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血圧低下とストレスの解消に最も効果的なのは80年代ポップスとヘヴィ・メタル

最新の研究結果によると、80年代ポップスとヘヴィ・メタルが血圧と心拍数を下げ、ストレス解消に最も効果的だと報じられているそうです。

トルコの美容整形病院「Vera Clinic」がアメリカのメタルニュースサイト『Metal Sucks』に発表した研究と言われると、果たしてどこまでちゃんとした研究なのか個人的には眉唾なのですが(苦笑)、18~65歳の成人1540名を対象に調査をしているというから、サンプル数としてはそれなりのものという感じではあります。

被験者たちは低レベルのストレスを生み出すように考えられた非言語のテストを終えた後に、Spotifyで様々なプレイリストを試聴してもらい、心拍数や血圧の変化を測定したところ、冒頭述べたように、80年代ポップスとヘヴィ・メタルが最も効果的だったとのこと。

これが、30%とかそこらの人でポジティブな結果が出て、他の音楽に比べて相対的に高かった、みたいな話であれば、単にそういう世代の人が比率として多かっただけじゃないの、という気がするのですが、80年代ポップスでは96%、ヘヴィ・メタルでは89%の人の血圧が下がったというから、偶然だけでは説明できない相関性を感じます。

そして個人的に好きな音楽ジャンルがメタルと80年代洋楽ポップスということもあり、この結果に納得感はあります。

ニュース元によると「80年代ポップスは、被験者の年代を問わず、懐かしさや前向きさといった感情を呼び起こすことも分かった」そうですが、これは今まで私が子供時代を80年代に過ごしたから無意識的に当時の音楽が刷り込まれてノスタルジーを感じるのに違いないと思い込んでいたのに対して、80年代ポップスは世代を問わずそういう気持ちにさせるものなのだ、ということを知って驚きました。

まあたしかに、80年代リアルタイムでは小学生だった私は、邦楽でさえ紅白歌合戦に出るレベルの有名歌手しか知りませんでしたし、ましてや洋楽となるとマイケル・ジャクソンやマドンナ、プリンスの名前くらいはなんとなく知っていたものの、まともに聴いたことはなかったので、懐かしさなど感じるはずはなかったのです。

80年代というのは音楽が最も商業主義的かつ大衆迎合的だった時代で、そのことはアーティスティックな見地からは批判的に語られることが多いのですが、結果として特に音楽に対するリテラシーの高くない人たち(世の中の大半の人)にも愛される曲が数多く生まれた時代というのが私の認識で、この調査の結果はある意味その認識を肯定してくれるものでした。

そしてこのブログで語られるべきメタルについては「ヘヴィ・メタルについては、怒りの音楽はリスナーが感情を処理するために役立ち、その結果として大きな幸福感に繋がるのではないかとの見解を述べていた」とのことで、これもまた個人的体験からも納得のいくものでした。

いや、大きな幸福感に繋がるというのはやや大げさなんじゃないの、という気がするのですが、やはり怒りや悲しみなどのネガティブな気持ちに支配されている時には明るくポジティブな曲を聴いても全く共感できないというか、そもそもそういう音楽を聴きたい気分になれないのですが、メタルのようなダークでアグレッシブなサウンドは共感しやすく、フラストレーションを抱えている際の気晴らしになり、そのフラストレーションに立ち向かう気力を与えてくれるというのは間違いないと思っています。

これは、2016年に発表されていた「ヘヴィ・メタル音楽は、死と向き合う勇気を与えてくれる可能性」という研究結果にも通じる話なのではないかと思います。

ちょっと個人的に意外だったのは、このニュースを報じていたのが"rockin'on"のWebサイトであったということで、個人的な印象では"rockin'on"というのは80年代ポップスとヘヴィ・メタルを否定するスタンスの雑誌というイメージだっただけに、こういうニュースを取り上げたことには驚きがありました。

まあ、最近はHR/HMもある程度取り上げるのが"rockin'on"のスタンスのようですが。時代は変わりましたね。『BURRN!』がB'zや聖飢魔IIを表紙にする時代ですしね。

※ニュースソース
80年代ポップスとヘヴィ・メタルが、血圧低下とストレスの解消に最も効果的との研究結果。プレイリストの分析から判明(rockin'on.com)
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コメント

