ATREYU / CONGREGATION OF THE DAMNED

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2nd「THE CURSE」がメタルコア・ファンの間で好評を博したものの、その後音楽性からコアな要素が薄れて日本では支持が低下ぎみのATREYUの5作目のアルバム。

支持が低下したといっても、それは日本だけの話で、アメリカでは前作、前々作ともに全米TOP10に食い込むヒットを記録している。

正直それほど強い興味はなかったのですが、試聴機で頭3曲ほど聴いてちょっといいな、と思ったので買ってみました。

そしてBURRN!誌では93点獲得(評者は前田記者)。
こりゃ今年後半のダークホースか、と思っていましたが、ちょっとDEAD ENDにハマりすぎてしばらく放置していました。

そしてあらためて聴いてみると…うん、たしかになかなか良いね。
…でもなぜかハマれない。

良い所は、単純に印象的なメロディが多い所。
随所にフィーチュアされたリード・ギターのメロディ、そして主にサビで聴かれるクリーンVoのコーラスには哀愁があってなかなか印象に残るものが多い。

個人的には#5以外はどれも粒ぞろい、特に#7「Storm To Pass」は名曲だと思いました。

それでいてハマれないポイントは、バンドとしてのサウンド、としか言いようがない。

いかにもオレンジカウンティ上がりのパンキッシュな、丁寧さに欠ける歌い回しのVoがまず趣味じゃないし、音作り全体もソリッドさ、タイトさに欠ける印象(これが意図的なものかどうかは不明)。

それにドラムがちょっと…ハッキリ言ってヘタじゃね?

全米8位を記録した前作に比べるとハード&へヴィで、そういう意味では原点回帰、という錯覚を覚えるが、メタルコアに戻ったというよりは、オーセンティックなへヴィ・メタル色が濃くなったという感じで、時折ビックリするほどベタなHR/HMのクリシェとも言うべきフレーズ/リフが飛び出してくる。

とはいえ、疾走メタル・チューンな#11「Lavenous」よりも、哀愁メロコア(死語)っぽい#12「Lonely」の方がなんかナチュラルに響くあたり、どうもこのバンドの本質がメタルだとは思えない。

まあ、メタルであるかどうかなんてことを気にせずに聴けば、曲の質は高いので充分楽しめるし、バラードである#13「Wait For You」に漂うコマーシャルなメジャー感には、さすがアメリカのバンドだなあという印象を受け、そういう意味ではAVENGED SEVENFOLDの最新作に通じるものも感じました。

ちなみに日本盤ボーナス・トラックの#14「Another Night」が本作中で3本の指に入るほどの秀曲で素晴らしい。【83点】


◆ATREYUのMySpace
http://www.myspace.com/atreyurock
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