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CRY OF DAWN "ANTHROPOCENE"が5月19日(金)国内盤発売

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「MR.北欧ヴォイス」、ヨラン・エドマンをフィーチュアした『Frontiers Music』のAORプロジェクト、CRY OF DAWNの7年ぶりのセカンド・アルバム "ANTHROPOCENE"が5月19日(金)にマーキー・インコーポレイティドから日本盤リリースされます。

正直、前作がそんなに売れたと思えない中、7年もアルバムが出なかったので単発プロジェクトだった、あるいはセカンドを出すに値しないと判断されたのだとばかり思っていましたが、『Frontiers Music』のプロジェクト継続条件というのはいったいどんなものなのか、個人的にちょっと謎だと思っています(笑)。

セルフ・タイトルのデビュー作である前作は、マイケル・パレスやダニエル・フローレス、スティーヴ・ニューマンといった複数のクリエイターが関わって制作されていたが、本作はスウェーデン出身のマルチ・ミュージシャンであるトミー・デナンダー(RADIOACTIVE他)が、全ての楽器を担当して制作されています。

そういう意味では、ミュージシャン2人分のギャラで作れるなら黒字になる、というくらいのセールスが期待できるプロジェクトということなのかもしれません(笑)。

先行公開されているMVは、わざとらしいほどに80年代風のAORで、こういう人工的なシンセがフィーチュアされたサウンドを好む私のようなリスナーにはなかなかそそられるものがあります。

御年67歳になるヨラン・エドマンの歌声に衰えがない、といえば噓になりますが、もともとハイトーンやパワー自体が売りというよりも、その声の艶とソウルフルな歌い回しにこそ魅力があるシンガーだったので、加齢を経てより味わいを増したヴィンテージ・ワインのような趣すら感じますね。




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コメント

非公開コメント

ゲラン・エドマン。

私もこのプロジェクト名を見た時は「あれっ?この名前って」もう、てっきり、あの作品のみで終わってしまったものなんだと…(苦笑)

本当に彼も数々の色々なバンドやプロジェクトで歌われてきてますよね。以前でしたら彼が歌うアルバムと知ったなら、私の大好きなヴォーカリストのTOP3の内の1人ですから、まずは迷わず購入してきたつもりでしたが、さすがに単発ものが多くなりすぎて…把握しきれません(笑)

私が初めて彼を知ったのはJOHN NORUMの1stソロ・アルバム「TOTAL CONTROL」だったのですが(当時はゲラン・エドマンだったような…)、「LOVE IS MEANT TO LAST FOREVER」を聴いた時の衝撃は現在でも忘れません。楽曲はもちろんの事(…あの曲は本当にこうなるはずだったんだぁ!とギター弾きまくりで笑)私には理想的な魅力ある歌声で艶のあるマイルド、時にソウルフルで80年〜90年代では一番好きなヴォーカルでしたね…イングヴェイに加入した時は、とても嬉しかった思い出があります(笑)
そんな彼も、もう67歳になられるのですね(汗)
たしかに衰えは感じられますが、まだまだ元気に美声を聴かせ続けてほしいです!
次の6月にはスウェーデンの、これまたAORプロジェクト"CROSSFADE"のニュー・アルバムが4年ぶりにリリースされるそうですから、私としては彼から目が離せません(笑)

まさに艶

リアルに80年代ロックを体感した世代には「バックトゥ80」な曲ですね。
癒し効果抜群の歌声を神様に感謝したいです。

そうそうadoreさん、TENのGARY HUGHESは若いときはロングの金髪が王子様みたいで、女子に人気だったんですよ。
いまはツルピカくんですが。。。

MR.北欧ヴォイス降臨

BURRN!のアルバムレビューを読んだ時から、ヨラン・エドマンを愛する同志(笑)adoreさんがmetalgateで取り上げてくれるのを望んでいたので待ちに待っていましたよd( ̄  ̄)!



>Kazuriさん

古い作品のライナーノーツには「ゲラン・エドマン」と表記されていますね。

当時はあまりスウェーデン語の発音について知識のある人がいなかったのでしょう。

ヨラン・エドマン、私も大好きなヴォーカリストですが、さすがに全部の参加作品は追い切れていません(苦笑)。

ジェフ・スコット・ソートとヨラン・エドマンは全参加作品を追いかけるハードルがとても高いヴォーカリストの代表ですね(笑)。

>なな吉さん

ゲイリー・ヒューズがブロンド長髪だったことはもちろん知っていますが、顔が地味なのであまり王子様な印象はありませんでした…。

D.C.クーパーには華と色気が、トミー・ハートには可愛らしい愛嬌があったので女性人気があってもおかしくないと思ってましたが。

>ゆうていさん

このブログに取り上げられた所で『BURRN!』誌で得られる以上の情報が提供できているわけでは必ずしもないですが、ご期待に応えられたようで何よりです(笑)。

えー ヨランってもう70目前だったのですね…
確かに大分前からとある部分が寂しくなり始め
実年齢よりも老けて見えるなぁと思ってましたが…

彼の細いながらも独特のソウルフルさがある歌は大好きです
ジョン・ノーラムのソロアルバムやブレイズン・アボットで聴ける
無理をしてないナチュラルなハイトーンが
彼本来の歌声だと思います

