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AXEL RUDI PELL "SIGN OF THE TIMES" 紹介

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ドイツのベテラン・ギタリスト、アクセル・ルディ・ペルの最新アルバム、"SIGN OF THE TIMES"が5月8日にCDリリースされました(デジタル・リリースは4月24日)。

日本ではもうかれこれ15年以上国内盤がリリースされておらず、熱心なマニアを除くとほとんど話題にも上らなくなってしまっていますが、本作はドイツのナショナル・チャートで5位を記録しており、もはや日本の購買層の支持など必要としない存在となっています。

日本盤が出なくなってからのアルバムも、YouTubeやサブスクでいくつか聴いた限りどれも悪くないというか、むしろ日本盤が出ていた時よりもクオリティが安定していて楽しめる感じですが、まあ本質的には昔から何も変わらない人ですね。「リッチー・ブラックモアのメタル的解釈」一筋で30年以上やっているという感じです。

あまりにもリッチーからの影響があからさまなので、その点のオリジナリティの無さを批判する向きもかつてはあったように思いますが、それで30年続いて、それなりのクオリティの曲をリリースし続けられているということは、それはもはやひとつの「道」であり、その「リッチー道」の求道者として、ある種レジェンド化している観があります。継続は力なり。

なぜこれまで特にこのブログでは扱ってこなかった(本サイトでは日本盤が出ていた頃の作品をレビューしていますが)AXEL RUDI PELLを今回取り上げたかというと、YouTubeの「あなたへのおすすめ」で本作収録の"Gunfire"のリリック・ビデオが出てきて、「あ、新作出たんだ?」と気軽な気持ちでクリックしてみたところ、開始30秒ほどで笑かされてしまったためです(笑)。

なぜ笑ってしまったのか理解できない人は、前エントリーで紹介したRAINBOWの"Kill The KIng"のオフィシャル・オーディオ動画を聴いてみてください(ライブ・バージョンを聴いてもらった方がわかりやすいと思いますが)。

まあ、これ一筋で30年やってるなら、これはもう愛の発露、生き様としか言えませんね(笑)。

ぶっちゃけ再結成RAINBOWはYouTubeに上がっているライブ映像を観る限りもはや枯れ切ってしまっている感じなので(苦笑)、今でもハードなリッチーの幻影を求めるならむしろAXEL RUDI PELLを聴いた方が楽しめるんじゃないかって気がします。マジで。



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コメント

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リッチーフォロワーとしては堪らない一曲ですね。21世期も20年経とうと言うのに、変わらない芸風は称賛に値?しますw
最早トラッドよりクラシックの域ですが、変わらぬ芸風を貫いて欲しいですし、願わくば後継者も産まれて欲しいものです。

モロですね・・・

新作が出てたんですね。さっそく"Gunfire"をチェックしましたが、
・・・これはモロ中のモロですね。
まさに「ライヴ・ヴァージョン」ですね。(笑) 
ボビー・ロンディネリも、「これ大丈夫なん!?」
って思いながら叩いてたかもしれません。
ジョニー・ジョエリがこのバンドに参加し続けているのが
不思議(笑)なんですが、こういうスタイルの音楽が
一番好きなんでしょうか。毎回熱い歌声を聴かせてくれますね。

>結城真之介さん

ニヤついてしまう曲ですよね(笑)。

後継者…確かに思い当たらないですね。間接的な意味も含めてリッチー・ブラックモアの生み出した様式を踏襲しているプレイヤーはいるのだと思いますが、こういう直接的なフォロワーというのはもう現れないのかもしれません。

>JAVANさん

ある意味、ボビー・ロンディネリという「元RAINBOW」の肩書を持つメンバーがいるからこそ、それが免罪符となってこういう曲がプレイできるのかもしれません(笑)。

もうここまでモロになると完全に確信犯ですし、彼がこれまでやってきたことを知っている人であればこれが安易なパクリではなくオマージュであることは明らかですから、ボビーも含めて目くじら立てる人はいないのではないでしょうか。

AXEL RUDI PELLは世界3位か4位の音楽市場であるドイツで結構成功しているし、活動がコンスタントなので、ジョニー・ジョエリが参加しているプロジェクトで一番安定した収入がこの仕事だったりするのではないかと思います。

No title

おお、AXEL RUDI PELLを取り上げていただくとはちょっと感激です。当方、これまでも新作は全てCD購入、ライブ盤や映像作品も購入している程のARPマニアです(もちろん本作も予約済)。日本での人気が定着しなかったのは、一時期のB!がやたらにGが下手だの(ジョエリの)Voがもったいないだの面白半分に貶んだのが一因と根に持って(笑)ます。

No title

いや~参りました、これは笑うしかないw

多分、イントロだけなら「Kill The King のカバー」と言われても信じます。

一定以上のクオリティも備えていて、こんな愛の形もあるんですね。

>rassieさん

このブログで取り上げられた所で何かが起きるわけでもありませんが、感激していただけたなら幸いです(笑)。

AXEL RUDI PELLはリリース数が相当多いのに全てを購入されているとは凄いですね!

個人的には「バラード・コレクション出し過ぎじゃね?」と思ってましたが…(苦笑)。

AXEL RUDI PELLの日本における低評価の主因が『BURRN!』誌にあることは完全に同意です。アクセルが30年間このクオリティを保ち続ける存在だと見抜けなかったのでしょう。

>kimさん

ちょっとこれは笑っちゃいますよね。イントロ以外は普通にオリジナルのカッコいい曲になっているのですが。

たぶん、イントロをこういうアレンジにしなくてもちゃんとカッコいい曲に仕上げられたと思うので、これはもう愛と呼ぶしかないでしょう…。

しかし、ギターソロがダサさと紙一重と言うか、明らかにダサいというか…。下手と言うよりも、センスがダサいような…。
とくに3分44秒辺りからの音程差の激しい変な繰り返し下降フレーズが、思わず笑ってしまいました。
何故これでOKとして採用してしまったのか…。
なかなか独特のセンスですよ。

>ビチグソ鼻毛マン毛さん

まあ、『BURRN!』誌しかり、アクセル・ルディ・ペルのギタリストとしての評価については、コンポーザーとしての評価ほどに高くはないですよね。

メンバーはかなり固定されているとはいえ、実質的にアクセル・ルディ・ペルのソロ・プロジェクトなのでしょうから、ギター・ソロのテイクにNGを出す人もいないのでしょう。

まあ、それでファンもいて、欧州ではそこそこ売れているみたいなので、大きなお世話なのではないでしょうか。

アルバムジャケット、紫色ではないのですね(笑)
久しぶりに聴きましたが、全く変わってなく安心しました。

>珍獣メガネコアラさん

紫だったのは日本盤が出て、一番売れていた時期の"BLACK MOON PYRAMID"から"THE MASQUERADE BALL"までの4作だけで、その後20年、10枚ほどのアルバムは紫ではありませんね(笑)。

その点以外はおっしゃる通りほとんど変わっていませんが(笑)。