2010年代の私的ベスト・チューン15選
もう松の内も明けていますし(関東地方では)、年明け最初のエントリーというわけでもありませんが、あらためまして新年あけましておめでとうございます。
いつも読んでくださっている方は本年もよろしくお願いいたします。初めましての方は今年からよろしくお願いいたします(笑)。
今年もこのブログがお読みいただく方と自分にとって、どうすればより有益なものになるか試行錯誤しながら、無理のない範囲でやっていきたいと思ってます。
先日のエントリーで2010年代のベスト・アルバムを選出しましたが、ここではそのエントリーでは触れられなかったアルバムの楽曲を中心に、2010年代のベスト・チューンを選んでみたいと思います。
順位は付け難かったのでアーティスト名のアルファベット順で。
◆ARCH ENEMY "The Race" (2017)
基本、メロディックな歌ものメタルが好きな私ですが、こういうリフで力押しするアグレッシヴな楽曲も好きです。
◆BATTLE BEAST "Beyond The Burning Skies" (2017)
BEAST IN BLACK推しな私ではありますが、BATTLE BEAST本家も今なお楽曲が素晴らしい。このサビとか絶品です。イントロもいいですね。
◆BLOOD STAIN CHILD "Stargazer" (2010)
近年EDM調のメタルというのも珍しくなくなりましたが、彼らはAMARANTHEより早かったんですよ。その点はもっと評価されていいと思うんですよね。
◆CAIN' S OFFERING " I Will Build You A Rome" (2015)
スピード・チューンなのにハートウォーミングでホープフルな、「ウェディング・ソングに使えるメタル」。
◆GALNERYUS "Raise My Sword" (2015)
"Destiny"や"Angel Of Salvation"と共に、彼らが2010年に生み出したマスターピースのひとつ。アニソンみたいな歌詞だがそれがまた良い。
◆GYZE "Horkew" (2017)
IN FLAMESの"The Hive"にハマって以降、こういう印象的なギターのメロディが歌のバックで繰り返されるタイプのメロデスは私のツボです。
◆H.E.A.T "Living On The Run" (2012)
メロディといい構成といい超完成度の高い、2010年代北欧メロディアス・ハードの代表曲でしょう。
◆ICED EARTH "Dystopia" (2011)
この劇的なイントロ、そして勇壮なサビのコーラス、こういうメタルを私は求めている。
◆KREATOR "Victory Will Come" (2012)
KREATORらしい曲なのかどうかはさておき、アドレナリンを出したい時に聴くには最高の曲です。
◆LIV MOON "アマラントスの翼" (2011)
日本が生んだシンフォニック・メタルの神曲。この文章を書くにあたってまずこの曲がパッと思い浮かんだという意味では、私にとっての2010年代ベスト・ソングはこの曲かもしれません。歌詞含め、この曲には力付けられましたね。4:05あたりからのクライマックスで毎回鳥肌が立ちます。
◆SERENITY "Legacy of Tudors" (2013)
これぞ欧州ロマン。シンフォニック・メタルというスタイルであればこそ描けるドラマがここにある。フォーキッシュなメロディの導入も絶妙。
◆SERENITY IN MURDER "Land Of The Rising Sun" (2017)
「和」の要素を取り入れたメタルというのも珍しくないご時世ですが、最も私の琴線に触れたのはこの曲でした。お国のために命を投げ出してもいいという気持ちにさせる危険な曲です(笑)。
◆STRATOVARIUS "Unbreakable" (2013)
めちゃくちゃテクニシャン揃いなのに、こういう完全に歌モノな曲をやってくれるからこそSTRATOVARIUSはビッグになれたと思ってます。この哀愁…たまりません。
◆VERSAILLES "God Palace -Method of Inheritance-" (2010)
2010年代に発表された10分超えの曲の中で一番グッと来たのはこの曲でした。「孤独こそ永遠の愛、そう信じ生きてきた」…なんて中二病な歌詞!(笑) だがそれがいい。
◆WORK OF ART "The Rain" (2011)
AOR系の曲では個人的にこれがダントツでした。10年近く経った今でもコンスタントに聴きたくなります。爽快!だけどなぜだか泣きたくなるんです。
いろんな評価軸があるアルバムという単位より、こういう楽曲単位のセレクトの方が自分の感性が素直に出た、嘘のないものになる気がしますね。
これらの曲はきっと一生聴いていくことになるでしょう。2020年代もそんな特別な曲に数多く出会えるといいな、と思ってます。
それでは今年も皆さんにとって良いメタルに出会える年になりますように。
いつも読んでくださっている方は本年もよろしくお願いいたします。初めましての方は今年からよろしくお願いいたします(笑)。
