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KK’S PRIEST "THE SINNER RIDES AGAIN"が9月29日(金)国内盤発売

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元JUDAS PRIESTのK.K.ダウニング(G)がロブ・ハルフォードが脱退していた時期に代役を務めていたティム・オーウェンズ(Vo)らと結成したKK’S PRIESTのセカンド・アルバム、"THE SINNER RIDES AGAIN"が9月29日(金)にワードレコーズから日本盤リリースされます。

K.K.ダウニングは昨年11月に行なわれた『ロックの殿堂』入りセレモニーで、JUDAS PRIESTとの共演を果たし、遂に和解の日が来るのか、と思いきや、先日今後の共演の可能性を否定、こうして無事(?)KK’S PRIESTの新作がリリースされました。

K.K.とティム以外のメンバーはもう一人のギタリストはA.J.ミルズ(HOSTILE)、ベーシストはトニー・ニュートン(VOODOO SIX)、ドラマーにショーン・エルグ(DEATHRIDERS、CAGE)という前作と同様の顔ぶれ。ただしリリース元は欧州の大手メタル・レーベル『Napalm Records』に変わっています。

先行公開されているMVを視聴すると、前作同様、JUDAS PRIESTタイプのクラシックなヘヴィ・メタルで、ティムのパワフルなヴォーカルを活かした押しの強い作風を予感させます。

もちろん質は低くないと思うのですが、「本家よりこっちがいいね」、と言いそうなファンはいなそうなのが、GAMMA RAYとかBEAST IN BLACKのような、いくつかある他の「脱退したギタリストによる分裂バンド」との違いか(いや、OLIVER DAWSON SAXONとかX-WILDなんかは同じかもしれません…)。

個人的な嗜好からするとちょっとメロディにキャッチーさが足りずフック不足に感じてしまうのですが、ここまで直球なヘヴィ・メタルは近年稀ではあるので、これはこれで溜飲を下げるメタル・ヘッズはいるかもしれません。

しかし、前作にも本作にもアルバム・タイトルに"SINNER"というワードが入っていますが、それはやはりJUDAS PRIEST視点ではK.K.とティムは"SINEER(罪人)"だという自嘲なんですかね?









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コメント

非公開コメント

リッパーのVoは、さすがにプリースト加入時と比べると大人しめですが
それでも同年齢時〜現在のロブよりは遥かに歌えてるし
2枚のアルバムとツアーに参加した経歴からKKとのツーショットは違和感ないですが
プリースト加入時から気になっていた「歌声がモノトーン」なところが
KKsプリーストのアルバムでも同じく感じるんですよね
ロブの歌声は(かつては)超絶なハイトーンばかり評価されてましたが
声質や表現力がカラフルなんですよね
こればかりは生まれ持った資質なのでリッパー自身にはどうしようもないですが
主さんの言うとおり、もう少し楽曲自体がキャッチーでカラフルであれば
その弱点をカバーできたと思います

たしかにコメントのとおりですが...

前作は、期待以上の完成度で、
結構リピートしていました。

本作も、教科書通りのまっとうなHMのようで、
驚き(ドラムセットの小ささにはびっくりですが)や
感動はそう大きくないと思うのですが、
いまやこのご時世にこれほどまでに純粋なHMを
聴かない手(耳?)はないよな。と思ったりしています。

SINNER..まぁ、人間はみな罪人。ということで。
→私は特に信教はありません(苦笑)

リッパーも嫌いじゃないのですが中低音域にも魅力があるロブと比べるとちょっと一本調子な感じが。
次作はイングヴェイ方式(?)でヴォーカルが変わったりして。

ティムリッパーの資質についてはプリースト在籍時から散々議論されてきましたが、皆さん言われてる様にパワーや音域は凄いけど一本調子で、声自体に説得力がないというのが彼が『メタルゴット』になり損ねた一番の理由だと思いますね……。

こちらにコメントしてる皆さんと同じく、リッパーのボーカルの一本調子感と、MVになってる曲がキャッチーさや軽快さが足らない気がして個人的には今一つです…

別に本家の全盛期レベルは望んでいませんが、せめてFire Power位のキャッチーさが欲しい。

それにしても、リッパーってボーカリストとしての評価が皆低い訳では無いのにイマイチ高い評価を得るアルバムに参加出来ませんよね(苦笑)

Iced earthに在籍していた時が1番クオリティが高かったと思いますね。

>慄刃亜さん

ティム・オーウェンズはパワフルなんですが、大味で表現力に乏しいんですよね。

おっしゃる通りロブはカラフルというか、基本的に「ちゃんと歌が上手い」という印象です。

KKとしては、キャッチーでカラフルな曲はティムには歌いこなせない、と思ったからこういう作風にしたのではないでしょうか…(苦笑)。

>papadpn1966さん

教科書通りというか、KK本人としては「自分は教科書を作った側だ」という感覚でしょうね(笑)。

おっしゃる通り、昨今珍しいピュアな正統派メタルではあるので、この手の音楽が好きな方であれば聴いて損はないアルバムだと思います。

>OBさん

KKとしては、さすがに元JUDAS PRIESTのメンバーが自分の他にもう1人いないと「PRIEST」を名乗るのに躊躇いが出てくるのではないでしょうか(笑)。

>周蔵さん

彼がメタル・ゴッドを継承できなかった理由、それはもちろん彼自身のスキルやパフォーマンスにも理由はあると思いますが、何よりも彼が歌った(歌わされた)"JAGULATOR"と"DEMOLITION"の曲がつまらなかったせいだと思います(苦笑)。

>ごえたさん

たしかにティム・オーウェンズは作品、あるいはソングライティング・パートナーに恵まれていない印象がありますね。

これまで参加したアルバムの中で最も曲が良かったのはおっしゃる通りICED EARTHのものですが、もしかするとICED EARTHのファンからしてみるとマット・バーロウが歌った方がよかった、と思われているのかもしれません(苦笑)。