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No title

面白い記事のご紹介ありがとうございます。
私はアラサーでadoreさんと違いリアルタイム世代ではないですが、親や友人の影響で所謂クラシカルな音楽(ビージーズからメタリカまで等々色々)には親しみがあり、非常に興味深いです。昔のポップスに関しては、懐かしさは感じなくとも単に「良いな」と思わせる求心力があるのは若造ながら感じます。
出来得れば、アーティスト別で効果に差異があるか今後も研究を続けてほしい限りです。へヴィメタルとは言え、ジャンルが細分化されてるので、そこの分析もしてほしいです(てめぇの人生使ってやれよ、って話ですが…)
スレイヤーの様な歌詞を聴いてメンタルケアに繋がるか些か疑問はありますが(笑)、adoreさんがこれからもメタルと共に心身がご健康である事を祈らせて頂きます。

私だけじゃなかったのね!

80年代ポップスは20代リアル世代でしたが、確かにポジティブな感じがしますよね。
いまだにリック・アストリーとかたまに聴きたくなりますもん。
ヘヴィメタルはリラックスし過ぎて聴きながら寝てしまい好きな曲も終わっていたり。いやそんな人あまりいないか。。。

投資のためのDSソフト購入とはですね、そのものずばり投資です。
ゲームソフトは資産になるのです。
特にいまDSソフトは値が上がっていて先月まで500円で買えたものが5000円になってたりするんです。10年後、20年後を見据えていま割とお安く買える(希少な)ソフトを買っておくというのが夫の作戦。
我が家の爆アドは11月に810円で買ったソフトが現在12000円です。
ちなみに我が家にはDS本体はないのでプレイは出来ません~

とても勉強になりました。非常に興味深い情報をありがとうございます。
総括するとメロスピとメロハーが良いと云うことになるのでしょうか?

初期のソナタとライオンヴィルとアリソンアヴェニューとたまに初期チルボドと歌謡メタルのアルディアスを聞いていると良い気がしております 笑)

アルディアスのギタリストが復帰しましたのでいつの日かadoreさん推しのピンクのトキちゅんぱちゃんのレビュー楽しみにしてしております^^

>お目がさん

おっしゃっているクラシカルな音楽、というのはいわゆるバッハとかベートーベン的な音楽ということではなく、ちょっと昔の音楽、という意味ですね。

アーティスト別まで細分化されてくると、個人の好みに大きく左右されてしまうのでなかなか一般化することが難しそうですね。

SLAYERの音楽は、ある意味で癒しというかカタルシスだと思います。メタルを聴いて心身共に健やかに過ごしていきたいと思います(笑)。

>なな吉さん

80年代のポップスは良くも悪くも裏がないというかまっすぐにポジティブなフィーリングが全体的に感じられますね(もちろん例外はありますが)。

ある意味リアルではないですが、リアルを突き付けられるのは現実生活だけで充分だと思っています(笑)。

メタルを聴いていて寝てしまう感覚はわかりますよ。不思議なリラックス感(?)がありますよね。

DSのソフトが値上がりしているとは知りませんでした。
でも確かにファミコンのソフトが高値取引されているという話も聞きますし、再販もされないのでそういうことも起こるのかもしれませんね。

>takk sa mycketさん

勉強になるようなお話かどうかはわかりませんが(笑)、興味深いと思っていただける内容をお伝えできたとしたら幸いです。

ただ、きっと被験者の方々が聴いたのはメロスピやメロハーではないと思います(笑)。

基本的には自分が好きな音楽を聴くのが一番いいと思うんですけどね。

トキさん産休明けしたんですか。てっきりそのまま寿退社的に周年ライブの時とか、アルバムのゲストとかそういう関与になっていくのかなと思っていたので意外です。

個人的に非常に勉強になりましたし興味深々でしたよ。
結論としましても本当の答えはadoreさんの仰られる「自分が好きな音楽を聴くのが一番いい」と云うのが心身共に身体に良い正しい答えと思います。

確か10年くらい前にオーストラリアのメルボルン大学の博士がヘヴィメタル音楽は若者にネガティブな影響を与え鬱になるみたいな論文あったなと、その研究結果にはいまいち納得出来ていませんでしたので前今回と紹介して下さっているadoreさんには多大なる感謝をしております。ありがとうございます。

