、『BURRN!』誌で高評価を得たイタリアのハード・ロック・トリオ、BE THE WOLFの中心人物であるフェデリコ・モンデッリ(G, Vo, Key)による別プロジェクトのデビュー・アルバム。

このバンドでは、BE THE WOLFでは表現しきれない自身のルーツのひとつである初期SONATA ARCTICA、NIGHTWISH、CHILDREN OF BODOMといったバンドの影響を表現することを目的にしているという。

このサイト/ブログを長いこと読んでいただいている方であればご存知の通り、その辺のサウンドは私の大好物。BE THE WOLFに対しては「悪くないね」くらいの印象しかなかった私ですが、そう聴くとチェックせずにいられない。

そしてYouTubeに上がっていた#3「King」のMVを観て悶絶、これは完全に2000年代初頭のフィンランドの音(というにはちょっとKeyのキラキラ度は控えめだが/笑)。1つの国に音楽の神の加護が集中していた時期の眩いサウンドだ。

フェデリコ、『BURRN!』誌のコラムでX JAPANへの熱い愛を語っていた時点でいい奴だとは思っていましたが、本作を聴いて彼を心の兄弟に(勝手に)認定しました。

楽曲パーツ的には結構モロにSONATA ARCTICAだったり、CHILDREN OF BODOMだったり、NIGHTWISHだったりするわけですが、それがひとつのバンドの音として違和感なく収まっているあたり、やはりあの時期のフィンランドのメタル・サウンドというのは根っこが同じだったんだな、と感じさせられます。

フェデリコも歌っている(主に時々出てくるデス声担当)ものの、ゴシック/ドゥーム・メタル・バンド、ASHES YOU LEAVEのシンガーでもあるメインのヴォーカルは女性で、なかなかの別嬪さん。

歌声も女性にしては良い意味で甘さ控えめで、パワー・メタルを歌うのに相応しい芯のある声である。

ついでにツイン・ギターの片割れも女性で、しかも黒人(イタリア人とキューバ人のハーフだそうな)、しかも左利き、そしてなんと本作収録時点で17歳という若さ。このタリア・ベラゼッカ嬢がまたスタイル抜群かつとってもチャーミングで、こんな娘がこういう音楽をプレイしているというだけでこのバンドが特別な存在に見えてくる。

曲が全体的にコンパクトで、ややあっさりしている感が無きにしも非ずだが、それは聴きやすさとトレードオフの関係なので好みの問題だろう。

とにかくこのサイト/ブログの読者で、私と感性が似通っていると思っている方にはぜひ聴いてもらいたい、メロディック・パワー・メタル・ファンが今年必ず聴くべきアルバムの1枚だ(またか)。今年のブライテスト・ホープほぼ確定。【87点】

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コメント

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No title

絶賛ですね。PVはチェックしてて「おお良い」と思ってましたが私はスルーしてしまいました(笑)。気になってはいたのでチェックしてみようかな、と思いましたが他に欲しい新譜が多すぎてなかなか難しそうです(笑)。女性ヴォーカルって苦手なので(メタル・クイーン系はむしろカモンだが)、ちょっと良いな、と思ってもつい後回しにしちゃうんですよねぇ。あと「BE THE WOLF」という偏見が(汗)。

ツイッター見て知りましたが、CONCERTO MOON、新シンガー(とKey)が決まったみたいですね。Wat Hagarこと芳賀 亘は日本人には意外と珍しい気がするマイルドなハイ・トーンが素敵なシンガーなので、バンドも彼にあった方向性で新しいサウンドを聴かせてくれると嬉しいですね。流石に久世時代のゴリゴリ正統派メタル路線だとちょっとキツそうなので……(汗)。VALTHUSは英詩なので、日本語詩が聴けるのかも気になりますね。

MV感想

たしかに悪くはないですね^^;。
keyのキラキラ感が足りない事に物足りなさを感じました。
80点位かなぁ。

>チャンさん

このバンドのサウンドは私の考える「わかりやすいメタル」そのものなので、絶賛したくなりますね。

「BE THE WOLFという偏見」というのはよくわかりますし、私にもありましたが(笑)、このバンドについてはBE THE WOLFとはほぼ無関係ですね。

CONCERT MOONは私好みのタイプのシンガーになったので、久々にちゃんと聴いてみたいな、と思いましたね。

>ゆうていさん

5連続コメント、ビックリしました(笑)。

ゆうていさんと私は基本的に同じカテゴリーのメタルを好む人間だと思ってますが、こうして個々の楽曲の感想を伺ってみると、かなり印象や評価が異なるものだな、とあらためて人の感性の幅広さを感じさせられますね。

感性相似の傾向有

な、なんだと?
LIONE-CONTIに続き,FROZEN CROWNまでも記載しておるとは。
ソナタか?、某のちょっと前のMusicプレイヤーのプレイリストをちゃっかり見ておったのは?。

(そういや、一時期Metaliteも良く聞いておったのお)

>chigoさん

残念ながらプレイリストは拝見していませんが、趣味が合ったようで何よりです(笑)。

METALITE、MV曲は良かったですね。