fc2ブログ

YNGWIE MALMSTEEN "PARABELLUM"が7月23日(金)国内盤発売

yngwie20.jpg

イングヴェイ・マルムスティーンのニュー・アルバム"PARABELLUM"が7月23日(金)が7月23日(金)にキングレコードから日本盤リリースされます。

東京オリンピックの開会に合わせて新作をリリースしてくれるなんて(?)、さすが王者ですね。

前作 "BLUE LIGHTNING"(2019)を起点に考えると約2年ぶりのアルバムということになりますが、同作はカバー・アルバム(イングヴェイ本人いわく「ヴァリエーション・アルバム」)だったので、オリジナル・アルバムとしては2016年の"WORLD ON FIRE"以来なので約5年ぶり。

今回も専任シンガーは迎えず、ドラム以外は自身で演奏し、インストゥルメンタル楽曲を中心とする"SPELLBOUND"(2012)以降のスタイルで制作されているそうです。

もうこれで10年やっているということは、イングヴェイ的には経済的に問題なく活動できているということだと思うので、今後もこのスタイルがデフォルトと考えるしかないのでしょう。

事前に公開されている音源を視聴したり、本作についてのインタビューを読む限り、彼本来のスタイルであるネオ・クラシカルに振り切った作風となっているそうで、そういうサウンドを期待している人にとっては満足あるいは納得のいくアルバムになっているのかもしれません。

80年代から90年代のイングヴェイの作品というのは特にギターを弾かない、演奏技術に興味がない人でも楽しめる音楽だったと思いますが、21世紀に入ってから、特に2010年代に入ってからの音楽はなかなか素人には厳しい音楽になっていると感じます。

まあもはやそういう「素人」は相手にしていないのでしょうし、それでちゃんとマイアミの豪邸を維持してフェラーリに乗り続けることができるのであれば、本人としては妥協してヴォーカリストの伴奏をするよりも幸福度の高い人生になっているのかもしれません。

イングヴェイの近年の作風には否定的な私でさえ、演奏自体は今なおフォロワーを寄せ付けない凄味があると感じますし、本作が40年前にリリースされたとしたらみんなビビったと思います。

長年と指摘されているサウンド・プロダクションも、昔は制作費をケチった結果こうなっているのだと思っていましたが、低コストにもっと良い音を作ることが可能な今もこのサウンドということは、このお風呂場エコーみたいなサウンドが彼の「好み」なのでしょう。

歌も何気に結構上手くなっている気がしますし、ファンであれば今回もお布施すべき作品なのだと思います(笑)。







関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

一つだけお願いが!

イングヴェイ先生の新作、
聴いたことがあるようなフレーズの連発、
プロダクションには目をつぶるので、
お願いなので歌が上手い専任ヴォーカリストを起用して欲しいです。。。
彼の歌はボーナストラックで1曲あれば満足です。。。笑

売り物なんですから

もっと曲は練って作って欲しいし、
演奏が雑な箇所は録り直して欲しいし、
ちゃんと音質は良くして欲しいし、
歌い手は起用して欲しいし、
もっとどうにかならないのでしょうかね?

今作も日本のApple Musicでは聴けないっぽいですね
リンクされたRelentless Furyの動画には各サブスクサービスのロゴが入ってますけど

No title

いや、adoreさんの言われていること、全部納得ですわ。
確か前作のレビューにも書かれていたかもですが
「悪いわけでは無い」「悪くはない」「悪くない」と思います。

今聞いても「seventh sign」は最高ですよ。
「マイクのアメリカンx北欧」の素晴らしいハイブリットで、未だに色あせない。
あと、インギーは絶対言わないと思いますが、マッツ・オラウソンのインプットって結構あったのかな~って思いますね。後の惨状を見ると。

まあ、ネオクラシカルを産み、ほぼ壊滅的だった90年代メタルを意地で守った彼の功績は素晴らしかったので、attack!以降の作品は余生?ご褒美?年金?って感じですかね~。


>ピッペンさん

イングヴェイ的には今さら専任ヴォーカリストを入れるくらいならオール・インストにした方がマシだと考えているのではないでしょうか(苦笑)。

>Lokiさん

本人的には毎回バッハ並みの曲を作ってるし、プレイは常に完璧だし、自分好みのサウンドになってるし、歌はロニー・ジェイムズ・ディオほどではないにせよわざわざ金を払って他の人間に歌わせるなきゃならないほど下手じゃない、という感覚なのではないでしょうか。

それで買う人、褒めるレビュアーがいて、ツアーも含めて必要充分な収入が得られるということであればそれ以上のことをする気にはならないでしょうね…。

>名無しのメタラーさん

今チェックしてみたら今回はApple Musicでも聴けるようですよ。

私はAmazon Music派ですが…。

>名無しのメタラーさん

ご褒美や年金という感覚なのかはわかりませんが、いずれにせよ今でも彼がリスペクトされているのは80年代・90年代に制作した音楽によるものであって、ここ20年に発表された作品によるものでないことは間違いないですね(苦笑)。

おっしゃる通り、マッツ・オラウソンの存在は彼の音楽にとってはかなり大きかったと思います。

マッツ在籍時のアルバムが一番音楽的(主にアレンジ面で)洗練されていたと思いますので。

音も、シンガーも、曲も、演奏ももうどうでもいいとして(本音はよくない)、せめてジャケットはなんとかしてくれ!と思いました。せめて実写に...

>さそりさん

こだわり所はそこですか(笑)。

個人的には肖像画、悪くないと思いましたけどね。イングヴェイももう還暦近いですし、実写でイキるのを見るのもしんどいというか(笑)。

この肖像画のオリジナルはオークションにかけられて、収益は恵まれない子供たちに寄付されるらしいですよ。



No title

YG(初めて買いました)の特集が思いの外面白く(特に島さんの各アルバムのレビュー)衝動買いしてしまいましたw
相変わらずブーミーな音像にパタパタなドラムで、コージーのタメの効いたドラムが恋しいですが、全体の完成度は過去2作に比べたらかなり 良くなってます。ただ、個人的には上の方も仰る通り、マッツがいればもっとヒネリが効いてバラードも完成度が上がったのでは、と思ってもしまいます。彼がいればコンチェルトの第2弾も実現したでしょうし。

歌も悪くはないですがヨルンランデにお願いしたいです。。。が、奥様と揉めたから無理でしょうね。

懸念すべきは、インタビューで今回大量に作曲したという事で、次作がRelentlessみたいな手抜きにならないかです。エイプリル、頼むから大人しくしててください…。

>お目がさん

YG、雑誌としてはB!より面白いかもしれませんね(笑)。

ヨルン・ランデを望むとは贅沢ですね(笑)。私はもうとりあえず過去の曲をちゃんと歌える人であれば誰でもいいです(とはいえそんな人はそうそういないと思いますが…)。

今回はコロナ禍でツアーなどができなかったのが楽曲の作り込みという点でプラスに働いたのかもしれませんが、おっしゃる通り、次作が今回のアウトテイク集になるのが危惧されますね(苦笑)。