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Syu “VORVADOS”

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GALNERYUSのギタリストでありメイン・コンポーザーであるSyuの通算3作目となるソロ・アルバム。これまでリリースしてきたソロ・アルバムはカヴァー・アルバムにインスト・アルバムと、ソロでやる意味が見えやすいものだったが、本作は多彩なゲストを迎えての歌モノということで、個人的にはGALNERYUSとどのように差別化しているのか、という点に注目して聴いてみた。

結論から言うとGALNERYUSではやれないタイプの楽曲というのはそう多くなかったのだが、小野正利とは異なるタイプのヴォーカリストが歌うことで、GALNERYUSとはまた異なる魅力が生まれているのも事実で、作曲者であるSyu当人としては小野正利に歌わせるよりも他のシンガーが歌った方が魅力的になりそうな曲をストックしていたのかもしれない。

AKANE LIV (LIV MOON)とDOUGEN (THOUSAND EYES)という「美女と野獣」コンビネーションがフィーチュアされた#6 “Chaotic Reality”などはGALNERYUSではやれないタイプの楽曲の最たるものだし、個人的に一番気に入った#5 ”Euphoria”などは団長(NoGoD)が歌えばこそ、このクセになりそうな艶が醸し出されていると言えよう。

一方で、オープニングとラストにはインスト曲を配し、最初のヴォーカル曲である#2 “REASON”と、最後のヴォーカル曲である#10 “未完成の翼” は最も「GALNERYUSらしい曲」にしているあたり、ファンの求めるものを与えようというSyuの意志が感じられる。

個人的には、せっかくこういうアルバムを作るのであれば、もう少し意外性のあるゲストを迎えてもよかったのではないかという気もするが、Syuのように芸風もビジョンも固まっているアーティストであれば、仕上がりが読めるメンバーで固めるという選択はむしろ妥当なものであろうとも思う。【87点】




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