BOB CATLEY / IMMORTAL

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MAGNUMのヴォーカリスト、ボブ・カトレイの6枚目となるソロ・アルバム。

これまで英国人のミュージシャンを起用してアルバムを制作してきた彼だが、本作ではプロデュースにPINK CREAM 69のデニス・ワード、ソングライティングにはALLEN / LANDEをはじめとする数々のプロジェクトで活躍するマグナス・カールソンを迎えるなど、英国外のヨーロッパ人をスタッフによって制作されている。

そのことをしてBURRN!誌では「英国らしさがなくなった」などと貶されていたが、その辺は感覚的なものなので、普通のメロディアス・ハード・ファンの方は特に気にする必要はないと思う。

少なくとも本作で聴かれる音楽は充分ボブ・カトレイにマッチした叙情的でスケール感のあるサウンドである。

やはり音楽的には作曲を手掛けたマグナス・カールソンの影響が大きく、全体的な感触としてはこれまでマグナスが手掛けてきたメロディック・メタル作品に非常に近い。

ただ、ここしばらく質は高いものの煮え切らない作品が続いていた中では本作に収められた楽曲はかなり充実している部類であり、個人的にはALLEN / LANDEのファースト以来の平均点の高さではないかと思う。

残念ながら今回も飛びぬけたキラー・チューンが存在しないために若干中だるみする瞬間もあるが、全体としてのクオリティは申し分ない、メロディアス・ハードの佳作だ。

本作における疑問は凄腕のギタリストであるマグナスが、#3のソロを除きギターをプレイしていないこと。

本作の世界観、あるいはボブの歌声に自分のギターが合わないと考えたのか、いつも多くのプロジェクトを掛け持ちしている人ゆえ、単純に時間がなかったのか。【84点】
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