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EXTREME "SIX"が6月7日(水)国内盤発売

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アルバム発売に先駆けて決定した9月の来日公演が決定しているEXTREMEの、前作"SAUDADES DE ROCK"(2008)から約15年ぶりとなる通算6作目のアルバム、その名もそのまま"SIX"が6月7日(水)にビクターエンタテインメントから日本盤リリースされます。

前作発表から相当なインターバルが空いているにもかかわらず、9月の来日公演は2,000人規模の会場で東京・横浜公演が即日完売し、追加公演が決まったということで、彼らの日本における根強い人気を感じさせられます。

実際、本作も最近では珍しくなった日本先行発売ですし、彼らにとっても日本は特別な国ということなのでしょう。前作から本作の発表までの間にも何度か日本ツアーは行なっていますし。

先行公開されているMVを視聴すると、従来にもましてソリッドでオーガニックなロック・サウンドが展開されており、かつてQUEENと比較されたカラフルな煌びやかさは控えめな印象。

これはこれでカッコいいものの、本来であればこのブログで取り上げるタイプの音楽ではなく、もしこれが新人バンドだったとしたらきっとスルーしていたことでしょう。

それでも取り上げずにいられないのは、私が90年代前半にHR/HMにのめり込んだ世代だから、ということなのだと思います。

私の世代にとって「周りのHR/HMファンがみんな聴いてる人気バンド」と言えばMR.BIGとEXTREME、当時一番アツいギター・ヒーローといえばポール・ギルバートとヌーノ・ベッテンコートだったので(単純なセールスやコンサート集客規模では圧倒的にMR.BIGが上でしたが…)。

今の若い世代にはリアーナのバック・バンドのギタリストのバンド、と言った方がありがたみがあったりするんですかね? 先日2月23日に行われたスーパーボウル LVII ハーフタイムショーのリアーナのパフォーマンスのバックでもヌーノがプレイしていましたし(ヌーノは殆どテレビには映らなかったようですが…)。









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コメント

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そこにWINGER/レブ・ビーチも…(笑)

私の周りでもEXTREME、MR.BIG、WINGERは
HR/HM80年代末〜90年代の幕開けで、これからのシーンを担う期待の楽曲と確かな実力で聴いてる人も多かった"3大バンド"だったと思います。(ただ当時の私は、ぜんぜんマイク・ヴァーニー発掘系の凄腕ネオクラ・ギタリスト、ジャーマン・メタルやRIOTなどのアルバムに夢中で、ほとんど興味が湧いてませんでしたが…(苦笑))

そしてギター・ヒーローに関してもHR/HM90年代は上記3バンドのギタリスト達がTOP3だったのではないかと思います。(すでにポール・ギルバートだけは大人気でしたけど)

話をEXTREMEに…adoreさんの記事を読んで、今でも彼等が来日公演で2,000人規模の会場を即日完売させてしまう程の人気だとは驚きました!
ただ彼等に関しては2ndアルバム「ポルノグラフィティ(1990)」だけは、なかなか楽しくもカッコ良い作品だと感じましたけど、やはり当時〜現在でも基本的に私好みの楽曲では…な、(苦笑)

>Kazuriさん

私の周りには全くWINGERを聴いている人がいませんでした…。

恐らくメタルを通じた友人ができるようになったのが93年以降だからでしょうね。

Extremeの特別さとは

ハードロック+ファンク(+サイケ)という70年代にエアロ、ツェッペリン、ストーンズ辺りが早々に出してしまったカタルシス音楽としてのロックの最適解を80年代的なキンキラキンなヘヴィ・メタルのフィルターでやっていたのはExtremeだけだったのでは?と思いますね。ガンズはもうちょっと渋いですし

90年代以降だとその路線は大流行りしますが、レッチリみたいな生々しいオーガニックな音か、Korn、リンプ、リンキンみたいな暗黒ラウド・ロックになるかなので、狭間の時代にしか存在し得なかった特異点の音な感じがします

>222さん

EXTREME、才能も個性もあって、もしもっと遅くデビューしていたらオルタナティブ文脈で成功できたかもしれないポテンシャルもあるバンドですね。

そうなるにはメタル色が強すぎた、あるいは器用過ぎたのでしょうが、だからこそ日本ではこれだけ人気が出たというのもまた事実なのでしょう。

EXTREMEが帰ってきた

MV試聴させていただきました。

これが期待以上の出来で素晴らしい。
なんて言えば良いのか、大活躍していた90年代のあの頃のままというか、あのノリとグルーヴ、奇妙なゲイリーのパフォーマンス^^;、セクシーなヌーノ唇と奇抜なギターソロと、まさにエクストリーム体験!(◎_◎;)。

> 本来であればこのブログで取り上げるタイプの音楽ではなく

私の大好きな (The Winery Dogs) や(California Breed)の作品をレビューしないところを見ると(もししてて私が見逃していたら謝ります)、私とadoreさんのストライクゾーンの違いを感じとれて興味深いです^^;。

>ゆうていさん

まあ、音楽の趣味が完全に一致する人なんてまずいませんからね。HR/HMという相当ニッチなカテゴリーのファンの間でさえ。

一応このサイト/ブログでは扱う音楽には自分なりの基準というか幅を設けているので、扱っていないからといって好きじゃない、というわけではないことはご理解いただけると幸いです。

(まあ、THE WINERY DOGSについてはさほど興味が持てないというのは事実ですが)