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ケリー・キング(元SLAYER)の新バンド、KERRY KINGのデビュー・アルバムが5月リリース予定

2019年に解散したSLAYERのギタリスト、ケリー・キングのソロ・プロジェクト、KERRY KINGが今年5月にデビュー・アルバム"HELL FROM I RISE"(プロデューサーは過去にKORNやLAMB OF GOD、AVENGED SEVENFOLDなどを手掛けたジョシュ・ウィルバー)をリリースすることが発表されました。

過去のインタビューで、ケリーはSLAYERの解散に乗り気ではなかったそうで、恐らく解散を望んでいたのはケリー・キングが「最終公演以降、メールのひとつすらない」と言っているトム・アラヤ(Vo, B)だったのでしょう。

バンド、KERRY KINGのメンバーは以下の通り。

ケリー・キング(G)元SLAYER
マーク・オセグエダ(Vo)DEATH ANGEL
フィル・デンメル(G)元VIO-LENCE, MACHINE HEAD
カイル・サンダース(B)元HELLYEAH
ポール・ボスタフ(Dr)元FORBIDDEN, EXODUS, TESTAMENT, SLAYER

ポール・ボスタフは長年SLAYERのドラマーを務めた人物だし、フィル・デンメルもSLAYERのラスト・ツアーからゲイリー・ホルトが一時離脱した際に代役を務めたギタリストなので、そういう意味ではトム・アラヤの穴をマーク・オセグエダとカイル・サンダースで埋めた、という感じでしょうか。

この発表に合わせて公開された新曲"Idle Hands"は、米ローリング・ストーン誌のインタビューによるとSLAYERのラスト・アルバム"REPENTLESS"の制作セッション時に生まれてアルバムに収録されなかった2曲のうちの1曲(もう1曲は"Rage")だそうで、たしかに後期SLAYERっぽい曲です。

ケリー・キングは過去のインタビューでSLAYERの続きなのか、それとも別の方向に向かっているのか?」と訊かれた際に、以下のように答えており、そういう意味では"REPENTLESS"のアウトテイクを使用するのも自然なことなのでしょう。

「もし何か違うことに挑戦するとしたら、その時だと思う。でも、違うことをしたいとは思わない。もしSLAYERに参加していなかったら、俺はSLAYERのファンだったと思う。だから、SLAYERの延長線上にあると思うし、多くの人が次のアルバムになったかもしれないと思うだろうね。おそらく80%はそうなっていただろうし、もしかしたら、このアルバムとまったく同じ内容になっていたかもしれない。俺の目には、これは間違いなく"REPENTLESS"の延長線上にある作品だと映っている」

この発言にある「もしSLAYERに参加していなかったら、俺はSLAYERのファンだったと思う」はなかなかの名言なんじゃないですかね。

ケリー・キングの名言といえば、かつて(だいぶ前ですが)インタビューでハンバーガーからわざわざタマネギを抜くほどの野菜嫌いであることを表明した際に、インタビュアーに野菜も食べた方が健康にいいのではと指摘され「ポテトは食うぜ。ポテトは野菜だろ?」と答えていたことが今でも印象に残っていますが、今回のソロ・デビューに当たって出ているいくつかのインタビュー記事の中で以下の2つは個人的にツボで、思わず笑ってしまいました。

◆オリジナル・ドラマーだったデイヴ・ロンバードとの関係について

前述のトム・アラヤとは一切連絡を取っていない、という話の流れの中でデイヴ・ロンバード(Dr)との関係について訊かれて答えた「(デイヴは)俺の中では死んでいる」という答え。ギャラを巡って相当モメ散らかして決裂したようですが、もうケリーの脳内では抹●してしまったんですね(笑)。


