EDEN'S CURSE / THE SECOND COMING

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前作となるセルフ・タイトルのデビュー作が、BURRN!誌での高評価を受け、マニアの間で話題となったEDEN'S CURSEのセカンド・アルバム。

前作発表後、プロモーション企画の一環として7曲入りのアコースティック・アルバム「SEVEN DEADLY SINS -THE ACOUSTIC SESSIONS-」が本作の制作と平行して制作され、アメリカで一足早くリリースされている。

私も前作の高得点でその存在は気になっていたものの、基本的な音楽性がメロディアス・ハードと形容されていたため、これまでB!誌のメロディアス・ハードの高得点には何度も騙されてきたため(苦笑)、敬遠していた。

しかし、こうして聴いてみると、食わず嫌いを全力で謝りたくなるほど素晴らしい。

音楽の骨格は初期のFIREHOUSEやSLAUGHTERのようなアメリカン・メロディアス・ハードに近いが、メロディ・センスには欧州的な哀愁・叙情味も多分に含まれており、非常に私好み。

しかもギターがかなりいい仕事をしており、その思いの外ハード・エッジなサウンドは「メタリック」という印象を受けるほど。

メロディアス・ハードで必要以上にギターが頑張ると野暮ったくなりがちだが、Voがパワフルであるのと、曲調がメロディアスではあってもポップではないため、絶妙にハマっていてむしろ心地よくさえある。

音楽性に対してギター・ソロは弾き過ぎという感もあるが、それもまたハード・ロックの醍醐味。バカテクというほどではないが、テクニックとエモーションを兼ね備えた理想的なHR/HMギターだ。

中盤ちょっと甘さに流れて中だるみするし、後半はちょっとメロディが弱い気もするが、それはアルバム前半の充実が半端ではないからで、楽曲は粒揃い。
この手の音楽で久々に心躍りました。

メンバーのルックスに華がないことや、昨今のトレンドを考えると、これほど高品質なアルバムであっても「マニア受け」で終わってしまいそうなことが非常に惜しまれる。

近年メタル復権の気運は高まっているが、こういう音楽が見直されないのではちょっと片手落ち、って気がするんですけどね…。

#3にデュエットでQUEENSRYCHEの「OPERATION : MINDCRIME」で知られる女性シンガー、パメラ・ムーアが、その他コーラスでドゥギー・ホワイト(元RAINBOW~YNGWIE MALMSTEEN~CORNERSTONE他)やトニー・ハーネル(元TNT他)が参加。【86点】


■MySpace
http://www.myspace.com/edenscurse
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