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『Frontiers Music』の新しい流れ?

『Frontiers Music』というと、メロディアス・ハードやAORの総本山的なイメージで、キャリアのあるミュージシャンに口当たりのいいメロディを持った曲をクリーンなプロダクションで作らせているレーベル、というイメージかと思います(何しろレーベル名がJOURNEYのアルバムですから)。

私はそういう『Fronitiers Music』が生産してくるような音楽が割と好きなので、このブログでもかなりの数の『Fronitiers Music』からリリースされた作品を紹介していますし(直前のエントリーで紹介したのもそういう作品でした)、定期的に『Fronitiers Music』のYouTubeチャンネルもチェックしているのですが、ここ1、2ヶ月ほど、「おや?『Frontiers Music』っぽくないぞ?」というバンドのMVが頻繁にアップされていました。

『Frontiers Music』っぽくないということで、即ちこのブログでもあまり頻繁には取り上げることがないタイプのバンドたちでもあったりするのですが、いずれも嫌いではない、というかむしろちょっと好きなタイプのバンド/楽曲で、こういう変則的なエントリーの形で紹介したくなりました。

COBRAKILL "Same Ol' Nasty Rock N' Roll"

2020年に結成されたというドイツのバンド。サウンドもMVも80年代前半のヘヴィ・メタルそのまんまで、思わず笑ってしまいました。これはリアルタイム組の方が観たら好きにならざるを得ないのではないでしょうか(笑)。このサビなら今晩ライブに行くことになっても合唱できそうです(笑)。

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SMOKING SNAKES "Sole Survivors"

2022年のデモでマニアの注目を集めたというスウェーデンのバンドのデビュー・アルバムからの曲。W.A.S.P.、RATT、DOKKENあたりに影響を受けているとのことですが、女の子が主人公で、その裏で演奏しているバンド、というMVからして当時たくさんあったスタイルで、これまたリアルタイム組の方はニンマリでしょう。

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LIPZ "Bye Bye Beautiful"

2011年に結成され、2018年にデビュー・アルバムをリリースしたスウェーデンのグラム・メタル・バンドが『Frontiers Music』と契約してリリースするセカンド・アルバムからの先行MV曲。NIGHTWISHのカバーではありません。

メイクや衣装はKISSか聖飢魔Ⅱかという感じですが、この曲を聴く限り北欧のバンドらしいメロディ重視な姿勢が感じられ、そういう意味では『Frontiers Music』らしいバンドかもしれません(?)。3月に日本盤が出るようです。

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『Frontiers Music』も必ずしもメロディアス・ハード/AOR系の作品ばかりリリースしているわけでもなく、パワー・メタルやプログレ系から渋めのブルーズ・ロックのようなものまでリリースしてきた実績はあるし、CRAZY LIXXのような80年代スリーズ・メタル系のバンドも所属しているので、必ずしも新しくはないのですが、ここまでこの手のバンドが短期間にリリースされてくるのは初めてのような気がします。

まあ、たまたまタイミングが重なっただけなのかもしれませんが、いずれにせよ、こういうイマドキの若者に全然受けなそうなバンドとばかり契約して、サウンド・プロダクションやMVなどちゃんとしたクオリティで送り出してくれる『Frontiers Music』は、その工業生産的な姿勢に賛否はありますが、ポリシーのある貴重なレーベルなのではないかと思います。
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コメント

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今回の記事内容で…ソレ。

ここ数ヶ月の『っぽくない感』、それちょっと私も思っていたんですよ、まるで私の心のリアルタイムを汲み取って下さったような記事ですね…なんて(笑)

ただ、ぜんぜん『Frontiers Music』に関しては、古き良き80年代〜現代に繋ぐようなメインのAOR/メロディック・ロック系だけじゃなく(他にもありますけど)、今後はさらにLAメタル、グラム/ヘア・メタル系などのバンドにも力を入れ広げていく流れになるのかな?って思い、adoreさんが仰っしゃるとおり"貴重なポリシー"をレーベルに感じてますけども、時々チェックしてる一部の他社レーベルのチャンネルなどでは『っぽくない感』ではなく…出るバンド、出るバンド、私個人の琴線には全く触れない、ツボらない、時には『メタル+◯』で新たなタイプを生み出そう、送りだそうとしてるのでしょうけど、もはやHR/HMとは思えない「じゃない感」満載のバンドばかりで…何とも言えない気持ちです(苦笑)

長々すみません…話を戻して(汗)
adoreさん紹介一発目の"COBRAKILL"は私も笑ってしまいました…が、なかなかどうして曲は悔しいかな、カッコ良いんですよね(笑)
ギリギリ80年代リアルタイムの身としては、やはり他のバンドの曲もツボってしまいます(笑)しかし、どのバンドも見た目/衣装が"初期モトリー"ですよね、こればっかりは(笑)

連投すみません(苦笑)

adoreさんの記事を読ませて頂き、コメントした後にフッと思い出したのですが…"WINGS OF STEEL"というバンド、リリースするなら出来れば、こういった感じの方に力を入れてくれると嬉しいなぁ。↓スカーレットとは別に。
https://youtu.be/iwbUG29dDd4?si=7NCakZntR1bl23IC

No title

どのバンドもSDRって言いたくなるのがいいですね。変形楽器やドラムのタムやシンバルがやたら高い位置にセッティングされているのも往年を思い出しますw
テンションコードやハーモニクス使ったリフもなんだか若干トレンドを外してて非常に交換を持てます。

LIPZはちょっとマイケルモンローっぽいのもいいですね。NEGATIVEなんかもそうですが、現地では定期的に揺り戻しが起きるんでしょうか。

>Kazuriさん

『Frontiers Music』を日本盤がリリースされないアーティストまで含めてチェックしている人だけが感じる違和感ですね(笑)。

『Frontiers Music』としてもメロハー/AORだとどうしてもパイが限られて頭打ちなので、レーベル・ポリシー(オーナーの趣味?)に反しない範囲で多角化しようとしているのでしょうか。

見た目がモトリーになってしまう、というのは、モトリーがメタル・ファッションの一つの「型」を作ったので、特にモトリーを真似するつもりがなくても似てしまう、ということかもしれません(笑)。

WINGS OF STEEL、いいですね。でもこういう硬派(?)なバンドは、バンド側で『Frontiers Music』のレーベル・カラーを忌避しそうな気がします(?)。

>結城真之介さん

変形ギターやドラムセット含めて、80年代前半オマージュな人たちなのだと思います。

そういうバンドのポリシーに対して、トレンドに寄せろというようなディレクションをしない所はこのレーベルの美点でしょうね。

トレンドと関係なく良質なメロハー・バンドが定期的に出現するように、北欧ではこういうグラム・メタルも定期的に現れるのかもしれません。