FC2ブログ

イタリアのメタル系ミュージシャンによるコロナチャリティプロジェクトによる"#UNITEDWESTAND"のMV

昨今の新型コロナウィルス騒動で、既に10万人以上の感染者を出し、最も大きな被害を受けている国の一つ、イタリアのメタル系を中心としたミュージシャンが集結したプロジェクト、Italian Rock Unionが、チャリティ・シングル「#UNITEDWESTAND」のミュージックビデオを公開しました。

イタリアの『Volcano Records&Promotion』なる、おそらくはインディーズ系のレコードレーベルによる企画で、HANGARVAINというバンドのギタリストであるAlessandro Liccardoという人が作曲を手掛けています。

参加しているミュージシャンの一覧は以下の通り。

◆ヴォーカリスト(MV中の登場順)
Sergio Toledo Mosca (HANGARVAIN)
Marco Basile (DGM)
Giacomo Voli (RHAPSODY OF FIRE)
Marco Pastorino (TEMPERANCE)
Branco
Valerio Bruner
Tiziano Spigno (EXTREMA)
Alessandro Liccardo (HANGARVAIN)
Iacopo Meille (TYGERS OF PAN TANG)
Rosario Vasile (17 CRASH)
Alessia Scolletti (TEMPERANCE)
Michele Guaitoli (TEMPERANCE)


◆演奏
Alessandro Liccardo (Hangarvain) - ギター
Gabriele Sinatra (Hangarvain) - ベース
Marco Basile (DGM) - キーボード
Mirko De Maio (The Flower King) - ドラム

このブログを定期的に読んでいただいているような方であれば、RHAPSODY OF FIREやDGM、そしてTEMPERANCEあたりはご存じなのではないでしょうか。TYGERS OF PAN TANGの現Voもイタリア人でしたね。

同国のメタル・シンガーの中では最も国際的に有名なクリスティーナ・スカビア(LACUNA COIL)やファビオ・リオーネ(ANGRA)などはキャスティングできないあたりがマイナー・レーベル企画ゆえという感じでしょうか。

とはいえなかなかエモーショナルな良い曲で、どのヴォーカリストもちゃんと上手いので聴きごたえがありますね。個人的には元SECRET SPHERE、現TEMPERANCEのマルコ・パストリーノの歌声が白眉だと思いました。



外出禁止の時期だけに、皆自宅みたいな所で撮影した(スマホで録ったものと思しきものも)映像を編集した、現代ならではの制作手法で作られているのがある意味イマドキですね。

イタリア赤十字への寄付ページ

そういえばこういうチャリティ企画、東日本大震災の際に日本の『Black-Listed Records』も"Metal bless JAPAN"という名義でやっていましたね。

そちらもまた、関与した人数は多いものの、ネーム・バリュー的にジャパメタ・オールスターズというにはちょっとマイナーな顔ぶれ(失礼)で、果たして実際にあの活動で集められた金額がいかほどなのかという疑問はありますが(というか制作費をペイできたのでしょうか…)、こういうことはまずアクションを示すことが重要ですよね。

以下のMVは2016年に公開/発売された第3弾のもので、震災の直後だけでなく、継続した活動になっているのが素晴らしいですね。その志に対し、再生回数はいささか寂しい感じですが…。




そしてもちろんこういう「メタル・チャリティ・ソング」の元祖にして究極は故ロニー・ジェイムズ・ディオ主催のアフリカ飢餓救済チャリティ・プロジェクトHear N' Aidの"Stars"。



正直これはLIVE AIDとか"We Are The World"のような当時の「チャリティ・ブーム」の乗っかった、話題作りとメタルのイメージ改善を狙ったちょっと下心を感じるプロジェクトですが、今回の新型コロナ騒ぎは、これくらいのビッグ・プロジェクトにしてもいいくらいの話になりつつあるような気がします。

もちろんこうして大人数が一堂に会して、みたいなことは絶対に無理(というか集まっちゃダメ)ですが、最近、ライブが次々と中止になってやることがなくなったミュージシャンが次々と自宅で録ったような動画をアップしていることからもわかる通り、動画の制作・投稿自体は気軽にできる時代ですし、今日び実際に顔を合わせずともネットを介してコラボをすることが容易な時代なので、誰かビッグ・ネームが音頭を取れば実現はそれほど困難ではない気がするのですが、どうなんでしょう。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

マルコ・パストリーノってこんなに上手かったんですね!
不安定なハイトーンのイメージが強かったのですが、これほど良い歌声だったとは…

>高見沢さん

私もSECRET SPHERE時代には「ギタリストにしては歌上手いな」くらいにしか思っていなかったのですが(何しろメイン・ヴォーカルがミケーレ・ルッピだったというのもありますが…)、この映像を観てあらためてその歌唱力を見直しました。

TEMPERANCEのアルバムにおける歌唱も他の2人の専任Voに劣らないものなので、努力したのではないでしょうか。

声質自体に非常に艶と魅力があるので、ギタリストの副業レベルにしておくには惜しいですからね。