今年もこのブログがお読みいただく方と自分にとって、どうすればより有益なものになるか試行錯誤しながら、無理のない範囲でやっていきたいと思ってます。
先日のエントリーで2010年代のベスト・アルバムを選出しましたが、ここではそのエントリーでは触れられなかったアルバムの楽曲を中心に、2010年代のベスト・チューンを選んでみたいと思います。
順位は付け難かったのでアーティスト名のアルファベット順で。
◆ARCH ENEMY "The Race" (2017)
基本、メロディックな歌ものメタルが好きな私ですが、こういうリフで力押しするアグレッシヴな楽曲も好きです。
◆BATTLE BEAST "Beyond The Burning Skies" (2017)
BEAST IN BLACK推しな私ではありますが、BATTLE BEAST本家も今なお楽曲が素晴らしい。このサビとか絶品です。イントロもいいですね。
◆BLOOD STAIN CHILD "Stargazer" (2010)
近年EDM調のメタルというのも珍しくなくなりましたが、彼らはAMARANTHEより早かったんですよ。その点はもっと評価されていいと思うんですよね。
◆CAIN' S OFFERING " I Will Build You A Rome" (2015)
スピード・チューンなのにハートウォーミングでホープフルな、「ウェディング・ソングに使えるメタル」。
◆GALNERYUS "Raise My Sword" (2015)
"Destiny"や"Angel Of Salvation"と共に、彼らが2010年に生み出したマスターピースのひとつ。アニソンみたいな歌詞だがそれがまた良い。
◆GYZE "Horkew" (2017)
IN FLAMESの"The Hive"にハマって以降、こういう印象的なギターのメロディが歌のバックで繰り返されるタイプのメロデスは私のツボです。
◆H.E.A.T "Living On The Run" (2012)
メロディといい構成といい超完成度の高い、2010年代北欧メロディアス・ハードの代表曲でしょう。
◆ICED EARTH "Dystopia" (2011)
この劇的なイントロ、そして勇壮なサビのコーラス、こういうメタルを私は求めている。
◆KREATOR "Victory Will Come" (2012)
KREATORらしい曲なのかどうかはさておき、アドレナリンを出したい時に聴くには最高の曲です。
◆LIV MOON "アマラントスの翼" (2011)
日本が生んだシンフォニック・メタルの神曲。この文章を書くにあたってまずこの曲がパッと思い浮かんだという意味では、私にとっての2010年代ベスト・ソングはこの曲かもしれません。歌詞含め、この曲には力付けられましたね。4:05あたりからのクライマックスで毎回鳥肌が立ちます。
◆SERENITY "Legacy of Tudors" (2013)
これぞ欧州ロマン。シンフォニック・メタルというスタイルであればこそ描けるドラマがここにある。フォーキッシュなメロディの導入も絶妙。
◆SERENITY IN MURDER "Land Of The Rising Sun" (2017)
「和」の要素を取り入れたメタルというのも珍しくないご時世ですが、最も私の琴線に触れたのはこの曲でした。お国のために命を投げ出してもいいという気持ちにさせる危険な曲です(笑)。
◆STRATOVARIUS "Unbreakable" (2013)
めちゃくちゃテクニシャン揃いなのに、こういう完全に歌モノな曲をやってくれるからこそSTRATOVARIUSはビッグになれたと思ってます。この哀愁…たまりません。
◆VERSAILLES "God Palace -Method of Inheritance-" (2010)
2010年代に発表された10分超えの曲の中で一番グッと来たのはこの曲でした。「孤独こそ永遠の愛、そう信じ生きてきた」…なんて中二病な歌詞!(笑) だがそれがいい。
◆WORK OF ART "The Rain" (2011)
AOR系の曲では個人的にこれがダントツでした。10年近く経った今でもコンスタントに聴きたくなります。爽快!だけどなぜだか泣きたくなるんです。
いろんな評価軸があるアルバムという単位より、こういう楽曲単位のセレクトの方が自分の感性が素直に出た、嘘のないものになる気がしますね。
これらの曲はきっと一生聴いていくことになるでしょう。2020年代もそんな特別な曲に数多く出会えるといいな、と思ってます。
それでは今年も皆さんにとって良いメタルに出会える年になりますように。
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コメント
今年もよろしくおねがいします
2020-01-13 19:20 black&green URL 編集
今年もよろしくお願いします
個人的には2010年代だとCHTHONICの「Broken Jade」が今までにない音だったので衝撃を受けた1曲でした。
今年もブログを拝見するのを楽しみにしてます!
