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ALLEN / OLZON “WORLDS APART” アルバム・レビュー

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SYMPHONY XやADRENALINE MOBの活動で知られるラッセル・アレンと、元NIGHTWISHで、最近ではヤニ・リマタイネン(G : 元SONATA ARCTICA)とのTHE DARK ELEMENTでも歌声を聴かせてくれたアネット・オルゾンによる『Frontiers Music』お得意のコラボレーション・プロジェクトのデビュー作。

デビュー作とはいえ、本作のソングライティングとプロデュース、そしてギター、ベース、キーボードの演奏は全てマグナス・カールソン(元LAST TRIBE, 現PRIMAL FEAR)によるもので、そう聞くと察しのいい人はこれがラッセル・アレンとヨルン・ランデによるALLEN / LANDEの続編であることに気づくかもしれない。

実際『Frontiers Music』からのステートメントによると、ALLEN / LANDEがマグナス・カールソンからティモ・トルキのプロデュースにスイッチして途絶えた後、マグナスが復帰するにあたって、(ヨルン・ランデに代わって)アネット・オルゾンを加えるというエキサイティングな新しいひねりを加えた、とあり、これがALLEN / LANDEと同じフォーマットで制作されていることが肯定されていた。

実際、音楽の方向性はまさしくALLEN / LANDEそのもので、欧州的な叙情性豊かなメロディと、程よいドラマティックさを備えたメロディアス・ハード(というには結構メタリックだったりするのだが)で、私のような欧州メロディック・メタルのファンであれば非常に心地よく聴くことができる。

ラッセル・アレンとアネット・オルゾンのマッチングも良く、(特にメロウな歌い方をした際に)似通ってしまいがちだったヨルン・ランデよりも「共演する意味」が見えやすい、メリハリの効いたコラボレーションになっている。

かつて、『Frontiers Music』オリジナル企画の半分以上を作曲していたのではないか、というマグナス・カールソンだったが、今はアレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(EDGE OF FOREVER)やシモーネ・ムラローニ(DGM)といった新たなエースが育ったことで負担が減ったのが功を奏しているのか、一時期のマンネリを脱して作曲にフレッシュさが回復しているのも嬉しいポイント。

ALLEN / LANDEやKISKE / SOMERVILLEといった『Fronters Music』の企画プロジェクトのファンは勿論、広くメロディックなHR/HMが好きな人にお薦めできるクオリティのアルバム。【85点】



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コメント

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ヨルンとラッセルのどちらかとタイプの違うVo(マーク・ボールズとかトニー・ハーネル)を組ませて似たようなことをマグナスにして欲しいなあと思っていましたが、女性Voを相方にするのも中々良いですね。メロディアスな曲を歌うラッセルが聴きたい人には特にオススメしたいです。

ヨルンもソロに参加していたアレッサンドロ・デル・ヴェッキオ辺りに曲書いてもらうなりして、こんな感じのプロジェクトに参加してくれたら嬉しいです。デュエットの相手は...ISSAとかChaos MagicのVoとかかな?

>YTさん

ラッセルとヨルンというパワフルなシンガーが揃い踏みするより、アネットのような女性シンガーが絡んでくる方がメロディアスな印象が強まりますね。

ヨルン・ランデも、JORNはちょっとオリジナル曲が面白みに欠けるので、こういうプロジェクトの方が魅力的に聴けるような気がしますね(苦笑)。

日曜歌手と化したアネット

目立った活動がなかったのは看護師の資格取って働いてるからでした
それでもアルバム出してくれるあたりよっぽど音楽が好きなんだなと思いました

>ヘロウィンさん

今の時代音楽だけで食べていくのはなかなか難しいので、看護師をやりつつ好きな音楽をやる、というのは今後の人生を考えたら現実的な選択なのでしょうね。

NIGHTWISHではターヤとの比較で賛否両論だったアネットですが、魅力的な歌声を持っていることは間違いなく、彼女の歌声を聴きたいというニーズがあると踏んでいるので『Frontiers Music』もTHE DARK ELEMENTやこのプロジェクトで彼女を引っ張り出すのでしょう。

もちろん「元NIGHTWISHのVo」という肩書がマーケティング上もそれなりに(特に欧州では)有効に機能するというのも大きいのだと思いますが。