GUNS N' ROSES / CHINESE DEMOCRACY

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そろそろほとぼりも冷めてきた感じがするので、実質17年ぶりとなるガンズの新作、「CHINESE DEMOCRACY」の感想でも。

つか、ほとぼり冷めるのが早すぎる気もするけどね(苦笑)。
ビルボードも登場2週目にして18位に急降下だし。
そもそも初登場1位で当然と思ってたのに最高3位って。

でも、やっぱ17年は長いよ。17年間変わらずにいられる人なんてそう多くない。どんな想いも色あせておかしくない。そら神通力も落ちるわ。

で、個人的な感想はというと、METALLICAやWHITESNAKEやEXTREMEといった今年こぞってアルバムをリリースしたベテラン組の諸作と同じく、「悪くない。でも全盛期には遠く及ばない」というもの。

まあ、「APPETITE FOR DESTRUCTION」は「瞬間の奇跡」みたいなアルバムだったと思うので、それを期待はしてなかったし、本作のバラエティに富んだ内容は「USE YOUR ILLUSION」の次作としてごく順当な作風だ。リリース・インターバルの異様な長さを別にすれば…。

一時期NINE INCH NAILSのようなサウンドになる、という噂が流れたが、結局#2など一部の楽曲やアレンジにそういった面影を残すにとどまった。

どうせ売れないなら、ニール・ヤングの「TRANCE」もビックリの黒歴史作を出してみるのも面白かったと思うのだが。

メランコリックな#3など、結構気に入った曲もあるが、いささか気になるのは明らかにVoが前に出て演奏が抑えられたミックス。

こりゃたしかに「ガンズではなくアクセル・ローズ・バンド」と言われるのも無理ないよ。このミックスはハッキリ言って本質的には歌謡曲と同じだ。
結構達者なギター・ソロとか聴こえてくるけど、バンド・メンバーの顔も見えないし。

「USE YOUR ILLUSION」は完成度の高いアルバムではなかったが、少なくともバンドの音をしてたし、あれはあれでスリリングな「ロック」だった。

もちろん、ここ15年の音楽シーンを見ていて、果たして自分の音楽が受け入れられるのか不安になる気持ちはわからないでもない。
かつて天文学的なセールスを記録したバンドとしてプレッシャーが尋常ではなかったのもわかる。

でも、ビクビク引きこもっているには、17年という時間は長すぎるよ。常考。
なまじそれができるだけの経済力を得てしまっていたことが問題なんだろうけど、普通のバンドならアルバム5、6枚出して地球を何周かしてるぜ。

例えセールスが多少落ち込んでも、普通にアルバム出してツアーする「ビッグネームのロック・バンドのワンオブゼム」になってしまっても、きっとその方がアクセルの人生は豊かになったと思うなあ。大きなお世話なんだろうけど。
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