2020-01-13 22:48 珍獣メガネコアラ URL 編集
>black&greenさん
陰陽座もAMORPHISも、2010年代を通して(2000年代もですが)名盤・名曲を量産してきたバンドなので、逆に「この1枚、この1曲」を選べませんでした。平均点が良すぎるのも問題ですね(笑)。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
2020-01-13 23:59 adore URL 編集
>珍獣メガネコアラさん
CHTHONICの"TAKASAGO ARMY"は確かに我々日本人にとって印象深い作品でしたね。
今は台湾が政治的にもなかなか大変な時期なので、フレディの関心はどうしても音楽より政治になってしまいそうですが…(苦笑)。
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
2020-01-14 00:05 adore URL 編集
LIV MOONといえば・・・
このベスト・チューン15選について
あれこれ言及する資格はございません・・・。
2020-01-14 00:14 JAVAN URL 編集
>JAVANさん
2020-01-14 00:19 adore URL 編集
こんばんは
2020-01-17 00:18 かっす URL 編集
>かっすさん
2020-01-17 01:22 adore URL 編集
2010年代を振り返る
ベストチューン15選を聴いた感想を述べさせていただきますが、まず記事を読んだときに感じた事は、毎日1度はMETAL GATEを開いている筈なのに殆ど知らない曲ばかりという事にショックを受けました。いえadoreさん自身はおそらく紹介してくれているとは思うので、己の記憶力の無さが深刻です(笑)。若年性痴呆なのかもしれない(ノД`)。気を取り直して改めて聴かせていただくと、三分の一に当たる5曲程気に入っております。そのうち1曲は元々私が好きな曲で、3曲はMETAL GATEで紹介されて気に入っている曲、残り1曲は今回紹介されて気に入った曲です。METAL GATEは長く続いているブログなので、熱心な読者やMETAL愛好家の中にはこれらの曲はみんな知ってるぜ!という方や、もしかすると俺の2010年代BESTもMETAL GATEと全く一緒だぜ!という強者(笑)もいらっしゃるかもしれませんね。
◆WORK OF ART "The Rain" (2011)
今回のベストチューン15選でもっとも気に入っている曲はこれです。もちろんMETAL GATEでadoreさんが絶賛していたのも覚えています。あれだけ褒めておいて今回選ばなかったらどうしてくれよう……いえ素晴らしいMETAL曲を紹介してくれるadoreさんには感謝しかありませんが^^;。私的に2010年代ベストチューン5選に入る素晴らしい曲だと改めて思いました。
◆STRATOVARIUS "Unbreakable" (2013)
私的にSTRATOVARIUSの作品の評価は90年代はVISIONSよりもFourth Dimension、2000年代INFINITEよりもElements Pt.1なのですが、それらに匹敵する新たな名盤を2010年代に生み出しました。それがNemesisです。個人的にこの作品こそ2010年代のベストアルバムだと断言します……あくまでも私にとってはですが。BURRN!のSTRATOVARIUSに対する過小評価はいささか納得し難いものを感じています^^;。Abandon、Halcyon Days、Kill It With Fire、Firebornなども気に入っています。
◆GYZE "Horkew" (2017)
この曲もMETAL GATEで紹介されたことをハッキリと覚えていますが、むしろ龍吟でFANになりました。1番好きな曲はAsian Chaos (Far Eastern Mix)です。じつは「だんご三兄弟」をカバーした「メタル3兄弟」もこっそりと聴いています。
◆GALNERYUS "Raise My Sword" (2015)
GALNERYUSは私の中で陰陽座と並びadoreさんが推す日本のメタルバンドのイメージです。この私的ベストチューン15選に陰陽座を入れてないのはadoreさんらしくないような気がしています……HELLOWEENもね(・_・;。
◆LIV MOON "アマラントスの翼" (2011)
私もLIV MOONの印象は、あの肘ブラの写真しか思い出せません(爆笑)。その時は全く興味が湧かなかったのですが、今回初めて聴いて素晴らしい曲とボーカルだと感嘆しました。
充分聴き込んでから感想を書こうと思ったので、だいぶ遅れました。2020年代も素晴らしい曲に出逢えたら良いなと思います。
駄文失礼しました。
2021-09-30 03:36 ゆうてい URL 編集
