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TOKYO FM 『山下達郎のサンデー・ソングブック』でIMPELLITTERIが流れる

TOKYO FM(というかJFNの全国ネットですが)の14時台といえば、もう四半世紀以上続く長寿番組、『山下達郎のサンデー・ソングブック』の時間帯。

山下達郎といえば、クリスマスに流れるアレでほぼ全国民が認知しているであろう、古き良きアメリカのサウンドを現代に継承する大御所ミュージシャンズ・ミュージシャン。

最近は世界的なシティ・ポップ・ブームで再注目されていたりする山下達郎さんですが、そんな彼が日曜の昼下がりにやっているメジャー・ラジオ番組の1月19日の放送でIMPELLITTERIの"Rat Race"をオンエアしたということで、Twitterでちょっと話題になっていました。

なぜ山下達郎さんがIMPELLITTERI? と思ってradikoのタイムフリー放送で聴いてみたところ、今年の干支であるネズミ年に合わせた選曲のひとつとしてセレクトされていました。

そのネズミ(年)にちなんだ選曲というのは以下のようなものでした。

・ジミー・スミス "Micky Mouse"(1967) ジャズですね。

・ザ・ドリフターズ "Rat Race"(1964) R&Bですね。日本のコントグループではありません。

・インペリテリ "Rat Race"(1996) メタルですね。

・キャプテン&テニール "Muskrat Love"(1976) ソフト・ロック、ですかね。

・ジュリー・ロンドン "Mickey Mouse March"(1967) あえて言うならジャズ・ヴォーカル?

・サンハウス「どぶねずみ」(1976) 日本のブルース・ロックですね。

・ニック・ロウ "Shake That Rat" (1978) パブ・ロックですかね? パワー・ポップ?

・マイケル・ジャクソン "Ben"(1972) R&Bでしょうか。

なんでも、2017年の酉年の際には同じような企画でIMPELLITTERIの"17th Century Chiken Pickin'"をオンエアしていたそうで、"Rat Race"もその曲と同じくアルバム"SCREAMING SYMPHONY"からの曲。

山下達郎さんは「このアルバム、好きなんですよ。良いアルバムです」と言っていたので、少なくとも単なるジョーク(だけ)でオンエアしたというわけではなさそうです(笑)。

曲紹介の際には「日本盤の解説はもちろん伊藤政則さん」、と言っていました。果たして山下達郎さんの、『サンデー・ソングブック』のリスナーの何割が伊藤政則氏を知っているのでしょう?(笑)。

山下達郎さんが実はハード・ロックも好き、というのは昔何かのインタビューで読んだことがあり、「声質やルックスに合わないから自分ではやらなかった」というような主旨のことを言っていましたが、まさかIMPELLITTERIなどというB級どころまでチェックしていたとは。

まあ、B級とはいえ一度は速弾き世界一でギネスにも載った人ですし、"SCREAMING SYMPHONY"あたりの頃は日本で結構な枚数のアルバムが売れていたはずなので、音楽マニアである山下達郎さんが知るきっかけもあったといえばあったのかもしれません。

先ほどジョークだけで選んだわけではなさそうだ、と言いつつ、山下達郎さん的にはやはり(この番組およびそのリスナーには)異色であるという認識だったようで、「インペリテリ」という名前を出す度に吹き出してしまっていました。

個人的には、こうやって異ジャンルの楽曲に混じってメタルがオンエアされるのが普通、という世の中になってもらいたいし、そうでないとメタルはジャンルの継続に充分な新しいファンを獲得できずに先細るだけだと思っているんですけどね。

この日の放送は、リスナーからのお便りで「紅白歌合戦のAI美空ひばりをどう思うか」と訊かれ「一言で申し上げると、冒涜です」と答えたことがネット上でちょっとニュースになっていましたが、個人的にはIMPELLITTERIの曲が日曜の昼下がりに全国ネットのラジオで流れたことの方がニュースでした(笑)。

そのものズバリ、"RATT"というバンドもいますし、最近だとスウェーデンのGHOSTが"Rats"という曲をアメリカのロック・チャートでそこそこヒットさせていたので、来週もこの企画を継続でよろしくお願いします。(笑)。





"Rat Race"の映像を探しましたが、少なくともオフィシャルなものはなかったので、とりあえず2018年にリリースされた最新作"THE NATURE OF THE BEAST"から、日本公演の映像が使われているMVを。

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コメント

非公開コメント

ついでに書いた部分の方が長くなってしまいました......