もろちん被験者はメロハーメロスピを聴いていないのは理解しております 笑)
今回のこの研究結果を見て私が感じたのは80年代ポップスとヘヴィメタルを組み合わせるとメロハーメロスピ(又はメロデス?)になるのかなぁと勝手に総括しちゃいました 笑)
個人的にすぐ頭に浮かんだのはBattleBeastとBeast inBlackは当て嵌まるかもなぁと思ってしまったり。

私の新解釈はMetalgate blogのレビュー目次のバンドを聴くと今回の研究結果が出ると思いますので、トルコの人は研究やり直しですね 笑)
と云うことはadoreさんの紹介するバンドを聴けば健康になると云う私の勝手なる結論です。


そうなのですadoreさん推し増しのピンクのトキちゅんぱちゃん産休から復帰しましたよんー❤︎ 女性のバンドはその問題にぶつかりますが、アルディアスのメンバー達はトキちゃんの復帰への熱き想いとアルディアスへの想いを聞き寿退社路線を取らずに受け入れ復帰しましたのねん❤︎

もろちん
色々な想いはありますが、adoreさんのブログから知って教えて頂いたアルディアス。そして、ライブを観に行きトキちゃんの笑顔に心を撃ち抜かれ好きになりましたので、私もadoreさんに負けず劣らずにピンクのトキちゅんぱちゃんをこれからも応援していこうと思っておりますっ(^-^)ゞ
今のピンクのトキちゅんぱちゃんの笑顔は本当に良い笑顔をしております(^^)
最近ベースのさわぽにょもかわいいぽにょ^ ^

あと新ボーカルが加入いたしましてリレコアルバムが出まして、前ボーカルよりハイトーンも出せるし格段に良くなりましたのねんー❤︎❤︎

なるほど

興味深い記事ですね。私(たぶんadoreさんと同年代=そろそろ血圧が気になる年頃)、中学のころからずっとメタル聞いてまして、いまだに上が3桁いくかいかないかの低血圧体質です。聞いててよかった、という感じです。

テレビにも良く出ている、脳科学者の中野信子さんも、メタル聞くと頭が良くなるとか、不安解消になるとか、良いことがある、と言われていますもんね。どこかクラシック(バッハとかベートーベンとか)に近い、という記事もこのサイトで最近もりあがってましたが、なんか繋がってますね。

The Night Flight Orchestra聴こ!

>takk sa mycketさん

80年代ポップスとメタルを組み合わせると、当サイト/ブログで推しているようなメロスピやメロハーになるというのはある意味その通りかもしれませんね(笑)。

「自分の好きな音楽を聴くのが一番」と言いつつ、自分が本当に好きな音楽が何なのか自分でわかっていない(それがわかるほど様々な音楽を聴いていない)人の方が多いというのが40年ほど生きてきての実感ではありますが。

このブログでのALDIOUSの取り上げ頻度は決して高くなかったと思いますが、それでもこのブログを通じて知ったバンドでそこまで熱く愛情を語れるバンドを知るきっかけになったというのは、書き手冥利に尽きますね。

新ヴォーカルは歌唱力という点では歴代最高だと思っています。

>バモスラピドス大佐さん

上が3桁いくかいかないか、って、それはもう少し上げた方がいいのではないでしょうか(笑)。

>Lokiさん

THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRAは80年代ポップ・テイストもあるメタルですから、一番血圧が下がるかもしれませんね(笑)

No title

TBSラジオで武田砂鉄さんはこのネタを紹介した後にRaining Bloodをかけてました。
血圧下げる選曲がこれって(笑)、マニア過ぎず誰もがかっこいいと思う(多分)この曲ってとこらに砂鉄さんのセンス抜群って思いました!
自分はメタル聴きながらリラックスして気持ちよくお昼寝しています。

  

なるほどと思ったのと同時に、イラク戦争の際に米軍が捕虜にメタリカを聴かせていたとかいう記事のことを思い出しました。

>はどうほうさん

IRON MAIDENやMETALLICAではなく、かといってデス・メタルやブラック・メタルでもなくSLAYERというあたりが絶妙ですね。

メタルは長時間聴いているとリラックスするというのは感覚的にわかるのですが、"Raining Blood"1曲だけを聴かされると短期的には血圧が上がりそうな気がします(笑)。

