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RONNIE ATKINS "ONE SHOT"が3月12日(金)国内盤発売

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3月12日発売の注目タイトルその3。PRETTY MAIDSのヴォーカリストとして知られるロニー・アトキンスの、齢56にしてキャリア初となるソロ・アルバム "ONE SHOT"が3月12日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

このブログをお読みになっているような方であればご存知の方も多いと思いますが、ロニー・アトキンスは2019年に肺癌の診断を受け、その後30回以上の放射線治療と4回の化学療法によって、一時「癌の兆候は消えた」と報じられていたのですが、昨年、肺以外への転移によってステージ4という診断が出たことがあらためて報じられました。

近年でいうとフランキー・バネリ(Dr: QUIET RIOT, 元W.A.S.P.他)もステージ4の診断を受け、そのニュースからほどなくして他界したというニュースがあったこともあり、個人的にはメタルを聴き始めた当初からかれこれ30年近くに渡って触れ続けていたアーティストだけに、やるせない気持ちになります。

『BURRN!』誌の93点というレビューも、もちろんその事情を踏まえての評価だとは思いますが、先行公開されているMVなどを視聴するとPRETTY MAIDSのメロディアス・ハード寄りの楽曲に近い音楽が展開されており、ファンであれば間違いなく楽しめる(楽しむ心境になれるかどうかはともかく…)作品になっているようです。

ステージ4の癌と診断されて制作されるソロ・アルバムと聞いて、もしかすると本名であるポール・クリステンセン名義で、歌をフィーチュアしたアコースティックな作品が発表されたりするのかも、などと勝手に妄想したりもしていましたが、このPRETTY MAIDSとほとんど変わらない作風でリリースされたということは、彼は「HR/HMヴォーカリスト、ロニー・アトキンス」という人生を全うすることを決意したということなのでしょう。

基本的に本作に収められた楽曲は全てロニー・アトキンスの手によるものだそうですが、曲としてまとめ上げる上でPRETTY MAIDSのクリス・レイニー(Key)がサポートし、その他アラン・ソーレンセン(Dr)やモルテン・サンダゲル(Key)といった新旧PRETTY MAIDS のメンバーに加え、ポンタス・エグバーグ(KING DIAMOND)、キー・マルセロ(元EUROPE)、オリヴァー・ハートマン(元AT VANCE) 、 ビョーン・ストリッド(SOILWORK)など、数多くのミュージシャンが参加しているそうです。

個人的には、デビュー以来連れ添ったケン・ハマー(G)が不参加なのが気になりますが、二人の関係というのは当人たちのみ知ることなので、そのことを詮索するのは野暮というものでしょう。このタイミングで制作されたのがPRETTY MAIDSの新作ではなく、ソロ・アルバムだったということこそ、彼がやり残していたことは何なのかという答えなのかもしれません。

本作が遺作になってしまわないことを心から願い、願わくばPRETTY MAIDでの新作すら望みたいところではありますが、恐らく本人も最期の作品になってしまう可能性を意識して制作しているであろうことを考えると、本作に込められた思いが特別なものであろうことは疑う余地もありません。

かつてPRETTY MAIDSの音楽を愛したことがある人であれば、聴いておくべき一枚でしょう。





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コメント

非公開コメント

ロニー、奇跡は起こるよ‼️またライブで会えることを信じています。

No title

生で聞いたサヴェージ・ハートは感動したなあ~。バラードにも定評のあるバンドだから全編アコースティックでも聞きたいですねえ~。次の機会があればいいんですけど・・・。

No title

遺書のように初めてのソロアルバムを出すのは本当に哀しい。もっと彼の歌を聴きたい。心より祈ります。

>わたなべさん

奇跡、起きてほしいですね。
前回の来日を見送ってしまったのが悔やまれます。

>名無しのメタラーさん

"Savage Heart"、名曲ですよね。
オリジナル・バージョンももちろん良いですが、"STRIPPED"に収録されているアコースティック・バージョンがまた良いんですよね。

>結城真之介さん

このタイミングで初のソロ・アルバムって、遺作感出し過ぎですよね…。

とても客観的なレビューなどはできません。

聴きました。
仮にロニーの癌のことを一切知らなくても、大傑作だ!と断言できる内容だと感じました。
Pretty Maidsの来日は見ることができませんでしたが、ロニーの声はAvantasiaの来日で生で聞くことができて本当によかったです。

デニス・デヤング(元Styx)みたく「これで終わりにしようと思ったけど、良い曲沢山できたからもう一枚出すわ」ということは、なかなかできないと思いますが、もう1枚聴きたい、出来ればPretty Maidsも。

>さそりさん

背景を知らずとも優れた作品であることは間違いありませんね。
本人も関係者も、きっと一球入魂の気持ちで制作したのでしょう。

PRETTY MAIDSでもう一枚、本当にそれを望みたいですね…。