2010年代を振り返る②
2021-09-30 12:39 ゆうてい URL 編集
>ゆうていさん
これだけ長い文章を書くことに抵抗がないのでしたら、それこそご自身でブログを書いた方がご自身のためになるのではというもったいない気がしてしまいます。
これまでのコメントを拝見するに私の嗜好とゆうていさんの音楽的嗜好は、方向性こそ同じながらツボは結構違う印象ですが、それでもお気に召す音楽をご紹介できているなら幸いです。
2021-10-02 14:12 adore URL 編集
2010年代を振り返る③
◆ALOGIA feat.MARK・BOALS"SEMENDRIA"(2018)
◆CHILDREN OF BODOM"MORRIGAN"(2015)
◆CRYONIC TEMPLE"END OF DAYS" (2018)
◆DERDIAN"RED AND WHITE"(2018)
◆DREAM THEATER"BREAKING ALL ILLUSIONS"(2011)
◆GACHARIC SPIN"KAKUHEN"(2016)
◆GYZE"DEAD BONE BLUE"(2016)
◆NOZOMU WAKAI'S DESTINIA feat.FUKI"LOVE TO LOVE"(2015)
◆STRATOVARIUS"HALCYON DAYS"(2013)
◆SYMPHONY X"THE END OF INNOCENCE"(2011)
◆TEN"TRAVELLERS"(2017)
◆VINDICTIV"THE PROPHECY"(2015)
◆WINTERSUN"TIME"(2012)
◆WORK OF ART "THE RAIN" (2011)
◆妖精帝國"BAPTIZE"(2010)
他人様のブログに自分のベストを記す面の皮の厚かましさよ(ノД`)。アク禁しないでいただけると助かります。もうノリノリで作っていました(・_・;。ベストアルバム制作は楽し過ぎてキリが無いですね。10曲は直ぐに決まりますが、そこからあと5曲を選ぶのに時間がかかりました。あちらを選ぶとこちらが入らないみたいな⁉︎意外なことに、嫌っていたはずのガールズメタルと北欧メロデスが入りました。これはMETAL GATEの影響かもしれません。そのせいかあれ程90年代にハマっていた、FAIR WARNINGとMR.BIGとYNGWIEが入らなかったのは時代の流れですかね。寂しいですが、魅力的な新しいバンドが出てきているシーンの健全さを喜ぶべきなのかも。そんな物、てめぇの日記帳かチラシの裏にでも書いとけ…ごもっともです。某伯爵閣下(本当か疑わしいのだが)のFANとしては、大英帝国の某カリスマメタルシンガーのような返しは大歓迎です。
思ったよりネオクラシカル度が低いのと、某伯爵閣下の曲が入っていないのをみると、私のネオクラシカル愛好家の自称はどうやら詐称だったみたいです(ノД`)。
2020年に入って、2010年代に才能を底迄使い果たしていた某伯爵閣下が多少復活したのが嬉しいです。そしてアルカトラスの復活。1枚出して分裂してしまいましたが、ドゥギーホワイトのアルカトラスも期待通りの出来でした。現在のところベストアルバムは古き良き時代のYNGWIEみたいなMOON REVERIEと、PERPETUAL ETUDE…の記事で元学生メタラーさんがadoreさんにオススメしていたクリスティアン・ミュンツナーの「PATH OF THE HERO」です。たしか元学生メタラーさんは、以前にもadoreさんにヨラン・エドマンが歌うストラトスフィアをオススメしていた方だとお見受けしました(間違っていたらすみません)。私好みのバンドを教えていただき(もちろんadoreさんにですが)誠にありがとうございます。クリスティアン・ミュンツナーの「PATH OF THE HERO」、1曲目がメロパワ調でベストチューンですが、2曲目は完全にマカパインになり切っているというか、まさにその者ですね。3曲目はヴィニームーアっぽいところがあり、4曲目はいきなりネオクラシカルの世界感をぶち壊すフュージョンタッチの曲。良いんですよ、当のマカパイン本人もフリーダムにフライしたり、マッドネスな時期もありましたし。5曲目の小曲はパーペチュアルにバーンしていた頃のジェイソン・ベッカー風とシェラプネル・レコードを愛する者としてお腹いっぱいです。2021年にもっともヘビロテしました(2020年に発売したそうですが)。2020年代はネオクラシカル復興の年代になって欲しい。そう願っています。
駄文失礼しました。
2022-01-20 02:35 ゆうてい URL 編集
>ゆうていさん
このブログの本文ではなくコメント欄を通じてさらなる良い音楽に巡り合えているとしたら、コメントで音楽を語ってくださる方はある意味このブログへのコンテンツ提供者ですね(笑)。
2022-01-20 07:25 adore URL 編集