>のたらーさん

まあ、どんな音楽でも無理やり聴かされ続けたら拷問になり得ますよね。


LOVEBITES


上の方でアルディアスの話題があったり、ちょっと前にバンメのことが出ていたので強引に繋げますが、今、バイツにはまっています。

昨年の"E"アルバムからなので現時点では後期参入ですが、それこそ80年代メタルの王道、私のようなメタル歴(聖飢魔Ⅱ→様式美→ジャーマン…)を持つ世界中のおじ様たちが虜になる(youtubeコメント欄に海外のおじ様の書き込みが多い)のがわかります。嬢メタルとか全然興味がなかったのでしばらくスルーしてて損したって感じです。激しく、美しく、深く、躍動的で、どこか懐かしく、気品があって、聞いてて実に心地いいんですよね。ジェンダー国籍関係なく凄いバンドだと思います。

"F"アルバムでもわかるとおり、演奏の実力が高いってもいいですね。最近、2曲続けて新PVが公開されましたが、どちらも過去作に引けをとらない佳曲で進歩しつづけてるのもすごいです。5人とも曲が書ける(しmaoもいる)のは強いですね。まもなく"G"(ミニ)が、そして年末頃にはきっと”H”(フル?)が出そうなので、今年はLOVEBITESから目が離せません。

と、熱く語ってしまいましたが、新曲”Glory to the world”、PVを見た瞬間、既視感が。そう、かの名曲"Angel of Salvation"と同じ教会なのです。ガルネリウス以外にもアルディアスやジュピターも撮ってるとか。もはやジャパメタの聖地。他にもありそうだから、今度特集してみてください。

>バモスラピドス大佐さん

LOVEBITESは良いですよね。メタル・バンドとしてのポテンシャルはガールズ・メタル・バンドの中で頭一つ抜けていると思います。

ロケ地の教会の件は、他にロケがしやすいああいう場所が他になく、一点集中しているのだと思います。

欧州のメタル・バンドでも、「あれ、この城、他のバンドのMVで見たような…」ということがあったりしますし(笑)。

毎日毎日80年代の音楽のことを考えているアラサー男です。

個人的にもすごく腑に落ちるニュースです。80年代の音楽が特に幅広い世代でノスタルジーを喚起させるというのは、いろんな原因が考えられますね。

・まず80s音楽の作り自体が、人工的なシンセサウンドや深いリバーブのドラムなど、ある種幻想的でレトロフューチャーな特徴を持ち、ノスタルジーと結びつきやすい。
・90年代に入り80年代的な方法論が明確に否定されたことで、80年代が隔絶された特殊な年代として印象付けられ、後にノスタルジーの対象となる下地が生まれた。ここまで強烈に「前世代否定」のアクションが起こったのは、後にも先にも無いことだと思います。
・流行が一周りして、00年代半ば(あいまい)に80年代回顧の動きが起こる。80年代風のシンセ等がアレンジの手法として再評価され、このあたりから80年代のヒット曲をフィーチャーした映画やメディアの80s推しの影響もあって「80年代は懐かしむ対象」というイメージが広く出来上がる。
・近年でも「レディ・プレイヤー1」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ワンダーウーマン 1984」等の大作娯楽映画でも80年代ノスタルジーの刷り込みが行われ、リアルタイムでない若年層であっても「80年代は懐かしむべきもの」という共通認識が生まれる。
・10年代にネットミーム的に流行したヴェイパーウェイヴや、海外の音楽リスナーによる邦楽シティポップの発掘など、若いアーティストやマニアが主導する80sムーブメントも登場する。

私のようにリアルタイムでないリスナーは、刷り込まれたノスタルジーの感覚と、リアルタイムの先輩方が語る誇張・美化された理想郷のサウンドトラックとしてその音楽を楽しんでいます。

>Mark.Nさん

渾身の80年代論、ありがとうございます(笑)。さすが毎日80年代の音楽のことを考えていると言うだけあって、どれも頷けるものだと思います。

おっしゃる通り、80年代と90年代には断絶があり、前時代からこうも短期間に価値観が逆転した例はあまりなかったのではないかと思います。

そして基本的には現在も「90年代以降」の価値観が世の中的には主流なのだと思います。

それだけにやはり80年代の空気を伝えてくれる音楽には特別なものを感じてしまいますね。