『Rolling Stone』日本版 09年12月号の感想

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「ローリングストーン日本版」12月号の特集見出しは「誰も知らないB'z」。

先日稲葉浩志がスラッシュ(元GUNS N' ROSES~VELVET REVOLVER)のシングルに参加し、洋楽として2002年7月8日付でヴァンゲリス「アンセム~2002FIFA WORLD CUP公式アンセム」が5位を獲得して以来、7年5ヵ月ぶりとなるオリコンTOP5ヒット(4位)を記録しましたが、きっとそのタイミングだからこそ、の我らが伊藤政則センセイによるB'zインタビュー。

あえてインタビューという形式を放棄し、「日常会話的雑談」形式にしてみたとのことだが、まあ結構普通のインタビューです(笑)。

そういう形式にしたことに深い意味はない、とのことですが、邪推するに伊藤政則氏はそれほどB'zに詳しくないので、これまで数々のHR/HM系バンドに対してしてきたような鋭いインタビューができそうもなかったために、こういう言い方をしたのではないでしょうか。

まあ、B'zを聴きまくっている伊藤政則なんて想像つかないし、「こんな伊藤政則は嫌だ!」って言われそうだから別にいいですけどね(笑)。

HR/HMを聴いている人の中にはなぜかB'zを嫌っている人が多いように思いますが、こういう半雑談のような話を聞いて(読んで)いると、彼ら2人は「それほどマニアックではない、普通のHR/HMファン」という感じで親近感が湧きます。

松本孝弘は「僕は稲葉よりも世代が上だから“アンチ・アイアン・メイデン派”なんですよ」だったのが、映画「フライト666」を観て好きになっちゃった、なんて話もいかにもありそうな話だし、インタビュー中で稲葉にiPodに入れるメイデンのアルバムを選んでもらっている光景なんかも微笑ましい。

ちなみに、B'zのお二人が選ぶアルバム5選は以下のようなもの(たぶん順不同)。

【松本孝弘が選ぶ5枚】

◆マイケル・シェンカー・グループ「神(帰ってきたフライング・アロウ)」
◆UFO「UFOライヴ」
◆ディープ・パープル「カム・テイスト・ザ・バンド」
◆レッド・ツェッペリン「フィジカル・グラフィティ」
◆スティーリー・ダン「幻想の摩天楼」

ツェッペリンとパープルのチョイスが渋すぎる。
…ホントにこれが人生の5枚ですかぁ? 通ぶってるんじゃないですか?などと言ってみたくなったり(笑)

【稲葉浩志が選ぶ5枚】

◆アイアン・メイデン「鋼鉄の処女」
◆ジェフ・ベック「ワイアード」
◆クイーン「シアー・ハート・アタック」
◆レッド・ツェッペリン「永遠の詩(狂熱のライヴ)」
◆エアロスミス「ロックス」

ヴォーカルなのにジェフ・ベックというのが謎ですが、ギターのメロディを全部歌えるほどハマったそうです。
学生時代にコピー・バンドをやっていたラウドネスがないのが意外でしたが、その辺はオシャレ系である雑誌のイメージを意識したんですかね(笑)。

ちなみにこの号には、その稲葉浩志と共演したスラッシュのインタビューも見開き2ページだけですが載っているし、「ゾンビ解体新書」と題した4ページのロブ・ゾンビの分析記事、さらになんと8ページにおよぶレミー(MOTORHEAD)へのインタビューまで掲載されており、幅広いHR/HMファンにとって楽しめる号になっている。

レミーのインタビューは「BURRN!」でも毎回クールなのですが、ここでもクールな話をたくさん聞くことができる。

セックス・ピストルズのシド・ヴィシャス(B)がレミーをクラブで捕まえてはベースのレッスンを頼んでいた、なんて話も興味深いが、その件について「芸術的才能がなかったんだろう」とバッサリ斬り捨てているあたりもまた痛快。

その他、クロマニヨンズやU2などの記事も載っており、これくらいのアーティストならHR/HMファンの中にも好き、って人は結構いるんじゃないでしょうか(私もU2は好きです)。
3連休の暇つぶしには悪くない一冊でした。


◆Rolling Stone 日本版公式サイト
http://www.rollingstonejapan.com/
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