あとはAerosmithの”Rats in the Cellar”とか

AI美空ひばりに関しては、そもそもここ数年のAIブーム自体が「人間の知性が機械に取って代わられる」事を誰よりも恐れているメディア人による内輪のブームみたいな物で、それを「仕事が奪われる」みたいな一般受けするテーマで「俺たちがこんなに怖がってるんだからお前らも一緒に怖がれ」と一般人に押し付けていた。というのが実態ではないかなあと思っています
だからメディアとしてのプライドを一番持っているNHKがAI番組にご執心でAI美空ひばりはその集大成だったと
なんだか視聴者置いてけぼりで内輪で盛り上がってたような気がしないでもないです

No title

DPのRat Bat Blueとか。

AI美空ひばりですが
息子が破産してるし、秋元康も咬んでるらしいし、
金もうけに故人を使った、という見方しかできないですね。

まあ、人が亡くなった後に
故人の名前を出してショウを開いたり、
コンピ盤出したりはHM界隈のみならずよくある話で、
一定のファン層もいるわけだし、それでもいいのか、と思うと、

上記の考え方は、単に俺が秋元康が嫌いなだけなのかもしれません

17th〜かけた年丁度聴いてました。割とマジであのアルバム気に入ってるのかも?基本珍曲ばっかですけど、たまにハッとする曲流すんですよねあの番組。

達郎さんの曲、スプリンクラーとターナーの汽罐車が特にお気に入りです(ファンって程では無いですが普通に好きなので)。

>222さん

エアロのその曲もありますね。HR/HMだけでだいぶネズミ年企画が作れそうです(笑)。

ついでで書こうとしていたら色々と物申したくなる、それこそが世の中の人たちのAIに対する(ポジ/ネガはどうあれ)関心の高さを表していると思います。

NHKとしてはそういう関心の高さに応えた、あるいは乗っかった、ということなんだろうと思います。

美空ひばりという旧世代の人になじみ深いものを通じて、AIへの理解と関心を旧世代の人たちにも広めようという試みだったのではないでしょうか。

その思惑が成功したかどうかはともかくとして…。

>名無しのメタラーさん

番組中で山下達郎さんはDEEP PURPLEの"Flight Of The Rat"にも触れていました(最初曲名を思い出せず「詳しくないんですよ」と言っていましたが)。

AI美空ひばり、個人的には悪趣味だと思いますが、こんなこともできるんだ、という驚きはありましたし、こういう形でもいいから美空ひばりに触れたい、という人たちが一定数いればビジネスとしても成り立つのでしょう。

ロニー・ジェイムズ・ディオのホログラムによるDIOのコンサートも賛否両論で、ロニーに近しかった人ほど否定的ですが、集客は上々で、今年も再演されるということですから、今後もこういう試みは増えていくのかもしれません。

>YTさん

前回インペリテリが流れた時も聴いてらっしゃっとは、習慣的にこの番組を聴かれているんですか?

その時もネットではザワついていたのでしょうか…。

私も別に山下達郎のファンではないですが、ベストアルバムをはじめ何枚かアルバムは聴いたことがあり、どれも質の高い音楽だと思いましたし、単純に「いい曲だな」と感じた曲も結構ありました。

Kinki Kidsとか、奥さんの竹内まりやさんとか、他人に提供した曲にも良いものが多いですね。

まさかですね(笑)

インペリテリって!
AIひばりについては、私も全くもって同じ意見ですね

>adoreさん

習慣まではなってないですね(笑)でも定期的には聴いていると思います。習慣になってるのは親の方です。

前回の時はネット記事になる事も無くツイッターでも大して騒がれていなかった記憶があるので、今回の方が反響は確実に大きいと思います。

>グラハムボネ太郎さん

山下達郎がやってる音楽からは意外過ぎる選曲ですね(笑)。

AI美空ひばりについては、なかなか美空ひばり世代の人には受け入れられない気がしますが、物心ついた時からAIが身近にある世代の人にとっては、例えば数十年後にAI米津玄師とかAIあいみょんが出てきても抵抗ないのかもしれません。

>YTさん

ああ、親御さんが山下達郎のファンなんですね。であれば自然と触れる機会がありますね。

前回の"17th Century Chiken Pickin'"はインストなので、ロブ・ロックが熱唱し、ザクザクしたリフが刻まれる"Rat Race"ほどのメタメタしいインパクトがなかったのかもしれませんね。