◆バンド名を自分の名前であるKERRY KINGにした経緯

「長いことKING'S REIGNにするつもりでいたんだ。実にクールな名前だからね。一方で、他の連中には『俺はうぬぼれた奴じゃないし、自分の名前を入れたくはない』って言っていた。それで、BLOOD REIGNにするのはどうかと話し合ってたんだけど、上手くいかなかった。それ以外は、何かクールな名前を思いつくと、必ず東欧のよく判らないバンドにすでに取られていた。それでKERRY KINGになったんだ。ロゴが凄く気に入ったんでね」

バンド名を思いつく度に弁理士に商標調査を依頼して、その度に「東欧のバンドに取られていました」という報告を受けるケリーの表情(特に3回目以降)を想像すると、個人的には相当おもしろかったです。

偏見ですが、ポーランドとかハンガリーあたりのブラック・メタルやデス・メタル・バンドにSLAYERの曲名みたいなバンド、多そうな気がします(笑)。

イングヴェイなんかもそうですが、こういう面白いことを言う人がいなくなったのがHR/HMの人気がなくなっていった原因のひとつなんじゃないですかね(?)。



▼ニュースソース
ケリー・キング ソロ・デビュー・アルバムは「スレイヤーの延長線上にある...間違いなく『Repentless』に続く作品だ」(amass)

元スレイヤーのケリー・キング ソロ・デビュー・アルバム『From Hell I Rise』を5月発売 1曲試聴可(amass)

元スレイヤーのケリー・キング、トム・アラヤとは最終公演以来「メールすらない」/デイヴ・ロンバードについては「俺の中では死んでいる」と語る(amass)
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コメント

非公開コメント

嫌でも『ジェフ・ハンネマンがあんな事にならなかったら...』と脳裏によぎってしまいますが、それも含めケリーがどんな状況からでも活動する道を選んでるとも言えるので末永く応援し続けたいですね!

おちゃめなケリーさん(笑)

もはや彼の新バンドに関する情報を忘れてしまうくらい、インタビューでの回答・発言集はかなり面白かったです(笑)ケリーは、なんだか憎めない、おちゃめな面白い人ですね、それでいて何気に"名言"に値するような意味深い言葉を発するから、カッコ良い(笑)

一方、下記は昨年私がたまたま読んだインタビュー記事の回答・発言から引用…↓

「俺の制作の仕方は他の誰とも違う。俺は真夜中に目が覚め、完璧に完成した曲を聴くことができる。それにはプロダクションも含まれる。だから、俺にはプロデューサー、他の(ソング)ライターは必要ない。もはやシンガーもいらない」

「俺は画家だ。画家のようなアーティストだ。レオナルド・ダ・ヴィンチが、“ちょっとここにきて、絵の半分を仕上げてくれないか?”なんて誰かに頼まないだろ。俺もそうだ。俺が全ての絵を描く…」
どなたかわかりますよね、相変わらずの面白いあの御方で(笑)

あのスタイルの音楽を…

80歳まで続けるのは難しかったとは思いますが、自分はまだ出来る!と考えていたにも拘わらず、スレイヤーを終わらせざるを得なかったケリーは相当無念だったでしょうね……。

ただケリーはギターだからまだいいとして、ベースボーカルのトム・アラヤの肉体的負担はそれ以上に大きかっただろうことを踏まえると、トムがギブアップした気持ちも解ります。

本作はMVを聴く限り、モロにスレイヤーの延長線上にある音楽ですし、ケリーもここは気持ちを切り替えて、今後も音楽活動を続けて欲しいですね。

>Lokiさん

ケリー・キングももう還暦間近なのに、こういう音楽をやりたくてたまらないというのは、伊達に肉ばっかり食ってないなという感じですね(笑)。

あと10年はやるつもりのようなので、応援したいですね。

>Kazuriさん

ケリー・キング、恐ろしげなルックスに対して結構お茶目な所がありますよね。

とはいえ同じクラスにいたら絶対友達にならなかったと思いますが(笑)。

イングヴェイは、それで実際今も良い音楽を作り続けていて、人気も右肩上がりであればそういう大言壮語も微笑ましいですが、そうではないのでちょっとイタいというのが私の感覚です…。