さすがに年齢的に貼りのあるハイトーンや
かつての艶やかさ、キレの良さは無くなりましたが
ジェフ・S・ソート同様にコンディションは
プロとして恥ずかしくないレベルをキープしていると思います
(大物の皆さんはプロとして恥ずかしいレベルが多いです…)

例えの言葉のチョイスがお洒落。

先日コメントさせて頂いてから、現在も所持してますヨラン・エドマンの参加作品を数枚さらっと聴いてました。(全てが落ち着いた深夜に笑)
(JOHN NORUM1st〜YNGWIE〜GLORY〜BRAZEN ABBOT〜Khama〜CRY OF DAWN…)
 
上記でコメントされてます"ヨラン・江戸マンさん"の仰る通り「無理をしてないナチュラルなハイトーンが彼本来の歌声…」そして「艶やかさ」
あらためて魅力的な歌声だなぁと聴き惚れてましたね(笑)

やはり近年〜現在では年齢や声質的にもAOR/メロディック・ロック路線が無理なく歌えて合うのでしょうね。CRY OF DAWNが"80年代風AOR"でしたらCROSS FADEの方は"上質で落ち着いた、今にもSTINGあたりが歌い出しそうなサウンド"でしょうか。
それにしてもadoreさんが現在の彼の声に例えた「より味わいを増したヴィンテージ・ワインの趣き…」は、実に上品で"言葉のチョイス"がお洒落で素敵だなぁと思いました、勉強になります(笑)

>ヨラン・江戸マンさん

一定以上のハイトーンになると、ヨランの声の魅力が損なわれる感じはありますね。

長期のツアーで喉を酷使したり、バカ売れしたバンドでロックスター的な生活を送ったり、ということがなかったからこそ、この年齢でもパフォーマンスを保っていて、こうして様々なアルバムで歌う機会があるのでしょうね。

>Kazuriさん

せっかく褒めていただいたのに恐縮ですが、ベテラン歌手の歌声をヴィンテージ・ワインに例えるのは割とよくある表現で、私もそれに倣っただけだったりします(笑)。

とはいえ、ヨラン・エドマンの歌声にはその表現がピッタリだと思ったからこそ使ったわけですが。

ヨラン・エドマンの過去作をだいぶおさらいされたようですが、彼のキャリアのメロハー的な意味での代表的な仕事であるSTREET TALKが抜けているのが見過ごせませんね(書き切れなかっただけかもしれませんが/笑)。

さすがです、adoreさん(笑)

あはは、やはりツッコまれちゃいましたね(笑)
はい、実はadoreさんが仰るSTREET TALK、それからSNAKE CHARMERやTALISMANのベスト(最初のデモ2曲)のCDが、たまたまタイミング悪く自宅じゃなくて、実家の方にあるラック内に置いてあり、コメント前に聴けず"おさらい"に入りませんでした…バカ正直でしょうかね(苦笑)
その後は持って来ました。

そう言えば、先日スロバキア共和国のバンド"SIGNUM REGIS(シグナム レジズ)"が今年リリースされた「ChapterⅣ:THE RECKONING (VERSION 2023) 」と言うアルバムを聴いたのですが、これが、なかなか素晴らしい作品で「疾走/メロディック・パワーメタル、ネオクラ様式美ファンは必聴!」なんて書かれてたので、他の作品もチェックしてみようとしたら、なんとデビューアルバムと2ndのリード・ヴォーカルがヨラン・エドマン!…恥ずかしながら、私、知りませんでした(汗)
adoreさんや常連コメンテーターの方々でしたら「あーはいはい、知ってますよ♪」って感じなのでしょうね、きっと。…まだまだ勉強不足(苦笑)

>Kazuriさん

STREET TALKもちゃんとチェック済みと聞いて安心しました。

ヨラン参加作の中にはあまり彼の魅力を活かせていないものや、そもそも楽曲の魅力が充分でないものも散見されますから(苦笑)、STREET TALKのようなクオリティが伴っているものを聴いていただきたいと思っていました。

私はヨラン・エドマンのWikipediaをチェックしているのでSIGNUM REGISに参加していることは把握していましたが、聴いてはいませんでした。