HAMMERFALL / MASTERPIECES

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ベースのマグナス・ローゼンに続き、ギターのステファン・エルムグレンが飛行機のパイロットになるため脱退したHAMMERFALLの企画盤。

後任はポンタス・ノルグレン(元TALISMAN~POODLES)だそうで、技術的には全く問題なさそう、というかむしろ演奏力アップ?

彼らはクラシックなメタルのカヴァーが大好きで、アルバムやシングルのB面、トリビュート・アルバムなどで数多くのカヴァー音源をリリースしてきたが、それらに未発表の音源や新録のカヴァーも収録したカヴァーの集大成的な内容になっている。

選曲は以下の通り。カッコ内はオリジナル。

01. Child of the Damned (WARLORD)
02. Ravenlord (STORMWITCH)
03. Eternal Dark (PICTURE)
04. Back to Back (PRETTY MAIDS)
05. I Want Out (HELLOWEEN)
06. Man on the Silver Mountain (RAINBOW)
07. Head Over Heels (ACCEPT)
08. Run With the Devil (HEAVY LOAD)
09. We're Gonna Make It (TWISTED SISTER)
10. Breaking the Law (JUDAS PRIEST)
11. Angel of Mercy (CHASTAIN)
12. Rising Force (YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE)
13. Detroit Rock City (KISS)
14. Crazy Nights (LOUDNESS)
15. När Vindarna Viskar Mitt Namn (ROGER PONTARE)
16. Flight of the Warrior (RIOT) *
17. Youth Gone Wild (SKID ROW) *
18. Aphasia (EUROPE) *

* 未発表曲

HELLOWEENやYNGWIE MALMSTEEN、RAINBOWにJUDAS PRIESTといった大御所から、KISSやTWISTED SISTERのような彼らのイメージとは異なるアメリカンなバンド、さらにWARLORDにSTORMWITCH、HEAVYLORDといったかなりコアなバンドのカヴァーまで収録しており、彼らの、というか中心人物であるオスカー・ドローニャック(G)のメタル・オタクぶりが発揮された内容となっている。

基本的には割とメジャー曲揃いのベタな選曲だが、これを聴くとオスカーは本当にメタルが大好きなんだろうなあ、という感じがよく伝わってくる。

オスカーのギターのテクニックは相当怪しいものだが、それもやむなし。音楽を聴くことが好きな人ほど、練習は疎かになるものです。僕自身もそうでした(笑)。

うまくなるのは、「音楽が好きな人」じゃなくて「演奏が好きな人」なんだよね、なんてことはさておき、メジャー系の名曲はもちろん、BURRN!で名前だけはなんとなく知ってる、というレベルのマニアックなバンドの曲も存外カッコよくて、ちょっと得した気分になれるメタル愛に満ちた一枚。

本国スウェーデンでは大人気を誇る彼らゆえ、本作も地元の若いメタル・ファンにとっては良い古典へのガイドとなることだろう。

日本ではどちらかというとオールド・ファンのノスタルジーを刺激するのが関の山だろうなあ、と思われるのが悲しい所ですが、とりあえず良い曲ばかりなので単純に楽しめることは確かです。
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