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ROBIN MCAULEY "ALIVE"が2月17日(金)国内盤発売

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マイケル・シェンカーとの仕事で知られるロビン・マッコーリーの、ソロ名義としては通算3作目、『Frontiers Music』からのリリースとしては前作"STANDING ON THE EDGE"(2021)に続く2作目のアルバムとなる"ALIVE"が2月17日(金)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

本作の作曲・プロデュース(と、キーボードとベース)を手掛けているのは『Frontiers Music』のエース、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオで、前エントリーで紹介したT3NORSもそうだったので、1ヶ月に2枚も自分メインで制作されたアルバムがリリースされるとは、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオの量産能力の凄まじさはもはや音楽生成AIなのではないかと思ってしまうほどです(笑)。

それでいてTOTOのような洗練されたAOR然としていたT3NORSと違い、先行公開されているMV曲を視聴する限り、近年のSCORPIONSを思わせるメロディアスなハード・ロック風と、ちゃんと作風を分けている所がアレッサンドロ・デル・ヴェッキオがこのレーベルでエースとして活躍できている所以でしょう。

しかしロビン・マッコーリーの近年の活躍ぶりは本当に目覚ましいものがあり、Wikipediaのディスコグラフィを見ても2002年から2017年まで15年間、(ツアーなどはしていたようですが)アルバムの形で彼が関わった作品がリリースされたことがなかったのに対し、2018年以降は毎年ロビンの歌唱が収められたアルバムがリリースされています。

ロビン・マッコーリーは今年70歳ということで、普通の企業であれば定年退職した後から一気にまた最前線に復帰した感じで、50代から定年まで、閑職に追いやられていたサラリーマンでも、実力があって機会にさえ恵まれれば定年後にまた活躍できるチャンスがあるということを示す、ビジネス誌などでインタビューを受けてもいいような事例だと思います(?)。

まあ、70歳にしては驚異的に歌声が保てていることは間違いないとして、こうして『Frontiers Music』が彼のアルバムを制作しようと思ったのは、結局MCAULEY SCHENKER GROUPでの「実績」があったからだと思われるので、ちゃんと現役時代に目立った実績と知名度を作っておくことは重要なのだと思いますが。

MCAULEY SCHENKER GROUPでの活動は、正直な所ロビン・マッコーリーというシンガーのキャリアと評判・評価にとっては諸刃の剣で、知名度を獲得できた一方で、「マイケル・シェンカーのギターの素晴らしさに見合わない」という感覚での過小評価(時には批判)につながってしまったような気がします。

IRON MAIDENで歌ったブレイズ・ベイリーや、JUDAS PRIESTで歌ったティム・オーウェンズなんかもそうだと思いますが…。

とはいえ、実際の所、ロビン・マッコーリーが歌ったMCAULEY SCHENKER GROUPのアルバムは、いずれもHR/HM史上に残る名盤、というような作品ではないにせよ、充分に良質なメロディアスHR/HMアルバムだったので、「あのアルバム結構好きだよ」という人は世界中に結構いて、恐らく『Frontiers Music』のオーナー、セラフィノ・ペルジーノ氏もその一人だったのではないかと思います。

そうでないとBLACK SWANという新しいバンドの立ち上げや、レーベルのエース・ソングライターを付けてのソロ・アルバムの制作をこれだけコンスタントにやれないと思うんですよね。

年齢に対して非常にコンディションが良いとはいえ、さすがにあと10年やれる、という年齢ではないと思いますが、引退前にこうして最後にひと花咲かせるチャンスを与えるあたり、『Frontiers Music』の彼に対する扱いはなかなか粋なのではないかと思います(いくら払っているのかは不明ですが、非人道的な額であればさすがにこれだけリリースが続かないでしょう)。







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コメント

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私の場合…

MSGはゲイリーバーデンが歌う1stと2nd、グラハムボネットが歌う3rdまでしか聴かないです。

…聴かず嫌いだったかもしれない(・_・;。

No title

正直な話ですが、シェンカーの威光あってのマッコリーだと思っていました。過小評価をしてしまっていたようです。MVを見ると張りのある甘い声にメロディックハードなバックが融合して素晴らしい出来です。勿体ないことをしていたなと思います。

しかしデルヴェッキオ過労死ラインに行きそうですね。90年代半ば、Being全盛期の織田哲郎は2週間で3時間しか寝てなかったそうですが、この仕事量だと近いものがありそうです。

いや70歳にしてこの歌声の変わらなさは凄いですね!寧ろ若い頃より余計な癖が取れて聴きやすいまでありますよこれ。

>ゆうていさん

長いこと『BURRN!』読んでると、「名盤と言われているこれだけ聴いとけばいいか」という、耳年増ならぬ「目年増」状態になって聴かず嫌いが増えますよね。

>結城真之介さん

MCAULEY SCHENKER GROUPにおけるロビン・マッコーリーのパフォーマンスがマイケル・シェンカーの魅力を引き出したのか?というニュアンスでロビンは批判されていますが、逆にマイケルはロビン・マッコーリーの魅力をちゃんと引き出したのか? という見方も本来はあっていいはずですよね。

アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ、果たしてこのペースが何年もつのか、個人的にちょっと注視しています。


>周蔵さん

15年間あまり表舞台に出ていなかった間、ある意味声がセーブできていたのか、驚くほどの保存状態の良さですよね(笑)。

たしかにMCAULEY SCHENKER GROUP時代よりアクも薄れて聴きやすさは増している気がします。

MSGについては思いっきり後追いで聞いていて初期の4枚以外はプレス等でも評価が低く聞かなくても良いかなあという印象でした。
特にロビン・マッコーリーの頃の評価はマイケルの良さを引き出せてないだのアメリカンになっただの散々な言われようでしたので興味はなかったのですがブックオフにてその時期のアルバム(確かSave Yourself)が100円で売られているのを見てまあこの値段ならハズしてもいいかな…という気持ちで購入したところ捨て曲なしの超名盤!とは言えないものの質の高いメロディックメタル作品でどうしてこんなに批判されているんだろう…?と不思議に思いましたね。
それだけに今スポットが当たっているのは見ていて何だか嬉しいですね。

ロビン・マッコーリー、この年齢でこのヴォーカルワークは凄まじいの一言ですね。
私もヴォーカルをやる者としてこれだけ歌える喉を保ちたいなと思いますね。

私も McAuley Schenker Group はどのアルバムも結構好きです。
MSGの中ではMichael Schenker Group の1st と同じぐらい聴いているかもしれません。
ロビンとバンド名を分け合ったりミッチ・ペリーにギターソロを弾かせたりマイケルは結構柔軟(無頓着?)ですよね。
あと、Perfect Timing のジャケ写でロビンの髪型を見た時の衝撃は忘れられません。
ヘアメタルという次元じゃないというか。
もう少しなんとかならなかったのかな(笑)

>C.T.さん

"SAVE YOURSELF"、イイですよね。

タイトル曲と、"Anytime"だけでも100円なら元が取れるどころかお釣りがくると思います。

70歳にしてこのパフォーマンス、ロビン・マッコーリーの評価は今ここに来て一番高まっているのではないでしょうか。

生来の資質もあるのかもしれませんが、見習いたいですね。

>OBさん

マイケル・シェンカーが柔軟なのか無頓着なのかで言うと、後者のような気がしますね。あまり物事を深く考えないタチというか(苦笑)。

"PERFECT TIMING"のロビンのヘアスタイルのインパクトは凄いですよね。当時の感覚だとボリュームはあればあっただけ良い、という感じだったのでしょうか…。