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VIOLET " ILLUSIONS -幻想美-"が11月23日(水)国内盤発売

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女性ヴォーカルをフィーチュアしたドイツ出身の新人バンド、VIOLETのデビュー・アルバム、" ILLUSIONS -幻想美-"が11月23日(水)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

HR/HM界隈では「デビュー・アルバム」といってもキャリアのある人たちの集まりによる熟練したアルバムだったり、「新人」と言っても年齢的には中年、みたいなケースが頻発していますが、このバンドは本当に若いメンバーの集まりらしく、ヴォーカルのジェイミー・ベッカムに至ってはまだ19歳だとか。

しかし、彼(女)らのサウンドに21世紀の要素は皆無。完全に80年代スタイルのサウンドで、逆に驚かされます。

昨年もNESTORという「超80年代タイプ」のバンドが登場して個人的にときめいたのですが(笑)、あのバンドのメンバーはそれなりの年齢でした。

このバンドがリリースしている先行MVは全て80年代当時の4:3の画角で、画質も当時のクオリティで制作されており、これが80年代のバンドの発掘映像です、と言われたら信じてしまいそうな代物。

メンバーのファッションも含めて、彼らが80年代へのトリビュートとして「完コピ」しているのは明らかで、これをリアルタイム経験者がやってしまうと「パロディ」になってしまいがちなのですが、20世紀の音楽シーンを体験していないニュー・ジェネレーションがやると素直に「リスペクト」と感じられるのが不思議です(笑)。

アルバム・タイトルや一部の曲名に「?」な邦題が付いているのも、「80年代らしさ」としてのレコード会社のオマージュなのでしょう。アートワークやロゴのデザインも80年代風ですね。

"Sophie"のMVが私とのファースト・コンタクトだったのですが、そのテリー・デサリオの"Overnight Success"などを思わせるド派手なポリシンセの音色に顔が緩んでしまうのを止めることができませんでした。歌が入る頃にはもう笑うしかない、という感じで、あれ、いつの間にタイムマシーンに乗ってしまったのかな、という感じです(笑)。

先述のNESTORのアルバムに80年代当時ちょっと人気があったポップ・シンガーのサマンサ・フォックスが参加していましたが、本作にもサマンサ・フォックスのカヴァー、"Do Ya Do Ya (Wanna Please Me)"が収録されており、もしかすると彼女の音楽評論家にはほぼ「虚無」と評価される人工甘味料的サウンドは80年代ポップ・サウンドのアイコンなのかもしれません(?)。

80年代に「メタル」を愛していた人にとってはこういう音はセルアウトしたポーザーの音楽というか、そもそもこれはHR/HMではなく単なるポップスだろ、という感じなのかもしれませんが、80年代のメタルもポップもこよなく愛する私にとってはなんともくすぐられる魅惑のノスタルジー・ミュージックでした。

近年、シティ・ポップの流行をはじめ、HR/HM界隈でもこういうモロに80年代なサウンドが増えてきている印象があり、これはいよいよ本格的に80年代サウンドが復権する兆しなのかもしれません(?)。







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コメント

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エコーの効いたサウンドがモロに80年代って感じで良いですね。

あとメンバーが若い本物の「ニューバンド」なのも良い。
これからは模倣の中から自分達の個性を発見出来るかが勝負でしょうが、非常に楽しみなバンドが出てきてくれました。

時代は巡るんですね。

ほんと教えられなかったら、実際80年代に活動してたバンドの映像だと思ってしまう、お見事なリスペクトMVですね、ヴォーカルの子いいですね〜微笑んでしまいます(笑)

80年代リアルタイム経験者の私には、このようなサウンド・歌メロを聴いてると、どこか安心すると言いますか、とても耳馴染みが良いです(笑)

時代は巡るんですねぇ…流行のファッションがそうであるように、このような音楽も再び活発化してほしいですね。最近知って驚いたのですが、今時の若い子達の間で「写ルンです」が流行ってて生産が追いつかないくらいだとか…懐かしすぎる(笑)

>周蔵さん

このまま80年代サウンドのトリビュート・バンドとしてやっていくのか、自分たちのサウンドを模索するようになるのか、興味深いですね。

>Kazuriさん

80年代をリアルタイムで経験されているということは私より歳上ですね(笑)。

80年代リバイバルみたいなのはここ四半世紀くらいの間に何度かあったんですが、なぜか今ひとつ盛り上がりに欠けたんですよね。

そろそろ本格的に80年代の良さが見直されるようになってほしいものです。