>周蔵さん

そうなんですよね。ケリー・キングはまだ自分たちのヒーローたちが現役なのに引退なんてしてられない、と言いますが、JUDAS PRIESTやIRON MAIDENとSLAYERでは肉体的な負荷がだいぶ違います。

特にヴォーカルとドラムは相当キツいと思うので、トム・アラヤを責めるのは酷ですね。

ケリー・キングはあのサウンドに反してピッキングは軽いということなので、サステナブルに演奏を続けられるのでしょうね(笑)。

新曲がSlayerそのまんまで感動しました
本人もSlayerっぽい音楽をやりたがっていてファンもSlayerっぽい曲が聴きたいので、見事に需要と供給と利害が一致してますよね

>MSさん

この曲は元々SLAYERの曲として作られたそうなので、SLAYERそのまんまになるのは必然なのでしょうね。

いずれにせよ、ケリー・キングという男に期待されるものを提示してくれているようで、ある意味誠実な作風だと思います。

Reign in blood

よほどこのアルバムが気に入ってるようですね。なんなら頭文字とって、”KK’s Reign”とかでも良かったかも。似たような成り立ちの英国のあっちのバンドとツアー回ったり。

ところで新ボーカルは、Death Angelの方のようですが、「元」がついてないから現在もバンドやってる、ということなんですかね。いやー、当時、彼らの”Bored”のイントロのリフがカッコいいなー、と思っていて、歌の部分とか単調でそれこそboredだけど、よく聴いてました。珍しいサラッサラの長髪も独特の雰囲気で、なんか気になるバンドでした。
いろいろ探ったら昨年末くらいのファンカム出てきて、ボーカルの方のアピアランスが何気にトムアラヤしてて、あ、それで?なんて思ったり。中南米系なんすかね。

>バモスラピドスたらさん

あっちの追い出されたKKと一緒にされたらケリー・キングさんは怒るんじゃないですかね(笑)。俺が本家だと。

DEATH ANGELは確かメンバー全員フィリピン系だったと思います。

中南米もフィリピンも元スペイン植民地なので、まあそういうことなのかと。

KERRY KINGは聴くぜ。ケリーはSLAYERだろ!

MV聴いて、アルバムへの期待がグッと高まりました。
正直、後期SLAYERはちょっとマンネリ感を感じていましたので・・・
もちろん激速曲を期待しますが、ガツンとくるミドルテンポも聞いてみたいな。と。
で、バンド名は、KKうんちゃらってのが今風(?)でしょうかね(苦笑)

>papadon1966さん

SLAYERは音楽性の幅が広いバンドではないので、よほど強い思い入れがない限りは作を重ねるごとにマンネリを感じるのはやむを得ない所かと思います。

KERRY KINGのアルバムも"REPENTLESS"の延長線上にある作品、ということなので基本的にはマンネリなのだろうと思いますが、メンバー(特にVo)が変わることで新味が出てくる気がしますね。

なんだかんだメンバーみんな還暦近いので、激速曲ばかりになるとは考えづらく、ヘヴィなミドル曲をしっかり交えてくるのではないかと予想しています(笑)。

メールはないけど・・・

電話はしてたのですかね?
フェスで再結成!のニュースみて、早朝に目が覚めちゃいました。
何が起きるかわかりませんから、まさかの今年もLOUDPARK開催なら、日本でも拝むことができるのでしょうか・・・

>papadon1966さん

メールはしないが電話はしていた、みたいな一休さんの頓智みたいな話ではなく、マネージャーに連絡したということのようですね。

LOUD PARKでまた"Raining Blood"が聴けるなら最高ですが、ファンにとってはフェスであれ単独であれ、この機会に観たいでしょうね。

さすがにさらに5年後となると、体力的にだいぶ厳しいでしょうから…。